今更なので粗筋は割愛します(;^ω^)


キャメロン監督めっちゃ好きです。
私はラブ・ロマンスはあまり好きではないのですが、パニックものは好きだし何よりキャメロン監督なので、「私も感動して泣くのかも~」と期待して見てみました。見たのはレンタル新作の時。

結論から言うと唖然としてしまいました。
この映画で素直に感動した方、もしくは感動を期待してこれから見る方は私の捻くれた感想などスルーしてしまって下さい。

私がパニック映画に期待するものは、数々の人間ドラマ。迫力などは二の次です。
その点、この映画は膨大なお金をかけて迫力ある映像となっていますが、軸は数々の重厚な人間ドラマではなくジャックとローズの恋物語。
どのあたりで感動すればいいんだろう・・と最期になってようやく「あ、そうかラブ・ロマンスだったんだ。」と改めて気付いたのでした。

お婆ちゃんになっているローズの回想シーンで物語は進んでいるワケですが、非常に価値のあるブルーダイヤを血眼になって探す若者に自分の悲恋話を延々と語り始めるワケですよ。
若者達は真剣に話を聞いています。

そして最期まで話し終えてから、若者達が必死に探していたダイヤをポチャーーーーン・・と海へ捨てるローズ。


「ババァーーーーーッ!!何しよんねん!」




と、私は驚きつつも腹立ちを隠せませんでした。

婆さん、あんた長時間にも渡って自分の恋バナを親切にも聞いてくれた若者達の労力考えたんかい。

感動できずにすみません。
タイタニックを扱った作品は多数あるようですが、『SOSタイタニック/忘れえぬ夜』は素直に感動しました。
こちらの方が重厚かつ骨太ドラマだったと思います。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-TITANIC



人気ブログランキングへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
08/10/19

どうすればいいですか?このふざけた副題は(笑)
原題は『Hot Fuzz 』のみです。
監督はエドガー・ライト、主演はサイモン・ペッグニック・フロスト。この方達はホラーファンの中でも注目視された『ショーン・オブ・ザ・デッド』のメンバーで、再びタッグを組んでの映画となりました。

国内ではスルーされてたんですが、「Hot Fuzz 劇場公開を求める会」と言うのが発足され署名などが多数集まって、それで国内上映が決まったと言う驚きの経緯アリです。
あと、お亡くなりになった水野春郎さんが最後に見られた作品らしいです。

エドガー・ライト監督と言えば『グラインドハウス』 の中に入ってたフェイク予告の1つを担当した監督さんなんですけど、彼の「don’t」が1番笑えました。コメディがお上手なんですね。
とは言え、ホラーな描写も手抜かりはありませんでした。

ロンドンの超エリート警官ニコラス・エンジェル。何度も表彰され検挙率もNO.1だが、突然昇進と共に田舎町へ左遷される羽目に。
行った先はイギリスで1番安全な町を誇るサンドフォード。しかし法に真面目なニコラスには目に余る事が度々あり、町の人間と温度差を感じずには居られない。
そんな時町の人間が2人、車の衝突事故で死亡する。洞察力に優れたニコラスはただの事故とは思えず、次の犠牲者で殺人事件であると確信する。・・が、サンドフォードで殺人事件が起こりえるワケがない・・と町の人間は誰一人として信じてくれないのだった。




MebiusRingΨ主食はホラーΨ-Hot Fuzz


ジャンル的にはコメディ寄りなんでしょうけど、アクションシーンもてんこ盛りだしサスペンス要素もガッツリ入ってます。そしてスプラッタ描写のメイクも見せ方もウマいです。

サイモン・ペッグ扮するニコラス・エンジェルですが、警官になるために生まれてきたような正義感の塊で知能も運動神経も副題で言うところのスーパーポリスなワケですよ。
まぁ、本人の背は小さめなので見た感じは冴えない巡査っぽく見える・・かも(;^ω^)


コンビを組む事になった相手は署長の息子で、仕事中も緊張感の全く無いダニー・バターマン。最初はイライラしていたニコラスだったけど、ダニーの人の良さに癒されて仲良しに♪
このダニーはニック・フロストなんですが、警察映画の大ファンと言う設定です。そんなところや、いろんなところに伏線張ってあったりして後で繋がると「フフ・・」と笑えたりします。

カードのシャッフルのようなカット割りが特徴的な映画でしたが、コ気味いい音楽と相まってなかなかスピーディーで今風な感じ。
2時間はちょっと長いですが、お腹いっぱいになるほどいろんなモノを詰め込んだ内容でした。

キャストもサービス満点。ビル・ナイがヘンテコな上司役で出ていたり、ケイト・ブランシェットピーター・ジャクソンなんかもチョイ役で出ていました。よ~~く見とかないと、まず分からないですよ。

そして『ショーン・オブ・ザ・デッド』でもそうでしたが、いろんな映画から拝借したシーンや言葉遊びなんかもありました。

エドガー・ライトは、俳優さん達よりも男前な今年35歳の監督。この先大注目です!



