●【鎌倉】釈迦堂口遺跡特別公開★絶景の中世ワールド・やぐらや断崖の遺跡に感動☆
こんにちは。
鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの
村田江里子です。
プロフィールはこちら♪
鎌倉の大町にある
釈迦堂口遺跡が
期間限定・暫定公開されたので、
勇んで行ってきました…!
思ったより大きなスケールで、
中世にタイムスリップしたかのような世界、
感動しましたよ★
3月1日に訪れた様子を
レポしますね♪
まずは鎌倉駅から
徒歩で出発。
1時間近くかかる
結構長距離コースですが^^
お花など見ながら
行くことにしました。
鎌倉駅そばの
大巧寺・おんめさまでは
寒咲三寸あやめの
はんなり紫の花に出会って。
早春を感じる
トサミズキの花♪
民家のヒカンザクラで、
メジロちゃんが
蜜を吸っていました(*^^*)
鎌倉でいちばん古い
厄除け神社・
大町の八雲神社に
ちょっとお参り^人^
大きなクスノキの
ご神木、
悠々と
すがすがしいです…!
大きなツバキ、
見事に咲いていました。
安養院の脇から、
路地を通っていくことにしました。
こんなあったかい趣の
路地が大好きなんです^^
道端の陽だまりに
タチツボスミレも
咲いていましたよ(*^^*)
大宝寺へ向かう道へ出て、
まっすぐ北へ…
そこから
別れ道を右・東方面へ。
分岐点の民家の
ハクモクレンが
空に向かって
ふっくらと咲いていました…!
公開期間中は
こんな道しるべが
ありました^^
花咲橋って、
すてきな名前ですね^^
川底の自然が残り
ホタルもすむという
逆川沿いに進んで。
道なりに左折し、
登っていくと…
釈迦堂口遺跡
入口の看板のところに出ました。
左手のゲートは、
公開期間中は開いています。
登っていくと…
北側平場に出ました。
大きなやぐらがぽっかりと
口を開けています。
たくさんの人がいました…!
公開期間中は、
時間ごとにガイドさんが
ご案内してくださいます。
ガイドさんのご案内を
聞き書きさせていただいたお話や
資料をもとに
ここではお伝えしますね^^
大町釈迦堂口遺跡は、
鎌倉市南東部にある名越ヶ谷(なごえがやつ)
と呼ばれる
谷戸の最奥部に位置している平場と、
その周辺の山稜部に位置する遺跡です。
北側平場の山稜部には
地蔵やぐら・唐糸やぐら、日月やぐら等の
やぐらが数多く存在しています。
鎌倉駅東口から徒歩30分
(と資料にありますが
1時間みておいたほうが安心^^)、
名越バス停下車、
徒歩15~20分ほどです。
ここで見られるのは、
すべて13世紀以降のもの。
鎌倉時代後期から
室町時代にかけての
遺跡です。
鎌倉時代のやぐら群など
中世の遺構が良好に残り、
当日の谷戸の開発や信仰のあり方を
知るうえで
重要なことから、
国の史跡に指定されています。
北条泰時が、このあたりに
父をまつる
釈迦堂をつくったため、
釈迦堂口遺跡という
名前になったといいます。
石段を登って…
地蔵やぐらには、
その名のとおり、
お地蔵さまが。
やぐらは、中世の鎌倉に特有の
山すそに横穴を掘ってつくられた
武士や僧侶のお墓です。
お地蔵様は岩盤から直接
掘りだされたもので、
光背が彫られていて。
左右に大きな五輪塔があり、
五輪塔には
阿弥陀如来を表す
梵字が刻まれています。
宗教的に位の高い人が
まつられたのでは、と
考えられています。
14世紀中ごろまでのころ
つくられました。
このやぐら群の中では
早めの時代です。
地蔵やぐらの隣・右側に、
並んで
唐糸やぐらがありました。
室町時代に作られた御伽草子の一つに、
「唐糸草子(からいとぞうし)」
という物語があります。
この物語には、
木曽義仲の家来・手塚太郎の娘である
唐糸が、
源頼朝の命を狙った罪で
幽閉されたという伝説が残されており、
その唐糸が幽閉されたやぐら、
ともされているそう。
頼朝と木曽義仲はいとこ同士でしたが、
やがて頼朝は義仲を討つことになります。
その戦いで命を落とした家来の一人が、
唐糸の父・手塚太郎でした。
父の仇を討つため、
唐糸は頼朝の命を狙った――
物語ではそのように語られています。
唐糸には万寿(まんじゅ)という
娘がいました。
万寿は鎌倉の鶴岡八幡宮で、
頼朝に舞を奉納する
十二人の舞姫の一人として選ばれ、
その中でもひときわ
舞が美しかったといわれています。
頼朝が「望みはあるか」と尋ねたところ、
万寿は「母を助けてほしい」と願い出ます。
その願いが聞き届けられ、唐糸は許され、
母娘は無事に木曽へ戻った――
これが「唐糸草子」に伝わる物語です。
物語が史実かどうかは定かではありませんが、
こうした史跡が今も静かに佇んでいることが、
昔の人々がこの母娘の物語を
大切に語り継いできことを
感じさせてくれますね^^
さらに山道を登って…
この手すりのある橋の下は、
釈迦堂切通だそうです。
涼しい風が吹き抜ける
トンネルのような岩壁をくぐる
趣ある道、
かつては大好きな場所で
よくご案内したりしていたのですが、
2010年に崩落が起きて
通行禁止となり、
もう通れないのかと
切なく思っていました。
整備が終わったら、
もうすぐ開通予定だそうですよ。
ほんとうに楽しみです…!
