西村京太郎 九州新幹線マイナス1(祥伝社・電子書籍) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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何年か前に強制退会トラブルの時に、予備で登録したID。本家ブログの更新を再開しています⇒http://ameblo.jp/eigasuki/ ここでは読んだ本の忘備録を書くつもりです。書籍購入はブックオフ中心なので、新作は少ないかも?

九州新幹線マイナス1【電子書籍】[ 西村京太郎 ]
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ちょうど本日の午後、推理作家の西村京太郎の訃報が伝わった…3月3日に亡くなっていたそうだ。小学校でハマったファミコンのミステリーアドベンチャーゲームを機に推理小説を読むようになり、中学生の頃は(何十年も前)西村京太郎、山村美紗、内田康夫をとにかく読み漁った。とうとう、みんな故人になってしまったなぁ。高校生になった頃からは綾辻をはじめとする新本格派や、大沢在昌センセイの和製ハードボイルドにハマり、最近じゃ…トラベルミステリーとはまたちょっと違う、いわゆる警察小説主流で読んでいるので、めっきり読まなくなったが、たま~に何かのきっかけで読んだりすることもあった。このブログの記録に残っているところでは2014年8月に「十津川警部 狂気」という作品、2017年1月に「十津川警部 鳴子こけし殺人事件」という作品を読んでいる。どちらも電子書籍サイトのキャンペーンと、余っているポイントを利用し、タダ同然で入手したという共通点が。そんな感じなのがもう1冊くらいあるんじゃないかなと…タブレットにある電子書籍アプリを片っ端から調べたら、ブックウォーカーで入手した(やっぱりタダで貰ったポイントで購入してた)「九州新幹線マイナス1」という未読作品がっ見つかったので、作者の追悼を兼ねて読んでみた。休暇を利用し、一人娘を連れて亡き妻の実家へ出かけていた捜査一課刑事の家で火災が起き、そこから身元不明の女の死体が見つかる。とりあえずアリバイがあったため、刑事本人は容疑者から外れるのだが…その後、今度は新幹線の車内から、一緒にいたはずの娘が消えてしまうという事件が起きる。お馴染み十津川警部と部下の刑事が…この同僚刑事の無実を信じて奔走するが、次々ととんでもない事態に発展していく。久しぶりに読んだので、容疑者になってしまう“吉田刑事”って誰やねん?って思った(笑)カメさん、西本、日下、北条などは自分が読んでた頃からいたけど、吉田なんていたっけ?最近のレギュラーなのか、それともなければ本作限りの“同僚”なのか、京太郎フェチじゃないので、その辺はちょっとつかみにくく、おかげで…本当にこの刑事が犯人なんじゃないかな?って、最初はそう思いながら読んでいた(笑)そういう点ではいいお客さん(読者)だろう。それにしても、西村京太郎のミステリってこんなにツッコミ満載だったっけ?と、戸惑う場面もしばし。いくらなんでも、身内びいきしすぎだろと、十津川警部らの捜査方針に疑問を感じずにはいられなかった。他にもJRの対応だったり、犯人の行動なんかにも???な行動が多かった。娘がいなくなっちゃうあたりまではそれなりに面白かったのだが…。