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「独自の世界観に共感するファンが集まる」ブランディングのブログ

一般社団法人ブランド・バリュー協会理事で、飲食店コンサルティングのイー・フードビジネス・サポート代表の上田が、
ファンに選ばれ続けるためブランディングについてお伝えします。時にはビジネス以外の日常の感じた事、気づいたことも綴ります。

利用して考えた「夜行バス」の価値とは
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■東京のポジショニング研修の終了が21時半、
 どうしても今日の朝一番のアポが入っていたので、
 東京発23時半のJRの夜行バスで大阪に帰ってきました。

 夜行バスって、学生がディズニーランドや旅行に行くときに、
 予算を削減するために利用するなど、

 ようは「安さ」

 という価値が売り物のサービスだと思いこんでいました。

 ところがです。

 独立シート(となりとの間に通路がある)で、前の席との距離が広い、
 リクライニングシートを探したところ、1万円近くかかりました。

 ネットで調べると、1万1千円ほどのバスもあるようです。

 これって、新幹線と2~3千円ほどしか、違いません。

 学生が利用する半額ほどの価格差があるバスならまだしも
 2~3千円の節約のために、わざわざ夜行バスを選択するとは
 考えづらいですね。

 乗車時間は長くて、疲れますから。

 やはり、今回の僕と同じように、新幹線の最終には、
 間に合わない、しかし、翌日の朝から仕事が入っている
 という方の期待に応えるサービスだろうと予測していた時です。
 
 その時、ふと頭によぎったのは、2~3千円の違いなら
 「敢えて、時間もかかり、疲れる夜行バスの選択はないだろう」

 という考え方そのものが、ブランドづくりにおいて
 注意しなければならない

 「思い込み」

 ではないのかと気付いたのです。

 ブランド作りにおいては、

 「誰に」「どんな価値」を提供するのか
 この2つをセットで考えないといけません。

 価値の感じ方は多種多様で。高度成長期時代と違って、
 
 「私にとっては価値でも、となりの人にとっては無価値」

 ということが、頻繁にあります。
 
 そう考えると、「東京~大阪」を1万円以上の価格で
 提供するのは、

 「新幹線よりは安く上げたい」

 「しかし、東京~大阪を5、6千円の、バスにのって
 疲れたくはない」

 「朝一番から、顧客訪問をして、時間を有効活用したい」

 というビジネスパーソンを対象としているのかもしれないと
 考えが浮かびました。

 あなたのビジネスは、どんな人の期待に応えるビジネスでしょうか?

 もちろん、単に

 「飲食店さん」「企業家」「歯医者さん」というだけでなく
 内面の価値観も含めた絞り込みが必要です。
最近はまっている煮玉子の価値を考える
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■最近、コンビニで売っている「煮卵」にはまっています。

 おでんの玉子のような、殻をむたい、玉子が2個
 タレの中に浸った状態でパックされた商品です。

 2つで150円そこそこ、糖質カットの生活をしている
 僕にとって、当分控えめで、美味しさを味わえる
 なかなかありがたい惣菜です。


■今日も、昼ご飯に買ってきました。

 ひとつ、食べ終えて、「うまい!」、もう一丁と
 意気込んでハシでつかんだその時です。

 なんと、つるっと滑って、ハシの先から卵が床に転げ落ちて
 しまったのです。

 思わず、一人で「うわッ!」と叫んでしまい、
 すごく悲しい気持ちになりました。


 食糧難の時代ではあるまいし、飢えるわけではありません。

 75円の損が懐に響くほど貧乏ではありません。
(もちろん75円を無駄にしていいということではありませんが)

 では、なぜそれほどまでに無念さがこみ上げてきたのでしょうか。

 それは、たぶん、今、まさに、出汁の染み込んだ、あの煮卵の
 味を楽しめるという期待価値が、一瞬にして消え失せたからだと思います。


■考えてみれば、コンビニの秋冬のヒット商品

 「おでん」の具の人着ランキングで「玉子」はいつも上位に顔を出します。

 「おでん」の玉子にしろ、今日、転がして食べ損じた「煮玉子」にしろ、

  卵そのものの美味しさという価値だけでなく、

  ・味をしみ込ませるために、「時間がかかる」という価値
  
  ・ゆで卵の殻を、むかなくていよいという、
   「面倒くささが削減されている」という価値

 すなわち、「ダブルの付加価値」があるように思います。

 だから人気ランキング上位にあるのでしょうか?

