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奪還/麻生 幾     グリズリー (徳間文庫)/笹本 稜平

逆説の日本史〈1〉古代黎明編  逆説の日本史〈2〉古代怨霊編

きがついたら今年初めての更新だったりする。

1月から若干職制が変わり、少し忙しくなってしまった。


読書は続けているが、読み終わった本の整理がついていない。

せっかく読んだ本の履歴として記録に残しておきたい。


麻生幾 奪還


瀕死のライオンなども過去に読んだが、麻生幾の著書は若干ストーリーに厚みが無いように感じる。

読んでいても展開を結構容易に予想できたりする。

読み終わって1ヶ月以上たってこの記事を書いているが、ストーリーで印象的だった部分を感じない。


笹本 稜平 グリズリー


元SATの警官が犯人を射殺し、それが元で道東の警察署に転勤し、東京と知床を舞台としたテロ計画に巻き込まれる。

地元が舞台となっているのも理由だが、笹本作品は内容が濃い。トム・クランシーのように本線のストーリーと伏線のストーリーがしっかりしていて、中盤、後半になるにつれて複雑に絡み合いまた新たなストーリーができていく。


逆説の日本史 井沢 元彦


実際は6巻まで読了している。

日本史などの歴史はあまり興味が無かったが、読んでみると結構面白い。

「逆説の」と題するだけあって、今まで習った歴史概念が否定され、これもひとつの諸説で「アリ」かも知れない。

と、思って読むと楽しい。


まだ読了本はあるので徐々に記載していきたい。


11月4日読了


平成海防論 国難は海からやってくる/富坂 聰


読もうと思う本探しによく使うのが「紀伊国屋Book Web」

ジャンルを選択し、新着順、店舗販売順、Web販売順で選択して本を見ていく。

私が好きなのはWeb販売順。店舗は平積み、ポップ、帯などで衝動買いする場合があるがWebは内容で買う人が多いのではないか?という推論だ。


この本も「社会」-「軍事・防衛」ジャンルで見つけた本。

昨今の尖閣諸島などの事案で話題がホットだったので手にとってみた。


本の内容は最近TVでホットな東シナ海の問題からソマリア沖の海賊船、南氷洋での環境テロリストと調査捕鯨船の戦いなど多岐にわたっている。


そこで意外であり再認識させられたのが下記の数字。


日韓の比較

■海上保安官(日本)、海洋警察庁の人員数

双方約18,000人


■上記人員一人あたりが守るEEZ(領海・排他的経済水域)の面積

韓国:約41.6平方キロメートル

日本:約363平方キロメートル(約9倍)


韓国は「海」に対して日本以上に力を入れている。


日本は実は「海洋大国」であること

■領土面積

380,000平方キロメートル(世界61位)


■EEZ(領海・排他的経済水域)の面積

4,470,000平方キロメートル(世界6位)


■EEZ(領海・排他的経済水域)の体積

15,800,000立方キロメートル(世界4位)


■海岸線の長さ

世界6位


■海岸線・面積比

世界1位


■海岸線・人口比

世界1位


つまり日本は海と接する海岸線がとにかく長く「水際」といった上陸地点が非常に広いことがわかる。


また、数字で現れる広さや長さだけではなく、日本は海にかなりのものを頼っている。

飛行機の輸送が発達したとはいえ、資源の輸入ルートはほぼ100%が海からだ。石油、鉄鉱石などの原材料、食料など日本は海なしでは存在し得ない国家となっている。


本書でも著者が提言しているが、政治において「外交・防衛」というのはその大変さと比較すると、有権者(国民)に評価されづらく、目先の選挙対策ではなおざりにされやすい。「外交・防衛は票にならない」


しかし、消費税、少子化対策、政治と金も結構だが日本という国が将来もあり続けるためにはこのような問題をしっかりとやってもらわなければならない。


最近本当に「憂国」という言葉が身にしみる。

11月3日読了


天空への回廊 (光文社文庫)/笹本 稜平

「エベレスト、カトマンズ、壮絶な死闘、そして愛。面白い本をお探しの方なら、この本を見逃すことはないだろう」
「これはハリウッドで映画化しても十分面白いのではないか。」解説・夢枕 獏

私は面白い小説を見つけると、その小説家の著作をまとめ読みする傾向がある。この小説の作者「笹本 稜平」もその一人。

今まで山岳物は実際の登山記しか興味が無かったが、「還るべき場所」 を最初に読んで印象ががらりと変わった。


笹本稜平のプロフィールを見る限りでは登山家では無いように思うが、山の描写が細かいし登山の描写も細かい。


私はここまで本格的に登山をしたことが無いが、テレビや雑誌、講演会などで登山家の話を聞いたり見たりする機会があるがそれと比べても笹本稜平がかなり詳しく調べ上げて書いていることがうかがえる。


