勝手に映画紹介!?

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アナログ(2023年)

アナログ通常版 [DVD]

 

WOWOWでエアチェックしておいた「アナログ」を鑑賞…普段なら、ケっ誰がこんなクソ映画を見るんだよな、嵐の二宮和也主演の恋愛映画なんだけど、原作がビートたけし、殿なので、なんとなく興味はあった。っていうか、ずいぶん前に原作読んでます、内容はあまり覚えてないけど。原作小説が発刊されたのは2017年9月なんだけど、自分の読書ブログの記録によると…オイラは2019年1月に古本で購入して読んでますね、もうかれこれ5年半くらい前になるのかな?映画と小説を比較してみようと思ったんだけど…手元にない。アレ、処分しちゃったか?

 

デザイン会社でデザイナーの仕事をする水島悟は、行きつけの喫茶店“ピアノ”で、みゆきという謎めいた女性と知り合う。些細なことで意気投合した2人…なぜか携帯電話を持っていないというみゆきと、連絡先の交換ができなかったものの…みゆきの発案で“毎週、ピアノで待ち合わせする”という約束になった。お互いの都合で、すれ違いになることもあったが…徐々に距離を縮めていく2人。悟の友人たちも、茶々を入れつつ…2人の関係を温かく見守っていた。ある日、悟が意を決してプロポーズの準備を進めるのだが…急にみゆきは現れなくなり…。

 

デザイン会社でこき使われている青年・二宮が、馴染みの喫茶店で超絶美人な波瑠と知り合い一目惚れ…ただし、けっこうな奥手なので、なかなか踏み込んで口説くことができず、“1週間に1度、同じ場所で会いましょう”なんて約束を取り付けて、かなり遠回りに、距離を縮めていくという恋愛もの…原作を読んだ時に“なんか、新海誠のアニメ映画にでも出てきそうな、中高生のこっ恥ずかしい初恋話を読まされてるような恋愛もの”という感想をオイラは残してるんだけど、映像になっても、そこを大きく逸脱するようなことはなく、原作にわりと忠実なのかな?

 

いや…後半の展開、オチをすっかり忘れてたけど、あんな話だったっけ?これも自分が原作を読んだ時の感想の引用なんだけど…“ミステリアスなヒロインの正体が、風俗嬢やAV女優でした、それともなければ、てっきり病気で死ぬのかと思ったら通り魔に殺されたなんていう某難病純愛もののような、意外性のあるオチがあってもいいのになと思ったんだけど…”なんて書いてて、確かに物語的な仕掛けはあったけど、そこまでひねくれた展開でなく、一昔前のケータイ小説みたいな、けっこうド直球のお涙頂戴で、映像で見ると余計に芝居も何もかもクサいな(笑)

 

昔は、バラエティ番組などで、直ぐ“おねーちゃんにヤラせて”とか言い出してた“殿”も…本当はこういうロマンチストな部分を持ち合わせてるんだろう。奥手の男が、美女を口説く話なので…物語的には感情移入できる部分もけっこうあるんだけど、ジャニタレじゃなかったら、なお良かったかなと個人的に思う。神秘的で、謎めいたヒロインに波瑠というのは的確な人選だな…映画を見ていて、“野郎の顔なんて見せなくていいから、もっと波瑠を出せ”って気持ちになった。でも、実際にあんな美女と知り合うチャンスがあっても、口説く勇気はオイラにないな(汗)

 

原作小説を読んだ時もそう感じた(らしい)のだが…合間のギャグっぽいシーンや、ちょっとした遊びのシーンなんかは北野映画を意識してるんじゃないかな?って深読みしたくなるくらい、っぽい雰囲気が出ている。海岸で凧揚げするシーンは「HANA-BI」オマージュか?そのほか、海岸でイチャつくニ宮と波瑠は、沖縄に逃げた「ソナチネ」のヤクザたちをダブらせる。主人公の悪友2人が“かつあげされた時の思い出”を語るシーンを見て…「キッズ・リターン」で実際にカツアゲされてた奴らが大人になると、こんな大人になるんじゃないかなって想像にも繋がった。

 

一点、気になったのはカラオケシーンで主人公が唄うのが桑田佳祐だってところかな?あんな描写は原作にあったっけ?それを調べようとしたんだけど…あるはずの原作小説が見つからなかったのよ。でさぁ、殿と桑田佳祐って因縁があるじゃない…「3-4X10月」と「稲村ジェーン」バトルという。同時期に公開され、芸能人監督として比較された2作品。興行的には「稲村ジェーン」に軍配が上がり、当時の桑田佳祐もけっこう上から目線で殿を批判したりしてたけど…その後、映画監督として大成したのは殿の方だったしな、なんかそんな昔話も思い出したのよね。
 

 

監督:タカハタ秀太

出演:二宮和也 波瑠 桐谷健太 浜野謙太 板谷由夏 坂井真紀 筒井真理子 高橋惠子 リリー・フランキー

 

 

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山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還(2023年)

 

WOWOWでエアチェックしておいた「山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還」(なぜかAmazonの品名は原題表記になってる→Sniper: G.R.I.T. - Global Response & Intelligence Team)を鑑賞…トム・ベレンジャーが主演を務めていた初期作品と比べるとだいぶ様変わりしているものの、一応、正規のシリーズ続編となる10作目。2つ、3つ前までは、ベレンジャーの復帰もあったりして原点回帰してる作品もあったのだが、前作「山猫は眠らない9 ローグ・ミッション」から、急にコメディ色が強めに!円盤は出てないのか?Amazonでは配信のみの扱いだった。

 

元スナイパーでCIAエージェントだったブランドン・ベケットと国土安全保障省の捜査官だったゼロはストーン大佐率いる国際対応諜報チーム“GRIT”のメンバーとなっていた。そんな中、かつての敵で、今は同じ“GRIT”の一員であるレディ・デスが、征服者と呼ばれるブバロを暗殺するため、カルト教団“アルゴン王国”に潜入していたのだが消息を絶ってしまった。生死不明だったのだが、ようやく彼女からのSOSを受信…ブランドンとゼロは“アルゴン王国”の拠点マルタへと飛び、レディ・デスの救出を行いつつ、ブバロと側近6人の暗殺を引き継ぐことになり…。

 

