EGKオフィシャルブログ -28ページ目

ドイツで見たライン川を思い出しながら

こんにちは。Vaパートで参加させていただきました、今村と申します。

先日の第17回EGK演奏会、たくさんの方に支えていただき無事に開催・終演することができました。

お忙しい中お越し頂いた皆さま、誠にありがとうございました。
今回は400名以上という過去最多となるお客さまにご来場いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

私は昨年に引き続き、2回目のEGK参加となります。
EGKに参加させていただいて、指揮者やコンサートマスターの熱い想い、
それを汲み取って良い演奏を作り上げていこうという団員の想い、
そんな雰囲気がすごく素敵だなと毎回感じております。
今回もそのような雰囲気の中、楽しんで演奏することができました。

また、大変私事で恐縮ですが、今年の2月にシューマンの交響曲第3番「ライン」の舞台(?)でもあるライン川を実際に見る機会がありました。
ライン川はとても広く、周りには古城が点在し、時を忘れさせるような美しい情景でした。

「ライン」の表題はシューマン自身が付けたものではないとされているそうですが、
このような景色に影響を受けたことで、交響曲第3番という素晴らしい曲が作られたのだなと身に染みて感じました。

シューマンが残してくれた名曲を演奏できることの喜びに感謝しながら、
演奏を聴いて頂いた皆さまにも、ライン川の素敵な雰囲気が伝わっていればいいなと思います。

シューマンとホルン

EGKホルンパートで参加させていただきました越です。

10月25日の演奏会にお越し下さった皆様、運営や準備をしてくださった皆様に改めて御礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。

私は前々回からEGKに参加させていただいています。
前回までは同じ大学オケ出身の憧れの先輩がホルンのトップとして演奏されていたのですが、
今回の演奏会では私が引き継いでトップを吹かせていただきました。
不安もありましたが、同じホルンパートのメンバー、EGKの皆様、
そして聞きにきて下さったお客様のおかげで最後までやりきることができました。
本当にありがとうございました。

今回のメインプログラム「シューマン/交響曲第3番『ライン』」は、
ホルンにとっては高い音域も度々出てくるにもかかわらず、
休みなくメロディをfffで吹かされ続ける「とにかくしんどい曲」です。
それでも、演奏していると自然に苦しさを忘れて音楽に引き込まれていくような感じがするのは、
やはり大作曲家シューマンの持つ歌心の美しさによるものだと思います。
今回、もしお客様に「ホルン大変そうだな…」ではなく「シューマンの音楽ってなんて素晴らしいんだろう!」と思って頂けたとしたら幸いです。

最後になりますが、EGKの皆様、今年も一緒に演奏してくださってありがとうございました。


表現し、伝えること。

皆様こんにちは。
先日のEGK演奏会で打楽器を担当しました出山と申します。

まず初めに、当日会場にお越しいただきました皆様、本当に有難うございました!
私達と音楽を共有してくださった事がとても嬉しく、皆様にとって少しでも楽しい時間になっていれば幸いです!
今回ご来場頂けなかった方は、是非!来年のご来場お待ちしております。

今回のEGKは、それぞれの楽器が自分の音楽を「表現し、伝えること」をより意識できたシーズンだったのかなと思っています。

楽器は基本的に誰がやっても音はでます。
特に打楽器なんて誰がやっても音が鳴ります。

音は出せても、音を表現し、伝えることはとても難しいことだと思っています。

今回のEGKは「伝えること」を目指して、それぞれのパートがお互いやりたいことを感じ、合わせたり、時には先導したり、
そういうやりとりがいつに増して行えたシーズンだったのではないかなと思います。

それはこのシューマンの「ライン」という雄大な曲を演奏することによって生まれたかもしれません。

とにかく緊張しましたが、今回ご一緒できた皆さんと音楽ができて幸せでした。
本当にありがとうございました!

来年のEGKもご期待下さい!

あなたにとっての幸せは、なんですか?

はじめまして。早稲フィル39期Vnの野口です。
わたしにとっての幸せは、おいしいものを食べている瞬間。
あと、オーケストラのサウンドを聴いている瞬間も。

わたしは今回初めて、EGKにのせていただきました。
普段あまり出会うことのない、一世代ほど上の方々との共演はとても新鮮で、とても不思議な体験でした。

一番可愛いお年ごろの娘さんをもつパパさんコンサートマスター(以下、コンマス)。
今回、なんと、わたしはその隣で弾かせていただきました。
コンマスの作り出す音楽は、とても繊細で、それでいて力強く、あぁ、こんな訴えかけ方もあるんだ、と驚くことばかり。
そしてコンマスが大好きだったのが、今回の演目、シューマン作曲ラインの3楽章。
ゆっくりと穏やかな曲。

しかし練習を重ねても、どうしてか、わたしはコンマスのようにこの曲を弾けませんでした。
なぜだか、上手く合わないのです。
なので尋ねてみたんです。
何を考えながら3楽章を弾いているんですか。

