中国ドラマ『魏纓珞(ぎえいらく)』 | 今日もアラカルトでおもてなし

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2022年の10月に、糖尿病2型を発病。今は努力の甲斐あり数値安定、体調も安定してますが、油断は禁物!どんな苦労や努力をしているか素人ながら発信していけたらと思います
他にも姑の愚痴や、夫の愚痴、ドラマ映画の感想等もあります

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中国の宮廷ドラマ、どっぷりはまりまくりで視聴しました。

魏纓珞は、実在の人物をモデルに描かれた創作ドラマですが、なかなかの見応えでした。

描かれた時代は大清国帝国、愛新覚羅弘暦こと第六代皇帝乾隆帝が統治していた頃のお話。

一階の女官だった女性が最後は皇貴妃迄(次期皇后)迄登りつめるサクセスストーリー。

勿論その道のりは順風満帆だったわけではなく、陰謀渦巻く後宮の中、陥れられたり陥れたり、実際纓珞自身も間接的にとはいえ人を殺したりもしてますしね😰

お話自体長いし、人気作品のため色々なとこであらすじや詳しい作品紹介されてますので、ここではネタバレ含む本当にざっくりした流れだけご紹介

その前に主な登場人物を


魏纓珞(令妃)

物語の主人公、後宮で姉を殺した犯人を、見つけ出し復讐するため女官になる
後に乾隆帝に寵愛され皇貴妃迄登りつめる。

性格は見かけはクールだが実は人情家で優しい、頭がよく弁もたちなかなかの策士、マイペース
仕えていた富察皇后を心から尊敬し、姉のように慕っていた

皇后の弟、富察傳恒とは想い合っていたが結ばれなかった過去を持つ。


富察皇后

満州族の名門富察一族出身、乾隆帝の最初の妃で後宮の長。

高潔で、人徳があり、女官として仕えていた纓珞を特に可愛がっていた。

乾隆帝の子供を何人か産むも全て夭折。実は皇后の座を内心は重荷に感じ平凡に生きる女性の道に憧れていた。

最終的には傷心の末自ら命を経つ悲劇の妃。


嫻妃(二代目皇后)

富察皇后亡き後、皇后の座につく。

最初は穏やかで分をわきまえた控えめな妃だったが実家の悲劇も影響し、徐々に残忍な本性を出し、後宮内で邪魔な妃を密かに排除していく

子がなく、嘉妃の忘れ形見第四皇子の養母になるも後に実子を産み、それか後々確執を呼ぶことになる

(答応に墜ちた嘉妃を自ら暗殺している)

かなりの悪女だが、その本心は愛する乾隆帝を独占したいという一途な女心が支配していた。

最終的には悪事が明るみに出て位を剥奪。闇落ちする。


高貴妃

後宮でNO2の妃。

物語前半の悪者

美女でかなりの舞手、残忍で傲慢、目の上のコブ的富察皇后を排除し皇后の座を虎視眈々と狙っていたが、途中嫻妃の策略により背中に大火傷を追い、それがきっかけに死へと追い詰められ自害する。


純妃

初めの頃は、富察皇后に従順で周りにも優しく医学の知識も持つ博学家、富察皇后の腹心的立ち位置だった。
しかも妃でありながら何かと理由をつけては乾隆帝の夜伽を断り続けていた。
しかしそれには理由があり、実は傳恒を想い続けてっきり両想いと勘違いしていたが、ある時傳恒の想い人が、纓珞と知り、豹変。

皇子も産み、後には貴妃まで登り、皇太后の機嫌をとり高みを目指していた。

纓珞を陥れたれたことや、女官の明玉に金針を体内に入れるなど残酷な折檻も明るみに出、位を答応(最下位の側室の位で大鑑からすら馬鹿にされる位置)に落とされ幽閉

皇后になった嫻妃に暗殺される


順繽

纓珞が乾隆帝に冷遇され円明園に皇太后と過ごしている間、入内し、たちまち寵妃となる。

愛くるしく天真爛漫

周りの妃繽たちから妬まれるなか、紫禁城に戻った纓珞に何故か親しみを持って接近するも、実は恐ろしい企みを画策していた。

結局、順繽の策略は失敗におわり、幽閉された。

ただ、子供と引き離され無理やり入内させられる前に自殺未遂をしていたという悲しい過去はあり、どこか悲哀のあるキャラ。


愉妃

高貴妃が存命のころより何かと命を狙われ虐められてきたが、女官だった纓珞に助けられながら皇子を産む。

その後身を守るため、純貴妃につき、表面上纓珞と対立していたが、それは仮の姿で恩義のある富察皇后や、助けてくれた纓珞のことを忘れてはいなくて、最後の最後で纓珞を陥れようとした純貴妃を裏切り大どんでん返しをくらわした。