冒頭、今回の敵であるカルト教団“アルゴン王国”の首領を前に、幹部が居並び会議中…成果の報告なんかをしあってるんだけど、無能なメンバーが容赦なく処刑される。ああ、007のスペクターみたいなことをやりたいんだな。そこで、レディ・デスの写真が提示され、アメリカの手先、自分たちの敵であるという情報が共有される…どうやら“アルゴン王国”側はレディ・デスが暗殺者であると正体を見抜いたようだが、取り逃がしてしまったみたいで…行方を探しているのだろう。案の定、レディ・デスの窮地を知った主人公チームが救出に動き出すという展開に。

 

前作がかなり微妙でイマイチだったので、心配してたんだけど…監督が同じ人(8作目の脚本家が、9作目から監督も担当するようになった)だったので、やっぱり今回もかなりコメディ要素が強めであり、シリーズ初期、特に1作目のヒリつくような緊張感を求めるとガックリする。前作の最後で、主要キャラが一堂に会し、なんだか“ミッション・インポッシブル風”のチームを結成してたんだけど…本作はそのチームがいよいよ本格始動するというストーリーだった。なんだけどサブタイトルにもなっているレディ・デス役が前2作の秋元才加から別の人に変わっている。

 

別に秋元才加のファンでもないので、オイラ的にはそこまで役者変更も気にはならなかったが…どういう経緯で変更になったのかは、ちょっと知りたいよね。ギャラとかでモメたのかな?役者側の事情なのか、製作陣に“チェンジ”って言われたのか…。今回のレディ・デス役も日本の女優さんなのかな?藤本ルナって名前の女優さんで、自分はまったく存じ上げなかったんだけど、ネットのフィルモグラフィーを調べると「47RONIN -ザ・ブレイド-」(未公開のB級洋画)、「ハードボイルド・レシピ」(邦画)なんて作品に出てるらしい…スマン、どちらも見たことないや。

 

気になったのは、部屋に侵入した敵の刺客1人を…主人公チーム3人が迎え撃ち、もの凄く狭い場所に、横並びになって、全員で銃を連射し、撃ち殺すシーン。ビジュアル的に派手でカッコいいのかもしれないけど、あまり必然性を感じないよな。普通にうるさいやろ、特に挟まれてる真ん中。平然としてたけど、間違いなく耳ヤラれるそう。それこそ狙撃のリアルさに拘っていた初期のシリーズだったら、こんな雑なアクションを撮らないんじゃないかなって思った。前作の感想でも書いたけど「山猫は眠らない」(原題:Sniper)のタイトルで続ける意味があるのか疑問だ。

 

 

監督:オリヴァー・トンプソン

出演:チャド・マイケル・コリンズ ライアン・ロビンズ 藤本ルナ デニス・ヘイスバート ジョシュ・ブレナー

 

 

【アマプラでも有料配信中…】

Sniper: G.R.I.T. - Global Response & Intelligence Team

Sniper: G.R.I.T. - Global Response & Intelligence Team






 

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ザ・ウォッチャーズ(2024年)

ザ・ウォッチャーズ

 

【鑑賞日:2024年6月21日】

 

昨日は地元シネプレックスで公開初日の作品を2本ハシゴ…1本目の「バッドボーイズ RIDE OR DIE」は9時20分上映開始→11時28分上映終了、そこから約10分待ち、既に開場時間になっていたので、スタッフのおねーさんに声をかけて、そのまま11時40分上映開始→13時35分上映終了の「ザ・ウォッチャーズ」の上映スクリーンへ。あのM・ナイト・シャマランの実娘イシャナ・ナイト・シャマランが監督を務めたホラーということで、期待半分不安半分で見に行ってきた…パパシャマランも製作でクレジットされている。主演は子役出身のダコタ・ファニング。

 

ペットショップで働くアーティストのミナは、店の仕事で配達に出かけるも…途中、ナビの調子が悪くなり、車で森の中に迷い込んでしまう。やがて車も動かなくなり、徒歩で脱出を試みるも、失敗に終わる。その後、通りかかった人影を追い…奇妙なガラス張りの建物を発見!そこにはマデリンという老女、キアラという若い女性、ダニエルという若い男性がいた。3人も森から出ることができず、その建物で生活しているらしいのだが…その建物は、謎の存在によって監視されており、日が暮れたら部屋を出てはいけないなど様々なルールが科せられていた!

 

若干、情報不足で、唐突感のようなものを感じてしまう部分もあったのだが…いったい何が起きてるんだろう?何が現れるんだろう?といった、導入、引っ張りの巧さは父親譲りというところだろうか?中盤の、何かが起きそうで、なかなか起きない感じなんかもパパシャマランに似ているのかなと思った。急展開を見せる中盤、特にひねりもなく、肩透かし気味の真相ではあったものの…ホラーとしての不気味さのようなものはそれなりに味わえる。そこで終わっておけば、それこそパパシャマランぽそも更に増したんじゃないかなと思ったが、その先もまだあったのね。

 

どんでん返しとまではいかなかったが、割と丁寧に謎解きや伏線回収のようなものを見せ…派手な見せ場もまだ残っていた。女性監督ならではなのか…ディティールや登場人物の感情表現などに細やかな拘りを感じ、大味ながら意外性を用意するパパシャマランとは、また一味違った余韻に浸るのであった。正直、予告編の方がもっと雰囲気があったななんて意地悪な感想を漏らしてみたくなるのだけど…これが監督デビュー作で、しかも24歳という若さを知ってしまうと、単にパパシャマランの親バカだけでは終わらない、今後への期待も膨らむのだった…。

 

っていうか、あまりネタバレ感想が書けないところは、やっぱり“シャマラン”というブランドをしっかり継承してるんだよな(笑)昨年の「イコライザー THE FINAL」で、「マイ・ボディガード」のデンゼル・ワシントンと再共演、エモさ爆発だったダコタちゃんのクールな演技に助けられ、最後まで見続けられたってところもあったよね。ダコタちゃんくらいのキャリアの長さだったら、パパシャマランの映画の1本や2本、出てそうな気がしてたけど、意外と出てなかったか…。あと、どこかでパパシャマランが役者として出てくるんじゃないかと期待してたが、それもなかったな(笑)

 

 

監督:イシャナ・ナイト・シャマラン

出演:ダコタ・ファニング ジョージナ・キャンベル オルウェン・フエレ アリスター・ブラマー オリヴァー・フィネガン

 

 

