伊那食品工業 (伊那食品工業HPより)


先日社内の研修で長野の優良企業を紹介されました。


その企業の名前は、伊那食品工業株式会社http://www.kantenpp.co.jp/corpinfo/index.html )で、コマーシャルでご存知の″かんてんパパ“の会社である。


この会社は創業以来赤字を出したことは勿論なく、48年間連続増収増益

挙げていること。確かあの花王のそれは20数年であったことからしても驚異的な記録である。


現会長の塚越 寛氏がこの会社の創業者であるが、この会社の社是「いい会社をつくりましょう」を上げ所謂「人間経営」を展開してきたからである。


その経営理念や経営手法が著作「いい会社をつくりましょう」の中に数多く

書かれているので、経営者や幹部の方には是非読んで貰いたい。


特に同感したのは、昨今の成果主義を捉え「脅し(処遇:恐怖によるコントロール)」や「馬の鼻先ニンジン(待遇:報酬によるコントロール)を否定し、

和やかな人間関係の中で伸び伸びと、自主的に働ける職場環境を作ること大切と主張されている。


そして経営者のモラルが、社員のモラールに大きく影響するとも主張されている。


塚越 寛
いい会社をつくりましょう。

NOVA (NOVA HPより)


我々大学卒の日本人であれば、中学3年、高校3年そして大学の一般教養課程

での2年 計8年間英語教育を受けてきた。読み・書き・暗記の手法で。


しかし、日本人の英語とくに会話の水準は世界の先進国の中でもが低いことは

明らかである。


そして、いま漸く小学校の一部で英語の授業が入りだしたという。

京都や東京都品川区では全小学校に英語活動を導入したと聞く。


台湾は、国際貿易国で日系企業も台湾で製品をつくり米国に輸出しており、韓国ではもともと米軍駐在国でもあり戦後英語に親しむ環境に恵まれた歴史がある。


従って、この両国では小学校に入る前の幼稚園や塾で英語を習わせる親が多いと聞く。今日の「日経新聞」では特にでは小学2年生の74%が幼稚園、塾で英語を始めさせているという。


また、友人の中国人のKさん、Iさん、Kaさんはいずれも有名な大学を卒業して日本に来ているが、彼等は完璧な英文作成と綺麗な発音で英会話ができる。


なかでも、まだ来日短く日本語ができないKさんと中国語の出来ない私との会話は英語である。なんら不自由はしない。「英語は世界の共通語」である。


日本でも、幼児・子供向けの英会話教室の市場規模は945億円と拡大しており、小学生が受ける「児童英検」には過去最高の8万人が志願しているという。


教育学者の中には、幼少の外国語の勉強は母国語(日本語)を正しくマスターできないと英語教育審議会でも反対する方がいるようであるが、今世界中から流れる国際舞台での日本の政治家の英語スピーチを聞いていて恥ずかしくなることを思い出してほしい。


先般も英国に留学経験のある小泉首相の米国でのスピーチに、誰が感心しただろうか?これでは国際舞台で存在感が示せないであろう。


英語教育の低年齢化」に賛成すると共に、地域での外国人との交流積極的な外国人のホームステイ―の受入そして語学留学奨励制度に期待したい。



安田 佳生
採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長

高校野球2 (高校野球決勝戦、asahi.comより)


昨日の朝日新聞の一面トップに「心の病 30代社員急増」の記事が掲載された。


日頃勤務する企業のIT業界で、うつ病や神経症で休職や勤務態度の評価が悪く

クレームや契約拒否が多いと聞いていたが、他の一般企業にもこれほど

蔓延しているとは驚いた。


この調査は社会経済生産性本部メンタル・ヘルス研究所が上場企業218社に

行った社員のうつ病、神経症、統合失調症などに関するアンケートである。


主な結果は

1.心の病はどの年齢層が最も多いか ― 30代と答えた企業が全体の61%

             (40代19.3%、50代以上1.8%)

