ロードバイク GIOS SERENO(セレーノ)を購入した。


このモデルは東急ハンズとGIOSのコラボモデルで、GIOSのカタログには載っていない。


GIOS AIRONEとの違いは、フロントフォークがカーボンからクロモリに変更、クランクがシマノからスギノに変更、ハンドルのグリップテープにGIOSロゴが入っていない、など。もしかするとブレーキシューも違うかもしれない。


お値段の方は¥69,800と、この内容ではかなりお買い得感が高いと言える。実は去年もハンズメッセで見かけたのだが、その時はクロスバイクを買ってから半年程度だったので手を出さなかった。


今年も特に買うつもりもなかったのだが、たまたまハンズに寄ったときにその姿が目に入り、520mmの白の在庫があったので激購入してしまった。


話はズレるが、私はハンズの店員さんの接客態度がとても気に入っている。というか、教育がすごく行き届いていると思う。無礼な店員は見たことがないし、一つ一つをきちんと丁寧に説明してくれるのですごく助かる。まあ普段はそんなに買い物はしないが。基本的に定価だから高いし。こういうお店はセール時が狙い目なのだなと。


ところで、この自転車はそれなりに在庫はあるようなのだが、基本的にハンズメッセ期間中しか売っていないのかと思いきや、店員さんが「売れ残ったら多少値段を上げて通常在庫として販売します」と言っていたので在庫があれば買えるのだそう。ま、そうだよね、こんなにデカいものを倉庫にしまっとくのは無駄だし、なにせお買い得感満点だから、大抵はセール期間中に捌けてしまうのだろう。


残念なのは、カラーの設定はホワイトとブラックのみで、GIOSブルーの設定がないこと。2年前はあったらしいのだが。


15kmほど乗ってみた感想は、(当然かもしれないが)クロスバイクよりも3割ぐらい速い、って感じ。車重は10kgで個人的には十分軽い。上り坂も今までよりスイスイって漕げる。ドロップハンドルは久々なので、慣れないとブレーキがかけ辛く感じる。


今年のハンズメッセは8/31(火)まで。欲しい人は急ごう。


日々是上物


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VAIO Z (VPCZ1) 用のACアダプターの予備を購入した。


SANWA SUPPLY ACA-65S1 ノートPC用ACアダプタ(65W)


である。

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純正は少々大きめだ。Core i5 が載っていることを考えると、それでも小さくなった方なんだろうが、以前メインに使っていたLOOX Rの純正ACアダプターと比べると大きくて、重い。重さは約1.5倍といったところ。


もう少し軽くて小さいのがないかと探していたところ、形的には上記のサンワサプライの製品がヒットした。実際に使ってみると純正と比べてそう軽くはないものの、大きさ的には少し小さくなったので満足だ。


アマゾンで買うと4,591円。純正と比べて半額以下だ。これはオススメしたい。

常々思うんだが、PCの処理能力ってどこまで必要なんだろうか、と。


必要な処理能力という点では、いつの時代も「もう十分ではないのん」というスレッショルドが存在していたように思う。Pentium 166MHz + Rage + Win 95 OSR2 の時代、Athlon 1GHz + RIVA TNT + Win 2000の時代、Pentium 4 + Radeon + Win XP の時代、など。でも、常に新しいコトが生まれ、PCの処理能力をより必要とさせるようにマーケティングされてきた。


いや、何が言いたいかというと、今のVAIO Z + SSD で「もう十分ではないのん」という時代になったのではないかということだ。ただし、今までと違うのは、次に「もう十分ではないのん」と思うまでの期間がより長くなっているはずだということだ。実際、PCの処理能力という観点では、確実にサチってきている。少なくともオフィスワーカーにとっては。


私の周りの人が使っているPCは、2年か3年は経過している人が多い。Core 2 Duo 2GHzぐらいのスペックでだいたい止まっている感じだ。メモリは2GBぐらいが多く、まあだいたいそれくらいで事足りる人がほとんどのようだ。


