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エフォートアカデミー塾長日記

静岡県三島市の学習塾「エフォートアカデミー」のブログです。
塾での出来事やお知らせを、私塾長の鈴木がお知らせいたします。
エフォートアカデミーのホームページは、
http://www.effort-aca.com
です。よろしくお願いいたします!

「〇〇君はちっとも勉強していないのに、僕よりもずっと成績がいい。僕はすごく勉強しているのにおかしい!」

 

こんなことを言う子がまま散見されます。子供だけならまだしも、親までが同じようなことを言うこともあって、私としては「何だかな~」と感じてしまうことが多々あるのです(笑)。

 

そもそも「〇〇君はちっとも勉強していない」という情報はどこから出たものなのでしょうか?私の経験上、成績上位1割に属する中学生の中で、「全く勉強しない子」などはいませんでしたし、これからもきっと現れないと思います。

かつてはこんな子もいました。

 

「じゅくちょう、みんなにはバレないように、俺にだけ宿題を増やしてほしい。みんなに差をつけたいから!」

 

この子、決して性格が良い子だとは言えませんでしたが(笑)、勉強に対する向き合い方は実に立派でした。「努力」が「結果」としてすぐに現れるほど「勉強」は甘くはありませんが、常に成績上位にいる子たちは確実に「相当量の学習」をこなしていることは間違いがないのです。

 

では、「相当量の学習」とはどの程度のことなのでしょうか?

テスト前にチャチャっと勉強し、テスト前課題を期日までに提出することで、「実によく勉強した~」と感じてしまう親子がいます。一方で、テスト前や日々の学校課題などは「税金」と一緒で「やって当たり前、やらなきゃペナルティーがある」、問題はその後にどれだけ学習量の「積み上げ」ができるのか、平日でも一日最低2~3時間程度は塾などの「学校以外の学習」をしなければ「最低限の学習量」とは考えない親子もいるのです。客観的かつ相対的な学力が試される「テスト」においては、個人的な「感じ方」や「感覚」、あるいは思い込みにも似た「常識」などは通用しないと考えるべきなのです。思うように成果が上がらない子は、まずは自らの「常識」を疑ってみるべきでしょう。「勉強していない」風に装っている「ライバル」は、実は友達の知らぬところで、文字通り「目の色を変えて」勉強に取り組んでいる、なんてことは決して珍しいことではないのです。

 

自らの偏った「判断」や「やり方」に固執しているからこそ、いつまで経っても成績が伸びないのです。

 

「あれ?俺、勉強量本当に足りているのかな?」

 

「このやり方、間違っているんじゃないだろうか?」

 

そんな「健全な猜疑心」こそが重要であり、物事を「健全に疑う」こと自体が「学び」でさえあると、私は考えているのです。

 

繰り返しになり恐縮ですが、

 

「な~んにも勉強しなくても、テストは抜群にできる!」

 

なんて人はいるわけない!というごくごく当たり前な真実に、早く気付いてほしいと強く感じたお盆明けの朝なのでした(笑)。

 

頑張りましょう!

広陵高校の一件で「ケチ」がついてしまった今夏の高校野球ですが、実に爽やかな話題もありました。

 

県立岐阜商の横山温大選手。生まれつき左腕の指が欠損しているという、野球選手としては致命的なハンデがありながらも、打撃・守備ともほぼ右腕一本でこなし、名門である県立岐阜商でレギュラーを掴み、見事甲子園に出場された「名選手」なのです。

 

彼の守備やバッティングを少しだけ見たのですが、横山選手自身が「左腕以外を徹底的に鍛えた」と仰っていた通り、右手と下半身の筋肉が見事に鍛え上げられているという印象でした。その昔、ソウルオリンピックで野茂投手や古田選手等々、後にプロ野球で大活躍する選手を数多く招集した日本代表チームを抑え、見事金メダルを獲得したアメリカのジム・アボット投手を思い出さずにはいられませんでした。横山選手も、アボット投手が瞬時にグラブを持ち替える、いわゆる「アボット・スイッチ」を大いに参考にされ、捕球と投球を瞬時に切り替えられる術を身に着けたようです。

 

別の記事で、横山選手が少年時代、障害のために上手くプレーができず、悔しい思いを何度もされてきたことが書かれていました。その度、お母様が横山選手に、申し訳なさそうに、

 

「ごめんね・・・」

 

