2021年7月と10月に数学検定準1級を受けたのですが、今回は、実際にやってみて効率の良かった勉強法をシェアしていこうと思います。

 

 

 

 

 

数学検定の準1級は、1次と2次で毛色が違うので、それぞれに合った学習方法を取るのがよいです。

 

実際、私は2次よりも1次合格に苦労した(2次は1回目で合格したけど、1次は1回落ちて、2回目で合格した)ので、1次に重きを置いてお伝えできたらと思います。

(2次はそこまで特別なことをしていないので、あまりシェアできる情報がないw)

 

何の試験でもいいですが、試験を受けるときに、必ずやるべきこと。

 

それは、

 

 

 

自分の能力(レベル)を知る

ことです!

 

これめっちゃ大事で。

ここを制する者が試験を制すると言っても過言ではないと思う。

 

自分のレベルが、その試験を受けるにあたり、どのあたりにいるのかを知ることで、試験勉強にどの程度時間を割くべきなのかがわかります。

 

じゃあ、どうやってそれを測るのか?

 

それは、過去問を時間を測って解いてみること!

 

 

数学検定の準1級の場合は、過去問が無料でダウンロードできるので、一度解いてみること。

 

何もしないで、8割くらい解けるなら、勉強しなくていいw

そのまま受けてしまいなされww

 

3~5割程度解けたなら、まあ結構頑張んないといけない。

働いている人なら、週末を使って、2~3時間はやったほうがいい。(社会人は平日まとまった時間を作るのは難しいので。)

 

2割未満なら、かなり厳しいけど、公式を忘れているだけで、言葉はわかるとか、解き方はなんとなく昔やったの覚えてる(解けなくても)程度だったら、頑張れば行ける。

 

ただ、公式覚えるのに相当苦労すると思うww

 

そもそも、書いてある内容が意味不明。

微積分って何?

 

っていう人は、級を下げたほうがいい。

2級とか、準2級とかから始めたほうがいいね。

 

 

 

2次:数理技能検定対策

自分のレベルがわかったら、次は試験対策。

 

試験を受けるときは、とりあえず、そこの試験の団体が正式に出してる参考書や問題集を1冊目に買うべし。

 

下記の、「テキストと過去問で学ぶ 数学検定準1級」はKindle版があるので、私はそれを購入した。

 

 

 

2次試験の勉強は、正直この問題集しかやってないw

 

基本的には忘れていることがほとんどで、でも高校の時に数学を比較的しっかりとやっていた方だったので、公式を思い出せさえすれば、それほど、ワカラナイ!ということはなかった。

 

かつ、この問題集は、問題に対する解答の解説がしっかりしていて、わかりやすいので、とてもよかった。

 

過去問も5回分ついているので、例題でやり方を思い出して、過去問で実践する。

 

間違えた問題は、解説を読んで理解。

 

わかりにくいところは、YouTubeとかネットとかで、色々調べて理解を深めた。

 

数学系は、ネットに結構細かい情報が落ちていて、本当にありがたい。

 

大学受験とかで、結構需要が多いんだろうなって感じ。

 

 

 

あとは、1回目の試験狩猟後に、2次絶対落ちたわ~と思って、2次対策しようと思って買ったのかこちら。

 

試験終わった次の日に買ったww

 

 

チャート式は青色とか、色でレベルが分かれているんだけど、黄チャートは、まあまあ中くらい(難しくもないし簡単でもない)だって書いてあったから、数学検定にはこのくらいでいいかな、と思って購入。

 

結局受かってて、合格がわかるまでの期間(3週間くらい?)しか使わなかったけど、数Ⅲの内容を網羅的に学びたいなら、結構いい教材だと思う。

 

レベル別に問題がまとめられていて、自分のレベルに応じて、効率よく学べる。

 

難易度の高いものは、数学検定には出ないから、基本レベルの問題を確実にこなす、という判断ができるのも、限られた時間の中で勉強しなければならない社会人にとっては、うれしい。

 

この黄チャートは、本当は2次用に買ったんだけど、結果として、1次の試験対策にすごく役に立った。(理由は1次のところで書く)

 

 

 

2次対策を最も効率的にやりたいなら、

  1. Webの過去問を解く
  2. テキストと過去問で学ぶ 数学検定準1級の過去問を解く
  3. 解けなかったもんだの解説を読んで理解する
  4. 間違えた問題だけ再度解きなおす
  5. 間違える問題がなくなるまで繰り返す

の5ステップだ。

 

 

 

やればやるほど、解かなければならない問題数が減るので、思った以上に時間はかからない。

 