しかしながら、世界的なPC需要は再び伸びてきているという。新興国の需要の伸びが大きいんだろうけど、じゃあ日本のマーケットはどうなんだという疑問があるが、よほど大きなことがない限りはマーケット規模がこれから拡大するとは思えない。企業向けPCは、端末の処理能力よりも仮想化されたシン端末に向かっているからPCが伸びるとは思えないし、買い替え需要だってリース切れかサポート切れといった消極的な理由以外に発生しないだろう。


で、こういう状況にあることを前提として、PCメーカーに提案なのだが、処理能力は今ぐらいでいいからギンギンにとがったPCを作ることに注力してはくれまいか、と。個人的には、VAIO Z のスペックで重量半分、バッテリー5倍ぐらいが理想だ。


いやね、こういう方向に向かってくれるメーカーって、ソニーとレノボぐらいしかないんですよ現状では。他のメーカーはみんなコンサバ。横並びのスペック。多少とがっているモデルがあったとしても、見せ球のような存在で本気で売る気なし、みたいな。


これ以上の処理能力が必要な場面って、何があるんだろうなぁ。動画編集?DVDリッピングしてiPodに入れるぐらいはするけど、一晩放っておけばいい話だし。写真編集?せいぜいA4程度の編集であれば今のPCで充分だし。専門的にやってる人たちは別ですよ。でも、そういう人たちの割合って全体からするとほんのわずかだし、今でも大半のPCユーザーは使っているPCの能力の半分も使っていない気がするし、メーカーも不毛な機能追加競争はせずに、とがる方向に持って行ってほしいなーと。


思うわけです。。。

さてさて、VAIO Z に取り付けたCrucialのSSD、CT128M225は、すこぶる好調である。


Windows エクスペリエンスインデックスのディスク評価は7.3。上限が7.9だから、スコアとしてはかなり良い。日常的に、何の不満もないどころかこれ以上の速度ってあるんだろうかと思えるほど快適だ。


このSSDは以前、FMV LOOX Rに取り付けていたが、LOOXでは今よりももっとOSの操作感がもっさりしていたように思う(それでもHDDと比べると雲泥の差だったが)。LOOXはCore 2 Duoの1.2GHzで、メモリもDDR2だったからシステム全体としての処理速度はVAIO Z(Core i5)とは比べようもないが、それにしても同じSSDを使っていて起動の時間が段違いなのは、CPU(とメモリ規格)の違いであるとしか思えない。


戦闘力で表すと、感覚的には、HDD 100 : SSD(LOOX) 600 : SSD(VAIO Z) 1200 という感じだ。1200という戦闘力はラディッツに相当するが、ま、地球人相手に戦うのであればまったくもって問題ない戦闘力であると言えよう。


ちなみに、私のVAIO ZはHDDで買ってSSDに入れ替えたクチだからブルーレイドライブは付属しない。しかし、モバイルノートに光学ドライブが必要な人ってどれくらい居るんだろうか?って思う。外付けドライブを持っていれば充分な気がするし、普段使わないようなものを重量的ペナルティを負いながら持ち運ぶという行為に疑問を持つはずだと思うのだが。


そんなわけで、これからVAIO Zを買う人は、ぜひHDDモデルでSSDに入れ替えることをオススメする。AcronisのTrue Image というソフト(体験版でOK)を使えば簡単にSSDに引越すことができる(USBの外付けHDD/SSDケースが必要、1980円とかで売っているものでOK)。


なにより、ソニースタイルでSSDモデルを買ってしまうと、後から大容量のSSDに入れ替えたいと思っても不可能というハンデというか構造的問題点があるため、これを知らずに買うとのちのち後悔することにもなりかねない。ソニースタイルで選択するSSDはソニーの完全独自形状のSSDで、後から市販のSSDに入れ替えることができないのがその理由だ。SSDモデルを買った場合は、SSD自体は通常の2.5インチHDDの半分くらいの容積でスペースバーの下あたりに鎮座している。そして、SSDモデルでは、HDDモデルでHDDが鎮座している場所にブルーレイドライブが収まるので、結果として市販のSSDに入れることができない構造となっている。


