債務の罠
先週、横浜で開催されていた、アフリカ開発会議が終わった。
後進国というか、開発途上国援助は、実は、昔は、縄張りがあって、南米はアメリカ、アジアは日本、アフリカはEUという、暗黙の了解が有ったと思うのやね。
ところが、これがだんだん崩れてきて、BRICSの台頭、アメリカの保護主義などから、中国がアフリカ援助に力を入れていて、特に鉱物資源の開発などに、大金を出している。
世界中でこれから起こるであろう、資源獲得競争を先読みするのと、中国の世界でのプレゼンスを上げようと言う魂胆なのやろうね。
日本が他国にいろいろな援助をするのには、経済援助の他に、インフラを作ってあげたり、技術を教えて、現地の人たちだけで、成長が実現するような方法を採って来た。
まぁ、これに、日本のゼネコンが乗っかっていて、日本からの金が日本企業に落ちるようにしてきたけどね。
これは、政府開発援助と言って、日本がお金を出すパターンやったのやけど、中国は、これの真似をして、ええとこどりをしているのやね。
中国のやっている、一帯一路政策は、資金を貸し付けてインフラを整備するやり方。
資金力のない国に、金を貸し付けて、中国企業がインフラ建設をして、中国人労働者を大量に現地に送り込む。
そして、貧しい国には借金を背負わせて、それが返せないと、港やら土地やらを取ってしまう。
俗にいう、債務の罠なんやね。
中国の援助を受けたら、自国の土地を取られてしまった。騙されたとなるわな。
実は中国は自国の不動産バブルがはじけて、電気自動車やら、その電池やら、太陽光パネルなんかが、過剰生産で売れなくて困っている。
若者の失業率が高くなって、仕事が無いので、海外に政府が仕事を作って不満のはけ口を外に持っていく必要があるのやね。
ただ、中国のやり口がバレてきて、そう簡単に中国の申し入れを受け入れない国が増えているのやというのやね。
ただ、ザンビアやらガーナでは、債務不履行になったりしているわな。
資源のある国は石油やレアメタル、レアアースでなんとかなるけど、そうでない国では、金を返せなくてパンクする。
それで、中国の貸付債権などの信用度が、格付けが低くなってきているのやね。
これを見逃すと、経済恐慌なんて可能性も高まる。
無理な貸し付けやら、強引過ぎる経済援助と称した、押し貸しなんて、長続きしないのにね。
強かな戦略を練り上げるのが中国の強みやったのやけど、その能力も、ちょっと、鈍って来たのやろうかね。
成長が止まった中国は、国内の不満がたまってくるから、日本としては警戒しなければいけなくなるのやね。
躾けがなってない
インバウンドの外国人の方々が、起こすいろいろなトラブル。
特に今は、中国人ファミリーが、目に余ることが多いのやね。
中国は、一人っ子政策を長く採っていたことから、日本人の目からみれば、どうしても、「わがまま」に見えてしまう人の比率が高いのやね。
静かな場所で、周りの迷惑を顧みず、大声で歌ったり、喚いたり。
日本人なら、親が必ず叱るシーンでも、どこ吹く風で、一向に、たしなめない。
これが、とても多い。
混雑するバスでリュックを前に持つ文化は、もともと知らないのだから仕方がないとしても、乗降時の整列を守らないのは、仕方がないのかなぁ。
そして、どこでも、俺様はお客様だぞという態度。
ものを食べるのに、くちゃくちゃ音を立てる文化も気になるわ。
マクドナルドで中国人家族の帰った後を、掃除する店員さんが気の毒なぐらい、床にゴミを落としていく。
あれだけ、監視社会が厳しい中国共産党さんよ。
自国民のマナーも監視して、あまりにもひどいのは、罰を与えるとかしてくれたら、助かるのやけどね。
楽しい旅行は、周りの人と共に、成立することを考えてくれたら、ああはならへんと思うのやけれどね。
暑いも慣れたわ
今年の夏の暑さは、記録破りなそうやけど、意外にも、人というものは、暑いのにも、慣れてくるものなんやろうね。