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-エドガー・ライト


エドガー・ライト監督右上矢印



人気ブログランキングへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
08/06/20

2時間を越える長尺な作品で、尚且つ話の大筋は「逃走劇」
しかし全くダレる事なく緊張感をウマく保ち、ドキュメンタリーにも似た人間臭さと共に衝撃度も演出され、何らかのメッセージ性も感じさせられる異色の映像。


時代設定はマヤ文明後期。
族長の息子であるジャガー・パウは、笑いが耐えない村で妻子と共に幸せに暮らしていた。
ところがある日、そんな平穏な生活が覆される。マヤ帝国のハンターが攻めてきたのだ。
ある村民は殺され、幼子は村に置き去り。ジャガー・パウは仲間達と共に生贄としてマヤ帝国へ連れて行かれる。

隙を見て逃げ出したパウ。妻子の元まで逃走できるのか!?



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-APOCALYPTO

ずっと土偶だと思ってました(笑)右上矢印


全編マヤ語。これの効果大で、まるでドキュメンタリー(もしくはウルルン滞在記)を見ている錯覚に陥る。
冒頭は平和な村の狩風景なのだが、ここから既に辛い人もいるだろう。野豚を狩る平和な村民・・・
まさか、その後に狩られる側になろうとは想像もつくまい。しかも、見事に豚側と後に狩られる村民とリンクする。

この主人公であるジャガー・パウが、私にはナイナイの岡村に見えて仕方なかった(;^ω^)そして、彼のライバル的存在の人がガレッジセールのゴリに見えて仕方がない汗
彼は狩人としては腕の立つ方ではあるが、狩られる側になって初めて翻弄する事になる。が、尊敬する父の教えを思い出し、命からがら逃げ惑う間に冷静さを取り戻していく。

主人公の妻は妊娠中なんですよ。しかも臨月。
長男と共に穴の中に隠すワケですが、この嫁もとにかく頑張ります。あのお腹、本当に妊娠しているのでは??

それだけではなく、殺し合いに発展する時に見える映像は本物かと見間違うばかりの迫力ですよ。
狩られる側に感情移入し、とにかくハラハラしっぱなし!「逃げてぇ~!」と祈りながら見てました。
登場人物はほとんどマイナーな人達。ネイティブ・アメリカンが多いようです。それも良かったんでしょうね。

名選手が必ずしも名監督になるとは言えない。

名を馳せた俳優が、必ずしも名監督になるとは言えない。

しかし、この監督であるメル・ギブソンの頭の中は一体どうなっているのでしょうか?
この題材を選んだのも不思議ではあるが、躍動感あるカメラワーク、変なサントラを使用せず見るものを惹き寄せる原住民っぽい効果音。
私は、見事成功したと思った。
『ブレイブハート』『パッション』を彷彿とさせるシーンもあったけど、これは狙ったのかしらん?

文化と共にモラルは作られた。
そのモラルなき文化を破ったのが、主人公であるパウなのかもしれない。
人は何より恐ろしい。しかし、恐れは病。伝染せぬよう、恐れを恐れるな。

この逃走劇、見てる者の鼓動も早くなる。

同時期に公開された『300』 はリアリティはないが迫力ある戦闘映画でしたが、こちらは生々しい戦闘。私は断然こちらを推します。


人気ブログランキングへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
07/06/12

2008年度1発目に劇場に行った作品です。
前作の詳しい内容を思い出そうとしても、残念ながら記憶に薄いです。再見せずに見に行きましたが、あまり問題は感じませんでした。

この作品を(続編ね)一言で言うなら「薄っぺらい」と言う感想です。
もちろん「面白かった!」と言う方も沢山いらっしゃるでしょうけど、ここから先はそれを踏まえた上で読んで下さいませ。


プレデターに寄生し誕生した新種「プレデリアン」は次々とプレデターを襲い、規制が利かなくなった宇宙船はコロラドの森に墜落する。
地上に舞い降りたエイリアン達は人間への寄生を続け、仲間を増やし始める。

そこに対エイリアン専用ザ・クリーナー(プレデター)登場。
だからと言って、もちろん人間も躊躇なく惨殺するプレデター。
大暴れを繰り広げるエイリアンとプレデター。もはや町は大騒ぎさ。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-AVP2 ALIENS VS. PREDATOR


「お遊び感覚で作られた映画」だと踏まえ、ハードルも低くして劇場に臨みました。別にバカにしてるワケじゃないですよ。楽しみに行ったんですから。

とは言え、元祖の映画ファンで本気で期待してた人は少ないんじゃないかしら?

