勝手に映画紹介!?eigsukiの読書忘備録用ブログ

勝手に映画紹介!?eigsukiの読書忘備録用ブログ

何年か前に強制退会トラブルの時に、予備で登録したID。本家ブログの更新を再開しています⇒http://ameblo.jp/eigasuki/ ここでは読んだ本の忘備録を書くつもりです。書籍購入はブックオフ中心なので、新作は少ないかも?

 


T-SITEのマイ棚を使って2012年から読書の忘備録を付けていたのですが…なんかサービスが終了するという話を聞いたので、前に確保したこちらの予備ID(ブログ)に転載しておきました。今後はボチボチ追加していこうと思っています。本家の映画ブログ“勝手に映画紹介!?”(http://ameblo.jp/eigasuki/) ともどもヨロシクお願いします♪

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講談社BOOK倶楽部メルマガ 11月28日号 新刊見本プレゼント…長岡弘樹「救済 SAVE」当選

本日、外出先から帰宅すると…講談社さんから荷物が届いてた!どうやら2018年11月28日号“BOOK倶楽部メールマガジン”で募集していた、“新刊見本プレゼント”に当選したようです。このプレゼントに当選したのは約2年ぶり…2017年2月にも1度当選して、当時の文庫新刊、大倉崇裕の「蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係」をもらったんだよね。今回は、文庫よりも高い、ハードカバーだよ!2018年11月に発刊した長岡弘樹「救済 SAVE」…税込定価1566円。なんか、今年も幸先の良いスタート…さすがに例のZOZOの社長が実施した100万円の現ナマプレゼントには当たらなかったが(笑)、某アプリゲームの事前登録キャンペーンで5000円分のiTunesギフト(GooglePlayギフトと選べたけど、今回はiTunesにした)も当選してたり。っていうか…今日の外出というのが、映画ブログの方でも書いた映画「クリード 炎の宿敵」の鑑賞なんだけど、実はこれも、昨年末にネット懸賞で当てたムビチケでタダで見てきたりするんだよね。いや~、やっぱり懸賞応募はやめられないなぁ。ただ、残念ながら…この講談社のメルマガの“新刊見本プレゼント”は2018年11月の配信を最後に、終了してしまった。ってことは、最後のプレゼントで当たったんだな、コレが…うーん、感無量です(ちょっと大げさ?)。当選人数も、たぶん…1名(いくつかの本があって、その中から欲しいものを1冊だけ選ぶんだけど、それぞれ1名の当選)。とりあえず、講談社さん、あざ~す、大事に読まさせてもらいます。まだ持ってない本で良かったぁ。今は、他の本を読んでる最中なので、近日中に読み始めて、感想をアップしますのでお待ちください。


★今回いただいたのはこちらの書籍です★

救済 SAVE [ 長岡 弘樹 ]
価格:1,566円(税込、送料無料) (2019/1/11時点)



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波動 新東京水上警察 (講談社文庫) [ 吉川 英梨 ]
価格:777円(税込、送料無料) (2019/1/10時点)