もちろん、エアコンのお世話になりっぱなしなんやけど、危険な屋外に長時間居るのを避ければ、それが普通になる。
まぁ、万博へ行くとか、山の上にお墓参りをするとなったら、過酷な状況になるから、十分な準備はするのやけど、普段の生活では、それが普通になる。
そうこうしているうちに、真夜中とか、早朝、夕方などには、だんだん、少し涼しい風が吹いてくれたりして、暑さのピークは過ぎたのかと、少し期待してしまう。
人間、気候への対応力というのは、誰にでもある程度有って、若い人は、環境に順応するのが早くて、年配者は、どうしても、それが鈍くて、つい、扇風機やエアコンの設定温度を間違えたりしたら、喉が痛くなってしまったりするのやね。
どうしても、人の命が失われるのは、季節の変わり目が多いのやという。
それだけ、環境順応力が落ちて来た高齢者は、これにやられてしまうのやろうね。
ヨーグルト食べて、ちゃんとお風呂に浸かり、多く睡眠を取る。
それぐらいしか、環境順応対策は無い。
せっかく、暑いのに慣れた体をまた、涼しくなったら、体を変えていかないといかん。
これがだんだん、おっくうになつていくものなんやろうね。
出国税
皆さんは、出国税というのを、ご存じでしょうか。
インバウンドで来日した外国人が日本を出る時に徴収される税金だと、私は思っていたのやね。
ところが調べたら、1億円以上の有価証券を持つ個人が、国外に転出する際に、その有価証券の含み益に対して所得税を課税する制度なんやそうな。
もしその人が、有価証券の含み益に対して課税されない国に移住してから、それを売却したら、キャピタルゲインに対しての課税を免れてしまうのを防ごうという苦肉の策なんやね。
まぁ、日本を出国する人に課税する国際観光客税も、出国税と略されているみたいやけどね。
こっちは1人、1000円ほど。日本人も外国人も取られる税みたいやね。
こちらは、外国人からしたら、日本から出る時に帰りに支払わされる税。
他の国みたいに、入国予定のある人に事前に、エスタみたいに集めたらええのにね。何で出る時なんやろう。
日本版エスタの良いところは、日本入国前に、入国者情報をチェック出来る点やと思うのやね。
その人の過去の犯罪歴とか、日本での逮捕歴とか、強制出国させられた履歴とか、前もって調べられる。
出国の時にチェックしても意味が無い。
ただでさえ、日本の入管は、手ぬるいと言われているからね。
イミグレーションで瞬時に、その人の属性とか、調べるのには限界があるわな。
日本への入国管理のハードルが低いから、不法滞在の外国人が増える。
そして、日本の治安も悪くなるのは、火を見るより明らかやわな。
税金取るより、入管チェックの方がはるかに有用性があるわな。
そのための応分の費用負担を求める入国税やったら、同意できる人も多いと思うけどな。
何と夢のない
先日、発表された中学生に聞いた、なりたい仕事ランキングで、何と「公務員」がトップになったのやという。
公職の方には、申し訳ないけど、正直、安定志向は、ここまで来たかと思ったわ。
中学生の将来の夢って、いろいろ、あるやないか、と思うのやけれどね。
今の時代、賢く生きるのが一番。
世渡りがうまくなって、リスクの少ない安定したお仕事が一番って、なったら、誰もチャレンジや、冒険しない人が、一番良い人生の送り方って、何かね。
中学生までが、自分の人生をここまで達観する時代になったって、私はちょっと、これからの日本、大丈夫かって、感じたわ。
公務員って、実は、何も「富」を生み出さないのやね。
他の民間企業や民間人が稼いで、納める税金で飯を食うのやから、日本人全部が公務員になったしまったら、国が亡ぶのやね。
ギリシャなんかも公務員を増やし過ぎて、国が破綻したしね。
つまり、経済的に言えば、税金で生活出来る人の割合は、少なければ少ないほど、経済効率、つまり、コスパの良い社会っていうことになるのやね。