SSDもHDDも寿命がある。突然壊れることだってある。その時に保証が残っていれば良いが、SSDが有償修理になった場合、相当な修理金額になってしまう可能性がある。ま、2年とか3年とかでポンポン買い替える人には関係ない話なのかもしれないが、今回のVAIO Zは非常に完成度の高いモデルなので、ソニータイマーの発動さえなければ充分に5年ぐらいは使えるモデルだし、3年も経てば1TBのSSDも安くなっているはずで、そうなったら入れ替えたくなるのが人情ってもんだし。


ソニスタSSDはクアッドだとか何だとか言ってるけど、あんまり関係ない気がする。市販のSSDで充分な速度が出るし、「おれのはクアッドだから速いぜ」とか自慢しても、実操作の体感的には実のところはそんなに違いはなかったりする。


実際、同僚が買ったVAIO Z Quad SSDとOSの起動時間を比べてみたが、ほんの数秒だけQuad SSDの方が速いだけだった。Officeの起動速度もほとんど変わらない。CrystalDiskMark のベンチマークスコアは差があるが、体感的にはほとんど変わらない結果となった。無論、記憶域を贅沢に使うPhotoshopperなどには意味があるんだろうけど、私のようなオフィスワーカーにとってはQuad SSDほどの潜在能力は必要ないという結論だ。


まあ、とは言っても、速くて困ることもないので、SSD+光学ドライブの追加金額が苦にならなくてかつ光学ドライブを持ち歩くことに意味があり、将来的にSSDの入れ替えなんてことは考えていない人にとってはQuad SSDは魅力的な選択肢に映るのでしょうな。

VAIO Z のフルHDは、ドットピッチが比較的狭いため、コントロールパネルで文字の大きさを「100%」にしていると表示フォントの線が細すぎて文章が読みにくいと感じることがあるかもしれない。


そんな時は、コントロールパネルのClearTypeテキストチューナーからチューニングすることをお奨めする。


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太目に見えるように選択すれば、若干であるが読みやすくはなる。

ただし、MSゴシックなどのビットマップ表示フォントについては改善されない。。。

MSゴシックフォントを改造してClearType対応にしてしまうという技もあるが。

この記事を読まれている方は、おそらく "VAIO Z フルHD" とか "1920" とかいうキーワードでたどり着いた人が多いだろう。



そして、そういう人たちはまさに今、ソニースタイルでVAIO Zの注文を検討していて、5000円追加してフルHDディスプレイを選択すべきかどうかを悩んでいるケースが多いと思われる。



ていうか、自分もVAIO Zを買う前は結構悩んだ。ヨドバシカメラなどの電気屋で一応確認はしてみたものの、いざ使い始めて文字が小さすぎるとかにならないかとか、依然として不安はつきまとう。


で、ビジネスユース(オフィスとかメールとかブラウザとか)に使っている自分の感想としては、はっきり言ってフルHDはオーバースペックであると、はっきり申し上げておく。一般的なビジネスユースには、店頭モデルの1600*900でまったく問題ないと言える。


1920*1080だと、文字が小さすぎるのだ。デフォルトで文字の大きさが125%に設定されているから、一見すると問題なく表示できているように見えるが、なんとなくデザイン的にバランスが悪く見えるのであまり好きになれない。そもそも125%のままだと、リカバリーメディアを作成するアプリケーションの実行ボタンが表示されないためリカバリーメディアを作成できないという欠点もある。


また、125%だとウィンドウのタイトルバーなどの文字は大きくなるが、Firefoxなどのブラウザの表示画面は小さいままなので、わざわざ大きめに調整しなければならない。文字だけを大きくすると、MSゴシックなどの表示にビットマップを使っているフォントの場合は文字の線が細くなって視認性が悪化するし、見た目的にもセンスが悪く見えてしまう。


