日本は先進国の仲間入りして久しいが、相変わらず夏休みといえばお盆休みと重なる
習慣から抜けきれない。
もちろん、お盆に故郷に帰りお墓にお参りし祖先や故人を偲ぶ国民的・宗教的慣わしを
否定するものでないが、毎年この時期テレビで報道される帰省客で混雑する飛行機や新幹線ら列車そして高速道路の混雑渋滞振り(帰省ラッシュ)にうんざりさせられる。
一方、欧米では確かに冬にクリスマス休暇をとる人も多いがそのほかに夏に休暇所謂サマーバケーションをもとり、ゆっくり「人生の洗濯・心身のリフレッシュ」をしている。
20数年前、米国の駐在時は子供が夏休みの6月下旬から9月中旬の約3ヶ月の間に、職場の仲間と交代で2週間のサマーバケーションを取りエンジョイした。
当時、私の上司が「アメリカが世界に誇れるものは、映画でも自動車でもなく自然」といったが、確かに広大な土地と国立公園は素晴らしかった。
米国西海岸の駐在最初の夏休みは、家族で車で行ったラスベガス近郊のデスバレー、グランドキャニオンそしてモニュメントバレーは圧巻であった。人間の非力さを感じさせた「自然の壮大さ」であった。
日本から近いアメリカということでこの夏もハワイへ行く日本人も多いが、日本語も通じ
周りが日本人だらけではもはやアメリカではない。ハワイのワイキキ海岸の砂は波で海に流失するので、米国本土のサンジェゴから運ばれて補充されているのを聞き一層興醒めを覚えたものである。
日本も「失われた10年」を経てデフレ脱却を迎えている今であるが、そろそろ国民が「本当のバケーション」を過ごす「豊かな国」にしたいものである。
- 日本貿易会「2015年アジア」特別研究会
- 2015年アジアの未来―混迷か、持続的発展か