民間のような競争も無く、努力してはダメの世界は、実は、社会主義国家がそうであるように、経済的にはなかなか向上しにくい社会形態になってしまうのやね。
何かビジネスで成功したい。社会をリードする存在になりたい。
人より少しでも良い暮らしがしたいから、みんな、頑張るのやね。
何か、頑張りたくない。自分の生活が一番大事で、それを守りたい。
こんな人ばかりになると、国は衰退する。
中学生時代は、夢多き年代であって欲しいのやけれどね。
被害者も加害者も
今週、京都市下京区の河原町五条交差点付近で、人が刺される事件があった。
中国から20人ほどの団体旅行に来ていた観光客の男と、他の観光客を案内する会社の中国人のガイドの男が、声が大きいと注意したところ、トラブルになったみたいやね。
どっちが犯人でどっちが被害者か分からないけど、どうやら、大声で話す中国人観光客を、これまた中国人のガイドが注意したことから、喧嘩になったみたいやね。
カッターナイフのようなもので刺したそうやから、物騒な話やで。
我々、京都に住む人間からしたら、同じ中国人でも、都会に住んでいる観光客は、日本に来てもマナーがましだけど、田舎から来る観光客には、またまだ、民度の低い人たちが居るイメージかな。
都会に住む中国人は、生活にゆとりのある裕福な方が多いが、そうではない人もまだまだ多いから、同じ中国の人でひとくくりにするのは、大雑把過ぎる感覚やね。
中国の人も、同胞の空気の読めなささに、壁壁しているし、あまりにもマナーのない態度の中国人と、同じに扱われたくない感覚がある。
育ってきた環境が違うのだから、致し方のない事なんやけど、これが、海外旅行の先では、文化的な差が露呈してしまつて、トラブルにつながるという、典型なんやろうね。
今度の事件も、あまりにもマナー違反な同胞を注意したら、逆切れされて、喧嘩になったのだろうという事は、容易に想像できる。
監視社会の中国なら、マナーの悪い中国同胞は、出国禁止にしてくれたら、日本は助かるのやけれどね。
ビルゲイツに800億円
石破総理はビルゲイツ氏と会談し、アフリカの子供たちへのワクチン代を800億円出すと約束したそうな。
個人のお金から出すのやないくて、血税から出す金額としては、これ、どうなのやろうかね。
財源財源と言う割には、ええかっこするためには、簡単に公金を使う。
私には、何か、財布が別勘定で、何か総理のうちに、功績を残したいという、卒業記念のように見えてしまうのやけれどね。
ビルゲイツのような大金持ちのやっているボランティア活動に、公金を出すのは、そのお金の行き先が、誰かのポケットに入らないかという、懸念があるのやけれどね。
アグネス・チャンがユニセフを標ぼうして、募金活動をして、その中から、莫大な金額を抜いている件もあるしね。
その献金が、真水のまま、有効に使われているかどうかを、ちゃんと検証できるのやろうね。
闇に消える金に、血税使われちゃ、たまらないのやけれどね。
どうも総理になると、自分が世界の富豪たちと対等の立場にあるように勘違いする人がいる。
個人資産からドネーションをするのは、勝手だけれど、公金から、資金を出すのは、自分の権力を行使したいだけなんやね。
日本国と言う国の総理の席というのは、そら、ある意味、権力の頂点なのだから、いろいろなことが出来るのは、うれしいのやろう。
ただ、もう少しで、その権力の椅子を終われる立場の人が使う公金には、我々は、しっかりと、監視の目を忘れたらあかんと思うのやね。
全体責任
夏の甲子園が、盛り上がってきているけど、今年の話題として、頂けなかったのが、広島の広陵高校の辞退やね。
甲子園の地方大会が終わって、本戦の組み合わせ抽選まで終わったタイミングで、部長の体罰問題が露呈。
広陵高校は、夏の甲子園への参加辞退となった。
全体責任、或いは、団体責任。
そうは言うけど、選手の人たちからしたら、自分の野球人生まで変えられてしまう事になるので、理不尽さはあるわな。