2.3年間で心の病が増加傾向にある ― 61.5%の企業

3.心の病で1ヶ月以上休職している社員がいる ― 7割の企業

である。


この状況の原因として

成果主義」の重負担

職場のコミュニケーション機会や助け合いの減少

リストラがもたらした管理職の若返りと業務の増大

が挙げられている。


そして、成果主義の下で先輩、上司は後輩、部下に仕事を教える余裕がないことより

産業医は「成果主義は『個人単位でなくチーム単位にすべき』と主張している。


この「心の病」の急増要因と対策等については上記の指摘の他に

 1)急増要因―・家庭内での会話不足 

・ゲームっ子 

・学校でのクラブ活動の不活発

 2)対策 ― ・小中学時代での読書  

・社員の「仕事だけが人生でない」の認識

        ・経営者の社員一人といえど「心の病」に罹らせない責任感と自覚

        ・成果とプロセス併用の「成果&内容主義」の導入


を私は挙げたい。


最後に「心の病」は早期に専門医に罹れば大事に至らないケースが多いといわれる。

職場では、上司が日頃から部下の仕事ぶりや顔色を見ながら

異変にいち早く気づいてやることである。


社員には、大切な家族、親、兄弟そして友人がいることを考えながら

優しく、厳しくそして楽しい」職場を経営者、社員が一緒になって

作り上げれば「心の病」とは無縁になることは間違いがない。



 

嶋中 雄二
ゴールデン・サイクル―「いざなぎ超え」の先にあるもの

武富士 (武富士HPより)


現在消費者金融の上限金利が見直されている最中であるが、今月10日に消費者金融の最大手武富士創業者の武井保雄氏前会長76歳で死去した。


新たに業界を創出する起業家は弛まぬ努力と創意工夫の持ち主であり、武井氏も36歳の時に始めたのが団地金融であった。(「日経ビジネス」8.21号から)


10時になると団地を回り、洗濯物が干していない家はだらしないとみたり、郵便受けに郵便物がたまっている家庭は貸倒リスクが高いと判断し、小口分散金融を実践したという。


銀行が個人貸出に目もくれなった時代に小口の生活資金ニーズを捉え武富士はピーク時で17千億円の融資残高に上った。


しかし、成功の落とし穴個人の慢心か 武井氏は外部から野村證券や松井証券の元専務ら7人の社長を招聘したが、最短で9ケ月長くても3年で彼等は会社を去っていった。

下手に手を出し武井に切られるか、嫌気がさしてやめるかの繰り返しであったという。


2004年には批判的なジャーナリストの盗聴事件で有罪判決を受けたが、社内でも常習的にも盗聴するなど常軌を逸したワンマン経営が明らかになった。上場・非上場を問わず企業のコンプライアンスからも許されない蛮行である。


武井氏は「カネと血族」以外は信用できなく、社員の顧客情報の持ち出しや役員である息子の悪口に対する懸念に異常なまでの疑心暗鬼であったという。カネの亡者の一種の病気であろう。


同業のアイフルの強引な取立ても明るみに出て、金融庁は灰色金利(グレーゾーン)を廃止し上限金利の引き下げを検討しだしたが、先日に10万以下が依然高い29%の金利の適用が見えてきた。中途半端な見直しの気がしてならない


現在、三菱東京UFJや三井住友銀行グループらが消費者金融を子会社にしたり提携をしているが、単なる資金の運用先としてだけでなく庶民生活を適正な金利で支援するように消費者金融業者を指導や育成に期待したいものである。



リタ ゴーン, Rita Ghosn, 小林 禮子
ゴーン家の家訓

サラ川 (第一生命HPより)



第一生命が作品を募集しているサラリーマン川柳所謂「サラ川」は毎年楽しみにしているが、19回の21千点から選ばれたベスト10からいくつか紹介したい。

 第1位  昼食は 妻がセレブで 俺セルフ

 第3位  ウォームビズ ふところ常に クールビズ

 第5位  妻の口 マナーモードに 切りかえたい

 第6位  片付けろ! 言っていた上司が 片付いた

 第7位  痩せるツボ 脂肪が邪魔し 探せない

 第8位  ダイエット 食費以上に 金かけて

 第10位 散髪代 俺は千円 犬 一万

この19回サラ川ベスト10以下は第一生命のHP(http://event.dai-ichi-life.co.jp/senryu/index.html  )に掲載されているが、

12月には講談社より『「サラ川傑作選』が単行本で発売される。

毎日余裕のない生活を送るサラリーマンは自分で川柳を作ってストレスを発散したり

これら他人の作品を読んでこの夏の涼と心の余裕を保ってもらいたいものである。

因みに、私の稚拙な川柳は、少し字余りですが


    心の問題 なぜ公約なのか わからない

 


高校野球 (Asahi Comより)


何時の年の高校野球も感動的であるが、今年は話題性があり一段と白熱した試合が多く

面白い。

ソフトバンク王監督の母校早稲田実業が準決勝に進出し、駒大苫小牧も同じく

夏大会三連覇の偉業達成に向け臨む。彼らは先輩王さんのがん克服を祈り、また他方は深紅の優勝旗を初めて津軽海峡を超えて北海道に持ち帰らせた先輩の期待に応えるために勝利を諦めず準決勝まできた。

今年の高校野球はあの二人はどんな気持ちで見ているのであろうか?

