勝手に映画紹介!?

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サブスタンス(2024年)

サブスタンス [Blu-ray]

 

ちょっと前にアマプラの会員見放題に追加された「サブスタンス」をようやく鑑賞。オイラが中学生の頃に「ゴースト/ニューヨークの幻」が大ヒット、ブルース・ウィリスの元嫁としても有名なデミ・ムーアが主演で、共演はデニス・クエイドってだけで、興味津々だったわけだけど…今年の日本での劇場公開時に、余裕がなくて、見に行くのを断念した作品。11月に円盤化されたばかりだけど、もうタダで見れちゃうのかよ?ちなみに、Ameba公式アフィリエイト機能“Ameba Pick”だと見放題の配信はリンク作成できないので“サブスタンス [Blu-ray]”の画像を拝借した。

 

オスカー受賞経験もある、大スターのエリザベスは、年齢と共に仕事が激減。レオタード姿を披露して人気を博していたエクセサイズ番組も、視聴者離れが顕著になり、とうとう番組を降板させられる。そのショックで運転中に事故を起こしたエリザベス…幸い、軽傷だったのだが、その際に、治療に立ち会った若い看護師から奇妙なメッセージを受け取る。それは新技術を使った再生医療“サブスタンス”への誘いだった。迷った挙句に、“サブスタンス”に手を出したエリザベス。最初は彼女から分裂して生まれた上位互換のスーと精神を共有していたのだが…。

 

年齢のせいで、番組をクビになったベテラン女優という…ちょっと自虐要素も入った役を演じるデミ・ムーアに悪魔のささやき。謎の新技術によって、自分の身体を分裂化させ、現在のリアル年齢の自分と、究極に若返ったもう1人の自分を1週間ずつ交互に生活せることで…若さと美貌を保てるってことなんだけど、実はよいことばかりではなく、制約や代償がいっぱいあって…次第にリアル年齢の自分と、若返った自分の対立が悪化、共存できなくなっていく。分裂しても、結局、人間1人の身体でしかない…最初から両者とも仕方なく、機械的に接してたもんな。

 

なんだけど…そんな面倒なことやってられないと、若い方の自分がサイクルを守らなくなってくる。そのしわ寄せが、リアル年齢の自分に跳ね返ってくるも、技術を提供した側からは…“分裂しても、人格は同じなんだから自己責任だろ”って押し切られてしまい…結果的に、リアル年齢の自分の劣化、老化がとまらなくなるという本末転倒。いったいどんな結末が待っているのか?劇中の分裂化の技術も…きっとクローン技術の応用か何かで、説明っぽい描写もあるけど…そこは深く考える必要がない。そういうものだと設定を受け入れて、見ていくのがベター。

 

デミ演じる“劇中の大物スター”がオスカー受賞者であるとセリフで語られているんだけど…そこからしてツッコミどころ、デミ・ムーアはアカデミー賞は獲ったことないしな(一時期ゴールデンラズベリー賞は常連だった…本作で主演女優賞ノミネート)。劇中では、年齢を理由に、“お色気で売ってる番組”を降板させられるんだけど…序盤から、乳や尻を丸出しにした熱演。もともと昔から、露出に抵抗がない女優だったけど…なんだかんだで、まだ自信もあるんだろうな。だって、デミが脱いだ後で“若い自分”役のマーガレット・クアリーも、同じくらい脱ぎまくるんだよ…。

 

男の悲しい性(さが)で最初はデミ脱いでるじゃん、って食い入るように見てしまったのに、後から出てきた若い女に直ぐ目が移る。それでも、映画のために全部さらけ出せるデミ、これこそベテランの貫禄やね。劇中のエクセサイズ番組など…“いい意味で下品。最初は「氷の微笑」「ショーガール」を撮った時のポール・バーホーベンみたいだななんて思いながら見ていたら、謎の新技術を使った分裂、入れ替わりの描写はしっかりとホラー。バーホーベンかと思ったら、デヴィッド・クローネンバーグだった。ちなみに傷口を縫うシーンを見て「ランボー」も思い出した。

 

けっこうエログロやな(誉め言葉)…映画序盤、段々とデミの劣化が激しくなっていくと、今度はサム・ライミの「スペル」を彷彿とさせる老女ホラーへ変貌。映画史上、稀にみる“最恐のキャットファイト”を突きつけてきて、最終的に「シャイニング」(キューブリック)や「キャリー」(デ・パルマ)までぶっこんだ、なんでもありな潔さ。あそこまでいくとは正直、最初は思わなかったけど…ビジュアルもとにかく凄まじかった。前述のとおり“見ている最中に男の悲しい性”を実感することがあったが…美と若さへの執着、探求という、女性の悲しい性を見事に描いている作品だった。

 

 

監督:コラリー・ファルジャ 

出演:デミ・ムーア マーガレット・クアリー デニス・クエイド ゴア・エイブラムス オスカル・ルサージュ

 

 

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ザ・シネマにて…ロアルド・ダール劇場/予期せぬ出来事 アンソロジー Blu-ray BOX当選

ザ・シネマにて…ロアルド・ダール劇場/予期せぬ出来事 アンソロジー Blu-ray BOX当選

 

昨晩、メールの確認をしているとヤマト運輸からの“お荷物お届け予定のお知らせ”メールが届いていた…現時点で、特に通販で購入したものはないので、きっと何らかの“懸賞当選品”に違いない。最近は、宅配便配達の事前通知が届いても、運送会社や荷物によっては送り主が表示されてなかったり、商品名が表示されていなかったりって場合もあるんだけど…今回は“発送:ザ・シネマさまより 品名:ザ・シネマ Blu-rayプレゼントキャンペーン”としっかりと明記されていた…そういえば、何か月か前に、ネットで見かけたプレゼントに応募した記憶があるぞ!