【パパが監督の「オールド」にスタッフで参加してたらしい】

Blu-ray オールド

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バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年)

バッドボーイズ RIDE OR DIE

 

【鑑賞日:2024年6月21日】

 

今日は見たい映画が複数公開…うまくハシゴできる上映スケジュールでとりあえず2作品ほど鑑賞してきた。朝は生憎の雨、まぁ、車で行っても、映画を見れば駐車料金が6時間無料になる施設だったので、そのままハシゴしても問題なさそう。とりあえず9時20分上映開始の「バッドボーイズ RIDE OR DIE」を先に見て、上映終了後、10分待ちの2本目を連続鑑賞。ちなみに「バッドボーイズ RIDE OR DIE」は、オイラが加入しているauスマートパスプレミアの会員限定サービス“推しトク映画”の対象になっており…映画館の会員割引より安い1100円で見れたよ。

 

マイアミ市警のベテラン刑事コンビ、マイクとマーカス…長年、独身を貫いてきたマイクが遂に結婚!その式場で相棒のマーカスが急病で倒れ、生死を彷徨う。しばらくして無事にマーカスは退院、マイクとのコンビが復活するのだが…そんな彼らを待っていたのは、2人の上司だった故ハワード警部の汚職疑惑だった。マイクたちはハワード警部の汚名を晴らそうと、実際にハワードを手にかけた暗殺者、マイクの息子アルマンドを尋問しようとするのだが…謎の敵によって罠にハメられてしまい、2人も犯罪者として警察から追われることになってしまった!

 

1作目の公開がかれこれもう29年前?2003年公開の2作目から17年ぶりに復活した前作、シリーズ3作目はちょうどコロナの感染が広まり始めた2020年、4年前…3作目の公開時から“続編始動”の話は出ていたシリーズ最新作の4作目が本作。ストーリーに関しては、予想通り、前作とかなり繋がった内容になっていたけど…オイラも事前におさらい鑑賞したので、ばっちりだったぜ。3作目で初めて描かれた“マイクの過去”が今回も重要な要素であり、前作で殺されてしまったマイク&マーカスの上司、ハワード警部の死の真相なんかも物語に関わってくる。

 

他、前作には登場していない、初期2作とスピンオフドラマに出ていたのあの人が再登場したり、2作目のネタをちょっとだけ蒸し返したりもしてたけど…前作同様、鑑賞経験があれば、無理して1~2作目のおさらい鑑賞をする必要はないんじゃないかな?なんとなく覚えている情報で、充分に消化できましたね。冒頭は、前作を踏襲した出だし、急いで“どこかへ”向かうマイクとマーカス…前作ではマーカスの一家の“祝い事”だったけど、本作では独身貴族のマイクが遂に結婚!てっきり前作に出てきた元カノとヨリを戻したのかと思いきや、誰コイツ?な新キャラ。

 

いや、ちゃんと元カノも出てきて、別の男と付き合ってるんですけどね…。そして、このめでたい席で、とある事情でマーカスが倒れる!前作ではマイクが銃弾に倒れたけど、今度はマーカスが…ここでもキャラの立ち位置を入れ替えてるんだな。このシリーズでは珍しいんじゃないかな?臨死体験をしたり、“夢”の中で死んだ人と再会しちゃったり…正直、序盤のやり取りが、ややもっさりとしてて…マーカスの衰えを前面に出したギャグの連打に少々、辟易しかけるんだけど…それを乗り越えると、原点回帰&パワーアップでテンポの良いアクションが拝める。

 

なんというか、ストーリーが複雑そうに見えて、めっちゃ単純…出てきた瞬間に“お前裏切り者やろ”っていう人物も見当がついちゃったり、マーカスがいきなり出てきた女とくっつくってことで、絶対に“どこかで事件に巻き込まれるやろ”とか思ってたら、案の定だったし…もう、この手の作品で主人公が結婚っていうのがフラグだなんだよな。ホラ、「ミッション:インポッシブル」の3作目(M:i:III)のイーサンと一緒だよ。前半はコンビで、中盤は前作の伏線通りニヤツが加わってトリオに…最後はやっぱり前作同様のチーム戦で大暴れ!オイラは前作より今回の方が好き。
 

 

監督:アディル・エル・アルビ ビラル・ファラー

出演:ウィル・スミス マーティン・ローレンス ヴァネッサ・ハジェンズ ジェイコブ・スキピオ ジョー・パントリアーノ

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

Bad Boys: Ride Or Die Soundtrack [Explicit]

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ザ・コンフィデンシャル(2023年)

 

午前中は公開初日の映画を2本、ハシゴしてきたんだけれども…その前に、実は、今日の朝、予定していた時間よりも早く目が覚めてしまい、二度寝すると寝坊する危険があったので、そのまま起きちゃって、自宅でも映画を1本鑑賞…先にこちらの感想をアップしてしまう。ってことで、日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアで録画した「ザ・コンフィデンシャル(原題:Confidential Informant)」を鑑賞…ドミニク・パーセルとニック・スタールが共演しているアクション…2人の上司役でメル・ギブソンも出てます。

 

1995年、ニューヨーク…海兵隊員として従軍したトムとマイクは、帰国後、NY市警の麻薬取締官になった。2人は、とある麻薬密売組織をマークしていた。そんなある日、トムは自分が胃がんであることを知りショックを受ける。このままで妻子を路頭に迷わせてしまいかねない。そこで、自分が殉職すれば…遺族が多額の保険金を受け取れると知り、ある計画を思いつく。実は、2人が情報屋として使っている男もエイズに感染、余命わずかであり、彼に自分を襲わせるという。情報屋は協力と引き換えに、売人から金を奪い、家族に渡してほしいと懇願し…。

 

戦友同士のパーセルとスタールが一緒にコンビを組んでる刑事なんだけど…妻子持ちのパーセルの方にガンが発覚、医者から余命宣告されてしまう。それを家族にも内緒にしてたんだけど…ある日、同僚が、殉職したら家族が食うに困らない、いっそうのこと死にたいと、酒を飲みながらボヤいているのを聞いて…アイデアがひらめく。そうだ、捜査中に自分も殉職しちゃえばいいんだと。2人は、麻薬組織を追いかけていて、ヤク中の情報屋がいるんだけど…なんとそいつも、エイズに感染し余命僅か、やはり家族になんとか大金を残してやりたいと考えていた。

 

このヤク中の情報屋を利用して、自分を殺すように仕向けよう…最初はそういう作戦だったんだけど、情報屋は、麻薬の売人から金を盗んで、それを家族に残したいと言い出す。もちろん、それを実行するには相棒の協力が不可欠なわけで…病気のこともすべて告白して、作戦に引きずり込む。そんなの無理だ、諦めずに最後まで生きろと相棒のスタールは言うけどパーセルの意志は固い。かくして、パーセルの殉職計画が始動するんだけど、いろいろと予定通りにはいかない。結局、希望通りに殉職はするんだけど…今度は内部監査官に不正を疑われる!