あと大事なことは、外部モニターにつなげて仕事をする場合、125%のままだと外部モニター表示も125%になるので、外部モニターが23インチフルHDの場合は表示領域を有効活用するために文字の大きさを100%に戻したくなる。外部モニターに繋ぐたびにいちいち文字の大きさを変えるなんて面倒くさいことはやっていられない。


あと、大抵のWebページは1024*768で快適に見れるように作られているので、フルHDだとページコンテンツが左端に寄ってしまったり、真ん中にせま~く表示されたりとか、せっかくの解像度を生かし切れないケースが多い。


そんなわけで、私の場合は普段は1600*900に解像度を落として使っている。表示が少しボヤけるものの、問題なく利用することができる。


とはいえ、フルHDにして使うこともある。まずは人に自慢するとき。これは結構インパクトありますからね。それから、WordやPDFファイルを見開きで表示して読むとき。これはフルHDのアドバンテージで非常に読みやすくなる。あと、電車などで使っていて隣の人に内容を読まれたくないとき。文字が小さくなるので視認性が落ちる。その代り自分も作業しにくいけど。


巷のWebの記事だと、フルHDを選択しないなんて考えられない系の意見が多いようだが、この記事を読まれた方はぜひ再考されることをお勧めする。いやほんと、1600*900で充分でしょ。それであっても通常のノートPCの中では解像度がかなり高い方なんだから。


もちろん、見栄を張りたい人はフルHDで。

「VAIO Z なのにフルHDじゃないの??」って言われるのが悔しい人も。


前の記事 で、SSDがやたらと遅くなってしまったというのを書いた。



readは速いのだが、writeが激遅でソフトのインストールにえらく時間がかかるし、インストールしている間はマシン全体の動作が重くなってしまってなんだかなあという感じ。



新しくSSDを買うことも考えたが、とりあえずこのSSDをなんとかできないかということで、ちょっと調べたらHDDErase(Secure Erase) を使えばこの状況をクリアできそうなので試してみることに。



情報はこのへんから。バージョンは4.0ではなくて3.3を使ってみた。

http://www.dosv.jp/other/0910/05.htm

http://lynos.blog10.fc2.com/blog-entry-381.html



HDDErase自体は、IDE用のDOSコマンドラインツールなのでSATAだとそのままでは使えない。大抵のPCはBIOSでAHCIをオフることができるのだが、VAIO Z にはそんな設定は無いので他のPCにSSDを移し替えて作業を行う必要がある。


まずは家のデスクトップPCでトライ。ダメです。HDDEraseがHDDを認識しない。IDE compatibleに間違いなく設定しているのにダメ。どうやらマザーボードとの相性があるみたいで、残念ながら相性が悪かった模様。


LOOX Rで同様にトライ。ダメです。


MSI Wind Netbook U100でトライ。ダメだー。

"ATA Security Feature Set is prohibited by the system BIOS chip !!"


って出て止まってしまう。


で、HDDEraseのFAQを見てみたら、対策として3通りあるとのこと。

http://cmrr.ucsd.edu/people/Hughes/HDDEraseReadMe.txt


1.他のPCで試す

2.別のチャネルというかケーブルで試す

3.PCの電源を入れてからSSDの電源を入れる


うちの環境で有効なのは、3.しか選択肢がなかったので怖いけど試してみた。MSI WindからSSDを外し、電源ONしてDOSで起動。おもむろにひっくり返し、SSDをSATAに刺して、HDDEraseを起動。おぉ!Secure Eraseが実行できた!!


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で、SSDをVAIOに移してUSBからAcronisブートして10度目の正直で元のHDDからクローンを実行。速い・・!20分ほどで終わってしまった。前回は14時間ぐらいかかったから、SSDのフラグメンテーションって相当遅くなるもんだな・・。



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CrystalDiskMark の結果。


HDDErase使用前


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使用後


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いやー だいぶというか購入当初のパフォーマンスが戻ってきた。嬉しい。


このCrucialのCT128M225ってのはtrim対応はしているんだけど、HDDクローンユーティリティとかでグリグリやられるとそりゃ全然ダメで、定期的にHDDEraseやらないとイカんということだな。面倒くせぇ。


内蔵のHDDを、以前からLOOXで使っているSSDに入れ替えた。


紆余曲折があって、BitLockerでコケたり、移し替えにえらく時間がかかってやり直したりとか、約1週間近くを費やしてしまったが、一応ケリがついた。


SSDはCrucialのCT128M225っていうやつ。

移し替えてVAIOでベンチマークをとってみた。


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・・・何コレ?



