サイド・エフェクト 感想/スティーブン・ソダーバーグカンヌ出品「恋するリベラーチェ」11.1公開 | 映画時光 eigajikou

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世界の色々な国の映画を観るのがライフワーク。
がんサバイバー。
浜松シネマイーラの会報にイラスト&コラム連載中。
今は主にTwitterとFilmarksに投稿しています(eigajikou)

『サイド・エフェクト』
Side Effects
アメリカ映画
2013年製作
TOHOシネマズ浜松で鑑賞

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↓予告動画はこちら(ちょこっとセクシー画像入りの英語版(笑))


↓予告動画(こちらにもちらっと入ってた)


監督:スティーブン・ソダーバーグ

出演:ジュード・ロウ     ジョナサン・バンクス
    ルーニー・マーラ   エミリー・テイラー
    キャサリン・ゼタ=ジョーンズ ビクトリア・シーバート
    チャニング・テイタム マーティン・テイラー

スティーブン・ソダーバーグ監督が、薬の副作用が招いた殺人事件と、その事件に潜む陰謀を描いたサスペンス。幸福な生活を送っていたエミリーは、夫がインサイダー取引で収監されたことをきっかけに、かつて患ったうつ病が再発。精神科医のバンクスが処方した新薬により、うつ症状は改善されたものの副作用で夢遊病を発症し、やがて無意識状態のまま殺人を犯してしまう。主治医としての責任を問われ、社会的信頼を失ったバンクスは、エミリーに処方した新薬について独自に調査を開始。やがて衝撃的な真実にたどりつく。バンクス役のジュード・ロウ、エミリー役のルーニー・マーラほか、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタムら豪華キャストが集う。ソダーバーグの社会派作品「インフォーマント!」「コンテイジョン」も手がけたスコット・Z・バーンズが脚本を担当。(映画.COMより)

親切な伏線あり過ぎ(笑)
なものだから、
サスペンス的には残念ながらあまりだましてくれません。
だから、もしこれからご覧になられるのでしたら、
だまされないぞ!と気合を入れて見ると落胆してしまいそうなので、
集中しないで、
ぼんやり気味に「可憐な小鳥ちゃんのルーニーさん」見ててくださいネ。

チャニングは『エージェント・マロリー』と同じく殺され役(゚_゚i)
エージェント・マロリー [DVD]/
ジーナ・カラーノ,マイケル・ファスベンダー,ユアン・マクレガー


ジュードは今回は「コンテイジョン」と違い、
比較的格好良かったかナ。
ついに、マイケル・ダグラスと別居してしまった
キャサリン姐さんは...

ルーニー・マーラさん出てくるR15映画ってことで、
脱ぎっぷりのよさ、
激しいベッドシーンをご期待の向きもあるかもしれません。
それについては、結構少ないのですョ(´□`。)
でも意外な!?お色気シーンもありまして、
YouTubeには既にそのシーンだけの投稿もあります(笑)
この映画の最大のお楽しみかも。
この記事の最後にヒントの画像を貼っておきますので、
興味のある方だけ見て下さい。

似た要素もある、
私が今一番おススメの日本映画、
『かしこい狗は、吠えずに笑う』
の方がサスペンス的にも断然面白いのです。
伏線の張り方もとても上手い。
『かしこい狗は、吠えずに笑う』
渡部亮平監督は今25歳ですが、
『セックスと嘘とビデオテープ』で
26歳でカンヌ映画祭パルムドール受賞した
ソダーバーグ監督と同じくらい才能あると思います。
注目の新人監督ですよ。


劇中イギリスからやって来た精神科医であるジュードが、
「イギリスでは精神病は病気とみなされるけど、
アメリカでは違う」と言います。
ヒース・レジャーラブラブが亡くなった時、
テリー・ギリアム監督が
「医者が処方する薬に気をつけろ!」と言いました。
アメリカではヘロインやコカインなどの麻薬で死んだ人の数より、
合法な処方薬の鎮痛剤による死者の方が多く、
この映画で扱われる「向精神薬」は
成人の5人に1人が服用している
薬依存の社会です。(パンフ参照)
「精神科医へのカウンセリング」も
健康管理の一環としてアメリカでは日常的なこと。
だから、この映画がアメリカで作られた意味は、
日本でサスペンス映画として見る以上の問題性があるのは確かです。


