【NEDO実用化ドキュメント048】高速・強衝撃で柔らかくなるプラスチック | エコノミライ研究所のブログ

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48、材料_精密高分子技術(自動車用構造材料の開発)_高速・強衝撃で柔らかくなるプラスチック_東レ株式会社_取材:November2012http://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/201201toray/index.html

 

 

 

プラスチックでありながら従来材料と比べて3倍の衝撃エネルギーを吸収

プラスチックをはじめとした高分子材料は、強度、耐衝撃性、加工性、軽量性などに優れ、様々な製品の外装、筐体、機構部品、部材などで幅広く利用されています。高分子材料へのニーズはさらに多様化・高度化しており、種類の異なる高分子材料を組み合わせた「ポリマーアロイ(合金化)」による新素材開発も活発に行われています。しかし、従来知られていたポリマーアロイでは、アロイ化前のそれぞれのポリマー本体が持つ特性を十分に引き出すことは困難でした。そこでNEDOでは、2001年より「精密高分子技術」プロジェクトをスタートしました。山形大学集中研(集中研=各参加メーカーの研究員が大学など一つの研究機関に集まる研究開発方式)の成形加工グループとして参加した東レ株式会社は、ナノメートルオーダーの構造制御技術を利用することで「硬いプラスチックに衝撃が加わるとゴムのように柔らかくなる特殊なプラスチック」の開発に成功しました。これまでにない特性を持つ新しい高分子材料は、自動車の安全部品やスポーツ用品などあらゆる分野で注目を集め、製品化に向けて進化を続けています。

 

 

 

※詳しくは下記資料をご覧下さい。

 

 

 

 

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「実用化ドキュメント」を基にエコノミライ研究所作成

 

※NEDOさんはH15年4月より国立研究開発法人となっております。

 

 【NEDO実用化ドキュメント001】軽油を極限までクリーンにする触媒

 

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