![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230808/14/ei-h/72/16/j/o1100075215322607850.jpg?caw=800)
Calsonic Skyline GT-R BNR32 by Hasegawa in scale 1/24
ボディまわりを進めていきます。
ハセガワのR32はトランクリッドをハメると後ろが少しでっぱります。
といって、でっぱってるところをただガシガシ削るのは脳筋というもの。
ここは後端を削るのではなく、前端を削る。
リアウィンドウに沿った形になっている前端は、断面がほぼ垂直だったものを、斜めになるように削る。
CAD時代のキットでパーツが合わない時は、プラの膨張が原因であることが多い気がする。
CAD画面上ではピタリと合うはずの設計でも、成形時にプラが膨張して予定よりもクリアランスがなくなってしまい、それで合わないというケース。
なのでその膨張した分を削ってやれば、ピタリと合うようになる。
こないだ雑誌GENROQ2023年10月号でタミヤT.50の記事を読んだけど、タミヤはそのあたりをあらかじめ計算して設計しているようだ。少し小さめに設計しておいて、実際に成形しながら徐々に大きく微調整していくらしい。
もちろんハセガワも同様のことをしていないわけはないと思うのですが、そこが自社で金型を作るか外で作るかの違いが出ているような気がします。
まあとはいえ、自分で削って微調整してピタリと合うようになると、これはこれで楽しいわけでして。
トランクリッドは塗装前に接着してしまうことにしたので、給油口のパーツを後で接着できるように穴をあけておきました。
なお、トランクリッドを接着するときは、接着剤をフチに流し込むのではなく、この開口した穴の近くにあるリブ状のところに接着剤を塗って接着します。
フチに流し込むとどうしても「ムニュ」が発生するので。
一旦「ムニュ」が発生すると、キレイに削るのは難しいです。
フロントフェンダーのライトのところ(矢印)は、ボンネットのラインとつながるように少し削ります。
あまり削るとライトのパーツとの間にスキマができてしまいますが、さりとてボンネットと段差があるのカッコ悪いので。
バンパーは牽引フックを通す穴をあけます。
裏側にガイドがあるとはいえ、ここを掘るのはなかなか難しいです。
一般的な手法としては、ピンパイスで何箇所か穴をあけてそこから広げていくことが多いですが、今回は別の方法で。
長辺をラインエングレーバーでスジボリを掘る要領でカットし、短辺の方はデザインナイフで切れ目を入れて、中央からピンセットでバリっと引きちぎりました。
表面全体を600番のペーパーでヤスったあと、2000番のスポンジヤスリで表面を整えます。
塗装時は別パーツもなるべくボディに近い位置に固定して塗装します。
どうせ同じ色で塗るので接着してしまいたくなるところですが、あとで研ぎ出しをすることを考えると、今接着できるのはトランクリッドだけということになります。
で、グレーを塗ります。(フィニッシャーズのファンデーショングレー)
このあと白を塗って青を塗っていきます。
今回は以上〜
【今後の動画up予定】は
明日9/8 (金)19:30にカルソニックGT-Rの動画をupする予定です。