おそっ




たしかに、Acronisでの移し替えにやたら時間がかかったり、Officeのインストールにえらく時間がかかるしおかしいなーとは思ってたんだけど、、、 書き込みがHDDよりも遅い。やたらめったら遅い。


インテルのラピッドなんとかっていうのをアンインスコしても結果は同じ。書き込みキャッシュをオフっても同じ。


どうやらSSDに書き込みしすぎて内部でフラグメントが起きまくってしまったらしい。。。


どーしよーもないじゃん!!とがりすぎだよVAIO!


というわけで、今のところの方向性としては、別のSSDを買うこと。ですな。

あーしんど。


またハマってしまった・・。


VAIO Zが届いたのだが、HDDモデルだったので、SSDに入れ替えるべくまずVAIOをバラし、Acronis True Image Home 2010 でクローン作ってHDDと差し替えて起動したらきちんと起動した。


ちなみに今回のVAIO Z、バラす(正確にはキーボードが載っている天板を外す)にはネジを20個近く外さないといけないのでちょっと大変。


で、ここまでは良かったが、BitLockerをかけたら(数時間かかるので放置していたら)途中で止まっていたらしく、気がついたら起動できなくなっていた!


仕方がないのでまたバラし、HDDと入れ替えて起動して外付けでSSDを接続すると、BitLockerが途中から再開されたようで放っておいたが1時間経っても全然進まないので途中で諦めて、再びクローンすることに。すると、今度はクローンの速度が異常に遅い!!


5時間経っても10%程度しか進んでいないので、これは明らかにおかしい!


ということで、再び途中キャンセル(電源ブチッ)。SSDをフォーマットし直して、HDCloneとかいうツールでやってみようかと思ってダウンロードして実行してみるものの、こちらは輪をかけて遅い。どうやらフリー版は遅い仕様のようだ。


再び、Acronisでクローン実行。一晩かけてようやく完成。


今、BitLocker中。うまくいくんだろうか・・。

SONY VAIO Z をオーダーしてみた。


総額で\175,000ぐらいのコースになった。
手持ちのSSDに交換するので、とりあえずHDDモデルで。


ソニスタの購入履歴を見ると、2007/12にVAIO typeSプレミアムバージョンを購入していた。今度のVAIO Zも、だいたい似たような位置づけのトンガリスペックノートPCだ。世代的には、間にtypeZを挟んでいるから2世代ほど違うことになる。


今使っているのはFMV LOOX/R。LOOXを買ったのが2008/8だから、VAIO typeSは半年チョイしか使わなかったことになる。でも今、同じような位置づけのVAIO Zをオーダーしてしまった。


以前、なぜtypeSを早々に手放してしまったのか? それは「重かった」からに他ならない。「買う前に気付けよ」という感もあるが、それにしても1.74kgのPCはいつも持ち歩くには重すぎた。オマケに同時期に腱鞘炎になってしまい、手首に負担を軽くするためにもより軽いノートPCが必要になったのだった。いやホント、当時は手首が痛くて・・(>_<;;


今使っているLOOX/Rは、重さ1.1kg、Core2Duo 1.2GHz, 4GBメモリ, 1280*800, 128GB SSDと、仕事をこなすのに不足のないスペックでもう少しで2年使うところまで来た。私の場合、だいたいPCは2年サイクルぐらいで乗り換えてきているのでそろそろ買い換えかなと思いつつ、でも最近はPCの性能が十分高く、仕事内容とのバランスが取れているのでもう少し粘るかな、とも考えていた。