 

残された相棒は事態を丸く収め…相棒の家族は、保険金やらなんやらを無事に入手することができるのか?パーセルの死亡は確定ルートなので、全体的にかなり辛気臭い。しかも、計画に関わる情報屋もパーセルと同じような境遇なので、見ているだけで余計に鬱々としてくる。そして、パーセルの思いついた計画に巻き込まれる相棒のニック・スタールも、酒とクスリ、そして女に溺れてて、ホント、終始疲れ切った顔してるのよね。っていうか、ニック・スタールって「ターミネーター3」の2代目ジョン・コナー役を思い出すけど、貧相な巻き込まれキャラが似合うな。

 

メルギブは主人公たちの上司の役…出番はそこそこあるけど、アクションにからむようなことはなかった。主人公のコンビ2人は、どちらかというとルール無視の型破りな刑事だったらしく、普段から監査官に目をつけられてるんだけど、メルギブが、いつも防波堤になってくれている感じ。2人の不正をなんとしても暴きたい監察官に、メルギブが“ああいう連中が今の署を作った”と啖呵を切るシーンがあるのだが、なんか老成したリッグスが、昔の自分を振り返ってるようにも見えてくる。そういえばメルギブ監督で「リーサルウェポン5」の企画が動いてるらしいな?
 

 

監督:マイケル・オブロウィッツ

出演:ドミニク・パーセル ニック・スタール メル・ギブソン ケイト・ボスワース  ラッセル・リチャードソン

 

 

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先週の読書:「背中の蜘蛛」「星星の火2」

先週の読書:「背中の蜘蛛」「星星の火2」


私事ですが…本日は誕生日でした、まだギリで40代。特に大きなイベント等はなく、いつもと変わらない日常でしたけどね。明日だったら…公開初日の映画を2本、ハシゴする予定でいるので、自分へのご褒美として…なんかいろいろと記憶にも残っただろうに。ああ、Amazonに注文しておいた、映画秘宝の最新号が届いたなぁ、まだ読んでないけど。先月号は、リアル店舗で買ったんだけど、今月は買いに行くのが面倒なのでAmazonでポチってしまった。予約しておけば、ちゃんと発売日に届くんだな…。でも、映画秘宝も昔に比べると質が落ちてるよな…。

 

先週公開の映画は結局、1本も見に行かなかったな…明日公開の作品が何本かみたいのがあるので、懐具合と相談して、ちょっと我慢したよ。本当は“ガンダムシネマフェス”(珍しく、地元のシネプレックスでもこんな企画上映をやってくれてる)で「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」だけでも見てきたかったんだけど…スクリーンサイズの小さ目の劇場での上映だったので、これじゃ、ウチのプロジェクターで見るのとそんな変わらないかななんて思ってね断念。そうしたら…公開2週目となる明日から、劇場内の一番でかいスクリーンでも上映があるのよ、マジか!

 

でもね…日替わりでタイトルが変わって、夕方の中途半端な時間で1日1回または2回くらいしか上映がなかったりして、見に行ける日程があるかどうか…。明日の夕方に“逆シャア”があったんだけど…さすがに昼間別の映画を2本ハシゴ予定なので、3本はちょっと無理だな。来週、時間が作れて、スケージュールが合えば、劇場のスクリーンで“逆シャア”見たいよなぁ。そんなわけで読書の話…6月の前半はぜんぜん読書ができなくて、前回は読書ネタの更新をお休みしてしまった。先週はなんとか2冊ほど読了できたので…今、この投稿を執筆してます。

 

えーと、まず1冊目の読了は誉田哲也の「背中の蜘蛛」…秘密裏に作られた警視庁の新設部署が、かなりグレーな手法で情報収集、それを実際の捜査陣にリークして、捜査を円滑に進めようとするんだけど、下っ端刑事たちが不自然な捜査に疑問を覚える。それと同時に、新設部署の存在を揺るがすような事件も起きてしまうという感じのお話。2冊目の読了は福田和代の「星星の火2」…こちらも警察もので、前に読んだことがあるシリーズものの2作目。保安課の刑事と通訳捜査官が協力しあい、チャイナタウンに君臨する謎の組織“赤い虎”と対峙するお話。

 

どちらも警察小説として安定した面白さがあったけど…全体のボリュームもあった誉田哲也の「背中の蜘蛛」の方が、より面白かったかな?ということで、今回の“推しの1冊”は「背中の蜘蛛」に決定!「星星の火2」も普通に面白かったので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。たまたまこの2冊をチョイスしたんだけど…両方とも双葉文庫だったことに、今気づいた。今回の投稿時点で、今月はまだ3冊ほどしか読了できてないのね…もう今月もあとわずかだけど、残りの日数でもうちょっと冊数を稼ぎたいな。とりあえず、今読んでるヤツをやっつけなきゃ…。

 

 

2022弁10月発行、誉田哲也著「背中の蜘蛛」…2019年10月に単行本で発刊された同名タイトルの文庫化。全部で三章構成の物語…一章では池袋で起きた刺殺事件の捜査本部で、所轄の刑事課長が捜査一課長からの特命捜査を命じられるも、なんとそれがホンボシ逮捕に繋がるとても重要な捜査だったという様子が描かれる。二章では…また別の署の別の刑事たちが、本人たちも巻き込まれた爆殺傷事件の捜査を担当することになるも、不可解なタレコミによって捜査が一気に進む。どちらも現場の刑事たちが、“解決方法に疑問を感じる”ところで終わる。

 

それが文庫で560ページちょっとあるうちの、160ページを割いて描かれる。残りの400ページが、メインとなる第三章。実は、一章と二章で描かれた事件の裏では、警視庁の新設部署が、かなりグレーな手法のハイテクを駆使して、事件の証拠を掴み、真相に迫っていた、それを現場の下っ端刑事たちに悟られないように、情報をリークして、事件の解決に導いていたことがわかる。そして3章ではその新設部署の捜査官たちが、新たな事件に挑むんだけれども…一章、二章で出てきた刑事たちに秘匿しなければいけない新設部署の存在を感づかれてしまい…。

