『健康を害してでも、痩せたい!』
と 本気で思ってました。
健康を害したいわけではなく、ただ太ることが...それほどコワかった!
【なぜ、それほどまでに痩せていたかったのか??】
それは、
痩せていることで、“自分の存在を認めてもらえる”と思っていたんです。
(そのことに気が付いたのは、整体に出会ってからです。)
中学 ・ 高校生活の中で、友だちやクラスメイトからの心ない言葉。
相手に悪気がなくても、多感な時期には強く心に刺さります。
親子関係・友人関係や恋愛で、うまくいかなくて悲しく傷ついた経験。
そこから徐々に 、
・『傷つかないように』
・『人間関係がうまくいくように』
・『人に受け入れてもらえるように』
・『認めてもらえるように』
自分を変化させていきました。
何よりも、人にガッカリされるのが嫌だったのです。
モデルになった私にとって、“痩せていること”は、ガッカリされない・人に認めてもらう手段になったのです。
当時の私は、“痩せている=キレイ”と思い込んでいたので、自分の存在を否定されないために、痩せていなければならない!!
だから、痩せていれば安心できた。
太ると、太った分、自分の存在が認めてもらえなくなる...と焦る。
+
ガッカリさせたくないから、“痩せている理由”が過食嘔吐だと知られてはいけなかった!絶対に!!
誰の期待に応えたかったのでしょう?
母だったり、友人。
徐々に、私が会うすべての人。
ですが、期待に応えることで人に認めてもらい、自分を認めたかったんだと思います。
でも、実際の私は...。
痩せていようが、過食嘔吐がバレていなかろうが、実際に周りに見せるための自分と本来の自分とが違う。
この違いの溝は、自分には誤魔化しようがありません。
この“ダメダメ”と思っている自分をありのまま出す!“心のよりどころ”としても過食があったんだと思います。
いわば、自己表現 ・ 心の叫びの場。
私にとって
歪んだ“美”への執着は、人に認めてもらうため
“本当の自分”と“演じてる自分”の違いを誤魔化し、心のバランスをとるため
の手段が、過食嘔吐だったのです。
~摂食障害に苦しんでいた12年間~
≪ざっとした流れ≫
・23歳 モデルを辞めます。
↓
・カフェや雑貨屋でアルバイト
↓
・25歳 モデル時代から付き合っていた彼と婚約
↓
・約1年ほど同棲後、婚約解消
↓
・27歳 浜松に帰ってきました。
仕事や人に会っている間は、目の前のことに集中することで、過食への衝動をコントロールしていました。
(ダメなときは、早く1人になれるように、家に帰れるように必死になってました。)
過食スイッチが入らないように、カロリーの少ない物を食べるなどしてコントロール。
(コントロールというより、一時的な抑えこみ)
カフェのアルバイトしたときは、筋肉もやせ細ってた私は、力がなく「看板が出せません!!」ということもありました。
しかし、摂食障害者の特徴にも多い“完璧主義” “まじめ”でもあるので、テキパキ働いていました。
↓
摂食障害の私を受け入れてくれていた彼と婚約。
同棲をはじめたアパートで住民トラブルがあり、東京に住むことがコワくなって不満が募り...婚約を解消。
(婚約解消までには、色々ありましたが省略します。)
↓
よき理解者でいてくれた姉の結婚
「姉の結婚を、心からお祝いしたい!」
「結婚式前後、過食の衝動に囚われたくない!!」
という強い思いで、過食嘔吐の症状はおさまっていた時期あり。
(私が婚約解消する3か月前から、約1年間。)
↓
浜松に帰ってきて、フレンチレストランに勤めるも人間関係がうまくいかず悩みます。
過食嘔吐が出だしたのもあり、半年で辞めます。
↓
その後、百貨店の販売員 ジーンズショップで、メーカ―の店長として働きはじめます。
仕事に何とか慣れたものの、身体は疲れやすい。
セールの忙しい日、夕方に貧血で立てなくなり、他のスタッフに迷惑をかけたこともありました。
それでも、瘦せていると安心。
仕事中は衝動を抑えることができるのですが、仕事の帰り道から食べ始めることもありました。
この頃、たった1週間でも、 過食せずに済んだときは嬉しかった~。
しかし、頭の片隅で食べたらどうしようと不安になる。
そして、不安から逃れたくて、過食してしまう。
『もぉ~ヤダ!頭の中、取り出して!!』
自分ではどうにもならず、ただただ解放されて楽になりたかった。
過食嘔吐の症状の大きい変化もなく、母に勧められた精神科に2年ほど通いました。
(先生から、「摂食障害は、食の行動異常であって、問題は症状ではない。」と聞きますが、この時の私には症状が大問題!!)
販売員になり3年が過ぎた頃、仕事に対し情熱をもてなくなっていて 「このままでいいのか?」と、感じはじめます。
レストランで働いていたときの先輩に、「いい整体あるから、一緒に行かない?」と誘ってもらったのが、この頃です。
整体をうけたこともなければ、必要性も感じてなかったですから、「誘ってもらったから、行った。」 程度でした。
それが、施術後(骨格が整って) 足がものすっごく軽くなったことにビックリ!!
胃も、スーと軽くなっていました。
足の重さ ・ 胃がズ~ンと重い感じは「そういうもの!」 だったので、軽くなった感覚は不思議だけど心地よかった~~~。
整体に出会って、
この感覚にワクワクし、師匠の施術に一目惚れでした。
(師匠のマッサージを学び、健康サロンで働かせていただくことになり、販売員を辞めます。)
整体を学びはじめ、体の細さ・筋肉のなさに 『この子、卒業まで頑張れるかな?』と、師匠は心配だったそうです。
主食を、パンからお米に変えました。
お昼は、栄養を考えてくれた母のお弁当に。(感謝)
学びながら、健康サロンに勤め体を動かして、必要な筋肉がつくには年月がかかりました。
今では、細いながらも、かなりいい筋肉ついてますよ!
整体を学んでいくなかで、 『瘦せている=キレイ』 という思い込んだ執着が、ガラリと変わるのです!
過食嘔吐という症状にばかりに目がいき、症状ばかり抑え込もうとするので、さらに囚われていくのですが...。
渦中にいる自分では、なっかなか気が付けません!
だからこそ『瘦せている=キレイ』 という思い込みが、思いもよらない方向からガラリと変わったことは、私にとって 大きい気づきと変化になったのです!!
次回は、気づきから克服まで。
070-5332-1525
(施術中などで電話に出れない場合がありますが、折り返しご連絡させていただきますので、留守番電話にメッセージをお願いします。)
静岡県浜松市中区曳馬4-11-12
ベルラ曳馬103
不定休 AM10:00~