と謝っていたそうです。そんなお母様の姿を見て、

 

「お母さんを悲しませてはいけない!」

 

と強く感じ、より一層練習に精を出したそうです。横山選手のメンタルは、とても高校生徒は思えない、強固なものだと感じます。同時に、お母様のお気持ちも、同じ親として痛いほど理解できます。

当塾においても、少し学習上に問題を抱えるお子さんの保護者様は、お子様に対して過剰な「罪悪感」を抱え、それが「過保護」に繋がってしまっている例を何度も見ています。仕方がないことなのかもしれませんが、親としての「気持ち」は常に持ちつつも、時にはあえて「心を鬼にして」、親としての「当たり前の」厳しさをもって我が子に接することも、やっぱり必要ではないかと感じるのです。横山選手のご家族は、そんな葛藤の中、見事にひとつの「成果」を達成されました。暗い話題ばかりが先行する高校野球の世界で、久しぶりに爽やかなエピソードを目の当たりにし、全く関係のない私まで嬉しくなってしまいました(笑)。

 

横山選手は確かに左腕を失ったかもしれませんが、その代わりにもっともっと「大切なもの」を得たのかもしれません。それは横山選手自身の弛まぬ努力と、ご家族をはじめとする周囲の皆様の献身の賜物であることは言うまでもありません。実に「良いもの」を見せて頂きました。

 

明日は大分代表・明豊高校とのベスト8を賭けての試合があるそうです。県立岐阜商と横山選手の更なるご活躍を祈念せざるを得ない私なのでした(笑)。

 

頑張りましょう!

四月初旬に以下のような記事を書きました。実に4か月が経過しています。

次男が大学への通学用に原付免許の試験を受け、無事合格、その後「原付講習」なるものを受講し、正式に免許を交付していただけるのですが、年度替わりの時期ということもあってか、その講習の予約が全く取れず、ようやく地元の免許センターで予約が取れたのが筆記試験合格の1か月後、実際に講習が受けられたのが4か月後という、にわかには信じ難い「現実」でありました(笑)。

 

この「現実」については、拙ブログの読者様からも極めて丁寧なご指摘を頂戴しており、3・4月での免許の「即時取得」は絶望的であること、他県での講習受講(他の都道府県でも講習が受講できるようです)をお勧め頂いたのですが、神奈川は山梨などの状況を確認したところ、他県からの受講を受け付けてはいるものの、他県からの受講者の場合は受講可能な曜日や日時が限定されていることが多く(おそらくは静岡県からの「越境受講」が多いための「対策」なのかもしれません)、大学での新生活が始まる次男にとってはなかなかに難しい状況でした。結局のところ、「4か月待って」地元で講習を受講せざるを得ませんでした。

約4か月ぶりの訪問です(笑)。どこの免許センターもそうだと思いますが、ロケーション的にとても徒歩や自転車で行ける「場所」にあるはずもなく、誰かに車で送ってもらうか、1時間に1本あるかないかの路線バスで行くほかに交通手段はありません。

講習自体はどうやら13時から16時までとのこと、しかしながら、なぜか「受付」は「10時から10時30分までの間に必ずすること!」だそうで、「弁当持参」とのこと。「受付」なるものは、ただ単に種類を提出するだけ、

 

「人が集まってきたら、またここに来てください!」

 

という何とも曖昧な指示のもと、1時間、2時間は平気で待たされてしまいます(笑)。

ただ、実際の講習は非常に丁寧で、3人一組となって、指導員の方が必死になって指導してくれていた様子が伺えました。この日は幸いにして暑さは多少緩和されていましたが、それでも練習コース内を走り回って指導されている指導員の方々には熱心さと誠意を感じました。「原付免許取得」に関する一連の「デタラメさ」の中で、実際の指導員の皆様の真摯な姿勢だけが「救い」だったような気がしてなりません。「涼しいところ」で仕事をしている人たちは、一度自らの「勤務態度」を考え直してみるべきかもしれません。

 

今回のような事情は、「静岡県」での実態が「やや特殊」だったようで、他県においては講習実施日自体が多かったり、あるいは行政だけでは抱えきれないケースにおいては、公認の自動車学校に原付講習を委託して実施してもらうケースもあるそうです。

オートバイを「売る側」の企業からしてみても、このような実態は商品販売に対する立派な「障壁」となっているものと思われるので、行政に対して改善を要望したり、メーカー自体が「原付講習」を請け負えるような体制を構築すべきなのかもしれないと感じました。少なくとも、免許取得の需要が増えると「わかりきっている」時期に、キャパオーバーだからと3か月、4か月待ってくれ!などというデタラメは、早急に改善すべきではないかと、ふっと考えた金曜日の朝なのでした。

 

おかげさまで、次男は連日嬉々として「原付ライフ」を満喫しております(笑)。

 

頑張りましょう!

