![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230731/09/ei-h/a5/2b/j/o1100061915319133576.jpg?caw=800)
Aston Martin DBS by Tamiya in scale 1/24
(最初の記事→【製作記 タミヤ アストンマーティン DBS (0)】)
今回は内装に塗る色を調色していきます。
内装の塗装は一旦はひととおり塗ったものの、やり直すことにしました。
改めてDBSのオーナーさんから写真をいただいて色を再確認。
どうやら前回戴いていた画像はショウルームのような場所だったため環境光の色が独特で、画像から実物の色を確認するのは難しかったようです。
今回改めて頂いた画像は曇天の屋外で撮影されたものだったので、かなり実物の色として確認しやすくなりました。
というわけで戴いた画像をもとに調色していきます。
こういった独自に調色をしなければならない時、まずは既製品の中から近似の塗料を探します。
それでピタリとくる色が見つかれば調色はせずにその塗料を使いますが、今回は見つかりませんでした。
ところでプラモ用として売られている塗料は、塗料のラインナップが少ない色域というのがあるようです。
キットの説明書の指定通りに塗っているあいだはあまり気にならないことですが、ひとたび説明書から離れてオリジナルのカラーリングにしたいと思うと、そのことをよく実感します。
たとえば旅客機を作っていると、旅客機で使える青系の色で選択肢の少なさを感じます。
今回はカーモデルの内装の革の色ですが、これも意外に選択肢が少ないようです。
茶系の色は何種類かあるものの、内装の革の色として使えるのは一つもありませんでした。
なのでそのうちのどれかを元に、違う色を足して目的の色に近づけていきます。
調色はいきなり大量に作るのではなく、塗料皿にほんの少し出して混ぜて、まずはプロトタイプを作ります。大量に作るのはプロトタイプが出来上がってから。
この組み合わせはどうだろう、と思いついた組み合わせを塗料皿に実際に混ぜてみて、紙の上に塗って色を確認します。
これを10通りくらいテストして、近いと思った組み合わせを絞り込んでいきます。
その結果、ガイアのオキサイドレッドとブライトレッドを混ぜたものがだいぶ近い色として絞られました。
オキサイドレッドのかわりにタミヤのダルレッドも候補だったのですが、それぞれ赤を混ぜた場合を見比べてオキサイドレッドにしました。
ちなみにガイアのヘキサレッド(上画像右)は単体でわりといいセンいってたのですが、こういう企画モノ(ヘキサギアのタイアップカラー)は安定して手に入るかどうかわからないので今回は使いませんでした。
ここまでで大筋はオキサイドレッドとブライトレッドを2:1で混ぜたものに決まりました。
そこからさらにガイア純色のマゼンタとシアンで微調整します。
そのままだと茶色系のままで、革の色は少しバイオレット味もあったので、そのためにこの2色を足して近づけていきます。
というわけで調色完了。
最終的に混合比率は、
オキサイドレッド : ブライトレッド : 純色マゼンタ : 純色シアン = 4 : 2 : 1 : 0.5
という感じ。
今回は以上〜