 

一方、そういった物語が進むのと並行し…ニートらしき男性が、貧乏な若いチンピラと、その実姉と出会い、交流を深める様子が描かれる。案の定…この3人が"事件”に関わっていき、刑事たちの物語と交わるわけなんだけど…いったいニートらしき男の正体は何者なのか?刑事たちが追う事件とどういう関りを持つのか?クライマックス近くで若いチンピラと実姉に訪れる”悲劇”が想像以上にエグイ(登場人物同士の関係性もグチャグチャドロドロだったなぁ)…誉田哲也、すげーこと考えるな。2人と交流を深めた男が逆上するのも納得だ。

 

 

 

2020年12月発行の福田和代著「星星の火2」…2017年9月に単行本で発刊された同名タイトルの文庫化…以前読んだ、保安課の刑事と、中国語が得意な通訳捜査官がコンビを組む「星星の火」の続編。「星星の火」の他にも、短編作品でこのコンビの活躍が描かれたものがあり、そちらも読んだことがあるな。今回はまず…刑事が女子高生買春組織を追いかけているところから始まるんだけど、派生した中国人買春組織もあるらしいという情報を掴み、さらに捜査を進める。やがてその買春組織の背後に"赤い虎”と呼ばれる謎の組織の関与が浮上する。

 

一方、通訳捜査官の方は…池袋の町にあるチャイナタウンの様子が、最近ちょっとおかしいというのを肌で感じるようになる。実際に、不可解な事件もいくつか発生!ちょうど保安課の刑事から"赤い虎”についての問い合わせもあり、個々の事件と"赤い虎”の関りなんかを探るようになる。この2つの警察視点の他、ムショ帰りの在日中国人の青年が…昔馴染みと再会し、再び犯罪の世界に巻き込まれそうになる。実は、その青年の昔馴染みというのが…"赤い虎”の現リーダーだった。警察は"赤い虎”全貌を掴めるか?在日の青年は再び悪の道に走るのか?

 

前作からの引っ張り要素なんだけど、通訳捜査官が嫁さんと別居中で、離婚はしてないんだけど、旦那の方が仕事と両立しながら幼い娘の面倒を育ててるのよ。旦那は子供を置いて家を出てしまった嫁さんに未練たらたらで、その不思議な夫婦関係がちょっと面白く描けてるんだけど…本作ではたまたま知り合ったシングルマザーに好意をよせられ、ストーカーされかけるというサブエピソードもあって、どうなるんだろうなって。事件は解決するけど、通訳捜査官の夫婦関係は復縁など明確な進展はなく、ちょっと続きが気になるんだけど…現段階で続刊はない。






 

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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年):WOWOW録画

バッドボーイズ フォー・ライフ ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]

 

今週の金曜日から公開が始まる「バッドボーイズ RIDE OR DIE」の前に…前作「バッドボーイズ フォー・ライフ」をおさらい鑑賞。いつも続編公開の前夜に慌てておさらい鑑賞し、肝心の新作鑑賞時に眠気に襲われたりして頭を抱えるので…今回は余裕を持って、ちょっと早めに再鑑賞することにした。言わずと知れた人気アクションの「バッドボーイズ」シリーズ…初期2作品はあのマイケル・ベイの出世作、代表作と言っても過言じゃないと思うけど、17年ぶりに復活した前作、3作目は監督が変更されるも、それなりにリスペクト感ある正規続編にはなっていた。

 

早いもので、3作目の劇場鑑賞から4年と5カ月…ちょうど“なんかコロナがやべぇぞ”と騒がれ始めてきた頃に日本で公開だったんだよね。3作目の劇場鑑賞前には、自宅で1~2作目を再鑑賞して挑んだ。当初は、今回も1~3作目を全部見直そうかなと思ったんだけど…確か、3作目って、細かいキャラネタなんかは1~2作目からの引っ張り要素もあったけど、ストーリーに関しては、そこまで目立った繋がりがなく、特に“おさらい鑑賞の必要性”というのもあまり感じなかったんだよね。今度の新作でどうなるかわからんけど、面倒だから3作目だけでいいか?

 

新作「RIDE OR DIE」の予告編を見ると、前作で死んだジョー・パントリアーノ演じるハワード警部も再登場(残されていた映像という設定のようだ)、その死の理由などが大きく関わっている様子。また…再鑑賞して確認もしたけど、ウィル・スミス演じるマイクが、“ヤツ”に償いのチャンスを与えるという…さも続編を意識したような、意味深なラストになっていたので、きっと3作目の内容が何らかの形で、「RIDE OR DIE」の物語に関わってくるに違いない。っていうと…やっぱり3作目はおさらい鑑賞しておかないといけない。劇場鑑賞以来、ぜんぜん見直してなかった。

 

今回の再鑑賞は…2020年9月のWOWOW放送でエアチェックしてあったもの。劇場公開が2020年1月31日だったので、だいたい8カ月くらいでWOWOWで放送になってたな。円盤はブルーレイとDVDのセット、または4K ULTRA HDとブルーレイのセットがパッケージでリリースされていたが、それぞれの単品とか廉価版は、今現在出てないみたいだな。ちなみに、プライムビデオだと…新作公開に合わせた割引セールなのか、通常407円のレンタル配信(高画質版)が、今なら100円で利用できますよ(→「バッドボーイズ フォー・ライフ (字幕版)」)。

 

そうそう…前作を見た時は、まだまだイケイケのウィル・スミスに対し、くたびれ加減がハンパなかった相棒マーティン・ローレンス(実年齢は年上だし)…劇中では“もう辞めたい、引退だ”とボヤきまくる設定だったので、すでに動き出していた新作企画(4作目の「RIDE OR DIE」)で、マーティン・ローレンスの出番があるのかどうか心配してたけど(笑)、予告編を見る限りは…ちゃんと今まで同様のポジションで出てるみたいだな。先日は、先に公開になった日本の「帰ってきた あぶない刑事」とのコラボ映像も話題になった…この2人も70代まで続けるのだろうか?

