。【塩飽本島について】
さてこの塩飽本島ですが、瀬戸大橋のすぐそばに散らばっている28もの島々からなる塩飽諸島の中心となる島です。
瀬戸内海のまさに中心部に位置するこの島々は、海上交通の要所であったため、古くから海運業や造船業が栄え、そして海賊の根拠地として大きな権力を有していました。
戦国時代が終わり海賊禁止令が出されると、豊臣秀吉や徳川家康から朱印状を与えられ、塩飽の廻船が海上輸送に大活躍しました。また、塩飽の人々は幕府の船方としても活躍し、幕末にアメリカに渡った咸臨丸の操船者の実に2/3は塩飽諸島の出身者だったとのこと。
このような島なので、今でこそ過疎の島となっていますが、江戸時代は経済的にも文化的にも非常に豊かで、今も一部にその名残が見られます。
また、この島は坂口憲二が口のきけない先生役を演じた2004年の映画「機関車先生」のロケ地となったところでもあります。
そんな島でマラソン大会が毎年3月に開かれているという話を聞きつけた私は、とにかく島に行ってみたい!という思いで募集要項を取り寄せてエントリー。そして大会の日を迎えたのでした。
【スタートまで】
この大会には、ジョグノ仲間のマラソンマンさんが9.5kmコースにエントリーしているということだったので、朝9時に丸亀港発の臨時便のフェリーに乗ることにして港で合流。これが初顔合わせです
。港は本当に大勢の人であふれています。私はマラソンマンさんが先に並んでいてくれていたので、何とかいす席に座ることが出来ましたが、あまり広くない客室は立ってる人であふれ、船底の車両甲板で立っていた乗客も多かったようです。
船は出港から30分余りで本島港に到着です。
港から会場に向かって歩き始めるとすぐに記念碑があります。
この記念碑、何とこの「マイペースマラソン大会」の記念碑なのです!
何でも12年前(第15回)に増田明美さんを招待した際にそれを記念して建てたものとのこと。
マラソン大会の記念碑があるところはそうはないでしょうね~(*^.^*)。
ちなみにこの島は、地元香川県(尽誠学園)出身で、山梨学院大学陸上部の監督として有名な上田誠仁監督が順天堂大学を卒業後、中学校の教師として赴任したところでもあります。
マイペースマラソン大会開始の時期と上田監督が島で生徒たちに教えていた時期がちょうどぴったり重なっているので、マイペースマラソン大会が始まるに当たっては、当然上田監督が大きく関わっていたと思われるのですが‥(どなたかご存知でしたら教えてください)
。さて、受付時にちょっとしたアクシデント‥。
何とゼッケン引き換えのはがきに書いてあったゼッケン番号と、本来のゼッケン番号(プログラムや台帳に記載されているもの)とが異なっていました。
私の14.5km・45歳以上の部だけが違っていたようですが、受付の人の冷静な判断でトラブルなく交付が進んで何よりでした^^。
スタート時間が12時過ぎと遅いので、空き時間を利用して、スタート・ゴール地点の本島中学校にほど近い史跡「塩飽勤番所」へ。
この塩飽諸島はどこの藩にも属さず、また天領でもなく、自治を許されており、船形衆から選ばれた「年寄」がこの勤番所で島の政治を司っていたとのこと。
マラソン大会参加者は入場料無料ということで、遠慮なく入場。
徳川家康からの朱印状や咸臨丸関係の品々など、歴史を感じさせる様々な展示物を見てきました。
その後、スタート1時間前からマラソンマンさんたちと軽くアップ。
ほぼ3.5kmコースに沿って走っていくと、途中で笠島の集落にある町並み保存地区を通ります。
なかなか楽しめました!
【いよいよスタート!】
さて、12時10分にいよいよ14.5kmコースのスタートです!
コースごとに男女一斉のスタートになります。14.5kmのエントリーは200人ほど。前から3、4列目くらいに並んだので、スタートロスはほぼゼロ^^。
先頭はどんどん先に行きますが、こちらは無理せず自分のペースで行くことに専念。追い抜かれても気にしないようにしていました。
最初の坂を上って、左に曲がりながら下っていくと目の前に瀬戸大橋がばーっと拡がってきます。ここはこのコースでも一番の見どころ。写真を取れなかったのが残念です‥f^_^;。
大きく左に曲がって海岸沿いを少し行ったところに1km地点の看板がありました。ラップタイムを計ると4分06秒!
まずまずのタイムでしょうか?
この後、細かなアップダウンの繰り返し。自分はあまりペースを変えていないつもりですが、少しずつ前の人を追い抜くようになってきました。調子がいいということなのでしょうか?
そして、いよいよ第一の難所、標高差40mの大きな坂。断続的にどんどん上っていきます。それでも、まだ最初の方なのであまりへばらずに済んでいます。
そして坂を下り、給水所のあるところに5km地点の看板発見。給水所に水しかなかったのには、スポーツドリンク派の私にはちょっと参りましたが、距離が14.5kmしかないことを考えると、なくても大丈夫ではあります。
‥そしてラップタイムを見ると、何と19分22秒!?いくら何でも早すぎるのでは、とも思いましたが、体の方は全然問題ありません。‥ということで、「行けるところまで行こう!」ということに^^;。
ここからまた坂を上り、唯一の未舗装路(しかも急な下り坂)を折れ曲がりながらスピードを上げて下っていくと、9.5kmコースとの分岐点に差し掛かります。ここで右に曲がり、また海岸沿いを目指して進んでいくと、しばらくの間はアップダウンのない道が続いていきます。
映画「機関車先生」のロケ地になった集落を行くと、沿道に時折おばぁちゃんたちが応援してくれています。その姿に元気付けられながら、きれいな海岸沿いを快調に進んでいくと、「あと5km」地点の看板発見!ここでラップタイムを計ると36分44秒、どうやらまだ同じようなペースを維持できているようです。
ひょっとしたら、まず無理だとあきらめていた「1時間」を切ることが出来るかも‥??