 

ってことで…さっそく“ザ・シネマ Blu-rayプレゼントキャンペーン”でググってみると、該当のキャンペーンページがヒットする。それによると、洋画専門チャンネル“ザ・シネマ”が9月25日から11月3日にかけて募集を行った“【10月7日はミステリー記念日】プレゼントキャンペーン”だったことが判明…そして賞品は“ロアルド・ダール劇場/予期せぬ出来事 アンソロジー Blu-ray BOX [HDレストア版] [Blu-ray]”だ!出した、出した、ウホっ、マジかよ…Blu-ray BOX当たっちゃった?Blu-rayのネット懸賞当選は2022年4月、HiViの読者アンケート(ネット応募)以来か?

 

高額なBlu-ray BOXの懸賞当選だと…2013年に読売新聞のネットサイト“yorimo(現在のよみぽランドの前身)”で当たった“スター・トレック スターデイト・コレクション 劇場版I-X デジパック仕様ブルーレイ12枚組”以来ですね。今回当選した「ロアルド・ダール劇場/予期せぬ出来事 アンソロジー Blu-ray BOX」は、“一話完結のドラマ・シリーズとしてイギリスITVにて1979年より放送された、ロアルド・ダール原案による往年のTVシリーズ”とのこと。自分もタイトルを聞いたことがあるくらいで、詳細はよく知らないが、アメリカで言う「トワイライト・ゾーン」的なヤツか?

 

BOX仕様は6枚組で…Amazonの商品詳細で確認すると、36エピソード、収録時間がトータル“15時間38分”となっている、かなり見ごたえのあるBOXですな。ディスクを全て消化するには、かなり時間がかかりそうだけど、“1話完結”というのは救いだよね…1日1~2エピソードを見るように心がけて、1か月くらいですかね?そうとう楽しめそうだな。ちなみにBOXの定価は税込み30800円ほど、今現在、Amazonで15%引きで販売されてるけど、それでも26324円!ザ・シネマさんにお礼を!50のオジサンにも素敵なクリスマスのプレゼントをありがとうございました!

 

これ、ぶっちゃけ…久しぶりにネットで見つけたBlu-rayのプレゼントだったので(このプレゼントに応募する直前に、別の大物プレゼントが連チャンで当たって、懸賞応募欲求に駆られている時だった)、“当ててやろう”と本気で狙って、気合い入れて、応募時のコメント記入欄にメッセージを書き込んだ記憶。応募時近辺で鑑賞していたザ・シネマの放送作品の感想を、かなり長文で書いて、あと“こういう作品も放送してほしい”みたいな、頼まれてもいないのに、リクエスト作品をバンバン書いて、応募したんだよ。こういうプレゼントはガチめのコメントが効果的よ。

 

 

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ロアルド・ダール劇場/予期せぬ出来事 アンソロジー Blu-ray BOX [HDレストア版]

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シティ・オブ・シャドウズ(2025年)

 

3か月継続利用中(今まではだいたい1か月でメンバーシップキャンセルしてた)のネットフリックスで…新着のネトフリオリジナル作品「シティ・オブ・シャドウズ(原題:Ciudad de sombras」を鑑賞した。スペインのサスペン、ミステリーで、ドラマフォーマット(リミテッドシリーズ)、1話あたり45~50分程度の全6話構成。誘拐されていた実業家が、バルセロナの観光名所でもある、ガウディに縁のある建築物で惨殺されたという事件を…プライベートで問題を抱えていて、停職中だったベテラン刑事と、お目付け役のような女性捜査官のコンビで、真相に迫っていく…。

 

ガウディの設計で有名な建物“カサ・ミラ”のバルコニーの上で、誘拐されていた実業家の建設会社社長エドクアルド・ピントが磔にされた挙句に、火をつけられ焼き殺されるという事件が発生!甥の死の責任を感じて悩み、同僚とのトラブルから停職中だった刑事のミロは、懇意にしている女性判事の命令で、復職して、この事件を担当することになった。現場ではミロの復帰を快く思っていないものも少なくなく、ミロは国家警察総局から出向してきているレベッカとコンビを組むことに。2人は犯行の手口などから複数犯説を主張、連続殺人への発展を懸念する。

 

冒頭、ガウディ設計の“カサ・ミラ”で被害者が焼き殺されるなどなかなかショッキングな出だし…その後も、犯人はガウディに縁のある地を選んで、色々と行動をする。捜査を担当する男女の主人公コンビは、そのあたりをいち早く見抜きまして…犯人の執着した行動、手口から“複数犯説”も視野に入れ、連続殺人になることを警戒するんだけど…もともと同僚たちの間では男性主人公が嫌われていて、その助言をはなっから無視しようとする。なんだけど、予感が的中して…新たな被害者が!再び起きてしまった実業家の誘拐事件、本当に同一犯仕業なのか?

 

主人公刑事が同僚たちから疎まれ、“腫れ物に触るよう”な扱いを受けているのは…プライベートな面での理由も大きい。実は、息子のように可愛がっていた甥っ子が“謎の死”を遂げたばかりで、その死を引きずりながら、自分の責任ではないかと、落ち込んでいた。この甥っ子の死が引き金になったのか、甥っ子の親=主人公本人の兄との関係も悪化、さらには自分の嫁さんとも別居状態に陥っていた。それプラス、どうやら捜査方針を巡って同僚とトラブって手を出してしまったようで…停職処分まで食らっていた。しかし、刑事としてはかなり優秀らしいんだ。

 

