去年の12月3日、ユン前大統領が戒厳令を宣布しました。
そして、選挙管理委員会の事務所と国会を押さえました。
国会はともかく、なぜに選挙管理委員会?
ユン大統領は不正選挙を暴きたかった。
なぜなら、国会の3分の2、180議席以上を占める「野党」によって、国会の場は、立法の場ではなく、二十数回にわたる政府要職の弾劾の場と化していたからです。
25年度の予算案においても、たとえば大統領室の予算が0ウォンとかね、そういう感じで予算が可決され、つまり、一国の政府としての体をなさないように国会で可決されてたんです。
ですから、野党の支配の現状を打開するために、ユン大統領は、大統領権限として残された権力を行使して、戒厳令・・・お前ら、国会の6割を占める180議席は不正選挙で得た議席だろう?国民に正当に選ばれてもいないのに国権を邪魔するのか?・・・と、暴きに出たのだと思います。
あるいはですね、わたしが勝手にもしかして~ですけれど、過去の選挙だけではなく、未来の選挙の不正・・・自分が弾劾で引きずりおろされてからの新大統領選挙においてイジェミョン氏が確実に当選できるしくみ、それが既に左派に抑えられた選挙管理委員会で、不正選挙が準備されていることを暴こうとしたのかも?
おそらく勝ち目はあったからこそ、ユン大統領は戒厳令という強硬手段に出たのだと思いますよ私は。
いくら最後の悪あがきだとは言え、煙のないところに選挙管理委員会事務所を押さえには行きませんよたぶん。
国会を押さえたのはね、大統領が発令した戒厳令を、国会で覆すことができますので、時間稼ぎのために国会を押さえたのだと思います。実際、6時間後には国会で戒厳令が解除されてます。
ここで国会は「全会一致で」戒厳令解除を可決しました。
全会一致とは、その当時に国会に参加した野党の国会議員も、与党の国会議員も、全員での全会一致です。(与党議員は18人参加していました)
その後、当時国会に集結せず、ユン大統領を支持した与党の国会議員は、謝罪声明を出しました。
ユン大統領は与党からも梯子を外され、「悪い大統領」になってしまいました。
戒厳令の条件、戦争あるいはそれに準ずる国家的危機・・・という条件は、見る立場によって違います。国政の危機は、それにあたるかどうか。
ユン大統領は、あたると判断し、国会および憲法裁判所、ユン不支持者は「あたらない」と判断した。
与党は、神輿に担いだ大統領を尻尾切り(頭切り)して、自分たちの生き残りを考えたのでしょうか?いえ、韓国の民主主義の未来を考えたんですよね?(皮肉)
そして「国民に銃を向けた」と騒がれてますけれど、実際は「国会議員に空砲と言えども銃を向けた」というか、軍を派遣したわけで、まあそれでも国会という「国民の代表」に楯突いたわけですかね。
ユン前大統領は言いました。「民主主義の危機だ」と。
そして、イジェミョン現大統領も言いました。「民主主義の危機だ」と。
それぞれの立場で言う、事実は真逆です。
悪い大統領が自分の権力を維持するために内乱を起こした。
クーデターを起こした。
国民に銃を向けた。
戦争を起こそうとした。
韓国民がそれを阻止し、国民主権を守った。
平和的に歌と踊りで民主主義を守った。
韓国の民主主義の誇らしい日である。
光の革命はまだ終わっていない。
今では左派政権になっておりますので、テレビで振り返る去年の事件も当然このような左派目線で語られておりまして、
わたしはニュースを見ていてどうも気持ちが悪いです。
なぜに、国民が直接選挙で選んだ一国のトップである大統領が、”クーデター”を起こすのか。
同じく国民の代表である国会議員が権力を掌握する「国会」の決議を大人しく受け入れたくないから”クーデター”を起こした、という意味ですね。
で、「国民主権を守った」と韓国民はイジェミョン現大統領から褒められてる。
ならば、韓国民の直接選挙である大統領選挙は、国民の主権ではないのか?
(24年の国会議員選挙で与党は大敗、野党が議席の6割を掌握しましたので、国民の代表としての立場は野党(国会)に移ったとしても)
(で、ユン大統領は、不正選挙を暴きに出てる)
その「大統領制という国民主権」をないがしろにしたのが「国会」ではなかったか。
いくら何でもやりすぎたのが「国会側」でもあり、ユン大統領側も、いくらなんでもやりすぎではあった。おとなしく、予算0ウォンを受け入れて、政府高官弾劾および野党が支持する人材を長官にして、全て受け入れて、窓際で何もできない隠居生活をするべきだった・・・?
おそらく、それでも弾劾されてたと思いますね。無能大統領として。
ユン大統領ひとりで実行した?
共犯者として、大統領の命令を受けた軍の関係者、大統領の命令を伝えた人、などがあげられていますが、共謀した政治的な側近などはあげられていません。
このあたりに、野党(現与党)との政治的な取引きがあったりしてない?ユン支持を止めたら追求しないなどと・・・?
