さてさて、VAIO Z に取り付けたCrucialのSSD、CT128M225は、すこぶる好調である。
Windows エクスペリエンスインデックスのディスク評価は7.3。上限が7.9だから、スコアとしてはかなり良い。日常的に、何の不満もないどころかこれ以上の速度ってあるんだろうかと思えるほど快適だ。
このSSDは以前、FMV LOOX Rに取り付けていたが、LOOXでは今よりももっとOSの操作感がもっさりしていたように思う(それでもHDDと比べると雲泥の差だったが)。LOOXはCore 2 Duoの1.2GHzで、メモリもDDR2だったからシステム全体としての処理速度はVAIO Z(Core i5)とは比べようもないが、それにしても同じSSDを使っていて起動の時間が段違いなのは、CPU(とメモリ規格)の違いであるとしか思えない。
戦闘力で表すと、感覚的には、HDD 100 : SSD(LOOX) 600 : SSD(VAIO Z) 1200 という感じだ。1200という戦闘力はラディッツに相当するが、ま、地球人相手に戦うのであればまったくもって問題ない戦闘力であると言えよう。
ちなみに、私のVAIO ZはHDDで買ってSSDに入れ替えたクチだからブルーレイドライブは付属しない。しかし、モバイルノートに光学ドライブが必要な人ってどれくらい居るんだろうか?って思う。外付けドライブを持っていれば充分な気がするし、普段使わないようなものを重量的ペナルティを負いながら持ち運ぶという行為に疑問を持つはずだと思うのだが。
そんなわけで、これからVAIO Zを買う人は、ぜひHDDモデルでSSDに入れ替えることをオススメする。AcronisのTrue Image というソフト(体験版でOK)を使えば簡単にSSDに引越すことができる(USBの外付けHDD/SSDケースが必要、1980円とかで売っているものでOK)。
なにより、ソニースタイルでSSDモデルを買ってしまうと、後から大容量のSSDに入れ替えたいと思っても不可能というハンデというか構造的問題点があるため、これを知らずに買うとのちのち後悔することにもなりかねない。ソニースタイルで選択するSSDはソニーの完全独自形状のSSDで、後から市販のSSDに入れ替えることができないのがその理由だ。SSDモデルを買った場合は、SSD自体は通常の2.5インチHDDの半分くらいの容積でスペースバーの下あたりに鎮座している。そして、SSDモデルでは、HDDモデルでHDDが鎮座している場所にブルーレイドライブが収まるので、結果として市販のSSDに入れることができない構造となっている。
SSDもHDDも寿命がある。突然壊れることだってある。その時に保証が残っていれば良いが、SSDが有償修理になった場合、相当な修理金額になってしまう可能性がある。ま、2年とか3年とかでポンポン買い替える人には関係ない話なのかもしれないが、今回のVAIO Zは非常に完成度の高いモデルなので、ソニータイマーの発動さえなければ充分に5年ぐらいは使えるモデルだし、3年も経てば1TBのSSDも安くなっているはずで、そうなったら入れ替えたくなるのが人情ってもんだし。
ソニスタSSDはクアッドだとか何だとか言ってるけど、あんまり関係ない気がする。市販のSSDで充分な速度が出るし、「おれのはクアッドだから速いぜ」とか自慢しても、実操作の体感的には実のところはそんなに違いはなかったりする。
実際、同僚が買ったVAIO Z Quad SSDとOSの起動時間を比べてみたが、ほんの数秒だけQuad SSDの方が速いだけだった。Officeの起動速度もほとんど変わらない。CrystalDiskMark のベンチマークスコアは差があるが、体感的にはほとんど変わらない結果となった。無論、記憶域を贅沢に使うPhotoshopperなどには意味があるんだろうけど、私のようなオフィスワーカーにとってはQuad SSDほどの潜在能力は必要ないという結論だ。
まあ、とは言っても、速くて困ることもないので、SSD+光学ドライブの追加金額が苦にならなくてかつ光学ドライブを持ち歩くことに意味があり、将来的にSSDの入れ替えなんてことは考えていない人にとってはQuad SSDは魅力的な選択肢に映るのでしょうな。