主人公と仲が良い判事のオバチャンが…“刑事に復帰しなさい”って命じてきて、警察の人事にもクビをつっこんで、主人公の復職を認めさせる。ただ、警察署のいつもの同僚とコンビを組むわけではなく、国家警察総局という別の組織から出向でやって来ている女性捜査官がお目付け役になる。どちらも“1匹狼タイプ”な印象を受け、最初こそ“水と油”で、お互いにツンケンした態度だったんだけれども…捜査方法や推理の方向性などもだいぶ相性が良くてですね、次第に“相棒”と認め合っていく。また、判事のオバチャンも続けてバックアップしてくれるが…。

 

出だしこそ、かなり猟奇的で、トマス・ハリス(レクターシリーズ)やダウン・ブラウン(ラングドンシリーズ)の映像化作品みたいな雰囲気も漂っていたんだけれども、ガウディ縁の地で事件が起きる=結果的に観光名所ばかりで事件が起きるということで…スペイン版「京都殺人案内」、つまり「バルセロナ殺人案内」な展開になったかなと(要は2時間ドラマ的?)。途中のエピソードまでは、犯人の顔を見せないようにしてたんだけど、真ん中あたりから、顔を隠さなくなった…視聴者的には、“誰が犯人?”ではなく、動機や最終目的を考えながら物語を追うことに。

 

主人公の男性刑事が、ヨリを戻すわけでもない別居中の嫁と、明らかに“一発ヤった”感を醸し出すシーンがあって、そういうところはお国柄だなと。まぁ、嫁さんのその後の行動、対応を見てると…とりあえず旦那に優しくしておこうという、魂胆だったんだろうなって感じだけどね。嫁は女の相棒を意識し、相棒もまた嫁を意識…あの女の相棒は、きっとツンデレタイプだと思うんだけど、予想に反して、プラトニックは貫いた。とりあえず事件を通し、相棒、同僚として友情を築いた、深めたって感じだったね。続編でもあれば…そういう話も出てくるのかもしれないな。

 

毎話、エンドロール前に“ベロニカ・エチェーギに愛と賛辞を込めて”という追悼が入る…あれ、ベロニカ・エチェーギって、キャストの中で二番手扱いの女優さんじゃん、ってことは…相棒の女性捜査官を演じてた人でしょ?もしかして、撮影後に亡くなってるのか?慌てて、ググってみたら…日本でも“スペインを代表する女優が死去、42歳 首相やアントニオ・バンデラスが追悼”っていうネットニュースが8月に掲載されていた。そうそう、「シャドーチェイサー」でブルース・ウィリスと共演した女優が亡くなったって記事をオイラも読んだけど、あの女優さんだったのか。

 

 

監督:ホルヘ・トレグロサ

出演:イサック・フェリス ベロニカ・エチェーギ アナ・ワヘネル マリア・アダネス マノロ・ソロ

 

 

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孤独の夜:バンサル家殺人事件(2025年)

 

3か月継続利用中(今まではだいたい1か月でメンバーシップキャンセルしてた)のネットフリックスで…新着のネトフリオリジナル映画「孤独の夜:バンサル家殺人事件(英題:Raat Akeli Hai: The Bansal Murders)」を鑑賞…普段はあまりボリウッド、インド映画って見ないんだけど、ネトフリのオリジナル映画の新作は、このところちょくちょく見てる…というのも、意外とネトフリのインド映画って、あのインド映画特有の“急に歌って踊り出す(インド映画=このイメージが捨てられないオイラ)”ことが少ないんだ。あとジャンルがミステリー、サスペンスなことも多いし。

 

新聞社オーナーであるバンサル家…当主マヒンダーの亡くなったひ孫の法要が近づいたある日、邸の庭に動物の死骸が置かれ、カラスの群れが不可解な死を遂げるという事件が起きた。事件直前に賊が侵入していた事実も判明…事件への関与が疑われる。一家と懇意にしている長官の命で、この事件を調べることになったヤダウ警部補。防犯カメラの映像から容疑者を見つけ出し、拘束するも…ヤダウはまだ事件の裏に何かが隠されていると疑う。そんな矢先に…バンザル家で新たな事件が!当主マヒンダーをはじめとする複数の人物が惨殺された!

 

物語は…富豪一家の関係者とみられる女性が、庭で、カラスの群れが不可解な死を遂げる現場を目撃したところから始まる。その日は、ちょうど目撃した女性の息子が、亡くなってから1年が経ち、その法要を翌日に控えていて…一族がその邸に集うことになっていた。その一家は、メディア業界の重鎮一家で…最初の目撃女性の祖父が当主としてトップの座に君臨。詳細はよくわからんのだが、当主の子供、孫、ひ孫、複数の家族が共同で生活しているのかな?続柄を交えて…主要登場人物たち紹介されていく。他に使用人や警備員、秘書なんかも出てくる。

 

そして、特徴的なのが…一家は、何かの宗教にかぶれているらしく、導師を名乗る胡散臭いオバサンも、まるで家族の一員かのように振舞って、居座っている。“カラスの死”は明らかに人為的であり、事件直前に…侵入者が猫の死骸を放置する様子なども防犯カメラに捉えられていた。事情聴取に応じた当主は…財産争いでもめているテレビ局オーナーの甥っ子が犯人に違いないと決めてかかっているが、事件を担当することになった主人公の警部補は、慎重に捜査を進める。やがて防犯カメラの映像とタレコミ情報から…侵入者を突き止め、拘束される。

 

こいが犯人だと決めてかかる捜査関係者もいたけど、実際は金で雇われ、指示通りに嫌がらせをしただけだった!警部補は、“他に犯人がいる”という確信を持ち、一家の邸へと再び出向くんだけど…そこで、血だらけになった当主の孫娘(最初の事件の発見者であり、息子を亡くした母親)が助けを求めてきた。邸の中では当主をはじめとする一族の人間や関係者が複数人殺されていて、犯人は同居している当主の“男の孫(最初の女性の従弟らしい)”で、薬物依存症の症状あり。生存者によって…この男の孫が、被害者たちを襲う場面が目撃されてもいた。

 

犯人の孫も、被害者と格闘した際に外へ落下して死亡、近くから凶器であるナタ状のでっかい刃物も発見されていた。警察上層部なんかも、犯人確定で早く事件に幕を引きたいわけで…真相究明を急ぐ中、警部補は、“まだ事件に裏がある”と考える。財産争いや宗教の話が絡み…どうやら、いつも事件の中心にいる孫娘が、なんだか怪しいぞということになる。調べていくと、息子の死後、この孫娘は、どんどん宗教にのめりこみ、あのうさん臭い導師につけこまれてしまったようで…。果たして、警部補が推理するように、まだ事件の裏に何か秘密があるのか?