“嫌い、つまらない”と貶しながらも、なんとなく買ってしまう吉川英梨…ブックオフの100円コーナーに、講談社文庫で続いている「新東京水上警察」シリーズが3冊、角川文庫で続いている「警視庁53教場」シリーズが2冊並んでたので、思わずまとめて購入してしまう。ということで講談社文庫の方から…シリーズ1作目の「波動 新東京水上警察」をチョイスして読んでみた。ちなみに、この1作目だけ乃木坂46とコラボしたスペシャルカバーバージョン(渡辺みり愛)だった…決してカバー目当てでの購入ではないと断言しておく、乃木坂とか興味ないし(今の秋元絡みのアイドルはみんな嫌い)。閉鎖されていた東京水上警察署が、オリンピックの開催に伴い期間限定で復活することになり…そこに集う刑事や海技職員が様々な事件に直面する。漂流していた不審な発泡スチロールから人間の指が発見され、続いて第六台場という無人島で白骨死体も見つかる。この2つの事件に関連はあるのか?捜査を進めるうちに、さらに高齢者施設での連続不審死事件にもブチ当たる。新設されたばかりの水上警察署は目前に水上観覧式を控えており、とにかくてんやわんやになる。複数の事件が発生、それぞれがニアミスしながら、どこへ向かってるのかわからない感じなど、ミステリーとしてはまずまず読ませる。それこそ映像にでもなったら迫力があるだろうな(まぁ、今の日本のテレビや映画じゃ無理そうだが)って印象のアクションなんかも盛り込んである。プロローグで描かれた、ホテルニュージャパン火災翌日に発生する航空機の墜落という“実話”を想起させる事故が、主人公刑事の生い立ちに影響しているも、それがちょっとしたミスディレクションになっていたり、してやられたというか、肩透かしというか(笑)、まぁ、いろいろと読者を飽きさせない仕掛けは仕込んである。この著者の“ハラマキ”シリーズよりは、警察小説として”本格的”で、ぜんぜん読めるなって思ったんだけど、やっぱり中途半端にラブコメ風な要素も入れてくるのがマイナス。この著者は、どうしてああいう要素を入れたがるんだろうなぁ…急に安っぽい話になってしまう。このシリーズだけでもあと2冊ストックがあるので、続けて読むか、それとも次は別の作家を読むか、検討中…。


吉川英梨 波動 新東京水上警察(講談社・文庫)

吉川英梨 波動 新東京水上警察(講談社・文庫)

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もってけ屋敷と僕の読書日記 (新潮文庫) [ 三川 みり ]
価格:637円(税込、送料無料) (2019/1/4時点)


たぶん初めて読む作家さんだろう…著者プロフィールを読むと、どうやら普段は女性向けの作品を書いてる作家さんのようだ(デビューが角川ビーンとなっていた)。尾道を舞台に、本好きで偏屈なオッサンと知り合ってしまった、中二の少年が…本を通じて様々な人と巡り合い、トラブルを解決していくと言った感じの連作短編。主人公は自宅近くのお屋敷前で、本を売ってるベニヤでできた手製自動販売機(中にオッサンが入ってる)を発見…100円という安さにつられて、思わずコインを投入してしまうと、取り出し口からジャンルも様々、ビニール紐で束ねられた10冊の本が!それがあまりにも不気味で、突き返そうとしたら、自販機の中に入ってたオッサンが怒って出てくる…って、なんかあらためて説明すると、まるでホラーみたいだけど、そんなことはありません。ブックガイドと物語がうまくハマり、それでいて「ビブリア古書堂の事件手帖」ほどミステリーには寄せていない、中学生の青春ものってところかな?全部で4エピソード…自分とオッサンの出会いをヘミングウェイの「老人と海」になぞらえる、関係性を納得していく…第1話「恐怖の自動販売機」。エロ本と間違えそうな過激なタイトルの小説「ひざまずいて足をお舐め」が、小学校時代の友人を救うことになる第2話「エロ本トラップ」。よしもとばななの「ハゴロモ」から、母親と、憧れの年上女性が抱えている悩みを理解し、そして彼女たちも“女”であったことを意識する第3話「恩返しの迷い猫」…この話は、正月三が日が舞台になってるので、今読むとかなりタイムリーかも?最後の第4話「謎のX」は、それまでの話で出てきた伏線、主人公自身が抱える家族の悩みについてがクローズアップされ、いつものように本が解決の手助けになる。偏屈なオッサンはとうとう自分の自販機に「文庫X」商法を採用(笑)手製の真っ黒に塗ったカバーをつけて、本を押し付ける。主人公が何の本でアドバイスを得たかは伏せておくが、その本の著者は椎名誠でした。それまで、メインで扱われる本(文庫X含む)は新潮社ばかりで、なんだ結局、宣伝も兼ねてるのかと白けそうな部分もあったけど、最後の椎名誠の本の出版社は集英社でした。本、読書というものに対しそこまでディープなものではなかったが、尾道だけに、ベタだけど大林宣彦のネタとかも入ってたり…適度に楽しめた。続編があれば読んでみたいが、現在はこれ1冊しか出てないみたい。文庫で2017年12月に発行されたものを、ブックオフの古本108円で入手。


