雪月花に酒

 苔を家で育成する趣味は持ち合わせていないのだが、苔生した木や、岩が個人的には好きだったりする。


 何だかんだで、幼いころに映画館で見たナウシカの影響は拭えないと思う。


 
雪月花に酒


 行為いった山林、といっても人が入っているのだから、人の手のかかった山林だけど、それでも自然の強さは感じるよね。


 
雪月花に酒

 力及ばなかった木は枯れて倒れ、苔や新たな木々の苗床となる。


 自然の摂理の一環を垣間見れる感じ。


 ナウシカでは森は腐海と呼ばれていた。


 人類が重金属で汚染した大地に根をはり、大地から吸い上げた重金属や有害物質を蓄え、人に有害な大気を生み出しつつも、そのそこでは大地を浄化していた。


 あれも自然の摂理だと思う。


 うろ覚えだけど、ナウシカたちあの世界の人間はもう、浄化された空気は吸えないんだったはず。


 汚染された空気に対応した人の末路。


 宮崎駿の全盛期って感じがあって好きなんだよね。



雪月花に酒

 苔類が巨大化し、巨大な蟲がうごめく世界は、この苔の中のマクロな世界が広がったもの。


 だから、苔が好きなんだろうね。


 なんか、あるんだよ。

 

 なんかね。



 キリシタン大名として有名な九州の雄「大友宗麟」のお墓があるというのがこの瑞峯院です。


 臨済宗大徳寺の塔頭寺院である。


 織田信長の木像が納められているという大徳寺塔頭総見院が気になっているのですが、こちらは非公開という事。


 大徳寺山内を歩くと、塔頭寺院には、石田三成、蒲生氏郷、立花宗茂、出雲阿国などのお墓があることがパンフレットや立札でわかります。


 だがしかし、多くは一般公開されていないのですが。


 ともあれ、大友宗麟が自ら建立したという瑞峯院は公開しているというので、拝観してきました。



雪月花に酒


 入って最初に見える石庭。


 雪もちらほらする天気なので寒いのですが、その澄んだ空気感がとてもいい感じです。


 
雪月花に酒


 裏庭といえるのか、先ほどの石庭の裏側にある石庭。


 石庭の奥には確か茶室があったかと。


 実は、キリシタン大名である大友宗麟のこだわりが現れたのが石庭。


 説明を読めばすっきりするのですが、この段階では何が?どうなの?でした。




雪月花に酒

 

 この角度から見るとわかるのだそうです。


 それでも若干わかりにくいかも。


 石の並びを線でつないでいくと・・・


 縦に4っつ、横に3っつ。


 つなぐと十字架が浮かび上がるのです。


 写真右手の石は苔と垣根で見えにくいのですが、つなぐと確かに十字架が。


 上空から見たらわかりやすいのかもです。


 この庭に日本人の柔軟さを見る気がします。


 キリスト教を信仰しつつも、大名としての立場から仏教寺院を建立し、菩提寺とする。


 しかし、キリスト信仰をもそこへ組み込んでしまうことの上手さがある気がします。


 硬いものは割れたり、折れたりしますが、柔らかいものは曲がりますが、折れたり割れたりはしないものです。


 どっちが良いかではなく、時には柔軟さが必要だなと思うのです。



雪月花に酒

 

 最期の一枚は、雪が降り出したのでなんとか撮影してみようと思って撮影したもの。


 やはり、一度、雪がさんさんと降る京都を撮影したいものです。


 せめて雪景色かなぁ。




雪月花に酒


 京都のとある神社での一枚。


 神事を前に人が動いたことに驚いたカラスたちが空に一斉に舞いあがる様子。



 これが、ワンテンポ撮影が遅れたんですよね。


 もう少し、なんとも禍禍しいというか、オーメンのようなというかそんな感じに空をカラスが舞っていたのですよ。


 カラスに限らず、鳥というのは何処か怖いもの。


 理由は、オーメンとヒッチコックの「鳥」の影響なんでしょうね。


 オウムのように愛らしい姿をもっていたり、ケツアルコアトルのように神々しさがあったりと怖いものというわけではないのでしょうが。


 なんとなく恐い一面を持った印象があります。


 とは言うものの鳥は好きで被写体にすることも多いのですが。



 


雪月花に酒

 青連院の大楠。


 なんでも親鸞聖人お手植えの楠とか。


 故に樹齢は700年越えなのだそうです。


雪月花に酒

 石垣に囲まれ根を張った楠の根は、大地をうねるように広がっていました。


 そばにいたガイドらしき人の話を横聞きすると辰年と巳年の二年はこの楠がちょっと観光名所となるのだそうです。


 このうねった根が、龍や蛇の体をイメージさせるのだそうです。



雪月花に酒

 なので、十二支のうち、辰、巳の二つの干支の時だけちょっと話題に上がるらしいです。


 しかし、何の因果なんでしょうね。


 辰巳と二年続いて次は10年お休みとは。


 もう少しバランスが取れてもよさそうなものなんですが。


 

 

 後はおまけです。


 同じく青連院で撮影したものです。


雪月花に酒

 植物ばかりですが。


 日の当たり方とか好きなのです。


 光と影の感じが好きですね。


雪月花に酒

 


雪月花に酒



 青蓮院の中での写真。


 後桜町上皇の仮御所にもなった場所だそうです。


 京都のお寺に多い枯山水のお庭ではなく、いわゆる平安貴族の庭園風な感じですね。


 まあ、庭の写真は今回なしですが。



雪月花に酒


 日差しの向きが気持ちい作り。


 電気のない時代やはり、間取りにより採光は大事ですよね。


 でも、寒いよ。

 板の間を素足で歩くと見物してる間に、悴んできますよ。


 とは、いうもののそういう冷たくも凛とした空気感は好き。


 生活の場としては厳しいと思うけど。



雪月花に酒

 宸殿の中から庭を眺めた感じ。


 冷え切った空気だけど、なんとも日差しが気持ちよく感じる風景でした。



 ここからはおまけ。



雪月花に酒


 大友宗麟の建てた寺院だったと思います。


 瑞峯院。


 キリシタン大名ですが、世の中でキリシタン弾圧の風が吹く中で菩提寺として建てたらしいです。


 臨済宗のお寺らしく、龍の襖絵や枯山水の庭園などがあります。


 それはまた後程。

雪月花に酒


 今回はなんとなく部屋を撮影したものを集めてみたかったのです。


 最期の一枚なんてなかなかいいと思います。

 

 炭火で暖を取りつつという感じですかね。