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28日目:リトアニア カナウス

シャワーを浴び、昨日のうちにランドリーサービスに出していた洗濯物を帰してもらう。
9時にはチェックアウトをして、ヴィリニュスの中央郵便局へ向かった。



私は、行き先で興味を引く物があると積極的にお土産として購入してきた。
勿論、金銭的には余裕は無いので、高価な物は買えないし、

常に移動しているので大きな物や重い物は買えない。


それらのお土産ものが溜まってくると、ダンボールにつめて船便で日本に送っているのだ。
最初の一回目は中国の北京で郵送した。

最初の国という事もあり、今思えばかなり財布の紐は緩んでいた。


郵送方法は航空便と船便に分かれる。
勿論、航空便の方が早いがその分値段が高い。
金額的な面で私には船便を選ばざる得ないが、家族宛に送っているとはいえ、そもそも受取人も私となっている荷物だ。
受取人がまだまだ帰ることが出来ないのに、それよりも早く荷物を送ってもしょうがない。
私には船便で十分だった。


荷物を送った後、11時30分のカナウス行きのバスに乗車した。



カナウスはヴィリニュスから西へ100km、リトアニアの中心部にある地方都市だ。
第二次世界大戦中に日本の領事館があり、杉原千畝が在籍をしていた事で有名だ。
ナチスからの迫害を逃れる為にユダヤ人にビザを発給し、‘日本のシンドラー’として名を残した英雄だ。
カナウスにはその記念館があり、是非とも行きたかった。


しかし、朝から降り始めた雨は次第に強くなり、大荷物を抱えて歩いていくのは困難になってきた。

そこで雨宿りのために、近くにあった悪魔の博物館へ入った。
中はがらんとしており、人もいない。
悪魔の博物館と、物騒な名前がつけれられているが、

中にはマリオネットや人形などがぽつぽつと展示されているだけであった。
興味をそそられる展示も無く、早々に後にした。



雨は止む気配がないので、近くのレストランで日記を書いたり、
インターネットカフェでチケットの手配を行ったり、まったりと時間を使ってすごした。



すっかり日が傾き始めた時、ようやく雨が上がった。
このままカナウスまで来て、杉原記念館にも足を運ばないのは勿体無く感じ、足を運んでみることにした。

杉原記念館は坂の上にある。
坂の途中には民家が立ち並び、道は階段状でかつ入り組んで、中々場所を探すのは難しかった。
ようやく見つけ出した時、残念ながら閉館時間を過ぎてしまい、中には入れなかった。


しかし、その坂の上からは夕日がとても綺麗に見えた。
雨があがり、澄んだ空気のカナウスで、遠い昔の同郷の英雄を夕日が照らし出していた。

地球日記-悪魔の博物館

地球日記-杉原記念館からのカナウスの夕日


『使用金額』:116.99リタス

日本への船便代(71.71) パンケーキ(0.89) カナウス行きバス代(17) 昼飯(9.5) 悪魔の博物館(2.5)

チョコ(1.39) カフェラテ(3) スープ(3) FAX(8)