2次は120分。

 

Webの過去問と合わせても、6回分。

 

週末に2時間使って問題を解き、間違えた問題を理解する、というサイクルを繰り返していけば、土日だけ勉強したとしても、2カ月くらいあればOK。

 

朝夕の通勤時間で間違えた問題の理解を深めるなどすれば、なおよし。

 

 

 

1次:計算技能検定対策

1次は精度が求められる。

(解答を書く欄しかなく、部分点がもらえない)

 

なので、受験から遠く遠く遠ざかっている社会人は、計算機を捨て、とにかく手を動かして計算することww

 

楽を覚えてしまうと人間、いかに怠惰になるかということを、思い知らされる試験であるw

 

1次試験のコツはただ一つ!

 

必要最低限の公式だけを覚える!!

 

例えば、加法定理を覚えておけば、半角の公式、2倍角の公式、3倍角の公式なんかは覚える必要がない。

 

積を和に直す公式だって、覚えなくていい。

 

全て、加法定理から導き出せるから。

 

10代のころの記憶力は、異常。

 

今、あんなに覚えられない。

 

そんなキャパないww

 

覚えたと思ったら、ところてん式に、古い情報は抜け落ちるのよ。(40代はw)

 

微積分も基本の公式だけ覚えればいい。

 

特に三角関数の微積分は、1つ覚えておけば芋づる式に導き出せるものが多いから、その辺を見極めて、必要最小限の公式だけ覚えて、後は導けるようにやり方だけ体で覚えればいい。

 

楕円や双曲線も、公式は覚えなくていい。

 

グラフの形と、性質を覚える。

 

そうすれば、公式を忘れても、思い出せる。

 

あとは、解いた過去問を、分類すること。

 

そうすれば、どの問題が出やすく、自分がどの分野の問題を間違えやすいのかがわかり、理解不足のところだけを、集中的に勉強することができる。

 

社会人の勉強方法として、個人的にあまりよくないと思っているのは、「とりあえず最初からまんべんなくやる」こと。

 

限られた時間の中で、できる問題を解いても仕方がない。

 

できない問題を解く時間を多くとることがポイント。

 

解けると気持ちがいいのだが、解ける問題を解いても意味がないのだ。

 

時計ない問題ばかり集中的に説いていると、正直気が滅入るのだが(自分バカなんじゃないかとすら思うメンタルになるときがあるw)、それが試験勉強。

 

できるなら、受ける必要ないんだから。

 

できないから、できるようになって、合格する意義がある。

 

 

 

1次を効率的にやるなら、

  1. Webの過去問を解く
  2. テキストと過去問で学ぶ 数学検定準1級の過去問を解く
  3. 過去問を分類する
  4. 解けなかった問題を特定して、苦手範囲を見つける
  5. 苦手範囲の公式覚え直し
  6. 間違えた問題だけ再度解きなおす
  7. 間違える問題がなくなるまで繰り返す

 

ていう感じ。

 

分野が若干広いので、自分の苦手分野がどこなのか、分析するのがおススメ。

 

 

 

数学検定準1級のレベル感

個人的な準1級のレベル感は、高校が理系クラスだった人は、ある程度勉強すればイケる。

 

という感じ。

 

ほとんど、大学受験のためにやった勉強で網羅できる。

 

自分は、高校の時に行列をやった記憶があまりなくて(たぶん大学の一般教養の数学でやったくらいだったような・・・?)、でも一応行列は試験の範囲内なので、高校でやってなくても、出る問題もある。

 

基本的に、理系ならある程度下地があるので、「思い出す」「覚えなおす」作業だけでOK。

 

とは言え、この「覚えなおす」作業が、いかに大変かということを思い知ることになるのだがw

 

最終的には、ω^3-1 を見るだけで、展開公式がシュンって頭の中に出てくるようになるww

(キモ!)

 

40過ぎの大人が、社会人になってからほとんど数学勉強しなくて、機械に頼って楽を覚えてしまった状態で、25年ぶりに数学に真剣に取り組むと、結構ヤバいよ!

 

 

 

 

若ければ若いほうが、このブランクが少ないので、より楽に合格できるでしょう!

 

 

 

 

試験対策じゃなく、本当に高校やり直し数学したい人は、チャート式の参考書が断然おススメ。

 

AIとか微積分ぜった必要になるから!

 

とりあえず、網羅的に数学を学びなおしたい人には、数学検定はまあまあおススメです。

 

 

 

 

 

 

 

あまおう買ったらめっちゃ甘かった。ビックリ。糖質補給。

 

 

 

 

 

関連記事