 

途中、女博士率いる科学捜査班も投入され、ちょっと「CSI:科学捜査班」のような雰囲気にもなる。警察の腐敗、メディアの腐敗なんかもサラっと描きつつ…後半は、意外な事実が判明。スピリチュアル的な要素を見せつつも…決してオカルト的な方向へ逃げることもせず、しっかりと描いてきた登場人物の中に真犯人が隠れているなど…ミステリーとしても、何気に手堅い。主人公警部補のプライベート面、母親との関係、ガールフレンドとの関係で、若干、コメディタッチな部分もあったが、オイラが苦手な“歌って踊る”系にはならなかったので、良かったですよ。

 

 

監督:ハニー・トレハン

出演:ナワーズッディーン・シッディーキー ラーディカー・アープテー チトランガダ・シン ディープティ・ナヴァル

 

 

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ロングレッグス(2024年)

ロングレッグス [DVD]

 

WOWOWでエアチェックしておいた「ロングレッグス」を鑑賞…“ニコラス・ケイジがエキセントリックなシリアルキラー役を演じたサスペンスホラー”という説明に興味を惹かれたんだけれども、その部分以外は、極力、情報を仕入れずに挑む。ニコラス・ケイジ映画って、基本的に、巷での評価が低いほど、オイラの好みとがっちりハマるケースが多く…とりあえず、見終わった後の感想を短く述べると“大好き!”。ちなみに、まだあくまでAmazonの評価、レビューしか見てないんだけれども…5点満点で平均★3.2と、ずば抜けてはいないが、高評価寄りの方か?

 

1990年代半ばのオレゴン州…新人FBI捜査官のリー・ハーカーは、ある事件の犯人を追いかけてる最中、自分の勘を信じ、事件解決に貢献。その手腕を買われ、先輩のベテラン捜査官たちも悩ましている未解決事件の担当を任されることに。それは、“ごく平凡な家族の父親が、妻子を殺したのちに自ら命を絶つ”というものなのだが…同様の事件が30年間に10回も起きており、必ず現場に、謎のメッセージと“ロングレッグス”と署名が遺されていたことから、全ての事件に関与する人物がいると考えられていた。ハーカーは事件の捜査にのめり込んでいくが…。

 

ああ、あれだ…Amazonでレビューを書いてる人たちは、円盤がDVDしかリリースしてないことへの批判が中心であり、作品自体を貶している人は、意外と少なかったみたい。まぁ、あのAmazonのレビューも…映画サイトと勘違いした、ダラダラ長めの作品評(ブログでダラダラ長文を書いてるお前が言うな!)を読ませられるより、商品のレビューとしては、正解なのかもしれないけど…逆に、“ブルーレイ出ない、★1つ”というのも、どうなんだよって思うよな。投稿するなら、映画の内容とソフトの質…その両方をバランスよくまとめたレビューをお願いしたいもんだ。

 

そんなわけで…映画の内容は評判がいいみたい。っていうか、オイラも“ニコラス・ケイジがエキセントリックなシリアルキラー役を演じたサスペンスホラー”という説明に、完全に釣られたけど…これ、ニコラス・ケイジ映画として捉えると、さすがに中途半端かもしれない。というのも、作品の主人公は…マイカ・モンロー(「イット・フォローズ」「視線」「神は銃弾」など)演じるFBIの方で、実際にニコラス・ケイジのクレジット表記も二番手扱いだったもんな。映画でも最初は顔をはっきりと見せず…“これがそうなのか?”って感じで、ちゃんとした出番は途中からだった。

 

物語の内容は…相棒を失いながらも、自分の勘を信じ、ある事件の犯人を捕まえた新人FBI捜査官マイカ・モンローが、その能力を買われて、ベテラン捜査官が追いかけている別の事件の捜査に抜擢されるんだけれども…そこにはとんでもない“深い闇”があった、という感じのストーリー。マイカ・モンローが最初に手柄を立てた“犯人の捕り物”も、惹きつけられる演出で、なかなか見ごたえがあった。てっきり、ここで対峙した犯人がニコラス・ケイジなのかと思ったら…別人だった。鑑賞した人はみんな思うかもしれないけど…「羊たちの沈黙」に近いスタイルだ。

 

全体の雰囲気は淡々としていて…嫌な空気感がズッと漂っていた。マイカ・モンロー演じる主人公も、捜査官としては優秀なのかもしれないが、感情が乏しく、どこか掴みどころがない。一方…画面上に正体を現しても、“これ、本当にニコラス?”なキモ男の破壊力がハンパなく、意外と登場シーンは少ないが印象に残る。ジョーカーとペンギンを足して二で割ったDCヴィランみたいな風貌であり、言葉を発すると、オジサンなのか、オバサンなのかも、ちょっと判別つかない。白髪に、白塗りメイク、真っ白衣装…この出で立ちの意味が際立つ“あのシーン”が最恐!

