5月読了本 ![]()
『 星の教室 』髙田郁
目次:
第一章 履歴書
第二章 夜の校庭で
第三章 あおぞら
第四章 弱くて、脆い
第五章 明日の夢
第六章 結び直すのは
第七章 まだ見ぬ友へ
最終章 星の教室
あとがき
主人公の潤間さやかは、中学の卒業証書を受け取っていない。
義務教育さえまともに終えていないという枷が、社会でも家庭内でも、さやかを生き辛くさせていた。
しかし、ある日、さやかは夜間中学という存在を知る。
それは、戦争や貧しさや病など、さまざまな事情で義務教育を終えられなかった大人たちの集う学校だった。
二十歳の春、さやかは河堀夜間中学への入学を果たす。
仲間たちに支えられて過ごす日々が、学校や親への不信で雁字搦めだったさやかの心を解きほぐしていく。
やがて、さやかには密かに叶えたい、という夢が芽生え始めるのだが...。
『 これは経費で落ちません!12 経理部の森若さん 』
青木祐子
目次:
第一話 わたしは適任ではありません!
第二話 これは曖昧にできません!
第三話 すごいですよね、女の人って!
第四話 愛し、敬い、慈しむことを誓います!
エピローグ ~頑張る真夕ちゃん~
ちゃくちゃくと結婚に向けて準備を進める沙名子と太陽。
名字はジャンケンで“森若”にすることになったけれど、それ以外にも世帯主、本籍地、新居、子供など、話し合わなければならないことは山積みだ。
社内の既婚女性たちの家庭事情もいろいろと耳に入ってきて悩ましい。
そしてそんな間も仕事は待ってくれない。
業務効率向上のためのデジタル化も始まり……?
『 華の蔦重 』吉川永青
目次:
序章 吉原、燃える
第一章 ここから、始める
第二章 版元に、なる
第三章 荒波を、渡る
第四章 世と人を、思う
終章 鐘が、鳴る
2025年大河ドラマ主人公・蔦屋重三郎の粋でいなせな一代記!!
山東京伝、曲亭馬琴、喜多川歌麿、東洲斎写楽……江戸っ子たちを熱狂させた大勝負、とくとご覧あれ。
豪華絢爛の吉原が業火の海に包まれた明和九年。
多くの人が落胆する中で、江戸をふたたび元気にしようと心に決めた男がいた。
蔦屋重三郎。通称蔦重と呼ばれたその男は、貸本屋では飽き足らず、地本問屋の株を買って自ら版元として様々な勝負に打って出る。
「楽しんで生きられたら、憂さなんて感じないで済むんです」。
面白い書物や美しい浮世絵は、きっと世の中を明るくしてくれる――。
彼の熱意が、山東京伝、喜多川歌麿などの心を動かし、江戸を熱狂に包んで行くのだった。しかし、そこに立ちはだかったのは……。
エンターテインメント歴史小説‼
『 イクサガミ 人 』今村翔吾
目次:
壱ノ章 蠱毒蒸煮
弐ノ章 忍びの響き
参ノ章 札を求む者
肆ノ章 羅刹の宿り場
伍ノ章 南北の神
陸ノ章 月下の飛弾
漆ノ章 陸の龍
捌ノ章 箱根の坂
玖ノ章 狼の詩
拾ノ章 鉄の路
拾壱ノ章 旅の果て
弱き者は皆、死んだ。
「蠱毒」はこれからが本番だ。
東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。
人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。
血飛沫の舞う戦場に神と崇められる「台湾の伝説」が現れ、乱戦はさらに加速する――!
数多の強敵を薙ぎ倒し、ついに東京へ辿り着いた愁二郎と双葉を待ち受ける運命とは。
疾風怒濤の第三巻!
『 ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン 』
小路幸也
目次:
prologue
introduction-1 堀田秋実
introduction-2 堀田藍子
第一章 The Little Prince
第二章 Little House in the Big Woods
第三章 The Neverending Story
epilogue
人気シリーズ、ついに辿り着いた第20弾!
舞台は、昭和60年(1985年)。
最近、幼稚園児の青が楽しく読んでいるのは、〈
原書はイギリスの稀覯本で、最近日本人に落札された。
その額、
その幻の古書を、古美術窃盗団が狙ってる!?