コンマスは、幸せかな、と口にしました。
家族がそばにいて。子どもがいて。あたたかい部屋にいて、と。
このとき、わたしは初めて、一世代上の幸せを知りました。

幸せは人それぞれ。
でも、たくさんのお客さんのいろんな幸せにふれるような、繊細で温かい音楽を作りたい。
そう思い始めた今日この頃です。

演奏者の幸せがどうかお客さまに届きますように。
音楽を聴いた誰もが幸せな気持ちになれますように。

有意義な気付き

こんにちは、オーボエの内藤と申します。
EGK演奏会にお越し下さった皆様、ありがとうございました。
今回は、EGK史上最多の403名のお客様にご来場いただけたとのことで、初参加ながらとても嬉しく思いました。

突然ですが、アマチュアオーケストラには様々な形があると思います。
レベルの高い音楽をひたすらに目指すオケ、
好きな仲間と一緒に演奏することが目的のオケ、
そこまで厳しくやらずに気楽に音楽を続ける為のオケ。
どれが正しいわけでも、間違っているわけでも無いと思います。
社会人になって四年目、オーボエを始めて八年目のまだまだ若造の私は、そのどれを選んで挑戦するかは自分次第と考えて今まで取り組んでいました。

しかし今回EGKに初めて参加し、家庭や育児、仕事と両立しながら音楽に取り組む先輩方を身近に見たことで初めて、
自分の意思だけではそれらを選び取れないこともあるということを肌で感じました。

そういった世代の人達でも音楽を続け易い環境を整え、なお且つ少しでも良い音楽を奏でたい、
という気持ちが熱いオーケストラに、この年齢で参加することが出来たことはとても貴重な経験になりました。
これからオーケストラで音楽を続けていきたいと思う私にとって、有意義な気付きを得ることが出来たと感じております。

マエストロを始めEGKの皆様、本当にありがとうございました。
EGKの皆様とも、聴きに来て下さったお客様とも、また来年ご一緒出来ることを願っております。

内藤寛子

扉の向こうには

1stVnで参加させて頂きました中里見と申します。
EGKに乗せて頂くのも今回で早3年目となりました。
今回の演奏会は私にとって特別な気付きがありました。

学生生活最後の一年と言えばお約束、かもしれない長い就職活動。
一様にスーツを着た初対面の仲間たち同士で尋ねることは、サークル活動、特技、趣味など。
私は、と言えば「オーケストラでヴァイオリンを弾いています」。
この一言が場を盛り上げてくれば良いのですが、悲しいことにそうそうありません。
ヴァイオリン、と言うだけでも敷居が高く、クラシックをやっている、と言うと尚更距離を取らざるを得ないといった様子で、
こちらも申し訳ない気分になってしまうのが常でした。
この経験は今年に限ったことではありません。
幼いときから当然のように関わってきたものについて、私が感じるままに伝える力がない、と諦めている節があるから、かもしれません。

しかし、EGKの演奏会当日において、一つの希望に出会いました。
「産まれたんだね」
出演者の一人が、赤ん坊を連れたお客様に声をかけている様子に遭遇しました。
オーケストラに慣れ親しんだ人たちであっても、様々な事情で表舞台から遠ざかってしまう人がいる、ということを実感しました。
様々なスタイルで音楽を届けることによって、演奏者だけではなくお客様と一体になって楽しみ、
一人でも多くの心に届く音楽を目指している、そんな団体の存在意義に思いを馳せました。

EGKに参加させて頂いているこの縁を大切に、音楽以外で知り合った知人には自己紹介代わりに演奏会に招待できる日を目標に、また頑張っていきたいと思っています。

演奏会を終えて

トランペットの杉目です。
今回、4年ぶりに参加させていただきましたので、感想を何点か。

最初の練習で感じたのが、メンバーの若返り。
前回から比べて、若いメンバーが多く、確実にうちのパートの平均年齢がトップだろうなと。

それと、本番でのお客さんの多さには驚きました。
地道な広報活動が実を結んだ結果なのでしょうね。

肝心な本番の演奏はというと、個人的にミスとか期待に応えられない箇所がありましたが、
他のみなさんのご活躍でオケ全体としては、一体感が感じられたいい出来ではなかったでしょうか?

個人的には、練習の重要性を再認識した演奏会でした。

最後に野村さんや平尾さんをはじめとした運営に携わられたみなさのお陰で楽しい演奏会となりました。
ありがとうございました。

2ndバイオリンの魅力

こんにちは!今回初めてEGKに乗せていただき、
めでたくEGKデビューを果たしました2ndバイオリンの鈴木彩葉です。

以前、ブログで細野さんが「セコバイとは?」という記事を書かれていましたが、
今回はそれに更に付け加える形で2ndバイオリンの魅力について語りたいと思います!