 

映画冒頭…T-REXの「Get It On」の歌詞が引用される。特に洋楽に詳しわけじゃないので、“意味があるんだろうな”と思いながらも、あまり深く考えないで見ていたが…エンドロールでこの曲のイントロが流れてきて、ゾクっとした。そして、エンドロールで曲を聴きながら…そういえば、オイラの大好きな「眠らない町 新宿鮫」の挿入歌でも使われてたな、劇中でロック歌手・晶役だった田中美奈子が唄ってるんだよな…なんていうのも思い出していた。だから、どうした?って言われると、特に何もないんだけど…こういうベタな曲って、使い方次第で映画にハマるな。

 

 

監督:オズグッド・パーキンス

出演:マイカ・モンロー ニコラス・ケイジ ブレア・アンダーウッド アリシア・ウィット キーナン・シプカ

 

 

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角頭-大抗争(2025年)

 

3か月継続利用中(今まではだいたい1か月でメンバーシップキャンセルしてた)のネットフリックスで…新着の台湾映画「角頭-大抗争」を鑑賞。現段階で、日本で視聴できるのはネトフリだけかもしれないが、特にネトフリのオリジナル映画ではない。2015年から続く「角頭」シリーズのたぶん5作目…今年の5月に配信開始された4作目の「角頭-大橋頭」はネトフリで見てるんだけど、それ以前のものは鑑賞経験なし。以前は他に3作目の「角頭-彷徨人」しかネトフリになかったんだけど、知らないうちに1~2も追加されてた。2015年の「角頭」も新着扱いでした。

 

めきめきと頭角を現していた大橋頭のボス、コーの息子マイケルが、他のボス連中の策略により失脚…コーは体調が悪化していた。マイケルの穴を埋めるため若頭のビャオがシマを仕切っていたが、取引に利用している漁師が弱みに付け込んで脅してきたり、ビャオを追う血気盛んな若い警官に追い回されていた。ビャオはマイケルのかつての手下スコーピオンを味方につけようとする。一方、薬がご法度のクエイが仕切る北関のシマでこっそり取引が行われていた。さらに、大金が動くプロジェクトで、北関の土地を狙うヒーの動きにも注意しなければならず…。

 

簡単に説明すると…台湾の「仁義なき戦い」で「アウトレイジ」みたいな黒社会もの。一応、1作目から世界観が繋がってるようで…前作の「角頭-大橋頭」も、作品で描かれるすべてを理解できたわけではなかったが、登場人物たちの関係性などを詳しく知らなくても、比較的、物語は追いやすかった…と記憶している。ただ、半年くらい前に1回見たきりなので…だいぶ前作の登場人物を忘れてしまっていた。シリーズものなので、前作の設定などもそのまま引き継がれて、多くの登場人物が再登場している。続投組は顔を見てると、なんとなく立ち位置を思い出す。

 

そうそう、前作では…わりとイケイケだったボスの息子が失脚したところで終わってたんですね。今はボスの手下の若頭が組を牽引してて…違法な薬物をさばいてる。この組のボスのほか…この界隈で時に協力し、時に裏切りもあり、なんとか均衡を保ってきた他のボス連中の中では、薬物をご法度にしているところもある。さらには、この界隈の都市開発を巡って、推進派と反対派でも二分してまして…このあたりが複雑に絡み合って、再び大抗争へとなだれこんでいく感じ。前述の若頭たちを追う、血気盛んな警官も出てくるが…足元をすくわれる展開も!

 

1~3を見てないので、あくまでオイラの想像なんだけれども、今まではトップに君臨しているボスたちの話だったんじゃないかな?そして、オイラが唯一見ていた前作の4作目あたりから、世代交代の話が前面に出てきているんじゃないかと。今回も、抗争の中で…劇的な最期を遂げるボスなんかもいたりして、他のボスたちが、物悲し気なテーマ曲をバックに、思いを馳せ、散っていったボスをしのぶような場面も出てくるんだけど…正直、シリーズを中途半端にしかみていないから、そこまで感慨深いわけでもない。それこそ機会があったら1から順番に見てみるか?

 

前作でもわりと男気のある人物として描かれていたんだけど…薬物をご法度にしている組の、兄貴分のレンがかっこいいな(一番感情移入しやすい登場人物)。今回もボスの命令で…対立している組織のボスの隠れ家を襲撃!けっこう、抗争による犠牲者も出てたし、このレンのプライベート面なドラマものこともあって、てっきりフラグかと思ったが…しっかりと生き残った、きっと次回作があったら、また活躍してくれることだろう。また、最後には…ある人物の復活やら、もう1人別の人物の意味深な動きが描かれ、きっと近いうちに続編あるんだろうな終わり方。

 

 

監督:ヤオ・ホンイー レイ・チアン 

出演:ジャック・カオ ツァイ・チェンナン タイ・バオ シー・シアン ルン・ティエンシャン ツイ・ハオジャン

 

 

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ブレイブ・バディーズ(2025年)

 

3か月継続利用中(今まではだいたい1か月でメンバーシップキャンセルしてた)のネットフリックスで…新着のオリジナル映画「ブレイブ・バディーズ(原題:La hora de los valientes)」を鑑賞。交通事故が原因で社会奉仕を命じられた心理学者が、妻の浮氣でメンタルをやられてしまった刑事の面倒を見ることになるんだけど、行動を共にしているうちに、殺人事件を一緒に調べるようになり、背後に隠された大きい陰謀にも巻き込まれるという…メキシコのアクションコメディ。心理学者役の俳優は2019年版「チャーリーズ・エンジェル」に出てるらしいが覚えてない。

 

交通事故が原因で有罪判決を受けた心理学者のマリアノ・シルバースタインは…社会奉仕を命じられる。その内容は、妻の浮氣が原因で意気消沈中の刑事ディアスを、作業療法で職場復帰させるためにサポートを行うというものだった。実際にディアスと対面、マリアノは彼の日常の仕事について回ることになった。ディアスは、軍人2人が行方不明になったという事件を担当することになり、捜査を開始…やがて行方を捜していた2人が、盗難車のトランクから死体で発見されたことで事件性が確定!ディアスは盗難車の線から、犯人に迫ろうとするのだが…。