私が子供の頃は、夜になれば父と祖母とともにテレビでプロ野球(とりわけ巨人)の応援をしていたものですが、現在は「時代」がすっかり変わり、地上波でプロ野球中継を目にすることはほとんどなくなってしまいました。

 

そんな中でも、ネットニュースでは引き続きプロ野球について詳細に報道され続けており、昨日はこんなニュースを目にしました。

 

かつて楽天で驚異の「24連勝」を達成し、その後に移籍したメジャーリーグでもエース級の働きをしていた田中将大投手が、大記録である「通算200勝」を目前にして苦しんでいるようです。

前回、今回の登板と、明らかに「味方に足を引っ張られて」の敗戦、田中投手だって人間ですから、そりゃイラつくってものです(笑)。

 

投手は200勝、打者は2000本安打を達成すれば、「名球会」という組織に参加できる資格を得られるそうです。かつては王さんや長嶋さん等々、名だたる名選手が参画していた組織ですが、そもそも野球選手の評価が「200勝・2000本安打」だけで測られること自体がナンセンスであることが明らかとなるにつれ、この「名球会」なるものの存在意義さえ怪しくなっているような気がしています。実際、あの落合選手は2000本安打を優に超えていながら、あえて参加されてはいません。今どきの選手が、このような組織に「どうしても入りたい!」と本当に考えているのか、田中選手自身がどう思っているのか、少し疑問に感じてしまうのです。

 

もっとも、プロ野球選手のしての「節目」として考えるのであれば、それはそれで意味があることなのかもしれませんが、今回私が注目したのは、そんなチンケな「記録」についてではないのです。

ベテランである田中投手よりずっと若い2選手(しかも同じセカンドというポジション)において、致命的なエラーをし、勝ち星を逃してしまった・・・これを「エラーした人」「エラーされた人」としてどう捉えているか、という点です。

野球は言わずもがな「チームプレー」です。チームの中心選手として、また自らの「記録」が懸かっている試合において、手痛い「失敗」をされたら、腹が立つのは無理もないこと、それでも当の「やらかした選手」たちが、失敗をしようとしてした訳ではないことはよくわかっているはずなのです。その上で、彼らに対して厳しい𠮟責を加えれば、彼らは更に委縮して「次なる失敗」を招いてしまうかもしれません。

失敗した選手からすれば、手痛い教訓を胸に、更なる鍛錬を重ね、次こそは「先輩の手助け」ができるように精進しなければなりません。プロであろうとアマチュアであろうと、この気持ちは変わらないはずです。

 

自らの感情のまま、「失敗した人」を非難して「荒れ狂う」のか、失敗した人は失敗した人で「不貞腐れて」しまって、ファームで燻るのか、田中投手も増田選手も門脇選手も「プロ」ですから、この一件を契機に、逆にチームを良い方向に導いていってくれることを大いに期待しているところなのです。

 

「真面目な部下が一所懸命に働いた末に、大きな失敗をしてしまい、上司がどう対応したらよいのか善後策を考える。」

 

どこの社会でも「普通」に起きている出来事が、プロ野球でもやっぱり「普通」に起きていて、田中投手たちには少し申し訳ないのですが、ちょっとおもしろく感じてしまいました(笑)。彼らの奮起を大いに期待しております!

 

とかく「個人主義」に走りがちな「受験」ではありますが、青春時代に「チームプレー」を実体験しておくことは、その後の人生においても極めて重要だと考えます。学生時代にスポーツや文化活動においてチーム活動をする「意義」は、きっとこのあたりにあるのではないかと感じた、木曜日の朝なのでした。

 

頑張りましょう!