 たかが、煮卵を床に転がしたということから、付加価値について
 色々と考えてしまう、夏の夜でした。
「サイクルヒット」の価値に違和感を感じつつも、価値づくりのヒントを得た こととは
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■先日、阪神タイガースの福留選手が

 サイクルヒットを記録しました。自身2度目だそうです。


 サイクルヒットとは、1試合で、シングルヒット、

 2塁打、3塁打、ホームランを打つことです。

 少年野球と違って、守備の堅い、プロ野球の世界では

 3塁打がなかなか出ないですよね。


■このニュースを聞いて、頭に浮かんだことが2つ

 まず一つ目がサイクルヒットではなく、

 サイクルホームランっていう言葉はあるの?

 そして達成記録は?

 つまり、1試合で一人の選手が、ソロホームラン、

 2ランホームラン、3ランホームラン

 そして満塁ホームランを打つことをサイクルホームら

 というのかどうか?


 早速ネットで調べたところ、言葉はありました。

 すぐ判明して便利ですね。ネットのない時代だと

 「そんな言葉あるんだろうか」

 と、たぶん、モンモンしたことでしょう。


 では達成者はいるのか?


 日本のプロ野球でも、大リーグでも

 達成者はいないみたいです。

 日本のプロ野球で、ソロホームラン、2ランホームラン

 3ランホームランを打ち、最後の打席で、満塁のチャンスが

 回ってきたけれど三振した選手はいるようです。


 ちょっと考えると当たり前ですが、サイクルホームランは

 そのチャンスに打席がまわってこなければいけないので

 自分一人では、達成できません。


 達成できたら非常に希少性は高いですね。


 ■さて、ここからが主題です。


 サイクルヒット達成のニュースを聞いてもう一つ

 頭に浮かんだこと。

 ホームラン、3塁打、2塁打、を打って

 最後の打席で、2塁打を打ったとしたら、

 サイクルヒットには、なりません。

 勝負の世界なので、

 単なる記録達成のために、シングルヒットに

 留めておくのは、良いはずもなく、少しでも

 前の塁を盗りに行くのは当然です。


 ビジネスで、

 40万円の商品、30万円の商品、20万円の商品、

 10万円の商品を、取り揃えていたとして

 1日で40万円の商品と30万円の商品と20万円の商品を

 販売し、最後の商談で40万円の商品を販売できるのに、

 全種類商品を販売することで満足を得るために

 10万円の商品を販売する営業マンはアホですね。



 そのように考えると、サイクルヒットの価値は、

 ただ、「取り揃えました的」価値であり、

 実際には、ホームラン、3塁打、2塁打×2本のほうが

 間違いなく価値が高いです。


 しかし、サイクルヒットのように「取り揃えました的」な

 面に価値を感じることも事実。


 ではその「取り揃えました的価値」を、うまく活用して、

 セットメニューやアソート商品をつくれば

 利益率の 高い商品やサービスを提供できるかもしれません。

寿司屋で、「マグロを3皿まとめて頼む人」を見て価値観の多様化を考える
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■昨日は、三宮で寿司屋に立ち寄りました。
 最近、糖質ダイエットしているので、久しぶりです。