そう、KKコンビで5季連続で甲子園に出場し、優勝2回、準優勝2回を経験した今38歳の清原和博(オリックス)と桑田真澄(巨人)である。

両者は、プロの世界でも高校野球時代の活躍が実力どおりであるかのように立派な成績を残してきたが、今年は彼らにとってはスポーツ選手宿命の体力の衰えで引退を迎えようとしている。

日本の高校野球児のひた向きさと純粋なプレーが、プロでは見れないようなエラー、超ファインプレーに9回裏の2死からの大逆転をもたらし、我々大人までが感動し時には涙腺を熱くすることもある。

きっと会社経営の社長さん達は、あの高校球児のような頑張り、素直さ、一体感がわが社にあればもっと業績が伸ばせると考えている方も多いのではなかろうか?

外国特にアメリカでは、学校には運動会や体育部のような組織がなかったように思う。

ましてや若い学生が高校野球のように監督の指揮下、一糸乱れず行動することは考えられない。

人により、この日本の高校野球的な手法や選手管理は「軍国主義」的で危ないと危惧する方もいるかもしれないが、振りかえれば高度成長時代の日本社会そして現在もそれをうまく踏襲している企業が上手くいっている現実をみると一概には悪いといえない。

寧ろ、製品や技術だけでなくこの高校野球のよさは海外に輸出できる立派なソフトではなかろうか。

佐藤 優
自壊する帝国

ファッションレスキューhttp://www.fashion-rescue.com/ より)



今年も自分にあったカジュアルウェアを探していたらもうお盆も過ぎ、余程厳しい残暑でない限り気に入ったカジュアルウェアも買わずにクールビズシーズンの終わりを迎えることになる。

ファッションレスキュー(代表 政近準子)には、私のような会社用のカジュアルウェア

のアドバイスを求める人から“ちょい不良(ワル)オヤジ”ファッションの相談にくる

利用者が1000人をこえるという。(月刊現代9月号 増田晶文「ちょい不良(ワル)オヤジに憧れて」より)

この顧客リストには、政治家、医師、弁護士、税理士等社会的名士や金融、IT、商社、広告代理店の会社員が多いが、なかでも最近は中年男性の姿が目立つという。

ちょい不良(ワル)オヤジ”という言葉は、主婦と生活社の雑誌「LEON」が発火したそうで岸田一郎編集長は「年齢が30代後半から50歳を少し上回り、年収が1500万円から3000万円でモノを買う楽しさを知る 小金持ちの邪(よこしま)オヤジ」と定義している。

つまり、ダサい、モテないと思い込んでいたが家族や仕事より自分の事に目を向け、銀座のクラブやゴルフよりカシミアのセーターを選び、ファッションは「心を映す鏡」と目覚めた中年が確実に増えてきているという。

この現象からも、このちょい不良(ワル)オヤジ向けのビジネスが伸びていくことが

予測されるが、ユニクロさんにはフライデーカジュアルウェアにも困る我々のような下流層向けの商品でRescue(レスキュー、救援)してもらいものである。



小泉靖国参拝 (NIKKEI NETより)


今朝、小泉首相は予測されたとおり靖国神社の参拝を行った。

5年前の総裁選の「公約実行」と「心の問題」と我々にはよくわからない理由づけである。「公約」といえば、道路公団改革や国債30兆円枠等も守られていないことが沢山あるのに・・・・・。

ノンフィクション作家の保阪正康氏は、「月刊現代」9月号で小泉首相は「ああ 同期の桜 かえらざる青春の手記」の愛読者で「海ゆかば」を食事会で朗々と歌うなど「自己陶酔」癖があり、知性、理性よりも感性を重視する気質の持ち主であるという。