…とは言っても、実は私が2ndバイオリンの魅力に気がつくことができたのは、たったの1年前なのです。
そう、偉そうに「魅力を語る」とは言いましたが、本当はまだまだにわかで勉強不足なのです。
お恥ずかしい。

私が2ndバイオリンの魅力に気がつくのには、オーケストラに入ってから3年もの期間が必要でした。
ソロでバイオリンを習っていて、それからオーケストラに入った人にはありがちな話ですが、
やはり最初は主旋律の多い1stバイオリンの魅力にばかりとらわれてしまっていたのです。

2ndバイオリンは1stバイオリンに比べると、メインメロディは多少減ってしまいます。
1stだけ美味しい旋律を弾いていて、2ndはずっとお休み-なんてこともあります。

じゃあ、2ndの魅力って一体なに?

私が思う2ndの魅力とは、「オーケストラの土台になること」です。
1stほど主旋律は多くなくても、その代わり2ndはオーケストラの土台としての役割が多くなります。
その一例が、細野さんも仰っていた「じゃかじゃか」なのです。

あとは、1stのオクターブ下でメロディを弾くことによって1stを支えたり、
それからバイオリンの中でも低音を中心に担うことで、高音の多い1stとそれ以外の弦楽器を繋ぐ役目をすることがあります。
このため、2ndにいると1st以上にオーケストラの土台を支えていることを実感することが多く、
その何とも言えない満足感を味わえることが2ndの魅力だと私は思います。

また2ndの役目は、曲または作曲家によっても大きく異なります。例
えば、作曲家のビゼーが2ndに与えるのは、大抵1stのオクターブ下のメロディだったり。
マーラーの場合は1stと2ndを異なる楽器のように扱い、全く異なるメロディをそれぞれに与えたり。
曲によって本当に性格が変わるのでとても面白いですよ。

今回のシューマンのラインは、どちらかと言うと1stと2ndを別々に扱う派であった気がします。
じゃかじゃかも多く、1stと異なるメロディも多々ありました。
ええ、それはもう非常に楽しかったです(笑)


いかがでしたでしょうか。
2ndバイオリンの秘めたる魅力、伝わりましたでしょうか?
「1stの影・分身」と思われがち(?)な2ndですが、我々セコバイ弾きはオーケストラの土台を自負し、大いに誇りを持って弾いております。

今まで2ndに注目していなかったという皆様も、次に演奏会を見に行かれる機会がありましたら是非2ndにも注目してみてください!!
頑張ってじゃかじゃかしています!!!

母からのメール

本番、疲れた…。

こんにちは!チェロパートの武石です。
EGKには第1回から出演しており、途中何回か抜けつつも、今回第17回の演奏会にも出演させてもらいました。
私が早稲フィルにいた大学生の頃に産声を上げた若いメンバーもEGKにはたくさんおり、一緒に演奏するのがとても感慨深いです。
そして、なまった40代の体には年々本番がしんどくなってきています…。

終演後、毎年EGKの本番を聴きに来ている私の母からメールが届きました。

「平尾くん(指揮者)、貫禄出てきたね。」

それだけかい!

でも実際に彼の棒で演奏していても、平尾くんなんだか指揮者として風格増してきたな、と早稲フィル同期として誇らしく感じるのです。

本番後、演奏の録音を聴いてみましたが、なかなか瑞々しい爽やかなシューマンになっているではないですか。

疲れた…だけどまた来年も若いエキスを吸い取りつつ、みんなと演奏したいな、と思うのです。


新曲、ライン

昨年に引き続きEGKの演奏会でお世話になりました1stVnの石川です。

カルテット、コンバース、オケに出演された皆さま、本番大変お疲れさまでした。

また、裏方等お手伝いただいた方々へも感謝申し上げます。

「ライン」は自分にとって、全くの新曲でした。

現役時代に、出演した演奏会(含む卒演)8回でブラームスの交響曲を
全部演ってしまったということもあり(?)シューマンの交響曲を演奏
する機会がなかなかなかったのですが、ここ数年で、1番、4番、そして
今回、3番(ライン)と演奏できる機会に恵まれました。

特に、ラインを平尾さん始め、EGKの皆さんと練習、演奏できたことが
充実感溢れたものになったとひしひし感じ入っております。

この場をお借りしまして改めて御礼申し上げます。

当日、演奏会を聴きに来ていただいた自分の所属オケのメンバーからも
カルテット、コンバース、オケとも非常に高い評価をいただきました(^^ゞ

また、今回は、最年長の特権を生かして(?)プルトと非常に弾きやすかった
こともあり、お隣希望を野村君へ出してしまいました~(*^^)v
(はるにゃん:本番ではいろいろとやらかしてしまい申し訳ありません
でした<(_ _)>)

前回ほどの練習参加回数には至りませんでしたが、昨年に引き続き練習後の
「反省会」はほとんど参加でき、また今回新たに参加されたOB、OGそして
現役生(二年生は39期だそうです)ともいろいろな話しや交流もでき、
楽しかったです。また来年も都合あえば参加したいと思います。

よろしくお願い致します!

12期 石川達也