ただし、若干の不満を抱えていることは事実で、
・解像度が低い(今時のPCと比べると)
・Windows 7 に正式対応していないので若干不具合がある

 (時々スリープ復帰時にグラフィックドライバが固まる)
・Core2Duo 1.2GHzは時々力不足を感じることがある(パワーポイント編集時など)
・セキュリティ対策でBitLockerをONにした時に、TPMが無いのでUSBメモリを刺しっぱなしにしないといけない
など、致命的ではないにせよ、自分が目指す仕事環境のフロンティアには一歩届いていない感がある。


特に、BitLockerを使っていると、CPUでエンコード/デコードしまくるのでやっぱり遅い。体感的には30%ぐらいCPUを食われてしまっている気がする。せっかくSSDを使っているのにパフォーマンスが発揮しきれていないのはすごくもったいない。


そこで候補に挙がったのが、AES-NI命令に対応したCPUを積んでいるLenovoのThinkPad X201s。これはイイ。スペック的にはすごくイイ。軽い上に解像度も1440*900まで広がるし、BitLockerのアクセラレーションもかかるし、値段も手頃だし。


ただ、X201sの最大の弱点は、ディスプレイ周りが「かっこ悪い」ことだ。なんせベゼルが「狭」額縁ではなく「広」額縁なのだ。大和研究所のデザインセンスを疑ってしまう。どうみてもかっこ悪い。なんだか昔のPowerBook Duoを思い出してしまった。


私は、額縁は狭いほどかっこいいと思っているし、今使っているLOOXは額縁が超狭くてイケてるし、近未来的にはディスプレイの額縁は無くなるようなデザインの方向性に向かうと読んでいるので、X201sのディスプレイ周りは明らかに後退しているような感覚になってしまう。よって、残念ながら選択肢から消えていった。


VAIO Zの方は、X201sと比べると少し重いものの、値段もそこそこで1920*1080というビジネス向けモバイルノートPCとしては最高解像度の液晶が手に入るということで、これに決めることになった。店頭で確認したところ、アイソレーションキーボードが若干使いにくい気がしたが、液晶の方は文字が小さすぎるということもなく我慢できる範囲だろうということで、天板ブラック、パームレストもブラックで注文したところ、納期は3週間程度とのこと。


今使っているLOOXと比べると数100gは重くなってしまうが、スペックを考えると妥当なものになると考えている。到着次第、またレビューしたい。


ところで、イマイチこの13インチモバイルビジネスノートが流行らないのはなぜだろう。他のメーカーを見ても、海外メーカー製でCULVノートはいくつかあるものの、ビジネス向けヘビーユース向けのノートPCというのは見当たらない気がする。パナにも東芝にも無い。普通の人はそれほど高性能を必要としてないのだろうか?


私の場合、十数MBのパワポやWordファイルを扱うことが結構普通にあるし、アプリを死ぬほど立ち上げるのでメモリは4GBじゃ足らない事もあったりする。バシバシとスクロールしたりアプリ切替を頻繁にしながら使うスタイルなので、表示がモタつくとイラっとしたりするから、CPUとグラフィックはできるだけ速いにこしたことはないが、一方でバッテリはほどほどに保って欲しいし、かといってあまり本体が重すぎるのも困る。


などと考えていくと、今の私のPCに対する要件を満たせるものは、現時点では世界中見回してもVAIO Z しか解答がないのだ。で、こういうスペックのノートPCを作れるのはソニーのような企業しか無理なんでしょうな、現時点では。もうあと1年ぐらい経つと、他のメーカーからも似たようなスペックのノートPCが発売されるのかもしれないし、値段ももっと安くなってるかもしれない。


でもまあ、今、このスペックのPCを手に入れることができることが価値なのであって、それがVAIOなのだからブランド面を考えても不満は無いから良しとしよう。欲を言えば、あと1週間ほど納期が早まって欲しい。パームレストの色が変わるだけで納期が2週間も延びるのはいただけない。