三川みり もってけ屋敷と僕の読書日記(新潮社・文庫)

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アナログ [ ビート たけし ]
価格:1,296円(税込、送料無料) (2019/1/2時点)


珍しく非ミステリー、しかも恋愛小説…ビートたけし「アナログ」読了。2017年9月発行のハードカバー単行本をブックオフの古本200円で入手、現段階では未文庫化。発刊当時、“殿”も自分の番組以外にゲスト出演して本の宣伝をバンバンしてたよね…冗談とも本音ともつかない感じで、“又吉に触発された”みたいなことも言ってたのを覚えている。自身初の恋愛小説とか…ちょうど“離婚調停”の話題が報道されたこの時期に、“殿”の恋愛小説を読むというのも、なかなか乙じゃないか?こういうタイムリーさが、古本ならではの楽しみ方でもある(笑)話の内容は、デザイン会社で働く独身男が、レストランで偶然に会った女に一目惚れ…ただし真正面から口説く勇気がなく、お互いに深く相手を詮索せず、住所や電話番号も交換せず、ただ毎週同じ曜日に同じ場所(最初に出会ったレストラン)で待ち合わせて、一緒に会いましょうと約束。毎週のように“彼女は来てるか?”とドキドキしながらデートを重ねていく。時に、仕事が立て込んだりすると、約束を守れず、連絡手段もないので…このまま彼女と会えなくなったらどうしようとビクビクすると。昔は、バラエティ番組などで、直ぐ“おねーちゃんにヤラせて”とか言い出してた“殿”も…本当はこういうロマンチストな部分を持ち合わせてるんだろうなと。なんか、新海誠のアニメ映画にでも出てきそうな、中高生のこっ恥ずかしい初恋話を読まされてるような恋愛ものであった。ただ、要所要所には“北野映画”同様に…世間に対する冷ややかな視線、皮肉、くだらないギャグ(どこかで見聞きしたネタも多い)なんかも散りばめられており…主人公が友人の夫婦生活を見て色々と疑問を投げかけるところなどは、“殿”自身の恋愛観、結婚観がストレートに出ているようにも感じた。そして、どの場面も(特に、いつもバカなことを言う親友たちとの絡み)“北野映画”のワンシーンを見ているようでもあり、頭の中に“映像”を思い浮かべることができる。これ、芸人ビートたけしだったら…ミステリアスなヒロインの正体が、風俗嬢やAV女優でした、それともなければ、てっきり病気で死ぬのかと思ったら通り魔に殺されたなんていう某難病純愛もののような、意外性がなオチがあってもいいのになと思ったんだけど、意外と脱線せず。どこかでそういうものを期待していた自分としては、ちょっとだけ刺激が足りなかった。


ビートたけし アナログ(新潮社・単行)

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赤い刻印 [ 長岡弘樹 ]
価格:1,296円(税込、送料無料) (2019/1/1時点)


