【鎌倉】鎌倉中央公園で谷戸のハンゲショウやトンボたちに出会う観察会★ | 花をたずねて鎌倉歩き&HappyLife!人生が輝く鎌倉花さんぽ

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●【鎌倉】鎌倉中央公園で谷戸のハンゲショウやトンボたちに出会う観察会★

 

こんにちは。

鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの
村田江里子です。
プロフィールはこちら♪

 

6月20日、鎌倉中央公園で

鎌倉市公園協会主催の

自然観察会に参加しました。

 

ツバメやトンボ、ハンゲショウを

観察しました♪

 

岩田晴夫さんと

石島やよひさんのお話、

とっても興味深い

大切なお話をうかがったので

シェアさせていただきますね。

 

 

  スイー♪と飛ぶツバメの見分け方

 

池の上をすいーと

ツバメが飛んでいました。


今年中央公園では

あまり見られないとのこと。
 


ツバメの巣材は田んぼの泥。
良い土が無いと、

ぽろっと巣が落ちてしまいます。

5ミクロン以下の径の粒が泥と呼ばれ、
それにファイバーを入れるので、
鉄筋コンクリート並みの強度になります。

ガレージに巣をよくつくったものですが、
最近皆さん、巣をつくられると
落としてしまったりする人も増えていて
ツバメは繁殖しにくくなっていますね。

ツバメは翼がやわらかいので、
しなるように飛びます。
そして急反転ができます。
それで見分けられます。

くちばしが短く
小さな虫を口を開けて口に入れます。

中央公園の池では、以前よく
ツバメが水を飲んだり

水浴び押していました。

水面を、パタパタではなく
グライダーのようにスーっと飛んで
ピチャッとやったら水を飲む、
バチャッとなたら水浴び、

といった具合です。

ツバメは上空の天敵に
襲われないよう
地面と同じ黒い色をしています。

ツバメは燕尾が長いのが

オスですね。

水面をはばたかないで
跳びながら
背中側に翼を寄せてV字で
すっと
水を飲みます。



ここは谷戸地形で
温度差があって
気流の変化があります。

木の揺れが見えるように、
風の流れを利用して
虫が移動します。

どうしてそこにいるかも
理解できるんですね。

 

  トンボは日向が好き♪お気に入りの石になわばりと大切なポイントを見る


トンボを見てみましょう。
シオカラトンボのオスは
目が緑色です。

他のトンボを追い払って戻る
ということは、
そこがなわばりということ。

ここがシオカラトンボの
重要ポイントと
地図にプロットします。

このことで、どういう石や草を
公園管理で置くといいのか
分かります。

とても重要なポイントだと、
少し近くに来ただけで
ケンカします。


トンボは「1頭、2頭」と数えます。

オニヤンマは肉食で
ほかのトンボを食べるので
でてくるとみんな避難しないと
いけません。


パンダみたいな白黒のトンボは
コシアキトンボ。

低いところを飛びます。

コシアキトンボは飛翔力があるので、

天敵がきても逃げられる自信がある
ということもあり、

池の真ん中を飛びます。


このコシアキトンボは、
銅の真ん中の白い部分が
白いのがオス、
黄色っぽいのがメスです。

トンボはきれいな水の
ところにいるのと、
汚いたまり水の
そばにいるのがいます。


たまり水の代表が
このコシアキトンボ、
そして青っぽいシオカラトンボ。

同じように青っぽい
トンボにもいくつか種類があって、

もっと春先の3月ごろ見られる、
寸詰まりの感じのシオカラトンボっぽい
トンボはシオヤトンボ。

そして5月には
目がくっきりした
オオシオカラトンボが見られます。


オオシオカラといっても、
大きさは普通のシオカラトンボと
同じです。
胴が太いのが特徴ですね。

そして6月3週ごろなど
みられるのが
シオカラトンボです。


快晴のこの日調べてみると、
日陰の石の温度は30.2℃。


日なたの石の温度は
34.6℃。

この日トンボは日なたを
求めて石に止まる傾向があるのが
観察できました。

その温度を好んでいるということが
わかりますね。

オオシオカラは日陰がある中でも
トンボにとりいい環境である
日なたにいて、

シオカラトンボはそこにはいない…
つまり、
オオシオカラの方が強いということが
分かります。


「…トンボにも、社会性があります。
こういう見方で、
トンボを見てみてください。」

なるほど!
水辺のトンボたちで繰り広げられる
社会・ワールド、
見えてくると
世界が広がりますね^^


湿生花園のハス池のあたりでは

ギンヤンマより黒っぽい
クロスジギンヤンマや
カトリヤンマなど、
トンボたちがケンカをしていました。

オオヤマトンボは
鎌倉だと、
ここと夫婦池、
谷戸の池あたりにいます。

オニヤンマほどスイスイ飛ばないのが
特徴です。

 

  雷が落ちやすいのは花崗岩!?