ちなみに
中世の風が吹き抜ける
切通、と思っていたのですが、
実は明治時代につくられた
切通だったのだそうです(*´艸`*)
ともあれ
開通、楽しみです…!
開通したら、
浄妙寺の竹寺から
大町のこけ寺へ抜けるツアーとか
したいな^^
少し先の地表の大きな円形は、
この穴から大きな鉄の棒を
差し込み
横に通して、
先ほどの釈迦堂切通を
補強工事するのに使ったそうです。
ストーンサークルじゃないですよ、
とのことです^^
そして、この絶壁…!
橋はここが民有地だったころに
できたもので
近代のコンクリート製とのこと。
危険なので立ち入り禁止です。
そして
この橋の下をくぐる道のほうが、
実は中世からあった
古道とされていたそう。
こっちはちゃんと
中世の歴史の風が
吹き抜けていますね^^
私、この橋を見ること、
30年ほど前から、
| 1983年に |
発行された御所見直好さんの
『誰も知らない鎌倉路』という本を読んで
ずっと憧れていたんですよね。
(かなーりワイルドな本^^)
期せずして、
やっと見ることができました…!
ちょっと感動★
ちなみにその本を
大学時代に読んで、
友達に「鎌倉案内してよ」といわれて
あちこち鎌倉をめぐったのが
私が鎌倉フラワー&ネイチャーガイドとして
活動するようになった
きっかけをくれました^^
山道はなかなか奥深く、
思ったよりスケールが大きくて
びっくりです。
山道をゆるやかに曲がって進んだ先に、
日月(じつげつ)やぐらが
ありました。
7基連なるやぐらのうちの
右から3番目。
そのほかのやぐらにも
五輪塔などがあって
歴史の趣漂います。
日月やぐらは
太陽と月をモチーフにしたと
考えられる彫り込みが特徴。
こうした丸い穴が
「日」・太陽になぞらえられ、
やぐら向かって左手の
二重に見える縁の部分が
「月」になぞらえられていることから
「日月やぐら」
と呼ばれています。
たくさんの五輪塔が発見され、
それなりの位の人が
まつられたはず、と推察される、
とのこと。
ここから道を引き返して、
降りてきました。
ちなみに
途中にある
かなーりすり減った石段の先に
個人の敷地だったころの名残の
あづまやが見えて、
その先は
衣張山へ続く道だったとのことです。
階段を降りて、
平場に戻ってきました。
北側平場といわれる
このあたりには、
6つの大きな穴があり、
掘立柱(ほったてばしら)を立てて
生活したか、
寺院などとして
宗教儀式を行ったのでは、
と考えられているそうです。
また、常滑焼の壺が出土し、
なかにかわらけが入っていたそう。
そのほか、
火葬の儀式も
14世紀中ごろ以降
行こなわれていたとされ、
それが平場の奥の上の平場のところで
確認されたといいます。
中世のロマン漂う壮観な遺跡に、
心躍る時間を
過ごしました…!
2026年3月11日まで
暫定公開で、
期間中は1日4回
ガイドツアーが行われます。
などご覧になって、
訪れてみてくださいね。
大好きな歴史の趣漂う
釈迦堂切通、
崩落で通れなくなって、
ほんとうに切ない想いを
していました。
こうした遺跡の保全に
しっかりと予算や人員をつけて
また通れるように整備したり
歴史や自然の
趣を残したかたちで
保全・活用できるように
してくださった行政の方や、
その力を生んだ
まちを愛する皆さんの想い、
地元の方々にも
感謝申し上げます…!
大切な鎌倉の宝物が、
未来へ引き継がれていきますね…!
感動の
中世ワールドツアーでした^^
どうもありがとうございました…!
帰りの民家の
ツバキがきれいでした^^
その後、同じ道をえんえん帰るのもな…と、
山越えして
宝戒寺側から帰ることにしました。
先ほどの道を戻って、
Y字路を右へ。
そのまま突き当りを北へ…
T字路を左折し、
坂を登っていきます。
トンネルを抜けて。
タイワンリスがいました。
ぐーんと道を下っていきます。
東勝寺橋に出ました。
細い石段を自己責任で^^降りて。
大正時代のアーチ橋。
滑川に、
ヤブツバキの花が浮かんで
風情があります。
チャラチャラ、
コポコポ、
せせらぎの音。
ゆく川の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは
かつ消えかつ結びて
久しくとどまりたるためしなし。
って、鴨長明の方丈記の文が、
いつもここに来ると
頭に浮かぶんですよね。
かまくら石の風情が
そうさせるのかしら。
宝戒寺横に出て、
妙隆寺の境内を抜けて。
路地を通って
宇都宮幕府跡の
宇都宮稲荷を眺めて進み
若宮大路で
早咲きの玉縄桜を愛でて
鎌倉駅へ着きました^^
13000歩くらい歩いたかな。
ダイナミックな
中世歴史ウォークでした…!
一般公開が楽しみです^^
公開されたら
講座の皆さんと
訪れたいと思います☆
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