しかし、ここからこのコース最大の難所である、標高差50mもの坂道に差し掛かります!
‥とにかくこの坂道はきつい!どんどん上っても上っても、まだまだ先は上り坂。
ようやくピークかな、と思ってもちょっと下りたと思ったらまた上り‥の繰り返し。さすがにペースが落ちたようです。
このあたりでは、前に走る人がかなり先を行っていて、なかなか追いつけません。
しかし、少しずつ近づいているような気も‥?
何とか追いつこう、と必死で頑張っていると差が縮まってきたようです。
最後の下り坂で一気に追いつこうとしましたが、残念ながら詰め切れません。
この後はゴールまで2km余り、アップダウンのほとんどない道になります。
しかし、最後の坂で無理をしたのか、ちょっとへばってきました。
給水所で水を取り損ねたこともあって、後ろに人が迫ってきます。
9.5kmコースとの合流点を過ぎると、9.5kmを走っている人は追い越せるのですが、14.5kmコースを走ってきた人(と思われる人)が最後のスパートで1人、また1人と追い越していきます。
でも、何とか最後の力を振り絞って、その後は抜かれずにゴール!
ゴールタイムは58分20秒、全体の33番目。まさかの1時間切り達成です!

【レースを終えて】
いや~、やはり坂の多い難コースでした!特に最後の坂のきつかったこと!!
それでもこのタイムで走れたことはすごく自信になりました^^。
今後の10kmレースでの40分切りも、可能性が大きくなってきたような気がします♪
レース終了後、申し込み受け付け時にもらったお弁当を食べましたが、美味しかった~
。昨年秋の小豆島タートルマラソンの時よりもずっと良かったです^^。
丸亀までの船は、13時20分発の臨時旅客船、14時15分発の定期便の旅客船(いずれも定員78名)、14時45分発の臨時フェリーの後は、何と17時10分の定期便のフェリーまで2時間半も船がありません^^;。
ということで、お弁当を食べた後はマラソンマンさんともども早々に港へと向かいましたが、13時40~50分くらいに港へ着くともうズラッと並んでいました。
できれば定期の旅客船で帰ろうと思っていたのですが、案の定数十人先のところで定員いっぱいになり、結局フェリーで帰ることになりました。
我々はぎりぎりでどうにか座って帰ることが出来ましたが、後で並んだ人たちはフェリーの甲板に立って丸亀までの30分余りを過ごした人も多かったようです。
いろいろ書いてきましたが、すばらしい天気とあたたかい運営、そして同行したマラソンマンさんのおかげで楽しいレースになりました!本当に感謝、感謝‥の1日でした




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