鎌倉中央公園の付近は、
雷が落ちやすいところです。
常盤のあたりは  
花崗岩、つまり火山の溶岩の地盤になっており
砂が積もった堆積岩でなく
岩盤に鉄分を含んでいるため、
雷が落ちやすいんですね。

歩いた時の感覚で、花崗岩が多いのか
砂岩・堆積岩が多いのか分かったりします。

 

 

  オゾン層とヒマラヤと紫外線の関係!


最近はオゾン層が破壊されて、

紫外線が強烈ですね。

酸素(O₂)が

紫外線を受けて分解すると、

O₃=オゾンができます。

地球を取り巻く空気には、

酸素だけでなく

窒素が多く含まれています。


もし空気が酸素だけだったら、

私たちは生きていけません。


大気が不安定になり、

紫外線を直接浴びてしまいます。


窒素が入ることで

大気の厚みと安定性が保たれ、
私たちが生きられる

環境がつくられています。

紫外線には A波・B波・C波 があり、

本来C波は地表に

届かないはずですが、

 

オゾン層が薄くなることで 

C波が地表近くまで

到達してしまう と言われています。

地球は高速で回転し、

その中で大気はぐるぐると

対流しています。


ヒマラヤのような

巨大な山脈がある地域では

空気の流れが乱れ、

乱気流が生まれます。

しかし南極のまわりには

大陸がありません。


空気の流れを妨げるものが

ないため、

乱気流がほとんど起きず、

紫外線がそのまま

地表近くまで届きやすくなります。

紫外線、とくに強いC波は

オゾンを破壊します。
そのため南極周辺では

オゾンが壊されやすく、
結果として「オゾンホール」が

形成されてしまうんですね。

 

 

なんと!ヒマラヤのおかげで

日本のあたりが

オゾンホールを免れているとは。

 

壮大な自然と地球のストーリー、

びっくりです。

 

そもそもオゾンホールが

できないように、

CO2を減らすのも

大事ですけどね^^

 

 

  生きものたちの命のドラマ


コイやミシシッピアカミミガメ、
ブルーギルがいました。

鎌倉中央公園の池では、
定期的に下の池の水をぬいて
水を浄化したり
外来種の駆除をしたりしていますが、

上の池は水門が壊れて
水が抜けない状況です。

水面にガが落ちて…
カメは真っ先にスイスイやってきて
食べようとトライ。

その後ブルーギルがやってきて、
最後にコイたちが
遅まきにやってきました。

カメは感覚器官で察知して
素早く動けるのだそうですよ。

ちなみにそのガは
なんとか水面から脱出して
九死に一生を得ていました^^

 

  夏の谷戸の植物たち

斜面などに生えるアカメガシワは、
昔その葉っぱで
ものを包んだりしたそう。

 

 

池の向こうにシバグリの花も
咲いていました。

このあたりでは

あまり見かけないクリで、
実はなかなかならないのだそうです。


イヌシデの実がなっていました。
シデは漢字で書くと四手。
神社のしめ縄に下がっている
紙のような形に
実が見えるので、
この名があるそうです。



アカシデは赤みを帯びていて、
クマシデは大柄。

ちなみに「イヌ」がつく植物は
だいたい
そこら中にあるとか、
役に立たない、なんていう意味が
あるそうです^^


山裾の薄暗い斜面には、
キブシの実が

ぶら下がっていました。


3月ごろ、黄緑色の
ベルのような花が
かんざしのように下がって
鎌倉の谷戸に早春を告げるキブシですね。

実はタイワンリスがかじったりも
します。
 

 

  鳥たちの世界をのぞいてみる

ア゛ー♡と甘えた声は
巣立ったカラスの声だそう。

ハシブトガラスと
ハシボソガラスでは
くちばしの太いハシブトガラスの方が
強いそう。

ハシボソガラスは
畑のようなところにいて、
ハシブトガラスに
追い出されてしまったりするそうです。

カルガモは、
今年生まれのカルガモの場合
羽の先端の白い部分が
細いことで見分けられるそう。

鳥たちの世界、
そんなことまで
見えてくるんですね…!
 