2018年、最終的な目標として掲げた読了小説160冊まであと1冊足りなかったので…年内にもう1冊読みたいと、ページ数が少なめの作品をわざわざ選んで、読もうと思ったんだけど、結局…ページをめくり始める前に年を越してしまった。ということで、昨年は159冊でした…昨年は、暑さにやられて夏ごろに読書量が激減してしまい、2017年と比べてもけっこう減っちゃったんですよね。今年は…とりあえず2017年と同じくらいの冊数に戻せるよう頑張ることにする。そんなわけで、2018年最後に読もうと思ったけど読めなかった長岡弘樹「赤い刻印」が2019年の1冊目となった。2016年5月発行、現段階では未文庫化のハードカバー単行本をブックオフの古本200円で入手。中身を事前に調べないで読み始めたが、長岡弘樹なので、案の定…短編集でした。まずは表題作の「赤い刻印」…著者の代表作である「傍聞き」に登場としたシングルマザーの女刑事とその娘が再登場。女刑事は実は養子で、産みの母親がいたという事実を娘に打ち明け、女刑事と実母の関係はかなり疎遠になっているんだけど…なぜか娘に“祖母に会って来たら?”と勧める。実は女刑事にはある目的があって、娘が祖母に会いに行くように差し向けていた。そして、将来、新聞記者になりたいと思っている中学生の娘が、実際の未解決事件を題材に、推理の真似事なんかをしていて、とんでもない真実に行き当たってしまう。とりあえず、親子の関係というのも、一言では言い表せない、複雑な感情が絡み合ってるというお話でしたね。続く「秘薬」は…医学部の女性実習生が、病院での実習中に病気で倒れ、その後遺症で記憶障害に陥る。日常生活に戻るも、病気で倒れて以降、昔のことは覚えているのに、1日前のことが思い出せなくなってしまう。指導教官である教授のアドバイスで、日記をつけるようになるが…日記と実際の行動に奇妙な差異が!いったい、だれが何のために?真相は予想通りで、簡単に看破できるも…推理小説的には、主人公の行動から、その目的も考えなきゃいけないような話。主人公は記憶の障害が残っても、いろいろと勘のいい人だなって印象。3つめの「サンクスレター」は…小学生が突発的な自殺を図り、父親が自殺の真相を突き止めようと、息子のクラスメイトと担任の女性教師を人質に取り、学校に立て籠もる。女性教師は、なぜか身体の弱い1人の生徒をわざと差し出し、他の生徒を解放させようとするが、その真意は?話的には収録されている作品の中で一番緊張感はあったし、どんでん返しを狙った仕掛けもちゃんとあるんだけど、女教師の行動に色々とひっかかりがのこる。最後の「手に手を」は…認知症の母親と、障害を持った弟の面倒を1人で見ている50代後半(まもなく還暦)の独身女性が苦悩する日常の様子が淡々と描かれるんだけど、そこにひょっこりと複数の“犯罪”が隠れていた。主人公女性とは幼馴染であり、母親の診察をしている医師が…ズバっと見抜く。介護疲れで、身内に手をかけてしまうなんていうニュースも最近は日常茶飯事でして、その動機面に、ミステリーらしい要素をうまく当てはめたような作品といったところか?作中、“喉に餅を詰まらせる”エピソードが出てきたのが、なんだかタイムリー…よりによって元旦に読んでる作品でね(笑)喉に詰まった餅を掃除機を使って取り除くって…むかし伊丹十三の映画(確か「タンポポ」だよね?)で同じネタを見た記憶があるんだけど、あれって本当に可能なんでしょうかね?面白く読める話もあったけど…それぞれ独立した話なので、最終的に個々のネタがリンクするような著者の別の連作短編なんかと比べると、ちょっと物足りないかも?


長岡弘樹 赤い刻印(双葉社・単行)

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ラストライン (文春文庫) [ 堂場 瞬一 ]
価格:810円(税込、送料無料) (2018/12/31時点)