しかし、無罪というわけにはいかす紫禁城の外の尼寺で一生過ごすことに。

まだ幼い我が子第五皇子を纓珞に託す。


皇太后

第六代皇帝、乾隆帝の母親で後宮のドン。

信仰心厚く、いつも笑っているが、なかなかの食わせもの。

中盤、嫻妃の策略で母息子が血縁関係がないことが発覚し、母息子の間柄がギクシャクするか、纓珞の機転で絆は元通りになる。

纓珞を面白がり、円明園て暫く一緒に過ごし気に入るが、順繽が現れてから、順繽が亡き公主(実娘)の生まれ変わりと信じ、纓珞を疎んじるようになる。

最終的には乾隆帝の最愛の寵妃のため纓珞を全面的に認める。


裕皇太妃

乾隆帝の腹違いの弟、和親王(弘昼)の実母。

愚息だか愛息の弘昼が乾隆帝の逆鱗に触れないよういつも用心深くしている。

人前では自愛深い皇太妃を演じているが、本性は息子のためなら残忍、女官だった纓珞の姉を辱めた弘昼の罪を隠蔽するため、手を下した張本人。

真相を知った纓珞に落雷を利用した方法て抹殺された。


慶繽

後に妃にランクアップ。
纓珞の正義感を早くから見抜き、控えめだが纓珞の数少ない味方。

子がなく、纓珞の産んた第十五皇子の養母となる。


璽晴

纓珞が来るまでは富察皇后の第一の侍女だった。

慎み深く、後輩の女官にも分け隔てなく優しい女官。

しかし、自分の想い人傳恒が富察皇后に纓珞を娶りたいと話しているのを盗み聞きしてから嫉妬により徐々に人格崩壊。

晴れて傳恒の正妻になったあとも自分に振り向かない傳恒を愛しながらも憎み始める。
富察皇后に願い、以前のように身の回りの世話をしたいと女官に戻り(だだし、他の女官とは待遇は段違い)腹いせに酔いどれた乾隆帝と過ちをおかしなんと妊娠までしてしまう。
不貞は身に覚えない傳恒のみ知るが、まわりは富察家の嫡男と信じる。
 
ただ、璽晴の復讐はそれに留まらず恩のある富察皇后に迄真実をわざと明かし、子を失い心身ともに弱りきっていた富察皇后に留めを刺す。

それをきっかけに富察皇后は自害。

後に真相を知った纓珞から自害を迫られ命を絶つ。


明玉

元々は富察皇后付の女官で纓珞の先輩。

纓珞に負けず劣らず富察皇后を慕っていた。

明るくて負けん気が強く、最初の頃は纓珞と衝突ばかりしていたが、次第に友情が芽生え腹心の友になる。

富察皇后が亡くなり、纓珞が零落したあと純貴妃の配下につくが、純貴妃の陰謀を盗み聞きしたのを知れてからは虐待を受ける。

体内に何本も金針を入れられ苦しむ。

それを知り、自分を守るために入内した纓珞の侍女になる。

許嫁もできるが、体内の針が肺に達することを自覚し、死期が近いと悟り、順繽の誘導もあって、年季の明ける朝、纓珞が用意した赤い花嫁衣裳に身を包み胸にハサミを刺して自害してしまう。


乾隆帝

大清国帝国第六代皇帝。

強い皇帝で、後宮の側室の数も歴代一位。

最初は小賢しい纓珞を酷く嫌うが、いつのまにか惹かれ、腹心の臣下傳恒との仲に嫉妬する。

富察亡き後は、入内した纓珞を寵愛するようになる。


富察傳恒

名門富察一族の嫡男で富察皇后の弟。

初め、纓珞に姉を殺した犯人と疑われていたが、彼女に協力し、皇族の弘昼が纓珞の姉に狼藉を働いたことを暴く。

一度は乾隆帝に纓珞との結婚を願い出るも嫉妬から反対される。

璽晴と婚姻したあともしたたかで嫉妬深い彼女には心を寄せることが出来ず、生涯纓珞を想い続け、貴妃にまでなった彼女を最後まで守る

戦地で病死する。


袁春望

纓珞が裕皇太妃の死に関係していた罰として、辛庫舎に送られた時に出会う。

誰にも心を開けなかったが、纓珞のことだけは気に入り、妹とも親友とも恋人ともつかぬ情愛を注ぐ。

一生共に過ごして生きようという約束を破るような形で、後宮に入った纓珞を裏切り者と憎むようになる。

一度は纓珞の側に仕えて纓珞を喜ばせるが、実は裏で嫻妃(皇后)と繋がっており、寵愛を受ける纓珞が避妊薬を服用していた情報を嫻妃に流し、それを知った乾隆帝の逆鱗に触れ、纓珞を冷遇されるように仕向けた。