 

冒頭、いかにも胡散臭い連中が、キャスクと呼ばれる“放射性物質を運ぶ容器”を取引している…その容器を受け取り側が待っている場所まで運搬してきた2人組の男が、受取人の男達に、“ほかに秘密を知っているものはいないだろうな?”と念を押された後、貰えるはずの報酬ではなく、鉛玉をブチこまれて、問答無用に射殺されてしまう!場面は変わり、警察署の上司の個室に、制服警官がやって来て…前夜にあったいくつかの事件の報告を行う。その中に、“軍人の行方不明事件”が含まれていて、上司は私服刑事の1人にその事件を調べさせようとする。

 

そこで制服警官が割って入り…妻の浮氣が原因で、情緒不安定になっている別の刑事に、作業療法を行おう(仕事を与えて、社会復帰させよう)と提案…その案に乗っかった上司は、すぐさま心理学者とバディを組ませることを思いつく。そこで白羽の矢が立ったのが…女性を轢いて、訴訟の代わりに社会奉仕を命じられていた心理学者。心理学者は“危ないことはしたくない”と抵抗するんだけど、結局、問題の刑事と対面させられ、日常の仕事に同行することになる。刑事が担当することになったのが、前述の“行方不明事件”なんだけど、直ぐに殺人になる。

 

そう、この殺人事件の被害者が…冒頭で怪しげな連中に殺された2人!メンタルをやられてても、めっちゃ有能な刑事は、とんとん拍子に容疑者を見つけ、案の定、“放射性物質”に関して何やら怪しい動きを見せている連中の1人だったんだけど、なんとその人物の正体が…“おいそれと刑事風情が手出しできるような相手”ではなく、他にも仲間がいっぱいいて…みたいな感じ。無事に“放射性物質”が絡んだ陰謀を阻止することはできるのか?原因は浮気だったが…妻のせいでメンタルがやられている刑事ということで、直ぐにメルギブ演じるリッグスを思い出す。

 

そのシュチエーションを直接指し示すセリフではないものの、案の定…劇中に“「リーサル・ウェポン」みたいだな”という会話が出てきまして、やっぱり作りては意識しているんだなっていうのが伝わってくる。また…相棒が心理学者という妙な関係性が、笑いに繋がっていくあたりは…デ・ニーロがマフィア、ビリー・クリスタルがセラピストを演じて共演した「アナライズ・ミー」やその続編の「アナライズ・ユー」あたりを彷彿。あれらの映画のマフィアから、刑事にアレンジしたみたいな感じかな?妻に浮気された刑事が、心理学者の妻の浮氣を見抜くシーンが面白かった。

 

 

監督:アリエル・ウィノグラッド

出演:ルイス・ヘラルド・メンデス メモ・ビジェガス クリスティアン・タッパン ベロニカ・ブラーボ

 

 

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BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~(2025年)

BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~[DVD]

 

WOWOWの初回放送で録り逃した「BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~」のリピート放送があったので、エアチェックして鑑賞…“知らないお兄ちゃん”がいっぱい写ってるキービジュみたいな写真をネットで見かけて、てっきり“オイラが興味ない系”だと判断してしまったんだけど、初回のオンエアをたまたまながら見したら“既視感あるキャスト”がいっぱい出てて、“いったい何の映画だ?”と慌てて詳細を調べたら…監督・三池崇史の名前が見つかり…直ぐに放送スケジュールを確認し、その場で、リピート放送の予約を行ったのだった(汗)

 

少年院で出会った矢倉往年(イクト)と赤井竜馬(リョーマ)…妙に馬が合い、一緒にツルむようになった2人は、講演会でやって来た朝倉未来の言葉に感銘を受け、いつか彼の主催する格闘技イベント“ブレイキングダウン”に出場したいという夢を抱く。教官の嫌がらせにも耐え抜いた2人は無事に出所。自分たちで働いて、稼ぎながらボクシングジムに通い始めたイクトとリューマは…家族や仲間の後押しもあり、一歩ずつ夢の実現に近づいていくのだが、少年院に入る前の不良時代の因縁から、吉祥丸率いる地元不良グループとのトラブルが勃発してしまい…。

 

メイン登場人物が知らないお兄ちゃんばっかだったなのに加え…タイトルも“ブレイ”までしか確認しなかったから、頭で勝手に“ブレイクダンス”の映画だと錯覚してしまいまして(昨年公開された洋画の「ザ・ブレイキン」と勘違い)、そんな映画を見てもしょうがねーやってなったんだけど…“ブレイキングダウン”というのは、格闘家の朝倉未来が発案した格闘技イベントのことでして、本作もそれを題材にした(タイアップ?)アクションでした。ネンショーにに講演にやって来た朝倉未来の言葉に感化された元不良の若者が、出所後に格闘家を目指すって感じのお話。

 

本人たちは真面目に更生し、仕事で金を稼ぎながら、ボクシングジムで格闘技の基礎を学び、格闘技イベントへの傘下を目指していたんだけど…元不良だけに、地元の不良連中たちとのトラブルに巻き込まれていってしまう!なんとなく三池版「キッズ・リターン」のような印象も受ける。物語冒頭、ネンショーで劇的な出会いをする2人の少年…たまたま便所で隣り合ったのがきっかけで、“お前何して入った?”というネンショーあるあるな会話をするんだけど…上から目線で声をかけたヤツよりも、声をかけられた方が、反抗的、暴力的で相当にヤバいヤツだった。

 

ただ、2人はなんとなく馬が合い、よく一緒にツルむようになり、さらに朝倉未来と出会ったことで…出所後の夢ができ、格闘家を目指すようになる。シュチエーションだけ説明すると、どうにもなんか青臭く、安っぽいドラマが展開されそうなんだけれども、そこは腐っても三池映画…初っ端からボディブローをガンガンかましてくるのよ。最初に2人の前に立ちはだかる敵、見るからに“オッサン(演じるのは高橋務)”、実際にオッサンと呼ばれる男なんだけど、なんとそれで、主人公たちと同じネンショーの入手所者だといいう。そしてオッサンは“鈴蘭の牧瀬だと”宣言!