例年、夏休みから秋口にかけて、公立私立問わず、各高校では「一日体験入学」なるものが開催されています。進路に関しては実に重要なこの機会を、あたかも「友達とのお出かけ」的に捉えている実に愚かな親子が毎年散見されますが(笑)、自らが進学するかもしれない学校なのですから、他人の動向に左右されることなく、「志望校候補を吟味する」つもりで真剣に参加していただきたいと強く願っております。

 

進学において、切っても切り離せないのが「合格難易度」です。努力の末、合格難易度が高い高校に見事に合格することは実に素晴らしいことですが、だからといって難易度の低い高校をさしたる理由もなく「バカにする」行為は、まさに自らの品位を貶めるだけの愚行だと思います。努力の末に「少しだけ賢くなった」と「錯覚」し、自らの進学する高校より難易度が低い高校をひたすら「バカにする」のであれば、それは「少々の賢さ」と引き換えに、「人間性を放棄」したのだと自覚するべきでしょう。少なくともこのような「行為」は、当塾では決して許しません。

 

都市部に在住の方には理解が難しいのかもしれませんが、田舎の「進学事情」というのはなかなかに複雑で、「偏差値」などという曖昧模糊な基準では計り知れないものがあるのです。

当地で言えば、例えば「伊豆半島」、面積が広い割に山間部が多く、人口は少ないのです。そのため、伊豆半島南部には高校の存在自体が限定され、私立高校に至っては皆無で、沼津・三島まで北上しなければならない現実があります。交通事情だって決して十分ではなく、自宅からの通学は不可能、この時点で彼らの進学には大きな「足枷」がかかってしまっているのです。

学生寮などを設けている高校もありますが、このご時世、どのご家庭においても十分な経済的余裕がある訳ではないのです。優秀でありながら、進学先に困窮する事態が現実に存在しているのです。

そんな場合のひとつの「選択肢」として、各私立高校では「特待生制度」を設けており、通学困難でありながらも優秀な生徒を経済的に手助けし、学校として「歓迎」する制度が整えられています。時に「底辺校」などと揶揄される高校から驚くような「進路実績」が出ているのは、彼らのような優秀な生徒の献身があるという事実を、決して忘れてはならないのです。スポーツにおける「越境」や「特待生制度」については、時折その是非が問われることがありますが、このような進学が難しい生徒に対する支援制度については、ぜひ今後も拡充していってもらいたいと強く願っております。

 

「底辺校」における、彼らのような「極めて優秀な生徒」にとっては、「偏差値」や「社会的評価」だけに囚われている人たちの言動を、実に滑稽なものだと考えているのかもしれません。義務教育と比較すれば、高校・大学と進学するにつれ、集団としての評価よりも、個人の能力や頑張りが「モノを言う」状況に変わっていくことは確かなのです。勉強を頑張って「難関校」を目指すのは大いに結構、一方で自らが「実は恵まれている」という意識を常に忘れず、「難易度」だけに囚われることなく、自らの希望や将来の夢に沿った「進路選択」が最も重要であるということを、決して忘れないでいただきたいと強く願います。

 

限られた時間ではありますが、「一日体験入学」ではしっかりと「進学候補の学校」を吟味するようにしてください!

 

頑張りましょう!

週刊誌などはほとんど見ませんし、その記事の内容だって、話半分どころか、ほとんど信用に値しないと考えている私ですが、「文春オンライン」には時々「良記事」が出ることがあるので、少々困ってしまいます(笑)。

 

慶応義塾高校野球部の森林監督の記事です。完全なる「受け売り」で恐縮なのですが(笑)、彼の主張する内容は、ほぼほぼ私と同じなのです。

 

もともとこの記事に「気がついた」のは、広陵高校の出場辞退についてのニュースが流れてきた時、あるブログで小学生のお子さんを持つお母様が、高校野球に対して極めて差別的な内容を記している記事を目にしたことでした。何でも「炎上上等!」だそうですから(笑)、批判的な指摘さえも覚悟の上なのでしょう。というか、ブログ内にはいわゆる「アフィリエイト広告」がこれでもかというくらいベタベタ貼ってあったので、いわゆる「炎上商法」を狙っているのかもしれません。このような自らの所在を明かすことなく、後々の反響さえも一切顧みることなく、ただただ高校野球をネタにした「小銭稼ぎ目的」の行動さえも、私から見れば「学生野球のコマーシャリズム」に他ならず、極めて下賤な行動に見えてしまいます。こういう輩が問題の本質を見え難くしている「張本人」であると思っています。実に嘆かわしい!

