【NEDO実用化ドキュメント109】世界最高性能な鋳造用砂型3Dプリンター | エコノミライ研究所のブログ

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109、世界最高スペックの鋳造用砂型

3Dプリンタの製品化に成功

 

国立研究開発法人産業技術総合研究所、群栄化学工業株式会社

シーメット株式会社、株式会社コイワイ

 

取材: October 2019:https://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/202002aist/index.html

 

高速・大型化、後工程作業の半減を実現

現在、鋳造業界における砂型の製造は、市場要求がより高精度かつ短納期・低価格化しています。しかし、従来の木型工法による砂型の製造ではコスト削減などに限界があり、技術者の高齢化も重なってその要求に応えることが困難な状況になりつつあります。そこで注目されているのが、鋳造用砂型3Dプリンタです。鋳造用砂型3Dプリンタは、ダイレクトに砂型を造形できるため精度と作業性が向上し、設計の自由度が広がります。技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)は、NEDOプロジェクト「次世代型産業用3Dプリンタの造形技術開発・実用化事業」において、毎時10万ccという世界最高レベルの速度で造形できる大型鋳造用砂型3Dプリンタ「SCM-1800」の開発に成功しました。今後は自動車や航空機エンジンの部品など、本成果の量産への適用が期待されています。

 

 

※詳しくは下記資料をご覧下さい。

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「実用化ドキュメント」を基にエコノミライ研究所作成

 

※NEDOさんはH15年4月より国立研究開発法人となっております。

 

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