 

うぉ、マジか…「クローズZERO」じゃん、なんだ、そういう映画なんだと、頭を切り替える。もう、そこからはすっかりリラックスムードで、三池映画を楽しむ姿勢。その後も、カメオ的に出てくる出演者は「クローズZERO」縁の役者を中心に、高橋克典(「サラリーマン金太郎」)や寺島進(「殺し屋1」や「DEAD OR ALIVE 犯罪者」)なんかも出てきて、オジサンたちも負けずにいい芝居をしている。それにしても、主人公の1人、リョーマの母親を演じた土屋アンナなんか、今まで三池映画の1本や2本、出てそうな雰囲気で、めっちゃ作品に馴染んでたけど、意外と初出演?

 

シリアスとコメディ、バイオレンスとギャグ…その緩急でしっかりと、三池節が感じられ、原点回帰のような面白さを感じられた。不良同士が喧嘩を始めて、ダーツの矢を投げつけられたヤツが、そのまま頭にぶっ刺さったまま、平気で会話を続けるんだけど…しっか脳がやられていて、何度も同じ言葉を繰り返しちゃうところとか、くだらないけど好きだな。ハングレ集団のボス、GACKTとの対決、その勝敗結果あたりだって…いかにも三池映画らしいオチがついたしな。最初のフリはギャグのようにも見えたリョーマのイクトへの秘密が、最後に感動に繋がるのも良い。

 

 

監督:三池崇史

出演:木下暖日 吉澤要人 篠田麻里子 土屋アンナ 金子ノブアキ 寺島進 高橋克典 GACKT 朝倉未来

 

 

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大洪水(2025年)

 

3か月継続利用中(今まではだいたい1か月でメンバーシップキャンセルしてた)のネットフリックスで…新着のネトフリオリジナル映画「大洪水」を鑑賞。幼い子供を抱えた主人公女性が…自宅マンションで目覚めると、“大雨被害による大洪水”が発生…着の身着のままで、息子を連れて避難することになったが…部屋の外に出た途端、通路中が避難民で溢れかえっていて…さて、どうする、みたいな感じの韓国のディザスタームービーなんだけど、実は映画には“仕掛け”があります。一応、感想内でネタバレ記述する予定なので、未鑑賞者はご注意ください。

 

幼い息子ジャインを抱えている母親のク・アンナ…アンナがベッドで眠っていると、“外に本物のプールがあるんだ”とジャインがじゃれつついてきて、目を覚ます。アンナは起き出し、カーテンを開けると…窓の外では雨が降り続け、道路が冠水するなど被害が出始めていた。それでも、特に慌てることはせず、寝ぼけ眼で朝食の準備をはじめていたのだが…しばらくして“水の音”が気になり始める。やがて、部屋の中にも水が…管理事務所から避難指示のアナウンスも流れる!その後、セキュリティチームのソン・ヒジョから共助に来たという電話が入るが…。

 

どうやらシングルマザーの主人公女性が、無邪気にじゃれついてきた息子に起こされ、目を覚ます。息子は“外に本物のプールがあるんだ”と…意味深なことを言い出すが、母親はまだ言っていることが理解できない様子。その後、起き出して、窓の外を見て納得…大雨のせいで、道路が冠水してしまっている。しかし、まだその時点では特に慌てるようなこともなく、朝食の準備を始めたり、別の場所で暮らしている“母親の母親”に電話をしたりしてたんだけど…“トイレの水を流しっぱなしにしているよう”な異音に気づく…でも、それはトイレの流す音じゃなかった。

 

そこから先は早かった…水が部屋の中にまでどんどん浸水してくる。まだ、床が濡れる程度の時は、“家がプールになった”と大はしゃぎする息子。見てるだけで、マジでイラっとする。案の定…その後も、こいつの我儘で、幾度となく主人公は死にかかる。典型的な、ディザスタームービーに出てくるバカなクソガキなんだ。でも、一応、可愛い我が子なので、主人公は必死になって、息子を守りながら、避難をするんだけど…マンション中の住人が一斉に避難を始めたので、人・人・人で身動きがとれない。外では水かさが容赦なく増し、巨大津波まで襲ってくる!

 

今から10数年前、韓国映画の「TSUNAMI -ツナミ-」をDVDで見ながら、こんなことあるわけねーだろなんて、ツッコミを入れてたんだけど、その直後に…3.11、東日本大震災が起きて、あの映画が絵空事じゃなかったことを実感して、恐ろしくなった。本作もあの映画に匹敵するディザスター感で、主人公たちだけ間一髪で助かるという、一見、“荒唐無稽”な部分もあるんだけど、世界中で異常気象により自然災害などが起きているのを目の当たりにしていると…なくもないんじゃないかって思えてくる、妙な臨場感も味わえる。なんだけど、何かがひっかかるんだ。

 

それは、たとえば主人公の職業…電話をかけてきた相手が、主人公に“感情エンジン開発部の主任か?”と確かめるんだけど、要はAIか何かを開発している技術者らしいんだよな。そして、そうは見えないんだけど、けっこ重要な人物らしい主人公を助けるために、セキュリティ・チームを名乗る、やたらクール男が助けにやって来るんだけど…その男から、この洪水被害が、小惑星の衝突に原因があるとか、人類滅亡の危機に瀕しているとかって言葉が飛び出すのよ。あれ、もしかしてSF要素が強めだったりする?他にも“今朝の状態に戻せるんだろ”とかね…。