そして、青をつけまわす怪しい人物まで出てきて……。
我南人の今は亡き妻・秋実も活躍する番外長編。
『 キッチン・セラピー 』宇野碧
目次:
第一話 カレーの混沌
第二話 完璧なパフェ
第三話 肉を焼く
最終話 レスト・イン・ビーンズ
エピローグ 大地のなべ料理
今夜、ひとりでキッチンに立ちたくなる一冊。
第一話 カレーの混沌
旅先での出来事をきっかけに、人生の「迷子」
ひと皿:スパイスと「ある物」を使って作るカレー
第二話 完璧なパフェ
家事と仕事と子育てに追われ、
ひと皿:「彼女にとって」一点の曇りもなく完璧なマンゴーパフェ
第三話 肉を焼く
キャリアを地道に積み上げるも、
ひと皿:生きる力を取り戻すための肉
最終話 レスト・イン・ビーンズ
町田診療所の主、モネの過去が明らかに。
いま、
ひと皿:持ち寄った、それぞれの大切な料理
「どうして私たちは、
『 オリーブの実るころ 』中島京子
目次:
家猫
ローゼンブルクで恋をして
川端康成が死んだ日
ガリップ
オリーブの実るころ
春成と冴子とファンさん
恋のライバルは、白鳥だった!?結婚、終活、離婚、妊娠……。
身に起こりうるライフイベントを、不思議な軽妙さで描く6つの短編集。
「家猫」
ハイスぺ彼氏には化け猫みたいな母がいる。
もしほんとうに結婚するなら、あの化け猫を少しずつ弱らせる方法を本気で考えなくちゃならない。
「ローゼンブルクで恋をして」
突然行方をくらませた父。
終活のために向かった先は、瀬戸内の選挙事務所。
そこには小柄で逞しい女性候補者の姿があった。
「川端康成が死んだ日」
母は、あの日を限りに帰ってこなかった。
当時の母の年齢を超えてしまった私に、母から最後の願いが届く。
「ガリップ」
ガリップが想像妊娠したのは、わたしたちが結婚した翌年の夏だった。
妻と夫とメス白鳥の三角関係の顛末。
「オリーブの実るころ」
斜向かいに越してきたのは、前科者の老紳士。
品のいい佇まいからは想像もつかない大恋愛の行末は?
「春成と冴子とファンさん」
彼の両親のもとへ、なぜか一人で結婚報告に行くことに。
離婚した二人は、思い思いの生活をしていて……。
『 神無島(かんなじま)のウラ 』あさのあつこ
目次:
一 海の向こうから
二 森の集落
三 風の掟
四 夏に向かって
五 明日という一日
六 燃える記憶
七 島の神々は
関東で小学校の教員をしていた槙屋深津は、故郷である鹿児島県の神無島に帰ってきた。
週に二便しかないフェリーで鹿児島港から約十二時間、外食する店もない、外周十五キロほどの島だ。
十二歳で離れた島に二十年ぶりに戻ったのは、三年に満たない結婚生活にピリオドを打ち、島の小・中学校の臨時教諭になるためだ。
島に降り立った深津のあいさつに、伯父の返事はなかった。
深津とともに島を出た母が、伯父の家にいることだけを告げた。
学校の教師や子どもたち、元同級生たちは深津の帰郷を歓迎するが、小学四年生の宇良という男の子だけ現れなかった。
人の善悪を見抜き、どちらかわからないうちは、姿を見せないという。
深津は悪寒を覚えた。人は生きて変化している。
二十年前、島で起こった事件などいつまでも引きずっているわけもない──。
島の学校に通うのは、地元の子どもだけでなく、不登校や親の虐待など家庭の事情で「島留学」をする子どもたち。
全校生徒十人ほどの学校で過ごす日々、厳しくも豊かな自然への畏怖、子どもを守ると言い伝えられる島の神・ウラの存在。
島での生活の中で、深津が過去と対峙し、再生していく姿を描く感動作。



































