30日目:ポーランド グタンスク
リトアニアのニダで興味を引かれた琥珀(こはく)に私は夢中になっていた。
キラキラと黄金色に輝き、一つとして同じものが無い。
しかも値段は、ここバルト海沿岸で買えば、貧乏旅行者にも手が出ないでもない。
さらに小さくて軽く、荷物にもならない。
琥珀は年配の女性にはまだまだ人気があるだろうし、日本で買えばそこそこの値段になる。
こんなにもお土産に適したものがあるだろうか。
実はニダで琥珀を購入してから、グダンスクには琥珀を購入しに行く、と決めていた。
グタンスクは第二次世界大戦勃発の地、または冷戦後の非共産党政権「連帯」による旧ソ連傘下からの脱却など、戦いや闘争のイメージが強い。
街も第二次世界大戦で90%以上が焦土になっている。
しかしニダ同様、バルト海沿岸部で琥珀が手に入り易い土地であり、
さらに戦後の市民の努力によって、美しい街並みが復活しており観光地に戻っている。
ニダで購入した琥珀以上の物があるかどうか、かなり期待してきた。
石畳と教会、カラフルな街並みという「ヨーロッパ三点セット」に完全に復元された街中にはいたるところに琥珀屋がある。
ニダに比べると扱われている琥珀が大きく、装飾もこった物が多い。勿論値段も若干高い。
私は数件の店を回り、家族への土産に幾つか購入し大満足だった。
買い物を終えた私は、町を見回したくなり、街の中心にある最大の教会、聖母マリア教会へ向かった。
教会内はお世辞にも綺麗とは言えず、展示の陳列も下手である。
教会には塔があり、階段で上へ上がれる。
薄暗い塔内の階段は400段もあり、息を切らせながら塔最上部の小部屋に登った。
塔の上からはグタンスクが一望できた。
カラフルな街並みが綺麗だ。
ゆっくりしたい所だったが、何故か塔の頂上は虫が凄い。
とても感傷に浸れる雰囲気では無く、虫から逃げる様に退散した。
19時35分、寝台列車でグタンスクをでた。
『使用金額』:590.66ズウォティ
パン×2(2.5) バス代(2.8) ハンバーガー(4) ヨーグルト(1.09) ポテトチップス(3) 琥珀×2(560)
聖母マリア教会(1) 展望台(2.5) ヨーグルト(1.09) スプーン(1.39) 夕食(7.9) グミ(3.39)