ラストスパートで…1日1冊を目標に、せめて160冊到達を目指していたが、現在159冊目、気がつけば12月31日、大晦日。年末は何かと忙しく、予定通りに進まなかった。まだあと半日残ってるので、薄目の本でも1冊読んで、目標の160冊にチャレンジしてみようかと…。とりあえず読み終わった作品の記録を…堂場瞬一の11月の新刊「ラストライン」をブックオフの古本で入手。税込定価810円、ブックオフでの入手価格は410円…特に割引ではなかったんだけど、同じ本の帯付きが450円で、自分が入手した帯無の方が40円だけ安かった。いつもは帯があっても、なくても値段は変わらないことが多いんだけど、たぶん店員の値付けミスではないだろうか?今まで「アナザーフェイス」シリーズが出ていた文春文庫から、新シリーズになりそうな予感の警察・刑事もの。大友鉄や失踪課の高城、検事の城戸とも顔なじみ、かつては“追跡捜査係”にも属していたことある、定年まであと10年“50歳目前”のベテラン刑事・岩倉、通称ガンさんが主人公。なんか、どこかのシリーズで、過去に出てきたような気がしないでもないが、似たような雰囲気の“チョイ役刑事”がいっぱいいたので、まったくの勘違いかも?あとで探してみるかな?とりあえず、このガンさんなんだけど…身内のサイバー課から追いかけられていて、本庁から逃げ出して、ショカツにやってきたとか(いったい何をやらかしたんだ?)、妻子と別居中なのに20歳も年下の舞台女優と付き合ってたり、けっこう訳ありな感じで、なんか今までの堂場作品に出てくる主人公刑事たちと明らかに雰囲気が違う。まぁ、その内緒にしている部分も、本作の途中で、だいたい真相がわかっちゃって…別に不良刑事、悪徳刑事ってわけではないというのは理解できるんだけど…堂場作品に珍しく、艶っぽい部分をけっこうにおわせるんですよ。捜査中に“愛人とのチョメチョメ”を思い出してニヤついたり…おっさん、なにやってんねん的な(笑)こんなガンさんが…ショカツに着任早々、高齢者殺しの事件にぶつかり、同じ日に同じ課に配属された新人の女刑事とコンビを組まされ、彼女に刑事のイロハを教えながら、捜査をすすめる。途中…別件で、新聞記者の自殺を調べたりするんだけど、それが本筋の殺人にも関わってきて…過去にある企業で起きた不正融資事件に繋がっていく。表紙のイラストが、思わせぶりに拳銃のイラストだったりしますが、特に派手なアクションがあるわけでもなく…途中、ちょっとダラけたりする、いつもとそんなに変わらない堂場瞬一らしい警察小説でしたよ。おっさん刑事が若い女刑事とコンビを組んで、“最近の若い奴は~”って小言を言ったりするのも、他のシリーズで見かけるいつものパターンだし。とりあえず、事件よりも、ガンさんのプライベートの方が気になってしょうがない…そんな作品でした。大友のその後が触れられていたのと、なんか久々に城戸さんが出てきたのは良かったです。


堂場瞬一 ラストライン(文藝春秋・文庫)

堂場瞬一 ラストライン(文藝春秋・文庫)

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auスマートパスのキャンペーンなどで当たった、期間限定ブックパスコイン(12月末が期限)の消化のために購入した電子書籍で中谷航太郎の「警視庁監察室 報復のカルマ」を読了…12月22日発売の新刊。今年のはじめに、古本入手し、読み終わっている文庫「警視庁監察室 ネメシスの微笑」の続編。妹が事件に巻き込まれて死んだ主人公は、犯人へ復讐するために警官を続けていたが…その復讐対象の人物が殺されたことで“監察”から目をつけられてしまう…その後、主人公はどっぷり事件に関わっていたものの、犯人ではないというのが証明され、なぜかそれまで自分を疑っていた“監察”に栄転することになる…というのが、前作で描かれた内容。今回は、新しい“監察”の職場で、殺人事件(被害者は素行不良の刑事)の犯人が、何かトラブルを抱えた警察関係者ではないかとにらみ、自分が身内(警察官)を調べることになるという話。捜査の現場に不慣れな主人公が、定年間近のベテラン刑事や先輩刑事らの力を借りて、事件の真相に迫る。事件は複数起き、各章の冒頭には犯人視点で犯行を行う場面も描かれる。そのため…主人公が接触した人物の中で、だいたい“怪しい人物”の見当をつけられ、実際にその通りだったという感じかな?主人公が事件を認識する前から、だいたい“コイツだろ”ってインスピレーションでわかった。前作もそういうところがあったので、もうちょっと犯人の意外性とかはあってもいいかも?実は、妹殺しの事件の方にもまだ続きがあって、主人公は真犯人を独自に追いかけていたり、この主人公を“監察”に抜擢した女性上司にもなんとなく秘密があって…その辺も少しずつ進展させながら、このシリーズを通した“仕掛け”が気になるところで話は終わる。紙の文庫の方で256ページほどの内容なので、サクサクっと一気読みできちゃう感じ。真新しさはないが、警察小説として普通に楽しめる。古本待ちになるか、また電子書籍で購入するか、続きが出れば読み続けようかなとは思っている。