その後も数々の悪事を働き、後宮を混乱させる。

実は自分は前帝の落としダネだと信じ、他の皇族は栄誉栄華な人生を歩んできたのに自分だけは奴婢として底辺で生きてきたと妬み、皇族にまつわる全てを壊そうとやらかしていた。

皇太后は前帝には落としダネ等存在しないと全否定し、聞いた袁春望は絶望の末、気が狂う。

乾隆帝は処刑を命じようとするも皇太后に生かすよう懇願され、袁春望が皇族だったのか の真相は結局藪の中。


和親王(弘昼)

乾隆帝の弟。

纓珞の宿敵

若い時はろくでなしで、愚行ばかりしていたが、ある程度手柄をたててそれなりの地位に。

嫻妃(皇后)に想いを寄せていて、後半は嫻妃のため乾隆帝や皇太后、纓珞を亡きものにしようと計略するも失敗。

幽閉ののち、毒酒を賜る。





以上、主要の登場人物を踏まえストーリーをなぞると

纓珞、宮中で辱めを受け、あげくに殺された姉の復讐のため女官になる。

富察傳恒が怪しいと狙い定め彼に近づくため傳恒の姉である富察皇后付の女官になる。 

富察皇后は正義感強く茶目気もあり頭のいい纓珞を気に入り寵愛する。

傳恒は、纓珞の真の目的を知り、自分は姉の事件に関与していないと伝えた上で犯人探しを協力。

その間2人の間に恋心が生まれる。

現皇帝の弟、弘昼が姉を汚した犯人だが、殺したのは弘昼の母親の裕皇太妃と分かり、纓珞天誅を裕皇太妃に下す。

弘昼も崖っぷち迄追い詰めるが、寸前で逃げられる。

纓珞、富察皇后より、罰として後宮の墓場といわれてる辛庫舎行きを命じられる(しかしこれは乾隆帝から守るための措置だった)。

そこで大鑑だった袁春望と出会い、兄妹のような情愛で2人過ごす。

そんな中、女官の先輩女官、璽晴が傳恒と結婚。

纓珞はどん底に。

その間、身ごもっていた富察皇后、高貴妃らにやられて大怪我などする、

また、信頼していた璽晴が自分を愛してくれない傳恒への復讐で乾隆帝が泥酔しているすきを狙い、寝とり身ごもったことを聞かされ、子を失ったばかりの皇后は絶望し自死。

嫻妃が次期皇后に昇格

ちなみにそれまて嫻妃は嘉妃や高貴妃など、極秘でチャッチャと始末していた。


纓珞、純貴妃の元で彼女に虐待されていた親友明玉を救うため、皇太后に取り入り、後宮に入内

袁春望から乾隆帝の側室になるとは、裏切り者だと恨まれる。

纓珞は明玉を侍女にして貴人になるも乾隆帝からは暫く冷遇される、しかし知略を働かせあの手この手で見事帝のハートをガッツリ鷲掴み。

一番の寵妃になり、あれよあれよというまに貴人から令繽、そして令妃に昇格。

袁春望も戻り、纓珞付の大鑑になる。

意気揚々の纓珞に周りからは嫉妬の嵐。

おもしろくない純貴妃、下僕のような愉妃の皇子を利用して纓珞を陥れようとする。

そんな純貴妃の悪事を愉妃のドンデン返しも手伝った事で、纓珞が見事暴き、乾隆帝の不興を買った純貴妃は貴妃から答応に降格され幽閉されることに。(すぐに嫻妃に暗殺された)

紫禁城を追い出される愉妃は、我が子第五皇子の行く末を纓珞に頼んだ。


かつて一緒に働いていた琥珀という女官から富察皇后の死に璽晴が絡んでいたことを打ち明けられ、宮中行事で後宮にきていた璽晴を富察皇后の祭壇に連れ込み自害を迫り死なせる。