ソダーバーグ監督は、日本のファンへ向けて次のようにコメントしている。
「『サイド・エフェクト』は現代社会問題をしっかりと描き、それをトロイの木馬のごとくスリラーをその中に隠しているのが最高におもしろいんだ。ジュードの何かに憑りつかれたような演技も、ルーニーの目の奥で多くの事を語るような佇まいも最高にすばらしい。(来月からの)ドラマの撮影が無ければ日本に行きたかったんだ。今まで本当に楽しかった、ありがとう。また戻って来れるかわからないけど、忍耐強く待っててね」
(ヤフーニュースより)



劇場映画からの引退を表明したソダーバーグ監督ですが、
この『サイド・エフェクト』は、
やたらと宣伝で「最後の」強調されていますネェ。
でも、よく注意して見ると「最後の劇場映画」になっています。
だって、11月1日から、
今年のカンヌ映画祭のコンペティション部門に出品された、
『恋するリベラーチェ/Behind the Candelabra(原題)』
が公開されます。
リベラーチェの盲目の愛犬ベイビー・ボーイとして登場した
白いプードルがパルムドッグ賞を受賞しました。
派手な衣装やパフォーマンスで一世を風靡した
ゲイのピアニストリベラーチェをマイケル・ダグラス、
恋人のスコット・ソーソンをマット・デイモンが演じています。
この作品は私がカンヌ映画祭のレポートをした記事でも紹介しました。

スティーブン・ソダーバーグは『トラフィック』(2000年)の製作中にマイケル・ダグラスに初めてリベラーチェの映画のアイデアを話した。2008年、ソダーバーグはスコット・ソーソンの回想録『Behind the Candelabra: My Life With Liberace』を基としたアイデアを脚本家のリチャード・ラグラヴェネーズに話した。同年9月、プロジェクトは公式に発表され、マット・デイモンがソーソン役で契約し、またダグラスがリベラーチェ役に交渉された。
翌年、ダグラスは正式に契約を交わした。それから数年にわたってソダーバーグは企画を進めるが、ハリウッドのスタジオ側の「あまりにも同性愛的」であるという理由から資金調達は難航した。この長い企画段階の間、ダグラスとデイモンは出演降板をすることはなかった。最終的にHBOフィルムズが引き受け、2012年に2300万ドルの予算で約30日間の撮影が行われた。(ウィキペディアより)


HBOはアメリカのタイム・ワーナー傘下のケーブルテレビ局で、
(日本だとWOWOWのような位置にあたる)
『恋するリベラーチェ』はTV映画として制作されたので、
『サイド・エフェクト』を「最後の劇場映画」と言っているんですね。
でも、アメリカのTV映画って日本と規模が違いますからネ、
特報やトレーラーを見て戴くと分かりますが、
TV映画だか劇場映画だか、言われなければ分かりませんョ。
↓日本版特報映像の動画

↓トレーラー


ダン・エイクロイド、ロブ・ロウ、デビー・レイノルズ(ノ゚ο゚)ノ(『雨に唄えば』)
などが共演。

問題は今の所公開館数が少ないので、
このままだと観られないよォ(iДi)
なのです。
ホントに『サイド・エフェクト』が最後になっちゃいそうだ。
こうやって記事を書いているのに、
また自分は観られなくてご覧になったみなさんのレビューを
指をくわえて読むことになりそうです。(´д`lll)

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↑本物の2人


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『ドラゴン・タトゥーの女』のカッコイイルー二さん


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『ソーシャル・ネットワーク』で、
マーク・ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグに
「君はコロンビア大学だから勉強しなくていいね」Σ(゚д゚;)
と言われているコロンビア大生役のルー二さん


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こちらも既に紹介済み『Ain't Them Bodies Saints(原題)』の
ケイシー・アフレックとルーニーさん


デヴィッド・ロウリー監督『Ain't Them Bodies Saints(原題)』←クリックで記事へ

スパイク・ジョーンズ監督最新作『Her』←クリックで記事へ

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『サイド・エフェクト』の主なキャスト



この下が例の画像です...(〃∇〃)
キャプションが笑えます( ´艸`)



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