中谷航太郎 警視庁監察室 報復のカルマ(KADOKAWA・電子書籍)

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禁忌装置【電子書籍】[ 長江 俊和 ]
価格:734円 (2018/12/27時点)


今月中に消化しないといけなかった、auのブックパスコインをまとめて使う…スマートパスのキャンペーンなどでコインを大盤振る舞いしてくれるのは大助かりなんだけど、肝心のブックパスアプリの使い勝手が悪いのが難点。ネットでもかなりの人が不満を吐露している。昔はauのスマホを使ってないと、このアプリが使えなかったので…複数の電子書籍サイトで購入した書籍が共有できるKADOKAWAグループの書籍をブックパスで購入し、実際に読むのはKADOKAWAのアプリ“ブックウォーカー”の方でという使い方をしてたんだけど、他のタブレットにもインストールできるようになったというので、試しに自分もダウンロードしてみたら、本当に使いづらかった。ブックパスのアプリがちゃんと使えれば、今後は他社の電子書籍も率先して購入しようかなって思ったんだけど…結局、KADOKAWA縛りから抜け出せず、今回まとめ買いした3冊も11~12月の角川文庫、角川ホラー文庫の新刊ばかりになってしまった。ということで、まずはこちら12月22日に出たばかり、ホラー文庫の「禁忌装置」…自分も過去に読んだ「出版禁止」の著者、長江俊和の“幻のデビュー作復刊!”というのが売りだったので選んでみたのだが…2002年に同じ角川ホラー文庫で出版された「ゴーストシステム」を改題改訂したものだった。もう、各販売ページにも、ちゃんとその説明を入れてほしいぞ…この本だったら、よく近所のブックオフで108円で売ってたよな(笑)まぁ、作品自体は読んだことがなかったし、持ってもいなかったんだけど。この著者を追いかけてる人なら“デビュー作”という説明で、ピンとくるのかもしれないけど…それこそ「出版禁止」から読み始めた“にわか”な自分は、そんなの気づかないし。物語の中身は…ジャーナリストの女性が、不可解な連続自殺を調べていく過程で…“呪いのメール”の存在があったというのを掴む。その“呪いのメール”とは…意味不明な数字の羅列なんだけど、受け取った者は必ず死んでいるという。本文は、そのジャーナリストの女性の他、目の前で親友に自殺されてしまった高校生の少女や、浮気した妻を殺した後に山奥の森をさ迷っている男なども登場…この人たちも色々と不可解な現象に遭遇する。携帯電話に“呪いのメール”が届いて、みんな死んじゃうとか…「着信アリ」っぽい感じ。っていうか、元になった「ゴーストシステム」の出版の方が先のようなので、秋元がパクったというのが正解かもしれないが(笑)とりあえず長江作品なので、「着信アリ」よりも、もうちょっと本格的で高尚な感じがするというか、ホラーと同じくらいSF的な要素やミステリーの要素も入っていたりして…それなりに読ませるんですけど、ぶっちゃけ、解決編が物足りない。「出版禁止」のようなどんでん返し的な仕掛けがあるわけでもないし…。人間はみな“死”を恐れながらも、どこかで“魅了”されてもいるというようなお話です。


長江俊和 禁忌装置(KADOKAWA・電子書籍)

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螺旋の手術室 (新潮文庫) [ 知念 実希人 ]
価格:766円(税込、送料無料) (2018/12/26時点)


