![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240628/16/ei-h/3f/ce/j/o0400022515456914733.jpg?caw=800)
115 Series by PLUM in scale 1/80
先日買ったPLUMさんの1/80 115系を作っていきます。
まずは車体から。
今回作る115系は、クハ + モハ + クモハ の3両です。
9月に追加でサハがリリースされるようなので、その時にサハとモハ1ユニットの計3両を追加で作って最終的には6両編成にしようともくろんでいます。
先頭車のクハとクモハの車体は似ていますが、トイレの有無やダクトの有無の違いなどがあり同じものではありません。
同じように見える先頭車の車体でも、窓の上にルーバー(矢印)があるのがクモハです。
おそらく金型のコマを差し替えて対応しているものと思われ、扉のすぐ横にはパーティングラインのようなもの(おそらく金型のコマが変わる部分)があります。
中間車のモハの車体にも同様の場所にパーティングラインがあります。
モハにはトイレがありませんがサハにはあります。
クハで使われているトイレのコマとルーバーなしの側面のコマを使うことで、サハも作ることができることになります。
今回のキットリリース当初の時点ではサハはラインナップにありませんでしたが、すぐに追って9月に発売されることが案内されています。おそらく最初からそのつもりだったということなのでしょう。
というわけでボディにガイアノーツのクリーム1号を塗っていきます。
サーフェイサーは塗らずに、プラ地肌に直接クリーム1号を塗っています。
これはステサフを兼ねています。
いつもだとステサフがわりにファンデーショングレーを塗っていますが、今回はできるだけトータルの塗膜の厚さを抑えたかったので、本塗りの色であるクリーム1号を最初から塗ってステサフがわりにしています。
そもそも、今回は表面全体をヤスリがけするつもりはないので、ヤスリがけしなかった部分はそのまま本塗りとして活用することができるからというのもあります。
塗装乾燥後、パーティングラインを消すべくヤスリがけします。
400番→600番の紙ヤスリをかけて、2000番のスポンジヤスリで表面を整えておきます。
ヤスリがけの時にまわりのディテールを削ってしまわないように注意します。
ヤスリがけが終わったら再度クリーム1号を塗っていきます。
クリーム1号が乾いたら、青15号を塗るべくマスキングしていきます。
鉄道の塗り分けというのは、直方体の箱に水平の線を描くことが多く、それが水平でないとけっこう目立ちます。
他のジャンルのスケールモデルと比べて難しいのはそのあたりです。
旅客機の塗り分けに近いかもしれませんが、ぶっちゃけ旅客機のような円筒形のものは、水平であるべきところが水平でなくてもそれほどわかりません。また、デカールを使うという手もあります。
というわけで水平なところはできるだけ水平にマスキング用のテープを貼っていく必要があるのですが、これがなかなか簡単ではありません。
一方で車体側面というのはドアやサボ受けなどのデコボコがあります。これらをしっかりと乗り越えながらキチンとテープをまっすぐ貼る必要があります。
そこで、ガイド作戦を使います。
いきなりマスキング用のテープを貼るのではなく、テープを貼るためのガイドとなるテープを貼ってから、それに沿わせて本チャンのテープを貼っていきます。
まず、青15号で塗る領域側にテープを貼ります。
この時テープの長さは車体全長よりも長く切り出します。途中でつなぐと塗り分け線が乱れるからです。
貼った位置はノギスのデプスバーを使って確認します。
説明書に従って、上の境界線は車体上端から3.5mm、下の境界線は車体下端から11mmになるように確認します。
ガイド用のテープはドアの段差や標識灯やサボ受けのデッパリのところで浮いていますが、今は無視してとにかくまっすぐ一直線になることを最優先で貼ります。
ガイドのテープを貼り終えたら、こんどは本チャンのテープを貼っていきます。
本チャンのテープは、段差やデコボコにしっかりと追従させつつ、ガイドテープに沿わせつつ貼っていきます。
ちなみに、テープ全体を貼ってから後から段差のところだけ竹串で押さえてもダメです。
無理に押さえたところはあとあと浮いてくるので、結果的にマスク漏れを起こします。
段差のところで一つずつ押さえながら順次テープを貼っていきます。
この貼り方は全体を直線に貼るのが難しくベゴベゴになってしまいがちですが、そのためにガイドテープを貼っているのです。
青15号(トレカラ)を塗り終えるとこんな感じ。
これは塗装後とくに修正していない素の状態です。
ここから気になるところは再度マスキングして修正していきますが、だいたいうまくいった感じ。
先頭車の塗り分けについてはまた次回。
今回は以上〜