 

 

 
★2020年01月31日投稿:バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年)を一部訂正し再掲してます★

 

長年、マイアミ市警に尽くしてきたベテラン刑事コンビ、マイクとマーカス…マイクは親の遺産のおかげでリッチな独身生活を楽しみながら仕事に励んでいるが、家族優先のマーカスは孫も生まれて、引退を考えるようになっていた。一方、メキシコの刑務所から、かつて麻薬王の妻だったイザベルが看守を殺して脱獄を成功させる。手引きをしたのはイザベルの息子アルマンドだった!そしてアルマンドはイザベルの命令である計画を実行に移す…それはアメリカの政府要人の暗殺だった!そしてターゲットの中にはマイクや周辺の近しい人物の名前もあり…。

監督変更の他に、もう一つ目に見えて変わったものがある…それはウィル・スミスとマーティン・ローレンスの扱いである。実は、前2作だとマーティン・ローレンスの方が先、または上にクレジットがきていたのだが(つまり格上の扱い)…今回はウィル・スミスの名前の方が先、上にきている。まぁ、映画の世界でどっちが出世したかといえば…明らかにウィル・スミスであるのは間違いないけどな。ってことで…そのあたりの事情が役柄にも少なからず反映されている印象。ウィルがまだまだイケイケなのに対し、マーティンは引退をほのめかし、かなり老いぼれている。

スタイル的には「リーサル・ウェポン4」のリッグスとマータフに近いかなと…相棒に孫ができるところも似ている。「リーサル・ウェポン4」ではリッグスにも子供が同時に授かっている設定だったけど…さすがにそこまで同じ設定ではない。ただ、ウィル演じるマイクは子づくりできるくらいあっちもお盛んそうだし…まぁ、そういう手癖の悪さなんかも物語に少なからず影響が出てきたりと。そんなわけで、ウィルの俺様映画ぶりがちょっとばかり強いかなと…最後まで見ると、これじゃあ設定がリアルになった、まんま「ジェミニマン」じゃねーかと思ってしまったりもする。

アクションも過激、そしてコンビよりも、チームを優先される部分が強いので、全体の雰囲気はやっぱり2作目「バッドボーイズ 2バッド」を意識しているのかなといった感じだが、マイケル・ベイほど“疲れる”映像にはなっていない。ただ、時々…マイケル・ベイのようなカメラワークを模しているオマージュ的な演出もあり、充分に「バッドボーイズ」感は出ている。2020年の2作目のおさらい鑑賞でも書いたけど…マーカスの娘とか、その恋人を演じている役者なんかも、しっかり同じ人をキャスティング。2作目を見直してなかったらレジーの存在は絶対に忘れてたよ。

てっきりこれで完結編なのかなと思いきや…まだまだウィル・スミスはやる気満々だなって感じたのはオイラだけか?マーティン・ローレンスを引退させ、今回から登場した若手チームや別の新キャラクターと組んだりするんじゃねーかと、そんな風な妄想が終始、頭に浮かびっぱなしだったが…実際に「Bad Boys 4」の企画が動いているという情報もネットにはあがっている。海外の映画データベースサイト“IMDb”にも既にページが存在…はてさて、続編にマーティン・ローレンスの出番はあるのか?詳細な続報を楽しみに待ちたいなということで…以上!

 

 

監督:アディル・エル・アルビ ビラル・ファラー
出演:ウィル・スミス マーティン・ローレンス ヴァネッサ・ハジェンズ ジョー・パントリアーノ パオラ・ヌニェス

 

 

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虚栄のかがり火(1990年)

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ここ数日、旧作映画の再鑑賞をしてるんだけど…昨日見た「ボディ・ダブル」の影響で、今度はデ・パルマをもっと見たい気分になった…そういえば、見たことがないデ・パルマ映画も、まだけっこうあるなぁなんて思いまして、ネットでフィルモグラフィを眺めてたんだけど、たぶん、今まで一度も見てないぞと思う中の1本が「虚栄のかがり火」。タイトルはもちろん知ってたけど…なんか見る機会がなかった。でも、10年くらい前の、スターチャンネルでのエアチェックディスクが手元にあったんだよね。円盤はブルーレイまで出てますね、アマプラは有料配信でした…。

 

ウォール街のトップトレーダーとして成功を収めたシャーマン・マッコイ…妻のジュディに、人妻マリアとの浮気がバレてしまったにもかかわらず、懲りずに彼女との密会を続ける。その晩も、旅行から帰ってきたマリアと合流…逢瀬を楽しむためのアパートへと向かっていたのだが、うっかり道を間違えて、ブロンクスに迷い込んでしまう。その際、2組の黒人に囲まれてしまい、マリアの運転でなんとか振り切るも…黒人の1人を轢いてしまう!急いでマンハッタンに逃げ帰った2人だが…後日、シャーマンは警察の取り調べを受け、新聞にも大きく報道されてしまう!

 

公開当時だったか、レンタルビデオになってからだったか忘れたけど、先に見た友達が“あまり面白くなかった”って言ってて、それで見なかったんだよな。実際に、デ・パルマ映画の中でも、そこまで評判のいい作品でもなく…現代での評価も可も不可もなくって感じだよね。キャストなんか見るとすごく豪華だけどな…主役がトム・ハンクスで、わきを固めるメインキャストがブルース・ウィリス、メラニー・グリフィス。他にもモーガン・フリーマン、F・マーリー・エイブラハムといったベテランの演技派から、子役時代のキルスティン・ダンストなんかも出ていたのね…。

 

作品のジャンル的には…皮肉が効いた、コメディタッチのサスペンスといったところか?ウォール街でブイブイ言わせてる金持ち白人のトム・ハンクスが、浮気相手の人妻メラニー・グリフィスと密会している時に、高速の出口を間違えてしまい…黒人が多く、治安が悪いブロンクスに迷い込んでしまう。そこでトラブルに巻き込まれ、人を轢いてしまうんだけど…ちょうどその時に運転してたのは愛人のメラニー・グリフィスの方だった。しかし、密会がバレたくないトム・ハンクスは、警察にも届けず…それが後になって、大きな事件に発展、世間の注目も浴びてしまう!