12月の中旬以降、また読書量が減りつつある…年末なんで色々と、というのは言い訳。まぁ、残りあと5日ですか…頑張って毎日1冊読了すれば、ちょうど160冊とキリがよさそうなので(昨年より30冊も少ない…やっぱ夏場の読書量激減が影響してる)挑戦してみるか?ということで、ブックオフの古本108円で入手した知念実希人「螺旋の手術室」を読了。2015年に「ブラッドライン」というタイトルのハードカバーで発行された作品を、2017年10月の文庫化時にタイトル改題、大幅改稿したものだそうだ。両親も医者で、自身も若手外科医として活躍する主人公が、父親が受けている“腹腔鏡下胆嚢摘出手術”に立ち会っていたところ…急に様態が悪化し、亡くなってしまう。何らかの、そして誰かしらに責任がある手術ミスも疑われる中で、まったく寝耳に水の“連続殺人事件”との関係性が浮上する。実は、主人公の父親は近々、教授選に出馬予定で…同じ教授選に出馬予定だった候補者が相次いで不審死を遂げていたのだ。父親も選挙に絡んで殺されたのか?やっぱり元医者の母親は末期がんで入院中、日ごろから仲違いしている妹は、“できちゃった婚”で出産・挙式間近なのだが…義母(姑)との折り合いが悪く悩みを抱えてる様子でと、とにかくトラブルが相次ぐ。そんな状況の中で…父親の死の真相、事件の真犯人に迫れるのか?といった感じのお話。それこそ、冒頭の手術中に患者の様態が悪化、それが主人公の父親だと判明した瞬間、そして結局…助からなかったと理解した瞬間の、なんともいえない緊迫感はすごかった。その後、唐突に“連続殺人”との関連を匂わされたり、過去にも何冊か知念実希人の作品は読んでるけど、今までで一番面白い導入部だと思ったのだが…途中からけっこうダラけてきたかな。妹の結婚話とか、意外とどうでもいいようなところもあり…最後の最後で、ちょっとだけ事件の根幹に関わっていたみたいな。とりあえず、“親子、兄妹でちゃんと向き合って話しあっとけよ”っていうことですね。まぁ、血が繋がってるからこそ、面と向かって正直になれないなんていうのは、どこの家庭にでもあることだとは思うけど。他の病院に潜入するところは病棟シリーズっぽく、これまた唐突感ある“狐憑き”の真相が…ってあたりは、天久鷹央シリーズにでも出てきそうなネタだったな。トラブル発生時に、いつも間が悪く言い合わせる“研修医”とか…明らかにミスディレクションってやつだ。怪しいと思わせておいて、まったく関係なかったな(笑)終わってみればいつもの知念実希人って感じ…トータルの面白さは“普通”かな?


知念実希人 螺旋の手術室(新潮社・文庫)

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今から3年くらい前に読んだ倉知淳「シュークリーム・パニック 生チョコレート」の姉妹編である「シュークリーム・パニック Wクリーム」をようやくブックオフの古本108円で見つけた。とりあえず、独自の特徴的な(というかお馬鹿な)設定という共通項はあるものの、お互いにストーリーやキャラクターはまったく関連しない3つの短編ミステリーを収めた短編集。前に読んだ「生チョコレート」とも特に関連はないので、どっちを先に読んでも構わなそう。まず一つ目の「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」は…3日間の絶食を言い渡されたメタボ克服セミナーに参加した参加者の前で、主催するインストラクターが隠し持っていたシュークリームが盗み食いされてしまうというお話。いわゆる密室系で、とんでもな推理合戦が繰り広げられるが…最終的には、それまでの話をすべて放棄するような、ちゃぶ台ひっくり返しなオチで唖然。2つ目の「通い猫ぐるぐる」は…女性主人公の部屋にいつもやってくるどこかの飼い猫が、事件に関わっていると、恋人の刑事から伝えられる。どうやら事件の秘密を解く“何か”が猫のどこかに隠されているらしい。猫とか興味ないと、あまり面白くないかも?3つ目はラノベ作家が大切にしている漫画家のサイン色紙を奪うという予告状が届き…警察や探偵、作家の知人らが見守る中で、本当に事件が起きてしまう!一番、バカっぽい話ながら、犯人に意外性があり、3つの中では面白く読めた方かも?


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