 

まあ、それはそれとして(笑)、最近慶応義塾高校野球部に所属していた、某有名プロ野球選手のご子息が、学力不振で「留年」を強いられたことは有名な話です。たとえ有名人の子であろうとも、学力が最低基準に達していなければ容赦なく「落第させる」学校側の姿勢は、

 

「高校生にとって、野球はあくまで教育の一環である。」

 

という精神を立派に貫いているのだと、私は考えているのです。「賢明な親」は「野球をやらせない」のではなく、「どんな環境で野球をやらせるのか?」を考えるべきなのではないでしょうか?いたずらに「強豪校」に我が子を押し込むことだけが、中長期的に見た我が子の「幸福」に繋がるとは限らない、という事実を、今回の広陵高校の一件から学ぶべきでしょう。

 

このようなことは野球に限らず、どんなスポーツでも、どんな「習い事」でも、あらゆる場面で想定できることです。「野球だけやらせなければよい!」などと本気で考えている人は、かなりの「おめでたい方」か「小銭稼ぎが趣味な方」なのでしょう(笑)。

 

私自身も尊敬すべき恩師に出会うことができたことは、非常に幸運なことであり、大きな人生の「指針」となりました。特に学生スポーツについては、「勝ち負け」よりも大切なことがあるという「真実」を、多くの親子にぜひ理解していただきたいと強く感じているところです。

 

「甲子園出場」だけが、「高校野球の勝者」では決してないのです。

 

頑張りましょう!

広陵高校の「暴力事件」は終息の兆しを見せませんが、ちょっとおかしな視点で、的外れな話題がまことしやかに囁かれています。SNSの功罪が如実に現れているような内容だと感じました。

 

旭川志峯の3選手が、広陵高校との試合終了後、「握手」を拒否して立ち去ったという話題です。この行為には賛否両論あったようですが、私からすれば、いや多くの高校球児だった者からすれば、そもそもこのような問題など存在しないと考えているのです。

 

地方大会においては、試合後に握手する方が「珍しい」と思います。私自身はバリバリの「昭和・精神野球」の出身ですから(笑)、試合終了とはいえ、ついさっきまで「敵」であった相手選手と「握手」などありえないと思いますし、そんなことしたら容赦なく鉄拳制裁が飛んできたと思います(笑)。

対戦相手への敬意は持ちつつも、「儀礼的」な挨拶など、「勝負の世界」では必ずしも必要だとは言えないと、個人的には考えています。

 

そんな「理不尽で厳しい高校野球」を過ごした私ですが(笑)、実に厳しかった「恩師」が、生涯でたった一度だけ「選手同士の握手」を認めた事例がありました。恩師自らがよく語っていたことでした。

 

今から50年以上前、大会前から優勝候補の一角に挙げられていた恩師率いる野球部は、準決勝まで駒を進めたものの、「1枚看板」だったエースは疲弊し切っており、準決勝の対戦相手である「超伝統校」に立ち向かう術は既になかったようです。

7回を終了し、得点は「7対0」、準決勝からはコールドゲームはなかったものの、完全なる「敗色濃厚」の状態でした。それでも、試合終了の知らせを聞くまでは、「誰も諦めなかった」のがこのチームの特徴であり、その気迫は「超伝統校」の選手にもひしひしと感じられたようです。

大量点差の最終回、ここまでたった一人で投げ抜いてきた「1枚看板」のエースが打席に立ちました。後にドラフト1位でプロ入りすることになる彼は、バッティングも一流であったようです。徹底的に打ち込まれ、敗色濃厚であった状況も、最後まで絶対に諦めないという彼の信念の前では、「大したことではない」ようでした。

彼の渾身のひと振りは、その打球をレフトスタンド中断まで運んだのです。まだ金属バットさえ採用されていない時代、静岡県大会においては唯一のホームランだったそうです。

 

万感極まり、涙ながらにダイヤモンドを1周した彼に待っていたのは、やはり涙ぐんでいた相手チームの捕手でした。ホームベースを踏むまさにその時、その捕手は彼にそっと手を差し出したそうです。彼もまた、その手に応え、試合中にもかかわらず、熱い握手を交わしたとのことでした。

どんな状況でも「諦めない」、そんなお互いの気迫のぶつかり合いこそが感動を呼び、お互いを高めあう、まさにこの点にこそ万人に愛された「高校野球の原点」があるような気がしてならないのです。

 

子供を取り巻く環境や、高度に情報化が進んだ現代社会において、教育の一環たる「高校野球」も「変化の時」を迎えているのかもしれません。少なくともそれは、「握手拒否」などという「どうでもよい話題」で有耶無耶にされるべきではないと、ふと考えたお盆休みの朝なのでした。

 

頑張りましょう!

