「言語転移」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
言語転移とは、
母語以外の言語
ー 例えば英語を学習する際、
母語である日本語の影響を受ける現象のことを言います。
日本人は、
/l/と/r/が聞き分けられなかったり、
三単現のsや、
複数形のsを落としがちだったりしますが、
それは、
日本語からの「負の言語転移」
のせいなのです。
日本語に「存在しない」ので
意識がそこに向かわないんです。
「頭ではわかってるのに、
いつまでもできない〜!」と思うことって、
この「負の言語転移」が原因であることが多いんです。
ヨーロッパの人たちが何ヶ国語も話せるのは
「正の言語転移」が起きているせい。
文字はアルファベットだし
冠詞もある
単数と複数を気にする言語だし
主語と動詞の間に係り結びのような関係も存在する
と似たところが多いんです。
ところが日本語と英語の間には似たところがほとんどない。
理論的には簡単でも、
存在しない概念を
意識せず、
自動的に使えるようになるまでには
長い時間がかかるんだ、
ということを知っていれば、
無駄に自分を責めることがなくなりますよね。
間違えながら上達していきましょう!
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