 

人生を謳歌している時に、どん底に突き落とされるのがトム・ハンクス演じる主人公なんだけど…そのトム・ハンクスが巻き込まれる騒動、事件の真相に迫っていく新聞記者の役でブルース・ウィリスが出ていて、狂言回し的なポジションを担っている。冒頭、何かの成功を掴み、スターダムにのし上がったブルース・ウィリスが、周りの人間からちやほやされ、やりたい放題やってる姿が…いつものデ・パルマらしいカメラワークと編集で描かれていて、評判悪いけど面白いじゃんって思った。その後、なぜそうなったかを紐解くため、トム・ハンクスの話に移っていく。

 

本筋に入ってからも…グルグルと回る俯瞰映像とか、二分割画面の同時進行とか、デ・パルマ映画好きとしては、それだけでニヤリとしてしまうシーンもけっこうあるんだけど、それこそ「ボディ・ダブル」のような作品と比べてしまうと、イマイチ緊張感に欠け、全体的に散漫な印象を受けてしまった。嫁さんに浮気がバレた原因が電話の掛け間違えだったり、その後のトラブルの原因も、愛人と車の中乳繰り合ってて道間違えちゃっただし…間抜けな凡ミス連発。まぁ、そんな些細なことで…人生の歯車が狂ってしまうんだよという皮肉を描きたいのだろうと思うけどね。

 

まぁ…不倫で破滅するダメ男、ひき逃げなんて言語道断という点は現代にも通じるメッセージではないかな?法廷ものとして考えると、最後の奥の手なんかは雑すぎだけど…私利私欲で群がってきた連中が揃ってギャフンとする姿は意外と痛快だった。そして、冒頭のシーンに再び戻ってくるのだが、そこで映し出される顔ぶれを見て、意味深に感じるあたりで…一応、デ・パルマらしい余韻にも浸れたかなと。他のデ・パルマ映画みたいに、何度も見直したいかというと、そこまでの魅力はなかったが…終わりよければで、オイラ的には普通に楽しめたかな?

 

 

監督:ブライアン・デ・パルマ

出演:トム・ハンクス ブルース・ウィリス メラニー・グリフィス モーガン・フリーマン キム・キャトラル 

 

 

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ボディ・ダブル(1984年)

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ここ数日、“昔見た映画を久しぶりに見なおしたい気分”が続いているオイラ…なんとなく見てしまった「ロボコップ3」を皮切りに、昨日はデンゼル・ワシントン主演の「青いドレスの女」を久しぶりに再鑑賞、今度はデ・パルマの「ボディ・ダブル」を見る!確か、学生の頃に淀川さんの日曜洋画劇場あたりで見ている気が…10年くらい前にスターチャンネル(スカパーのお試し視聴)で録画したディスクで鑑賞したんだけど、見終わってから、5年くらい前にWOWOWで録画したものも見つかる…なんかWOWOWの方が画質も綺麗っぽく感じる(そもそも録画画質違うし)。

 

B級映画専門の俳優ジェイクは…怪奇映画で主役を演じていたのだが、自身の閉所恐怖症のせいで、撮影が遅延、監督ともめてしまう。その後、自宅へ帰ると…同棲中の恋人が他の男と浮気をしている現場を目撃してしまう。失意のどん底にあるジェイクは、オーディション会場で会ったサムという男と意気投合し、彼の住んでいる豪邸へ。サムは…用事があってしばらく家を空けると言い、その間、自由に使えるようになった。そこで、備え付けの望遠鏡で隣人の美女グロリアを盗み見ることに夢中になるが…ある晩、彼女を付け回す怪しい男の存在に気づく!

 

たぶんBDレコを初めて購入した直後のスカパーのお試し視聴で録画したんじゃないかな?スターチャンネルの場合、放送画質のDRモードで録画しても、録画容量が少なくて、かえってHG画質に落としたりすると、逆に容量が増えちゃったりするんだけど…スターチャンネルのエアチェックディスクの方は、HG画質に落として、他のデ・パルマ映画と一緒に焼いてあった。きっと2時間程度の作品だったら、DRで2本録れたはず。まだ、BDレコを使いこなせてなかった時だと思うな…ちなみにWOWOWで録画した方は、ちゃんと放送画質のDRモードだった。

 

さて…デ・パルマの「ボディ・ダブル」、日本だと円盤はDVDどまりなのかな?Amazonで検索して、ブルーレイあるじゃんと思ったら、どうやら日本語収録のない海外盤だった(→Body Double)。配信だと、アマプラでも有料配信はされてますね。タイトルの意味は、映画ファンなら知ってる人も多いと思うけど、映画などで、いわゆる替え玉を使うことね…特に多いのがヌードシーンなど。シャワーシーンで、おっぱい見えるけど、女優さんの顔が不自然に映ってないヤツとか、アレよ、アレのことよ。本作では、それが作品のカギとなる“仕掛け”になっていると…。

 

B級映画に出ている俳優という設定の登場人物が主人公…しかし、閉所恐怖症を抱えているせいで、撮影に影響が出てしまい、クビにされる!さらには、自宅へ帰ると、同棲中の恋人の浮気現場を目撃、他の男とヤってる最中で…どん底に突き落とされる。自宅と言っても、相手の家に転がりこむ形だったので、別れた後は…自分が出ていくことになり、仕事もなければ、住むところもない。そんな時、オーディション会場で同業者(?)と知り合い意気投合、寝るところがないならウチに来いよ、しばらく留守にするから、留守番を頼むよ…みたいな流れになる。

 

そして、その友達になった男から、秘密の楽しみも教わっちゃうのよ。それが…望遠鏡を使った隣家の覗き。いつも決まった時間になると家人のセクシー美女が、ストリップまがいに色々と、あんなことや、こんなことをおっ始める。主人公はどんどん覗きに夢中になっていってしまうが…ふと、自分の行為を棚に上げ、セクシー美女が不審者に覗かれたり、尾行されたりしているのに気づいてしまう。これは“あかん”と…自分もセクシー美女を尾行し、なんとか接触するチャンスを得ようとするんだけど、なかなか踏ん切りがつかなかったり、例の恐怖症も邪魔したり。

 

あのセクシー美女を尾行するあたりのカメラワークや編集のリズムが、まさにデ・パルマのいつものヤツでして…話ももちろんだけど、この映像のテクニックに魅了されちゃうんだよ。お前の方が、完全にヤバいヤツじゃんか、変態ストーカーじゃんかな主人公。危険を知らせるどころか、尾行中のセクシー美女が、途中で用済みになったパンティをごみ箱に捨てるんだけど(アメリカ人は新しいパンティを購入し、その場で履き替えて、古いパンツを捨てるものなのか?)、それをこっそり拾う主人公。あんなにも張り詰めた緊張感で、まさかのパンティ拝借だとはね…。