昨日は完全な休日だったので、以前から「やらなければいけないと思っていたこと」にようやく着手しました。

 

母が「ボケて」から、車椅子に乗ったまま移動可能な軽自動車に乗り換えたのですが、予算が限られる中では、「新車」を購入することなどできようはずもなく(笑)、10万キロ越えの中古車を購入しました。

年式や走行距離、価格の割には状態のよい車でしたが、それでも10万キロを超えれば「手を掛けなければいけない」部分が出てきます。「プロ」に頼むのが確実で、最も「手っ取り早い」のは確かですが、「できることは自分でやる!」というのが信条(ただの貧乏性?)の私は、オイル交換くらいはDIYでやるようにしているのです。我が家には3台の車があるのですが、3台ともオイル交換の時期であり、うち1台(妻が乗っている普通車)は前回の交換から既に8000キロを超えており、すぐにでも対処が必要でした。

 

昨日は2台のオイル交換を行いましたが、「暑くならないうちに!」と早朝から作業を始めたものの、やっぱり暑かったです(笑)。2台ともなると、もうヘトヘトでした(笑)。午後はすっかり「お昼寝タイム」になってしまいました(笑)。50代も半ばを過ぎると、かなり体力が落ちることを実感しているところです。

 

それでも、こうやって手を掛けて、少しでも調子が良くなったりすると、それはそれで嬉しいものなのです。単調ではあるものの、作業自体が「つまらない」ということは決してなく、ドロドロに汚れた使い古しのオイルを、新品の真新しいオイルに交換してやると、何だか私自身の血液まで入れ替えられたような爽やかな気分になるから不思議です(笑)。

「手が掛かる子ほどかわいい」などと「けしからん」ことを言った人がいるようですが(笑)、手を掛けた分だけ愛着が湧くというのは、紛れもない事実でしょう。「めんどくさいな~」と思えることを、嬉々としてやってしまう愚かさを、当の自分自身が楽しんでいるような気がしています(笑)。

 

車の整備をDIYで行うことも、塾で「悪ガキ」を指導することも、根っこの部分では同じじゃないかと、ふと考えた次第です。これまでの塾での「忘れ難い思い出」を振り返るときには、「優等生」ではなく、「とても手が掛かった劣等生」ばかり思い出されるのは、その証左でしょう。私にとっては紛れもなく「愛すべき悪ガキたち」だったのです(笑)。

 

真新しいオイルに入れ替えた「オンボロ車」が、何だかとても喜んでいるように見えた日曜日の朝なのでした(笑)。

 

頑張りましょう!

昨日、長男の教員採用試験の結果が出たようです。残念ながら、長男の「努力の成果」は結実しませんでした。当初は卒業後、講師を続けながら翌年以降の再受験を目指す予定でしたが、「理不尽な現実」を見て、長男の中でも少し考え方に変化が生じたようでした。

 

もともと長男に教員としての「適性」があるとも思えず、また万が一教員ともなれば、私とは「利害相反関係」となるので(笑)、長男には実に申し訳ないのですが、本音を言えば一般的な企業か教員以外の公務員にでもなってほしいと考えていました。あくまで親の「エゴ」なのですが(笑)。

ただ、倅が身をもって実感したのは、どうやら世の中の「理不尽」のようで、結果は非常に残念なものであったものの、倅にとっては文字通り「得難い経験」になったのではないかと思うのです。

 

倅の周囲は、当然のことながら教員志望の子がほとんどで、保護者が「現役の教員」であるケースも多いのです。採用試験の合否結果を見れば、「不自然なほど」現役教員の子弟が高確率で「採用」となっている「現実」があったようです。この「理不尽」が現実であり、その「現実」については私からも何度か倅に説いてきたつもりですが、今になって文字通り「実体験」したようです。

 

「実力」がそのまま認められるほど、世の中は甘くなく、また実に理不尽なものなのです。公教育の教員の世界など、その最たる例であることは言うまでもないのです。自らそんな「汚い世界」に飛び込んで、活路を得ようとした末に、ものの見事に「蹴散らされた」のが、外ならぬ愚息なのでした(笑)。

