『健康を害してでも、痩せたい!』
と 本気で思ってました。

健康を害したいわけではなく、ただ太ることが...それほどコワかった!

 

 

摂食障害のはじまり 『頭の中、取り出したい』1.2は、こちらのブログでご覧ください。↓
1.抵抗もなかったはじまり

2.摂食障害がバレたくなかった

【なぜ、それほどまでに痩せていたかったのか??】

それは、

 

痩せていることで、“自分の存在を認めてもらえる”と思っていたんです。
(そのことに気が付いたのは、整体に出会ってからです。)


中学 ・ 高校生活の中で、友だちやクラスメイトからの心ない言葉。
 

相手に悪気がなくても、多感な時期には強く心に刺さります。

親子関係・友人関係や恋愛で、うまくいかなくて悲しく傷ついた経験。

そこから徐々に 、
・『傷つかないように』
・『人間関係がうまくいくように』
・『人に受け入れてもらえるように』
・『認めてもらえるように』

自分を変化させていきました。

何よりも、人にガッカリされるのが嫌だったのです。


モデルになった私にとって、“痩せていること”は、ガッカリされない・人に認めてもらう手段になったのです。

当時の私は、“痩せている=キレイ”と思い込んでいたので、自分の存在を否定されないために、痩せていなければならない!!


だから、痩せていれば安心できた。

太ると、太った分、自分の存在が認めてもらえなくなる...と焦る。



ガッカリさせたくないから、“痩せている理由”が過食嘔吐だと知られてはいけなかった!絶対に!!


誰の期待に応えたかったのでしょう?

母だったり、友人。

徐々に、私が会うすべての人。

ですが、期待に応えることで人に認めてもらい、自分を認めたかったんだと思います。


でも、実際の私は...。

痩せていようが、過食嘔吐がバレていなかろうが、実際に周りに見せるための自分と本来の自分とが違う。

この違いの溝は、自分には誤魔化しようがありません。

 

この“ダメダメ”と思っている自分をありのまま出す!“心のよりどころ”としても過食があったんだと思います。

いわば、自己表現 ・ 心の叫びの場。


私にとって
歪んだ“美”への執着は、人に認めてもらうため

“本当の自分”と“演じてる自分”の違いを誤魔化し、心のバランスをとるため
の手段が、過食嘔吐だったのです。


 

 

~摂食障害に苦しんでいた12年間~
 
どうにかしたくて...けど、どうにもならないまま仕事や恋愛もしました。

 

 

≪ざっとした流れ≫
・23歳 モデルを辞めます。

・カフェや雑貨屋でアルバイト


・25歳 モデル時代から付き合っていた彼と婚約 

・約1年ほど同棲後、婚約解消

・27歳 浜松に帰ってきました。



仕事や人に会っている間は、目の前のことに集中することで、過食への衝動をコントロールしていました。
(ダメなときは、早く1人になれるように、家に帰れるように必死になってました。)

過食スイッチが入らないように、カロリーの少ない物を食べるなどしてコントロール。

(コントロールというより、一時的な抑えこみ)

 

カフェのアルバイトしたときは、筋肉もやせ細ってた私は、力がなく「看板が出せません!!」ということもありました。


しかし、摂食障害者の特徴にも多い“完璧主義” “まじめ”でもあるので、テキパキ働いていました。

摂食障害の私を受け入れてくれていた彼と婚約。

同棲をはじめたアパートで住民トラブルがあり、東京に住むことがコワくなって不満が募り...婚約を解消。
(婚約解消までには、色々ありましたが省略します。)


よき理解者でいてくれた姉の結婚

「姉の結婚を、心からお祝いしたい!」
「結婚式前後、過食の衝動に囚われたくない!!」
という強い思いで、
過食嘔吐の症状はおさまっていた時期あり。

(私が婚約解消する3か月前から、約1年間。)


浜松に帰ってきて、フレンチレストランに勤めるも人間関係がうまくいかず悩みます。

過食嘔吐が出だしたのもあり、半年で辞めます。

その後、百貨店の販売員 ジーンズショップで、メーカ―の店長として働きはじめます。



仕事に何とか慣れたものの、身体は疲れやすい。

セールの忙しい日、夕方に貧血で立てなくなり、他のスタッフに迷惑をかけたこともありました。

 

それでも、瘦せていると安心。
 

 

仕事中は衝動を抑えることができるのですが、仕事の帰り道から食べ始めることもありました。

 

この頃、たった1週間でも、 過食せずに済んだときは嬉しかった~。

しかし、頭の片隅で食べたらどうしようと不安になる。

 

そして、不安から逃れたくて、過食してしまう。

 


『もぉ~ヤダ!頭の中、取り出して!!』

自分ではどうにもならず、ただただ解放されて楽になりたかった。
 

過食嘔吐の症状の大きい変化もなく、母に勧められた精神科に2年ほど通いました。
(先生から、「摂食障害は、食の行動異常であって、問題は症状ではない。」と聞きますが、この時の私には症状が大問題!!)

 

 

販売員になり3年が過ぎた頃、仕事に対し情熱をもてなくなっていて 「このままでいいのか?」と、感じはじめます。

 

レストランで働いていたときの先輩に、「いい整体あるから、一緒に行かない?」と誘ってもらったのが、この頃です。
 

整体をうけたこともなければ、必要性も感じてなかったですから、「誘ってもらったから、行った。」 程度でした。

 


 

それが、施術後(骨格が整って) 足がものすっごく軽くなったことにビックリ!!

 

胃も、スーと軽くなっていました。

 

足の重さ ・ 胃がズ~ンと重い感じは「そういうもの!」 だったので、軽くなった感覚は不思議だけど心地よかった~~~。

 


整体に出会って、
いままでと違う身体の感覚に出会ったんです!

 

 

この感覚にワクワクし、師匠の施術に一目惚れでした。

 

師匠のところへ弟子入りのお願いに行ったのは、はじめて施術を受けた1ヶ月後のことです。

(師匠のマッサージを学び、健康サロンで働かせていただくことになり、販売員を辞めます。)

 

整体を学びはじめ、体の細さ・筋肉のなさに 『この子、卒業まで頑張れるかな?』と、師匠は心配だったそうです。


主食を、パンからお米に変えました。


お昼は、栄養を考えてくれた母のお弁当に。(感謝)


学びながら、健康サロンに勤め体を動かして、必要な筋肉がつくには年月がかかりました。

 


今では、細いながらも、かなりいい筋肉ついてますよ!


 

整体を学んでいくなかで、 『瘦せている=キレイ』 という思い込んだ執着が、ガラリと変わるのです!




過食嘔吐という症状にばかりに目がいき、症状ばかり抑え込もうとするので、さらに囚われていくのですが...。

渦中にいる自分では、なっかなか気が付けません!

だからこそ『瘦せている=キレイ』 という思い込みが、思いもよらない方向からガラリと変わったことは、私にとって 大きい気づきと変化になったのです!!


 

 


次回は、気づきから克服まで。



 
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070-5332-1525
 (施術中などで電話に出れない場合がありますが、折り返しご連絡させていただきますので、留守番電話にメッセージをお願いします。)

静岡県浜松市中区曳馬4-11-12
ベルラ曳馬103

不定休   AM10:00~