この頃の世論って、ちょっと、異常なほど、感情的で、厳罰主義で、まるで人でなしのような、キツイ処分を求めすぎではないかと、感じる時があるわな。
タバコ1本吸ったのが、見つかって、オリンピックを辞退させられたり、他のクラブの不祥事で、関係のない他のクラブが出場辞退になったり。
なんでそこまで・・と思うような事が増えてないか。
社会の寛容性が薄れて、何でも厳罰主義にしてしまうのは、世の中をどんどん息苦しいものに、追い込んでしまっているようにも、見えるのやね。
人間、成長するまでには、いろいろな事が有る。
立小便をしたことのある人、赤信号で交差点を渡った事のある人、みんなあるやろう。
程度問題なのやろうけど、その線は、いったい、誰が決めて、誰が叩いたり、叩かれたりするのか。
そんな厳し過ぎるルールは、もう止めないか。
まず、許す。
それから始めないと、人間関係なんて、絶対に、良くならないって。
どっちやねん
トランプ関税が施行された8月8日。
日本の株式市場は、大きく平均株価を上げた。
日本側の認識と米国側の決定に、齟齬があるのか、ないのか、どうも分からん。
日本は下手を打ったのか、それとも米側の手違いなのか。わざとなのか。
既存の税率に15%を上乗せしてきたのが米国。
15%が上限のはず。差額は返してもらえると説明する赤沢大臣。
市場は、どっちの見解を好意的に見て、株価を暴騰させたのか。
分かりにくいね。
関税が高くなるのだから、日本は損するはず。
でも、トヨタなどは、145円を予定相場にしているから、現状の為替相場なら、5円浮く勘定になる。
これを織り込み済みと見るか、不意打ちと見るかで、運命が変わってくるのやけどね。
日本の抗議で、アメリカは大統領令を変更するなんて言っているけど、そもそも明文化されない日本との交渉。
そんなことは知らないと、嘯かれたら、終わりってならなきゃ、良いけどね。
そんななか、トヨタの世界での自動車製造は1000万台の大台超え。
全然、トヨタは堪えてない。
そんなはずではないから、もっとイジメてやれ。
そんな魂胆が見え隠れするのやけどね。
スタグフレーション
トランプ氏の仕掛けた関税による米貿易赤字の解消策。
かなり強引なやり方だけど、こんなことをして、後が大変なのではと、心配する向きもある。
物価が上がって、景気が後退する、「スタグフレーション」というのに、米国は陥る危険があるというのやね。
外国から入るもの、すべてに高関税を掛けるのは、その輸入品を国産化したいから。
空洞化している米国内の産業を盛り返したいのは、分かるけど、その前に、米国人に、安くて良い製品を作り続ける能力と気力が残っているかどうか。ここなんやね。
Great America againはええのやけど、こんな「やらせの数字合わせのような経済政策」をやって、本当に意図する結果が生まれるのかどうか。
私には、壮大な博打に見えるのやね。
米国から製造業が出て行ったのは、安くて良い製品を米国民が作ることに失敗したから。
だから、形だけ製造業を国内に、引き戻しても、そんな産業はきっと、成功率が低くなるはずなんやね。
その前に、米国民のバカ高い人件費で作った製品は、普通で考えれば、国際的な価格競争力はかなり低い。
その弱い産業をやらせの関税で守ろうと言うのやから、所詮、無理な話やと思うのやね。
国と国との分業やら、製造業のサプライチェーンなんていうのは、そんなに単純なものやなくて、永年かけて、生まれて来たもの。
こんなのを、米国内だけで完結させようという方が無理があるのやね。
高性能な螺子一つ作れない国が、粋がって、自国だけで出来るなんて言っても、そら無理やってなるて。
投資をマネーゲームだけの視点でしか見られてないトランプ氏は、恐らく半分は失敗する。
その後のことを、日本は考えおいた方がええで。
トランプ氏はあと3年で居なくなるのやから。