 

  涼やかに白い葉をゆらすハンゲショウ



ハンゲショウの白い葉が
一面に…!

きれい、と思っていたら、
ここのハンゲショウは
園芸種なのだそうです。


6月22日が夏至で
7月2日から10日くらいが
昔の暦でいう半夏生。

二十四節季など、暦の呼び名です。

ハンゲショウは
目立たない花が咲く時期、
葉が白くなります。


鎌倉に自生する在来のハンゲショウは
その名の通り
半分葉がお化粧したように
白くなって残りは緑色のまま。

でも園芸種は葉っぱ全面白くなるのが
違いなのだそうです。

在来のハンゲショウは
もっとたくましい見た目。

このあたりでも
湧き水の出るゾーンでは
自生のハンゲショウを残して
保全しているそうです。

鎌倉山のあたりでも
自生のハンゲショウが

見られるとのこと。



湿生花園の水は
井戸を掘って、
地下水をポンプで吸い上げているのだそうです。



ベニシジミが、
羽をすりすり、もじもじ^^
かわいい♪


湿生花園には
細い葉の自生種、
ウキヤガラがたくさん生えていました。

湿地では、
アシが増えて乾燥が進むと
ヨモギが生えてきます。

ウキヤガラは
乾燥したところにも湿地にも
みられます。

湿地の中に生えてきた
2本ほどのセイタカアワダチソウ…

ウキヤガラの茂みの中で
自然にやっつけられないか
経過観察中なのだそうです。

在来種でやっつける!
できたらいいですね^^


茂みには、
イタチと思われる
獣道も
たくさんみつかりました。



下の池ではウシガエルや

カワセミの姿も。

木のコケの一部が

むしりとられたように

穴が開いていました。

「小鳥が巣材に

もっていったんですね。」

 

コケからそんなことが

分かるなんて(*^^*)

 

そういえば、以前

ヤマガラが口にコケをいっぱい

詰め込んで飛んでいくのを

見たことがあります。

 



ちなみに、
かまくら石は
よくコケが生えていますが…

鎌倉や横浜など三浦半島のあたり、
茅ケ崎の一部や京都の一部などで
こんもり茂る感じになる
ダンダンゴケという

コケがあるそうです。

湿度が高くないとだめで
カルシウムが必要とのこと。


鎌倉は何万年前は海底だったため、
石にカルシウムが

多く含まれています。

酸性雨の影響で、
コンクリをうつと出てきたりも
するとのこと。

コケも環境によって
生えるところが違うんですね。

 

 

  タヌキの足跡、ノウサギの食痕~動物たちが暮らす谷戸の自然


道沿いの斜面に

タヌキとおもわれる
獣道。




ササの葉に、
スパッと切れたノウサギの
かみ痕がありました。

3月などえさがないとき、
非常食的に食べたりするのだそうです。

6月などになると
新芽をたべたりするそうですよ。
 

 

葉っぱに
丸いかみ痕があったら、

タヌキだそう。




「今日はトンボの見方を
いろいろやってみましたね。

こんなふうに見られたら、
トンボの見方マスターです。」

ほんとうに、
今までただ
夏の風物詩だなーくらいに思っていた
トンボたちの社会・ワールドが、
見えてきました!

緑や森の風にトンボたち…
ひとときの涼、
しっとり癒しをいただきながら

トンボのすむ
水辺とともにある豊かなまち、
楽しく大切にしていきたいなと
思います^^

どうもありがとうございました…!
 

 

プロ目線で自然とふれあう🌸

楽しい気づきや学びで

いっぱいの

鎌倉市公園協会の

自然観察会は、

 

8月をのぞく

毎月第3日曜日13:00~

開催されています。

 

鎌倉市公園協会の

ホームページ「学ぶ」

のところから見つけて

行ってみてくださいね^^

 

 

 

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