思わぬ形で社会の「理不尽さ」を知った倅ですが、この経験を今後にいかに生かしていくのかが、今回の試験結果よりもずっと重要であるという事実を知るべきなのです。悔しさをばねに一念発起するのか、それとも半ば不貞腐れた人生を送るのか、人間の価値は「困った時」にこそ発揮されるのだと、私は信じているのです。

 

たとえ「腐った現実」であっても、それを身をもって体験すれば、必ず生きるための「糧」となるはずです。今回の「実に苦い経験」を持ってして、倅の人生がより充実したものとなることを、親として祈らずにはいられないのです。

手助けしてあげたいことは多々あるのですが、ここで私が「出しゃばる」ことが得策だとは、どうしても思えません。一敗地に塗れようとも、何度でも立ち上がる倅の姿を大いに期待している私なのでした。

 

まあ、人生色んなことがあるよね(笑)。

 

頑張りましょう!

ここ最近は、私立高校の先生が私どものような「中小零細塾」に顔を出されることが多いです。

 

そんな先生と懇意にさせて頂いているケースも少なくないのですが、彼らからすれば、特に難易度が高くない私立高校の場合、大手の学習塾を訪問しても全く相手にされず(笑)、まともに話を聞いてくれるのが私どものような中小零細塾だけ、という切実な事情もあるようです(笑)。

彼らの第一義的な目的として、高校そのものの広報宣伝や、少しでも「質の良い生徒」を塾に紹介してもらうという極めて重要な任務があることは確かなのですが、もうひとつ、「塾でしか聞けない情報」を求めている場合もあるのです。

 

学校における「内申書」は実にいい加減な代物で、そもそも「内申点」なるものが大いに客観性に欠ける「エセ評価」であるだけでなく、その他の生徒の素行や人間性に関する評価についても「嘘」が多いケースが実際にあるのです。入学前にいくら「嘘」を吐いても、入学後すぐにその「嘘」はばれます、当たり前の事なのです(笑)。だからこそ、中学校側を全く信用していない私立高校が少なくないのです。

私立高校は公立高校と異なり、生徒数の減少は経済的な側面から学校運営に深刻な影響を及ぼします。だからこそ、中途退学の危険性が高い、

 

「素行不良者と不登校」

 

の生徒を忌避する傾向が強いのです。これは私立高校の立場としては無理からぬことだと思いますが、このあたりの「素行や生活態度」について、中学側で「都合のよい操作」をしてしまうケースが多々あるのです。

かといって、私立高校として中学との関係性を断絶してしまうのは決して得策ではなく、ならば「生徒の実像」を「塾」に聞こうじゃないか?という判断に至っているようなのです。

 

「じゅくちょう、成績が足りない時はご相談ください、何とかなるケースもありますので!それよりも、真面目で、遅刻や欠席がない子を紹介してください!」

 

こんな内容のことを複数の私立高校関係者からお願いされたことがありました。

私共中小零細塾としても、私立高校との関係性は極めて重要で、極力彼らの要望に応えるように努めているところです。もちろん塾生に関するネガティブな情報は開示しませんが、かつて一度だけ「刑事事件」を引き起こしつつ、それを学校ぐるみで隠匿し、何事もなかったように受験させようとした悪質なケースの時だけは即座に私立高校側に通報させて頂きました。これを通報しなければ、当塾と私立高校の関係性自体が危うくなると感じたからです。この時は私立高校側に大変感謝され、以後当塾の生徒を若干優遇してくれるようになりました(笑)。

 

話が長くなりましたが、受験生の皆さんにおいては、きちんとした学校生活を送ることを強く求めます。ここを疎かにすれば、悪い意味での「思いがけない結果」を招くことになります。まさに生徒自身の「人間性」の問題であり、「勉強以前」の問題なのです。さしたる理由もなく、「義務教育」を放棄するのは、広義の意味での「憲法違反」でさえあるという事実をしっかりと認識していただきたいと思います。繰り返しになり恐縮ですが、理由もなく「当たり前のこと」が「当たり前にできない」のは、自らの評価を貶めることに直結するということをしっかりと自覚してください。保護者様におかれましては、たとえお子様との軋轢があろうとも、大切な我が子の行く末を考えて、厳しくも暖かい指導を切に願う次第です。

 

頑張りましょう!