また、同じ作家の半藤一利氏も、小泉首相は平和のために参拝しているというが政治的なプロパガンダであり、大衆に迎合する政治つまりポピュリズム的傾向があるという。

両者の意見を参考にすると、小泉首相の靖国参拝について真剣に怒る気もなくなる。

ましてやこの9月に退任する首相の“最後っ屁”を多少我慢すればいいかと。

我々は、戦争による自国や近隣諸国民の犠牲の下でもたらされている今日の平和や繁栄に感謝しつつ、政治に真剣に向き合うことが肝要である。

当面は9月に日本の進路を誤らない国の最高権力者が選ばれるよう一人ひとりが意見を持ち、世論を形成すべきである。


北 康利
白洲次郎 占領を背負った男

盆踊り


昨13日は「迎え火」やお墓参りで祖先を家に迎える盆の入りであるが、

この盆に関連し先人の「辞世の言」を12日の日経新聞に掲載されていた。

江戸時代の二人の偉大な俳人の「辞世の句」の違いを紹介している。

先ず、芭蕉は有名な「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」である。

一方、蕪村は「しら梅に明る夜ばかりとなりにけり」である。

51歳で旅先で倒れた芭蕉は、俳諧の悟りの境地=枯野を漂白したい修行僧のような心境を吐露しているが、蕪村は白梅が咲き芳香が漂う中で毎夜があける浄土がすぐそこまできているという幸福感に満ちた句であるという。

この他でこの芭蕉型には、

  山本有三(「真実一路」の著書)―「いまここで死んでたまるか七日(新年の季語)くる」

  河野一郎(政治家)―「こんなことで死んでたまるか」

蕪村型には

  徳川夢声(マルチタレント)―(枕元の妻に)「おい、いい夫婦だったなあ」

最近は、交通事故等の突然の事故や急病あるいは長年の痴呆状態で「辞世の言葉」を残してこの世を去る人が少ないのではなかろうか?

しかし、現代の競争社会では大半の人が芭蕉のように何かを遣り残した心境で去っていくのがより多いのには同感である。特にいつまでも権力に執着する政治家や経営者は芭蕉型であろう。

私の両親は10数年前に「辞世の言葉」を残すこともなくこの世を去ったが、

存命中の生き様や子に対する愛情が「辞世の言葉」に替わる忘れがたいものである。

リリー・フランキー
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

サムスン (サムスンHPより)



日本の企業はここ数年「世界の工場」といわれる生産力と市場の大きさに中国を最重要視してきたが、どうやら隣国の韓国をもマークしなければならないようである。

なかでも躍進するサムスンである。高度成長期の日本の企業が持っていた「熱狂と結束」の人力経営を展開し日本企業の脅威となっている韓国サムソンを「日経ビジネス」8.7-14号が取り上げている。

中核に半導体や液晶で急成長するサムスン電子をもつサムスングループの勝因は

グローバル規模の「人」の流動であるという。

サムスングループ25社20数万人を教育する人材教育の総本山「人力開発院」は、

「21世紀のグローバルサムスンを支える人材を養成する仕官学校」で新入社員の研修のほか、職位別研修、将来の幹部養成、海外で活躍する「地域専門家」養成の国際化プログラム等多様な研修が「人材第一」の創業経営理念の下実施されている。

サムスン電子が売上の約85%、利益の90%を海外に依存していることからも、国際化プログラムに最も力を入れているという。

サムソン電子は、世界の市場を

先進国市場 ―米国、欧州、日本

戦略国家市場 ―中国、インド、ロシア等

重心国家市場 ―フランス、イタリア等

の3つに分け、それぞれの市場でトップシェアを獲得する長期的な攻略ロードマップを

描いているという。その担い手が「国際化プログラム」で養成されるわけである。

サムスン財閥と並ぶ現代財閥の中核・現代自動車も、20数前米国で日本車と競争する低価格小型車を鳴り物入りで投入したが、頻発する故障で「米国進出」を諦める時期もあったが、今や性能の向上で大きく飛躍しトヨタ、ホンダのライバルとなっている。

バブル崩壊後、メガバンクでも昔実施していた充実した研修を無くしたり期間を短縮したりし社内外研修をおざなりにしてきたが、日本企業は今改めて韓国のサムスンを見習わないと世界市場で戦えなくなると懸念する。

日本で、社員が財産であるとして経営理念に「人財」を掲げる企業が多いが、サムスンのように素直に「人材」として社員の待遇改善やキャリア養成を図る企業が余程いいと思う。

韓国ではサムスンの社員らしいと言われるのが一番うれしい」が象徴的である。


佐藤 優
日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く