 

映画の方は、色々なところでいわれてる通り…「裏窓」等のヒッチコックオマージュ、パロディなんだけれども、映画内幕模様も入ってたり、映画的な技巧でしっかりとデ・パルマらしさが入っていたりで、久しぶりに見ても面白かった。っていうか…オイラは後にデ・パルマが撮った「スネーク・アイズ」とかめっちゃ好きなんだけど、こうして「ボディ・ダブル」を見直すと…「スネーク・アイズ」に似てるシーンや演出もいっぱいあったよね。それこそ前述の尾行シーンと、「スネーク・アイズ」の序盤でニコラス・ケイジがボクシング会場を歩き回るシーンの雰囲気が似てたよ。

 

あとは小道具に“かつら”を使ったり…“えっ?”って思わせるようなラストになってて、エンドロールでもまだ話が続いてるところなんかも「スネーク・アイズ」に似てる、ぜんぜんストーリーは違うけど、デ・パルマ映画として、やっぱり似てるんだな。やべぇ…「スネーク・アイズ」も久しぶりに見直したい。デ・パルマの映画だと「アンタッチャブル」なんかは定期的に見直す機会もあるし(主に最後の駅の階段での銃撃戦のシーン)、「スカーフェイス」や「カリートの道」なんかも何度か見直してるけど、ネタバレしてるようなサスペンスでも、再鑑賞で普通に楽しめるのよね。

 

監督:ブライアン・デ・パルマ

出演:クレイグ・ワッソン メラニー・グリフィス グレッグ・ヘンリー デボラ・シェルトン デニス・フランツ


 

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青いドレスの女(1995年)

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たまたま録画ディスクを発掘し、「ロボコップ3」なんて見てしまった影響で…同じように“昔見て、最近見直してない旧作映画”な気分になっているオイラ。WOWOWやその他映画専門チャンネルなどで、コレクション用にとりあえず録画、せっせと焼いた旧作映画が大量にありまして、そういうのって結局、見てなかったりするんだよね。録画から10年以上経ってるものも少なくなく、再生チェックの確認も兼ねて…色々と見てみようかなと。そんなわけで、大昔に見たことある「青いドレスの女」を再鑑賞する…現WOWOWプラスがIMAGICA BS時代に録画したもの。

 

イージーことエゼキエル・ローリンズは失業中だった…友人ジョッピーのバーで求人欄を見ている時に、ジョッピーの知り合いだというオルブライトいう男が訪ねてきた。オルブライトはダフネという白人女性が行方不明になった、彼女は市長候補を辞退したばかりの富豪カーターの愛人で、どうやら黒人好きらしいという情報を与え、イージーに探し出してほしいという。依頼内容に不信感を抱きながらも、報酬につられて引き受けるイージー。しかし、ダフネ捜索中に出会った情報提供者の女性が何者かに殺され、イージーは警察から容疑者扱いされてしまう!

 

劇場公開では見てないと思う…その後のソフト化の際に、レーザーディスクを購入して鑑賞したのが初鑑賞。以来、DVDでは買い直していないので…ここ最近、いやいや、少なくてもこのブログを書いてる約20年の間では見直した記憶はない。ちなみに録画したのは今から10年くらい前…現段階で円盤はDVDどまり、未ブルーレイ化。配信だと…アマプラでも有料配信されてますね。映画の内容はデンゼル・ワシントン主演のガチガチなハードボイルドサスペンス、初見時はオイラもまだだいぶ若かったので、つまらなくはないけど、正直“地味だな”と思った。

 

失業中のデンゼル・ワシントンが馴染みのバーでくすぶってるところに、知らない男がやって来て依頼をしたいと…その夜、別の場所で待ち合わせて、話の詳細を聞くと、報酬と引き換えに女を探してほしいとのこと。実は、近々、市長選が行われる予定だったが…有力候補者の愛人である白人女性が行方不明になった。そのせいで、その有力候補者は市長選を辞退するという。なんでそんな人物の捜索をデンゼルに依頼するかというと…失踪した女性は“黒人好き”という噂があったからだ。デンゼルは報酬につられて以来を受け、探偵の真似事をする…。

 

情報収集中に…女連れの友人と再会、その友人のツレの女が、デンゼルに色目を使いながら、思わせぶりに“探してる女の名前”を出す。結局、友人に隠れて(酔いつぶれた友人が寝ている隙に)関係を持ち、情報を引き出すんだけど…なんと、デンゼルが朝帰りした直後に、そのヤった女が殺されてしまい、警察に容疑者扱いされる!その後も、女を探してるだけなのに、胡散臭い輩が次から次へとデンゼルの前に現れ、さらには新たな事件も起き、そして肝心な女の行方を探さなければならない。中盤以降、信じてたものが何度も覆る意外性もあってなかなか。

 

一見、脈略もなく見えた個々の話が一つの線に集約していくあたりも見ごたえがある。デンゼルに仕事を依頼したのは“市長候補の大物”なんだけど、その依頼主の手足となって、デンゼルとの仲介を担う“見るからに胡散臭い男”を…2023年に他界したトム・サイズモアが演じていて、お互いに皮肉をにじませながらのデンゼルとの会話合戦が、緊迫感もあって最高だ。また、中盤以降…デンゼルの助っ人として登場するドン・チードルのなかなか破壊力高めのキャラ設定も愉快、彼の豪快で、突発的な行動に何度も笑わせられる…暴力的なんだけど憎めない。

 

若い頃は地味だなって思ったけど…今見直すと、大人なムードが漂っていて面白いな。身体的には、そこまで追い詰められてはいなかったが、命を狙われ、逮捕の危険もあって、裏切り裏切られ、美人に現を抜かしながら…事件の真相に突き進むと、ハードボイルドらしい魅力がつまっていた。1940年代が舞台という時代背景から人種的なメッセージも多く含まれ…事件の真相部分にも少なからず影響していて、ビターな余韻に浸る。映画のラストカットはもう少し前向きになれる晴れやかな印象…探偵になろうと決意した主人公のその後もぜひ見たかったな。

 

 

監督:カール・フランクリン

出演:デンゼル・ワシントン トム・サイズモア ジェニファー・ビールス ドン・チードル テリー・キニー

 

 

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