イスラエルの神＝イエシュアのどの記念日を迎えるのに当たっても、その日に向けての内側の準備、物理的準備が必要です。
記念日や祝日の意味合いが大きいほど準備は大掛かりなものになるものです。
個人の普通の記念日、祝い事でも準備が必要である事が分かると
思います。大きな記念日や祝い事はものすごい準備が必要です。
その日の意味をずっと考えながらその日に向けて準備を続けると言う、そのプロセスも神の創造されたレッスンプランでもあると分かります。頭脳、心が神の意図通りに整えられる。
物理的＝見える世界と、霊的＝見えない世界は一体なのです。
天と地は、天＝見えない現実、地＝影として天の実態を生きる
からです。
週一度のシャバットもそうです。シャバットが全部の記念日の
中心なのです。神が完了した全てから人は生きる様に造られていて、そして神が言われた通り＝神のデザイン通り、神がされた通り７日目に神が止まったから人も止まる！神が伝える単純なデザインの性質を神が伝えています。
ヨムキプルは、一年で一番最大の記念日としています。
この日は全員で神の前に出る、やがてイエシュアが戻られたら
この日を確実に神の前で迎える時が来るからです。
ヨムキプルは一年の歩みを、神の教え＝トラーに照らし合わせて
自分のズレを振り返り、気がついたズレを軌道修正する事をする
時なのです。それは個人だけではない、神の子ら、神の民、国民
全体でするのです。だからイスラエルは地上で天の神の国を反映する国、国民＝聖なる国民として代表として神に選ばれた事実があるから、全世界全ての国の中、唯一イスラエルと言う国だけが
神の仰せ通り、この日を神の前に聖なる集会として国全体で
祝う事をしているのです。
日本やアメリカ、ドイツその他の諸外国がイスラエルの神の記念日、呼び出し日を聖なる集会＝主の日として取り扱うなんて事は決してしませんよね。神の言葉の意味を知り神の記念日を個人個人がその国に住んで祝っていても、国全体でその日を祝日＝シャバットとし止まり祝うなんて言う国は世界のどこにもありません。神に選び出された国ではない人々＝異教の民はイスラエルの神の教えを国全体で考える事などしないからです。
イスラエルは神の契約を受け取った代表であり、福音を世界へ運ぶ役割を最初に与えられたからです。そして最後に！最後の時に、イエシュアが見えないユダヤ人もメシアであると気がつく
時が来る！と預言されているのです。
同時に神の創造された記念日は、イスラエルだけでなく、誰でも
神を愛し、イエシュアを通してイスラエルの神の国の一員とされた人はもれなく神の家族に加えられているので、神の創造された
永遠に祝われるべき”わたしの記念日”と神ご自身が紹介する記念日、祭りに招かれているのです。イザヤ５６章にもその事が記されています。イスラエルの神を愛し、神のトラーを生きる事を
愛し、神の記念日を大事にする異邦人は、神が祈りの家＝エルサレムの神の聖なる山＝モリヤ山＝神が教師と言う名前の山＝エルサレムの神殿の丘の神の家に連れて行き、楽しみ喜ばせる！と
神が言われたのです。
イエシュアを愛する人は、神の伝える事を聞いて信じ生きる！と
あります。愛とはその人の生き方、行動から現れるものです。
神の言う事＝教え＝トラーを聞いて、その通りに生きる事、
それが神を愛する事であるとイエシュアも教えられたのです。
ヨムキプルに何をするのでしょうか？この日の目的が神の口から
語られています。神が直接モーセに伝えたと書かれたそれが記されています。イエシュアを愛し、イエシュアをメシアと信じる人なら、あなたも同様にこの特別なイエシュアの記念日に招かれているのです。再臨を信じて待っていると言うならば、この日はその特別な日のリハーサルであり、神の子らは全員皆このリハーサルの記念日に呼び出されている事を神の言葉から知っていますか？
イスラエル以外はこの日休みではありませんし、誰もヨムキプルの話などもしません。諸外国では今日の日没日曜日は休みですが、月曜日は仕事がありますから、諸外国に住まう事情を神はご存知です。その中でこのヨムキプルと言う日が何を意味して何のために神が設けているのかを考えてそこから離れない事
はどの国に住んでいても出来ます。
レビ記16:29 これはあなたがたが永久に守るべき定めである。
すなわち、七月になって、その月の十日に、あなたがたは身を悩まし、何の仕事もしてはならない。この国に生れた者も、あなたがたのうちに宿っている寄留者も、そうしなければならない。
