#601 38首目:中臣祐春-シリーズ愛国百人一首 39 | 歴史に遊び!歴史に悩む!えびけんの積読・乱読、そして精読

歴史に遊び!歴史に悩む!えびけんの積読・乱読、そして精読

歴史をもっと知りたい!
本を読めば広がる光と闇を楽しんでいます。
歴史と読書記録。積読などをアップしながら、日本史や世界史を問わず歴史の考察などを発信します。

『愛国百人一首』の選定された38首目は中臣祐春です。これより鎌倉時代の歌となります。
(著者所持の『愛国百人一首』の中臣祐春の絵札)
 
    

   西 の 海

    よ せ く る 波 も

     心 せ よ

    神 の 守 れ る

    や ま と 島 根 ぞ

         

この歌は、文永・弘安の頃に詠まれたものです。こちらも蒙古襲来に対しての歌です。

歌の意(こころ)

西の海のかなたから、我が国に寄せてくる波のような元軍よ。心得違いをするなよ。こちらは神々が守っていらせられるやまとの国だぞ

中臣祐春は、奈良の春日若宮の神職で、神代から祭祀を司る中臣家のもので、歌道も練達の士の人です。

 

この歌は、元寇が日本にやってくる前に詠んだ歌で、国難に直面している中で詠まれたものです。

(著者所持の『愛国百人一首』の中臣祐春の読札・取札)

 

歌の解説は、『國魂 愛国百人一首の解説』著:西内雅と、愛国百人一首の12人の選定委員の一人である窪田空穂による『愛国百人一首』によって行っています。

 

『愛国百人一首』とは

 

『伊勢物語』を読む上で、和歌の理解のために読んだ本について

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村