 

とりあえず、セキュリティ・チームの男が合流したことで、何度も命の危険に瀕しながらも、主人公はなんとか生き延びまして…あのトラブルメーカーの息子にも振り回されながら、脱出用のヘリが来るという屋上を目指す!ハイ、ここからちょっとネタバレを書くんですけど…ちょっと“バッドエンド”を挟みつつ、“今朝の状態に戻せるんだろ”が伏線になったかのように、話が“朝”に戻る!あれ、もしかして夢オチなのか?その後も、無限ループのように、この“地獄の脱出撃”を繰り返すことになり…なんでこうなってる?正解は見つかるのか?が最終的なオチ。

 

映画の構造が解っちゃった時点で、残念ながらトーンダウン、興ざめした。正直、惜しいなって思った…容赦のないディザスター部分などは韓国映画らしい毒っ気と、いつか現実に起きるかもしれない恐怖感も加わって、最初はけっこう見入っちゃったんだけどな。これだけ迫力のある災害シーンを描けたなら、もっとド直球な、ディザスタームービーにすればよかったのに。それこそリアルなバッドエンドを見せることで、より視聴者の防災意識を高めることに貢献できたんじゃないかなって思うんだよな。ここまでやって、なんで、こんなSF映画にしちゃったんだろうな。

 

 

監督:キム・ビョンウ

出演:キム・ダミ パク・ヘス クォン・ウンソン ユナ パク・ビョンウン チョン・ヘジン キム・ドンヨン

 

 

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アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ(2025年)

アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ

 

【鑑賞日:2025年12月19日】

 

本日公開初日を迎えたキャメロンの新作「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」を地元のシネプレックスで鑑賞…IMAXには対応してないので、3D吹き替え、2D字幕、2D吹き替えの三択。個人的にはあまり3D映像に興味はなく、物語を追えれば構わないと思っていたので…値段を抑えた、無難な2D字幕版での上映を選択。前作鑑賞時は…1作目をおさらい観賞したが、今回は1~2作とも見直さないまま挑んだ。2作目は廉価版のブルーレイが出てないから購入してないし、WOWOWでもやってないので、手元になかったからね。アマプラなんかも有料だし。

 

地球から5光年離れた惑星ポリフェマスの衛星パンドラ…アバターの技術を用い、人間を捨てナヴィ族の一員となった元海兵隊員ジェイク・サリーは、ナヴィの女性ネイティリと家庭を築き、子供にも恵まれていたのだが…先の戦いで長男を失い、家族そろって、悲しみに暮れていた。ある日、サリー一家の養子で、人間のスパイダーが、パンドラの環境に適応するのが困難になり、決別を決意!一家は総出で…スパイダーを基地まで送り届けることになったのだが、その途中で…ヴァラン率いる狂暴なアッシュ族に襲撃され、宿敵クオリッチ大佐までも現れる!

 

おさらい観賞しなかったので…物語序盤は、ナヴィ族の見分けがちょっとつかずに戸惑う。見ているうちに、段々と…主人公のジェイク・サリーとの関係性や、どのような立ち位置なのかは、なんとなく思い出してきたけどね。前作の戦いの中で…サリー一家は長男を失っていて、嫁さんや次男は、その辺をまだ強く引きずっている。そんな時、あのクオリッチ大佐の息子であり、サリー一家と家族同然に育った人間の子供スパイダーが、このまま一緒に暮らせない状態になる。ジェイクはスパイダーの身を案じた上で、決別を選択するのだが…子供たちが猛反対。

 

その妥協案として、スパイダーの新たな移住先に、家族みんなで送っていこうって話になったんだけど…その途中で、今回の敵である狂暴な種族“アッシュ族”が襲撃してきて、一家は一時的にバラバラになってしまう。そして、ただでさえ、大変な状況なのに…しぶとく生き残っていたクオリッチ大佐までジェイクに襲い掛かってくる!しかし、このままだと、スパイダーの命も危険だぞと、本当の父親であるクオリッチ大佐の情に訴えかけ、子供の救出に向かうことになる。もしかして、このままクオリッチ大佐が仲間になる展開か?なんて思ったんだけどな…。

 

すっかりアバターの基本設定や世界観を忘れてたけど…もともとこの惑星を人間が開拓しようと地球からやって来たけど、先住民との間に争いが起きていたんだっけな。そう、クオリッチ大佐も…今ではナヴィのような容姿なんだけど、人間側であることには変わりなく、執拗にサリーを追いかけてたんだよ。結局、今回もナヴィ(パンドラの部族の連合軍)VS人間の戦いの延長であり…そこに狂暴な種族アッシュ族という、愚連隊みたいな連中が加わっての“三つ巴の戦い”に発展していく。個々に複雑な生い立ちを抱えている子供たちのドラマが意外と見ごたえあり。

 

正直、より迫力を増したと言われている評判の良いビジュアル、映像美は…普通の2Dで見ている限り、2作目とそう変わらないなという既視感を味わうのだが…そこで3D代をケチった金額の差が出てしまうのかとも納得。途中、似たような戦闘シーンばかりで(きっと3Dだったら印象も違っただろう)、眠気も襲ってきたのだが…人間の総攻撃が始まったあたりからの大乱戦は、2Dでも充分に迫力を感じた。ジェイク、クオリッチによる因縁の対決最終章?周囲の環境が崩壊していく中での2人のどつきあい、二転三転その行き着く先にキャメロンらしい美学を見た。

 

 

監督:ジェームズ・キャメロン

出演:サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ スティーヴン・ラング シガニー・ウィーバー クリフ・カーティス

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ (オリジナル・サウンドトラック)

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