16:30 この日にあなたがたのため、あなたがたを清めるために、あがないがなされ、あなたがたは主の前に、もろもろの罪が清められるからである。
16:31 これはあなたがたの全き休みの安息日であって、あなたがたは身を悩まさなければならない。これは永久に守るべき定めである。
レビ記23:26 主はまたモーセに言われた、
23:27 「特にその七月の十日は贖罪の日である。あなたがたは
聖会を開き、身を悩まし、主に火祭をささげなければならない。
（現在エルサレムの神殿が無いので、動物の捧げ物は出来ません。未来にイエシュアが来られたらこれが再び行われる事が預言に記されています。）
23:28 その日には、どのような仕事もしてはならない。これは
あなたがたのために、あなたがたの神、主の前にあがないをなすべき贖罪の日だからである。
23:29 すべてその日に身を悩まさない者は、民のうちから断たれるであろう。
23:30 またすべてその日にどのような仕事をしても、その人を
わたしは民のうちから滅ぼし去るであろう。
23:31 あなたがたはどのような仕事もしてはならない。
これはあなたがたのすべてのすまいにおいて、代々ながく守るべき定めである。（永遠にガードし祝われる記念日と書いてあります。永遠は永遠であり一時的、又は再臨以降停止と言う意味ではありません。）
23:32 これはあなたがたの全き休みの安息日である。あなたがたは身を悩まさなければならない。またその月の九日の夕には、
その夕から次の夕まで安息を守らなければならない」。
日曜日の日没夕食が終わったらその後月曜日の日没、ヨムキプル
が終わるまで食事を取らない事を一般的にしています。
断食せよとは書いてないので、病気やその他の事情、諸外国で仕事をしなくてはならない人もいるので、断食をしなくても良いのですが、ではどの様に身を悩ませますか？この断食の意味は
”身を悩まして”とある言葉から考えられているものです。
１年の歩みの中で、神の教え＝トラーに反した生き方をした内容を振り返る事がメインテーマです。トラーを人々が生きたら貧しい人が周りに存在するわけがないと神が教えているからです。
困っている人に手を差し伸べない、分け与えない事、そのことが
貧困を助長している、トラーを生きるコミュニティにはその様な事がないのにそれがあるのはどうしてだろう？と考えるのです。
人が一番貧困を感じるのは、空腹を感じる事だから、食べられないと言う状態がどんなものか自分で体験して考える、そのために
断食するとあります。又は、はき心地の良い高級な靴や服を着ないなどする人もいますが、肉体的にも飢餓、貧困を体験する事を
するので、断食しているのです。
ヨムキプルには次の様な聖書箇所を読みます。
レビ記１６章。ヨムキプルの意味、どの様に過ごすのか記されています。
レビ記23:27-32 - ヨムキプルはシャバット同様に休み、止まり過ごす。諸外国に住む人は今日の日没から明日の日没までに
止まってヨムキプルの意味を実際に神の言葉に照らし合わせて考える時間を取る事をお勧めします。
民数記 29:7-11 - 神にどんな捧げ物がされていたのか記されています。
詩篇32 - 罪赦された人の祝福
イザヤ 53 - メシアが私達の罪のために死なれた預言
ヨナ書- これは伝統的にヨムキプルに読まれるものです。トピックは悔い改めと許し。ヨムキプルに関連した内容です。
使徒27:9 - イエシュアが昇天された後もイエシュア信者達も
同様に神の創造されたレビ記２３章の記念日を祝った記録が記されています。
ローマ5 - メシアの血が私達を義とし私達はイエシュアを通して許されているt
ヘブル 9-10 - メシアの犠牲と大祭司に関して記されています。
13:11-13 天の大祭司制度＝イエシュアの実態を表す役割である地上のレビ族の大祭司がヨムキプルにコルバン（捧げ物）をする事が語られています。これはメシアの業の何を意味するのか比べて書かれています。
1 ペテロ1:2 - メシアの血が注ぎかけられていると語っています。
1 ペテロ 2:24 - イザヤ５３に預言された、メシアが私達の咎を負って木にかけられたとあります。
1 ヨハネ2:2 - メシアが私達の罪咎の贖いの犠牲となった事
この様な祈りをします。以前に書いた記事です。
ヨムキプルに大祭司、祭司達が神殿に入り仕える時、白い衣服を
着ていました。儀式の前にすでに白い服です。私達の罪が赤ではない白くされている事実を表しているものです。
伝統的にヨムキプルには白い服を着ます。
続く