しかし貴族夫人を帝の許可なく死なせたこと、あとは袁春望の裏切りで纓珞が避妊薬を飲んでいたこと等諸々が乾隆帝にバレてしまい、纓珞は再び冷遇される。
(避妊薬を飲んでいたのはお産で亡くなった母親のことがあり、虚弱の纓珞は子供を産む事が怖かっただけ)

しかし、露見したのら全て袁春望を使い皇后が裏で糸を引いていたことだった。

居場所がなくなった纓珞は皇太后にすがり、3年間紫禁城を離れ皇太后と過ごす。

しかしその間順繽という寵妃が現れ、纓珞にとってかわり乾隆帝の寵愛を一心に集めていると傳恒から聞き、3年ぶりに紫禁城に戻る。

皇后からも一旦休戦し、一緒に順繽を倒そうと誘われるが、纓珞は独自の道を歩む。

愛らしい順繽は纓珞に親しみの情を表し懐く、また幼くして亡くなった皇太后の娘の生まれ変わりと思い込ませたことにより、皇太后にも気に入られ、全ての心を奪ったかのようにみえた。

しかし実は乾隆帝も纓珞も彼女を怪しみ、彼女の陰謀に気づいていた。

彼女は後宮に入るのが嫌で自害をしようとしたところ、助けた傳恒に恨みをもち、纓珞を巻き込み復讐しようとしていたのだ。

順繽が贈ったハサミで明玉が自殺したことで、順繽の悪の顔が見え始め纓珞は追及する。

その際揉み合い順繽はわざと自分にハサミを刺して、騒ぎを聞きつけた皇太后に纓珞に刺されたと嘘をつく

順繽を傷つけた罪(順繽の罠)で皇太后の怒りを買った纓珞は禁足を命じられていた

風邪をひき弱った纓珞だったが、内府総監に出世した袁春望から一日一杯の水粥しか与えられないという虐待を受けていた。

しかし、結局は順繽の陰謀を纓珞が暴き、彼女を最初から疑っていた帝も彼女の過去を調べていた。

実は彼女は一度嫁ぎ子供まで産んでいた。

一族の犠牲で無理やり入内させられていたのだ。

全て暴かれた順繽は乾隆帝に向いかんざしで刺そうとするが傳恒に阻まれる。

彼女は錯乱した(ふりをして)ということで、命だけは助かるが生涯封鎖された宮で幽閉生活を送る。

乾隆帝は纓珞の本心を図りあぐね、順繽を利用し、纓珞に嫉妬させようとしていただけだった。
また纓珞もそれはお見通しで、2人はなかなおりする

再び纓珞に帝の寵愛が戻り、よは纓珞の天下、袁春望の仕打ちがバレ彼は鞭打ちの刑に処罰された。

嫻妃は、乾隆帝の子を身籠っている纓珞に今は勝機がないと悟り、手打ちを提案

紫禁城の皇子たちに手出ししないという約束で纓珞は応じる。

10年がたち、纓珞は3人の子の母親になっていて、令貴妃に昇格していた。

皇子たちもそれぞれ成長。

中でも、愉妃から養母を頼まれ纓珞が育てた第五皇子が一番優秀だった。

大人しかった皇后だったが第五皇子の台頭を含めて色々な不信感が募り、和親王と手をくみ乾隆帝や皇太后、纓珞や実子以外の皇子を亡きものにして天下を乗っ取ろうとした。

(しかし裏で操っていたのは袁春望だった)

が、結果的には失敗。

おまけに袁春望が事を撹乱し、和親王は毒酒を賜り皇后は皇位を剥奪された。

裏で全てを操り皇后や和親王を煽っていたくせに、1人とぼける袁春望の悪事を纓珞は暴き、自分は前帝の落としダネと言い張る袁春望を皇太后は一蹴。

袁春望は錯乱したのち気が狂った。

一時期は袁春望が仕込んだ毒虫の毒に侵され死にかけた纓珞だが、傳恒が解毒剤を同胞に託し、自らは病死、纓珞は解毒剤で一命をとりとめる。

傳恒の遺言を人伝に聞く。

今生でら纓珞を守り抜いた。来世では守ってくれるか?

その言葉に纓珞は人払いした誰もいない部屋で

いいわ、約束する、と涙を流し呟くのだった。

その後纓珞は次期皇后の位、皇貴妃になり、後宮の妃繽から膝づかれて実質後宮の主にまで登りつめる。

乾隆帝の最愛の女子として生涯紫禁城で過ごした。

おしまい😃


見応えある長編で大変楽しめました。

恐るべし中国時代劇!😆