 お茶の稽古が終って、北野坂を降りていた時、
 手ごろな寿司屋を見つけ
 
「寿司食いてー」(江戸っ子風に)と、いきなりスイッチが入ったのです。

 その日は昼、けっこう頑張ったということもあり、
 「今日は許す!」という裁定が、もう一人の私から下ったのです。

■カウンター席に座り、

 「さてさてドリンクは何にしようかな」

 メニューを見ながら、焼酎ロックに決めました。

 糖質ダイエットの禁を破ったといっても
 ビールを注文して、なし崩し状態になるのを恐れ
 歯止めをかけておきたかったのです。

 (焼酎、ウイスキーの蒸留酒は糖質がほとんどありません。)

■で、次は、肝心の寿司の注文です。

 「何から行こうなー」って考えていた時です。

 となりの、おにいさんの前に、マグロが3皿も運ばれてくるでは
 ありませんか。

 私(内心)
 「ほー、マグロが好きなんや」と何気なく、見ていました。

 するとです。突然、8年前に他界した母親を思い出したのです。

 晩年は、食も細くなっていたので、好きな寿司屋に行っても
 3~4皿しか食べられません。

 そのため「マグロ」にしようか「イカ」にしようか、はたまた
 「タイ」にしようかと真剣に悩んでいたのです。
 (戦前生まれなので庶民的なネタ)

 食べられる限られた量の中で

 「できるだけたくさんの種類を楽しみたい」

 という気持ちだったのでしょう。
 
■自分の好きなマグロをまとめて3皿注文したお兄さん。
 おそらく、好きなものに一点集中するタイプ。

 色々な寿司ネタを楽しみたいと考えた私の母親。
 ひとつの種類だけでは満足できないタイプ。

 価値の感じ方が大きく違います。
 
 事例を別に置き換えると、旅行に行った時、
 とにかく、色々な観光スポットを回りたいという人と、

 1~2か所の気に入ったスポットをゆっくり楽しみたいと
 いう人がいます。

 以前の私は、たくさんのスポットに行ったという
 痕跡を残すことに、価値を感じるタイプでしたが、
 最近は嗜好が変わってきました。

 あなたの事業や店舗はどちらのタイプの人の満足度を
 満たす商品や、サービスでしょうか?
「さま」という表記に、親しみを感じる瞬間
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■ビジネスにおいてのコミュニケーションや、連絡の手段として
 メールでのやりとりが当たり前の時代になりましたね。

 「用事が発生したらすぐ電話」という習慣が残っている
 人もまだたまに、みかけますが、ちょっと違和感受けます。

 「行動力あり」のように見えますが、相手の集中力を阻害
 したり、時間を浪費させたりしている可能性が大きいんで、
 どうかと思います。

 そういえば、最近、メールの宛先の敬称を、

 「様」でなく「さま」で送ってくるメールをみかけます。

 ■私はメールマナーの講師でないので、それが、良いのかどうか
 についてはわかりませんが、
 私、個人的には受ける印象悪くないですね。

 けっこう親しいビジネスの関係になると
 「さん」の場合もみかけますが、初回面談の後の
 お礼メールとなると「さん」で語りかけるのは
 ちょっと馴れ馴れし過ぎるように思います。

 となると、無難に「様」でいくのがいいかもしれませんが
 波長があって、今後、関係性を構築していきたい
 相手と考えた時に
「さま」は、そのへんの、「間合い」というか、「頃合い」
 がいいように思います。

 丁寧でありながら、優しさ、親しみを感じますね。
 
 これが、手紙でのお礼状だと、さすがに「さま」はへんですが。


 ■ブランドづくりにおいて、売り手側は、お客様に何らかの
 ニーズが発生した時に、自分たちを思い出してもらうために、
 継続してコミュニケーションをとることが効果的です。

 その一つの手段が、メールです。(LINEや、フェイスブックの
 メッセージも含む)

 その際に、お客様にどんなイメージもってもらいたいかによって、
 文章の内容も変えないといけません。

 宛名の敬称の「様」「さま」「さん」についても、
 自分の店の場合、どれがいいのか意図を持って
 決めるのがいいように思います。