常々思うんだが、PCの処理能力ってどこまで必要なんだろうか、と。
必要な処理能力という点では、いつの時代も「もう十分ではないのん」というスレッショルドが存在していたように思う。Pentium 166MHz + Rage + Win 95 OSR2 の時代、Athlon 1GHz + RIVA TNT + Win 2000の時代、Pentium 4 + Radeon + Win XP の時代、など。でも、常に新しいコトが生まれ、PCの処理能力をより必要とさせるようにマーケティングされてきた。
いや、何が言いたいかというと、今のVAIO Z + SSD で「もう十分ではないのん」という時代になったのではないかということだ。ただし、今までと違うのは、次に「もう十分ではないのん」と思うまでの期間がより長くなっているはずだということだ。実際、PCの処理能力という観点では、確実にサチってきている。少なくともオフィスワーカーにとっては。
私の周りの人が使っているPCは、2年か3年は経過している人が多い。Core 2 Duo 2GHzぐらいのスペックでだいたい止まっている感じだ。メモリは2GBぐらいが多く、まあだいたいそれくらいで事足りる人がほとんどのようだ。
しかしながら、世界的なPC需要は再び伸びてきているという。新興国の需要の伸びが大きいんだろうけど、じゃあ日本のマーケットはどうなんだという疑問があるが、よほど大きなことがない限りはマーケット規模がこれから拡大するとは思えない。企業向けPCは、端末の処理能力よりも仮想化されたシン端末に向かっているからPCが伸びるとは思えないし、買い替え需要だってリース切れかサポート切れといった消極的な理由以外に発生しないだろう。
で、こういう状況にあることを前提として、PCメーカーに提案なのだが、処理能力は今ぐらいでいいからギンギンにとがったPCを作ることに注力してはくれまいか、と。個人的には、VAIO Z のスペックで重量半分、バッテリー5倍ぐらいが理想だ。
いやね、こういう方向に向かってくれるメーカーって、ソニーとレノボぐらいしかないんですよ現状では。他のメーカーはみんなコンサバ。横並びのスペック。多少とがっているモデルがあったとしても、見せ球のような存在で本気で売る気なし、みたいな。
これ以上の処理能力が必要な場面って、何があるんだろうなぁ。動画編集?DVDリッピングしてiPodに入れるぐらいはするけど、一晩放っておけばいい話だし。写真編集?せいぜいA4程度の編集であれば今のPCで充分だし。専門的にやってる人たちは別ですよ。でも、そういう人たちの割合って全体からするとほんのわずかだし、今でも大半のPCユーザーは使っているPCの能力の半分も使っていない気がするし、メーカーも不毛な機能追加競争はせずに、とがる方向に持って行ってほしいなーと。
思うわけです。。。