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29日目:ポーランド グダンスク

地球日記-ヴェステルプラッテの慰霊碑

地球日記-ヴェステルプラッテに残る戦車

地球日記-ヴェステルプラッテの廃墟

昨晩0時頃にカナウスを出発した夜行バスがポーランドのグタニスクに到着したのは9時過ぎだった。

ここグダンスクはポーランドの北部の古都で、バルト海に面した港町だ。

1939年、ドイツ軍によるポーランド侵攻によって、第二次世界大戦の口火が切られたのがここである。
もう少し詳しく場所を絞ると、ドイツ軍が進行を開始した場所は、グダンスクのヴェステルプラッテという岬だ。

世界最悪の戦争の始まりの場所、ポーランドにはアウシュビッツなど、戦争の悲しい記憶が多い。
そのせいだろうか、まだ何も見ていないポーランドには、少し重く、悲しいイメージを持っていた。


街の市バスに乗ってしばらく行くと、いかにも郊外という寂れた地域にでた。
そこがヴェステルプラッテであった。

海沿いの高台にはドイツ軍の攻撃により、ボコボコになった軍事施設がまだ建っていた。
コンクリの骨組みだけになっていたその建物には、無数の砲弾の跡がまるで模様の様に残っている。
逃げ隠れする場所が一切無くなるまで、徹底的に攻撃を受けたであろうその建物を見たとき、
そのあまりのリアリティから「あぁ、60年前のその瞬間にここに居なくてよかった」とほっとした自分がいた。

他に戦車や慰霊碑などがあり、その前には花束がおかれていた。
旧ソ連の圧制を受けたバルト三国あたりから、戦争や冷戦の爪痕を感じる場所が増えてきている。
ヨーロッパはその狭い地域で、あまりに多くの国が主権を争い過ぎたのではないか。
殺し合いの冷たい記憶の無い国は果たしてあるのだろうか。。

そんな事を考えながらトボトボと歩いていると、丘の上の慰霊碑に人が集まっているのが見えた。
軍服を着た人々が並び、大きな慰霊碑を円く囲んでいる。
拳銃を持った人もいる。戦争の慰霊祭なのは一目で分かる。

周囲の人に話を聞くと、今日は侵略を受けた日との事だ。
全くの偶然だ。喜んでいいのかは微妙だが、セレモニーが見れる事になった。

ただ原爆投下の日の式典の様な、多くの来賓者はいない。
ヴェステルプラッテは郊外の寂れた場所だ。

少数の軍の関係者が集まって、しめやかに行われている慰霊祭。
ヴェステルプラッテが寂しい場所だというのが強調されている。
そんな小さな土地が世界中の戦争のスタート地点になったのか。
ここから広島まで繋がっているのか、そんな事を考えていると、
悲しい事ではあるが、世界の繋がりを感じてしまった。

地球日記-ヴォウィン騎士団でのセレモニー

地球日記-ヴォウィン騎兵団前の慰霊祭セレモニー


『使用金額』:106.25ズウォティ
クラクフ行き寝台列車代(59.06) シシケバブ(9) 水(2.5) バス×3(3) ヨーグルト(1.29) アイス(3.5)
ホテル(16.5) 冷凍ピザ(3.59) チョコ(3.19) ピエロギ×4(1.39) サラダ(2.19) 水(1.49)