寿司屋で、「マグロを3皿まとめて頼む人」を見て価値観の多様化を考える | 「独自の世界観に共感するファンが集まる」ブランディングのブログ

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一般社団法人ブランド・バリュー協会理事で、飲食店コンサルティングのイー・フードビジネス・サポート代表の上田が、
ファンに選ばれ続けるためブランディングについてお伝えします。時にはビジネス以外の日常の感じた事、気づいたことも綴ります。


寿司屋で、「マグロを3皿まとめて頼む人」を見て価値観の多様化を考える
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■昨日は、三宮で寿司屋に立ち寄りました。
 最近、糖質ダイエットしているので、久しぶりです。

 お茶の稽古が終って、北野坂を降りていた時、
 手ごろな寿司屋を見つけ
 
「寿司食いてー」(江戸っ子風に)と、いきなりスイッチが入ったのです。

 その日は昼、けっこう頑張ったということもあり、
 「今日は許す!」という裁定が、もう一人の私から下ったのです。

■カウンター席に座り、

 「さてさてドリンクは何にしようかな」

 メニューを見ながら、焼酎ロックに決めました。

 糖質ダイエットの禁を破ったといっても
 ビールを注文して、なし崩し状態になるのを恐れ
 歯止めをかけておきたかったのです。

 (焼酎、ウイスキーの蒸留酒は糖質がほとんどありません。)

■で、次は、肝心の寿司の注文です。

 「何から行こうなー」って考えていた時です。

 となりの、おにいさんの前に、マグロが3皿も運ばれてくるでは
 ありませんか。

 私(内心)
 「ほー、マグロが好きなんや」と何気なく、見ていました。

 するとです。突然、8年前に他界した母親を思い出したのです。

 晩年は、食も細くなっていたので、好きな寿司屋に行っても
 3~4皿しか食べられません。

 そのため「マグロ」にしようか「イカ」にしようか、はたまた
 「タイ」にしようかと真剣に悩んでいたのです。
 (戦前生まれなので庶民的なネタ)

 食べられる限られた量の中で

 「できるだけたくさんの種類を楽しみたい」

 という気持ちだったのでしょう。
 
■自分の好きなマグロをまとめて3皿注文したお兄さん。
 おそらく、好きなものに一点集中するタイプ。

 色々な寿司ネタを楽しみたいと考えた私の母親。
 ひとつの種類だけでは満足できないタイプ。

 価値の感じ方が大きく違います。
 
 事例を別に置き換えると、旅行に行った時、
 とにかく、色々な観光スポットを回りたいという人と、

 1~2か所の気に入ったスポットをゆっくり楽しみたいと
 いう人がいます。

 以前の私は、たくさんのスポットに行ったという
 痕跡を残すことに、価値を感じるタイプでしたが、
 最近は嗜好が変わってきました。

 あなたの事業や店舗はどちらのタイプの人の満足度を
 満たす商品や、サービスでしょうか?