まあねー。
戒厳令までは予想してたかどうかわかりませんが、現与党は自分たちがクーデターの半分をやっておいたわけですよ。
そしてうまく他人のせいにする言葉遊びというか、責任のなすりつけというかも、ここまでやるのかと。
純真な国民はすっかり騙されてしまうのだなーと。
どっちが善で、どっちが悪か。
二元論の人たちだなぁ。
でも、ユン支持者はまだ韓国民の非主流の何割か、います。
きっと現在の「主流」に、わたしと同じく歯がゆい思いをしていることでしょう。
いえ、傍観者であるわたしと同じどころじゃなく、当事者としてもっともっと絶望していることでしょう。
韓国は革命ブームですね。
昔はね、「政権交代」って言ったんですよ。
いつの間に政権交代が革命になっちゃったんだろう。ムン大統領からですね。笑
政治家の方で革命ブームでして、韓国民の方で革命ブームかどうかはわかりません。
韓国民は、集会ブームではある。確かに。
国民は、悪い大統領を引きずりおろせと集まって歌って踊っていたのであって、自分が「革命」に参加しているとは思っていなかったんじゃないだろうか?(コアな左派支持者は内心そう思っているかもしれませんが)
後づけで、「国民主権の革命だった」「民主主義を守った」と褒められて喜んで、
へー、革命ってすごいんだ、僕たちってすごいんだ、って、「革命」を誇らしく思えるような思想に誘導されてはいないか。
これ、何度かブログに書いていることなんですけれど、
ムン大統領も、大統領就任以前に、ロウソク集会を組織しまして、自分が集会の指導者であって、
そして、パククネ大統領の弾劾が成功し自分が大統領になった後で、それを「ロウソク革命」と言いなおしました。
イジェミョン大統領も、ユン大統領の弾劾集会を組織?し、
弾劾が成功し自分が大統領になった後に、それを「光の革命」と言い直してます。
どちらも後付けで「革命」であったとしております。
この、革命を信奉する彼らと、革命だと褒められて喜んでいる韓国民が、どうも気持ち悪いです。
この下のリンク記事の↓文面だけ見ても、気持ち悪くないですか?
左派というのは、こういうものの言い方、国民の乗せ方、政治の仕方、歴史の作り方をするんですね。
そして、こういう風に常に誉められて気分が良くなる国民が大半であるということですね。
ちょっと批判っぽい言い方になりましたけれども、
国民性がそうであるから、そうなるのであって、そうなるのが自然なのでしょう。
それが、韓国では「誇らしい」ことである。ならばそうであるしかない。
わたしがどうこう言って、いいとか悪いとか、ないわけです。
彼らがそうありたいなら、そうなるしかなく、彼らの国ではそうあるべきである。
これは、思想が異なる国、政治体制が異なる国、宗教が異なる国、全部に言えることです。
彼らにそうなるべきではない、とは言えません。
自分が対処するしかないのです。
で、韓国という国、民族は、世界の中でも特にお隣。
たとえこうであっても日本としては非常に理解しやすい部類であると、思わなくてはなりません。
世界はもっと広いから。
>李大統領は「光の革命で誕生した国民主権政府は、韓国国民の偉大な勇気と行動を称えるために、12月3日を『国民主権の日』に指定する」とし、「大韓民国が存在する限り、憲政秩序と民主主義を守り抜いたことを共に記念し、より堅固な民主主義を誓う契機にする」と述べた。
>続いて李大統領は「世界史に類例のない民主主義危機を平和的な方式で克服した韓国国民こそノーベル平和賞を受賞する十分な資格があると確信する」とし「もしノーベル平和賞を受賞するならば、葛藤と分裂で揺れるすべての国家に大きな転換点になるだろう」と伝えた。
>「政権内部のクーデター的な動きという高い壁を乗り越えた国民の力は、どんな壁でも越えることができる。真の国民主権国家に向け、力強く前進していく」と語りました。
>「私的な野心のために憲政秩序を破壊し、戦争まで画策した暴挙は、必ず裁かれなければならない」と述べました。
>また、「光の革命はまだ終わっていない。二度とクーデターを夢見ることさえできない国、国民主権を脅かすことのできない国をつくるためには、正義ある統合が必要だ。偉大なる大韓国民とともに光の革命を必ず完遂する」として、内乱の真相解明と責任者の処罰を最後までやり遂げる考えを強調しました。
高市総理になってから、小泉進次郎防衛大臣の答弁や活動、片山財務大臣の答弁や活動、他の国会議員の質問とそれに対する答弁、非常に面白いです。
これまでのモヤモヤした感覚が、スカッと爽やかコカコーラみたいになって行く。
たくさんの方が「政治が面白い」と思っているらしく、動画もショートも盛りだくさんで、だからなおさら面白い。
日本がよくなって行く期待と実感。
この高揚感。
この高揚感を、韓国人は今のイジェミョン政権において味わっているのだなあと、
思った次第です。
いやいやいや、もっともっとですね。
道端の弾劾集会に参加して、音楽とともに歌って踊って引きずり下ろして監獄にいれて、世界で最も先進的な民主主義国家の国民主権の歴史的快挙だと誇らしく思う。
その実写ドラマじゃなくて参加型ドラマは、ゲームの世界よりもどれほど楽しく面白く、青春を掛けていて、誇らしく満足感のあるものでしょうか。
高市政権で日本人が感じる楽しさの千倍万倍かもしれません。
ワールドカップのようなお祭り騒ぎ、ラグビーのスタジアムのような盛り上がりを政治で定期的に行えるって、
健全?ですかねまあ。
日本人は歌って踊って政治に参加するのはたぶん「違う」と思うことでしょうが、民族によって表現方法や何に満足するかは違うのでしょう。
ユン大統領は左派政治家らを「従北勢力」と呼びましたが、
金正恩は歌って踊って最高指導者を引きずり下ろすイベントが大好きな国民性を見て、韓国を「別の国」と見なしたのかもしれません笑。
親中親北で「別の国」なら韓国としても中朝としても本望か?

