有名な俳優さんが出ていない事なんて何の問題もないです。主役はエイリアンとプレデターなんですし。
ところが、メインなはずの2体のアクションシーンが私には今1つ物足りないものでありました。と言うか暗くて見えん。
人間の物語では、過去に悪い事をしてました・・と言う設定の兄弟がメイン。弟のイライラは何となく理解も出来、中身の幼さも好感が持てました。

兄の方は「とても良くデキた兄」のように映るので、とても悪人には見えないですね。この映画のストーリーの中でもヒーロー的な存在です。
後半は『ポセイドン・アドベンチャー』ジーン・ハックマンを思い出してしまいました。

思いっ切り個人的意見なんですが、私は『エイリアン』のヒロインであるリプリーが非常に好きで、彼女の事を考えては1人悲壮な想いに駆られるのですよ。
何度も死の恐怖と戦いながら、更にはエイリアンを地上に持ち帰らすまいと自ら溶鉱炉に身を投じたと言うのに、この映画のオープニングでアッサリと地上に舞い降りたエイリアン・・・。
リプリーが報われない・・などと少し悲しくなってしまったしょぼん

ラストも、他に脚本の持って行き様がなかったのか疑問です。凄く有り触れた展開で、いろんな映画を繋ぎ合せたかのような物語。

登場人物である若い子達の人間関係も、時間を取ったワリに浅い設定。

あのラストからは絶対続編が出ますよね。監督チェンジしてくれないかな?

「お遊び感覚で作られた映画」だと言うのを踏まえて見に行ったのに、ちょっと酷評しすぎですよね。それにはワケがあります。

それはダウンのネタバレで書かせてもらいますね。

とにかく私には合わない続編でした。

ちなみにこの映画は、三田ワーナーマイカルという劇場で鑑賞しました。


以下ネタバレなので、読まれる方のみ反転してお願いします↓


宇宙船が森に墜落し、猟に来ていた親子が襲われます。
まさかと思ってたら、男の子までが犠牲に!!

病院のシーンでは妊婦さんまでが犠牲に!!!

・・・・笑えません。悪趣味すぎです。
私はホラー大好物で、スラッシャーによくあるバカな若者などは「早くじゃんじゃん殺されてくれ~」などと思いながら見てたりしますが、それはある意味スカッとするようなストレス発散的な事も兼ねてるんですよ。

ですが、幼い子供や妊婦さんなどが惨殺されても「いひひ・・もっとやってくれ~♪」などとは決して思いません。どちらかと言うと眉間に皺が寄ります。

それを生かした物語なら「これはアリかな・・」とも思いますが、この映画においては何の必要性も感じなかったですね。
若干抑えた描写ではありましたが、「おお♪」とか「もっと激しくても良かったのに♪」と思った方はいらっしゃるのでしょうか?目を覚まして下さい。

私には嫌悪感が強く残る映画でした。気分悪い!


ちなみに、 その後のエイリアンとプレデター↓(笑)まだ勝負は続いていたのですね~。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-AVP2 ALIENS VS. PREDATOR2



人気ブログランキングへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
08/01/09

先日アップした『春夏秋冬そして春』キム・ギドク監督による、韓国映画です。


売春街を仕切るヤクザのハンギはある日、可憐な女子大生に目を奪われ突然唇を奪う。周りから取り押さえられたハンギはその女子大生ソナにも侮蔑の眼差しを受け、更に唾まで吐かれる。


ハンギはその屈辱を忘れる事ができず、ソナを探し出し罠にかけて売春宿に売り飛ばしてしまう。
突然女子大生から娼婦に落ちたソナは馴染む事ができず、泣きながら身を売るのだった。

マジックミラー越しにソナを見つめるハンギ。ハンギは間違いなくソナを愛していた。愛し方が分からなかっただけなのだ。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-BAD GUY


主人公ハンギには実力派俳優のチョ・ジェヒョン。彼にはほぼセリフはなく、ほとんど目力だけでの演技でした。どうして話さないのかと思ってましたが、喉元に傷がある事から、まぁヤクザなので切られて声がでない・・と理解していましたが、自分の子分とは会話があるようなので、なんで??と思ってたら終盤に謎が解けました。

女子大生ソナには新人のソ・ウォンと言う女優さん。ケリー・チャンと遠山景子さんを分割したような感じでしょうか。体当たり演技ですね。

清楚な女子大生が、ヤクザに侮蔑の眼差しを向ける。その悔しさもあるが、ハンギはソナを自分のテリトリーまで(娼婦と言う底辺の生活)落とし、そして手中に入れたがる。しかし反面、その愛をむき出しにはしない。
普通に考えれば犯罪だし、歪んだ愛である事は明白ですが、悪い男に惹かれる女の性・・と言うのもまた然り。

ハンギ演じるチョ・ジェヒョンですが、一昔前の長渕剛さんっぽかったです。なんだかカッコ良く見えるんですよね~。
かと言って、そんな愛され方はゴメンですがあせるちょっと悪そうな男には魅力を感じますが、ハンギは本当に『悪い男』なので、それでも愛せるかどうかはかなりの破滅的な愛を覚悟しないといけないでしょうね。

ラストは女性側から見れば、かなり納得のいかない終わり方だと思います。ハッキリ言って男にとって都合の良い流れですね。
特典映像のギドク監督のインタビューを聞きましたが、「誰もが持つ男の願望」のような事を言っていました。ほんとぉ~??

序盤から展開は速く、2人の行方が気になるので飽きる事なく最後まで見れました。しかし、監督自身の中では細かい設定は出来あがってるようなのですが、作中では省かれた部分が多く、「なんで?」とツッコミたくなる箇所もあります。

変わった破滅的な愛の形。覗いてみたい方は、ぜひどうぞアップ

人気ブログランキングへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
06/12/22