本書は「還るべき場所」 に比べるとサスペンスの要素が濃く、主人公がすすめるストーリーと伏線のストーリーが後半で絡んでくる。


トム・クランシーの著作によくある手法でまとめられた冒険小説大作。

たぶん10月15日ころ読了
勝海舟 (新潮文庫)/子母沢 寛
¥820
Amazon.co.jp

春先に出張帰りのJR内で読もうと思って買った「プレジデント」のある記事に目が止まった。


勝海舟「嫌われなければ男の仕事はできない」


私の認識で「勝海舟」といえば「咸臨丸でアメリカに行った人」程度の知識だったが、この大作を読んでびっくり。

今、(もうそろそろ終わってしまうが)話題の坂本龍馬が師と仰いだ人物であり、幕末の動乱時期に色々と尽力した幕臣だった。


世は幕末、尊皇攘夷、開国などと世の中がゆれる中、勝は「幕府だ、朝廷だなんて争っている場合じゃない。これからの日本をどうするかを命がけで考えなけりゃならない」と説いていた。


欧米列強が次々と日本に来航し開国を迫り、あわよくば植民地にしようとしている中で、「これからの日本に絶対必要なものは海軍だ」と説き、幕府を動かし神戸に海軍操練所を作り、人を育てようとしていた。


江戸っ子だった勝は土佐や長州、薩摩など出身などに拘ることなく門戸を開き、弟子にしていたため、どちらの勢力に加担するのかと疑われたり、刺客を送られることがしばしばあったようだ。

私はこの大作を読んで感動した。勝のぶれない思想、幕末に命をかけて日本という国のことを考えていた武士たちを、斬る、斬られる世の中で本当に命がけで日本の将来を考えて戦っていたんだということが。


幕末の人物が今でも色々と人気があるというわけが理解できる。

また、幕末は面白い。あのころ、いろんな人が命をかけてくれたおかげで今の私たちがある。


今の政治家にも読んでほしいな。「自民だ、民主だなど言ってる場合じゃないよ。これからの日本をどうするんだい?」


本当に憂国の思いが強くなってしまうね...


出張人の日記-101019_1251~0001.jpg

南14条西8丁目あたりにあるラーメン店。


詳細はマンボウさん の記事に譲ることにする。


特段「うまい!」という店でもないが、たまぁに「食べたいなぁ...」となる味。


一番人気は味噌ラーメンだが、私は結構「彩未」とか「すみれ」でも醤油味を頼む醤油派なので、前述のマンボウさんのお勧めでもあったので、最近は醤油をオーダーしている。


店の斜め前に駐車場があるが、私が行ったときには黒塗りのセンチュリーが店の前にドカンと止まっており、店に入ると「偉い人」オーラが出ている方が、ブルーカラーの方々と一緒にラーメンを食していた。


食した後で、その「偉い人」が店主と親しそうに話しとしており、「きっと常連なんだろうな。挨拶回りとか外出して昼近くになると運転手に「ラーメン食べて帰ろうよ!」などと誘ってきてるんだろうな~」などと勝手に想像していた。


「偉い人」はラーメン代を払うと運転手がさっと店を出て、ドアを開けて待っておりセンチュリーの後席に滑り込み、サクッといなくなってしまった。


来週からは11月。初雪も降ったし秋が来ないでいきなり冬って感じだよね。

お年寄りはできるだけ優先席に座って欲しい…

優先席が空いているのに無理して一般の席に座られると座れない人が出てしまう。

小さい子供を連れたお母さんなんて優先席に座りづらいもんね。

また、バスで感じたんだけど、優先席はドアサイドの座りやすい場所なのに、わざわざ奥の席までゆっくり歩くから、乗車の列が滞る。

人生の先輩対し恐縮だが一言物を申したい。

9月30日読了


還るべき場所/笹本 稜平

¥1,943

この小説は間違いなく私の愛読書になり、ずっと持ち続ける一生の本になることだろう。


文庫落ちしていないのでハードカバーで486ページの長編をカバンに忍ばせ、ちょくちょく読むことができない。


しかし、笹本稜平という小説家は2010年の私の中で間違いなく「お気に入りNo.1」の作家になるだろう。


前に読んで本ブログで紹介した「フォックス・ストーン」 は傭兵上がりとフリーライターが遭遇するサスペンス。


本作は主人公が新進気鋭の登山家で、友人と恋人と挑戦したK2で恋人を失い、登山に対する情熱を失っていたが、友人が立ち上げた会社で企画した公募登山の手伝いをすることになる。


公募登山のメンバーには一代で会社を大きくした大手メーカーの会長がいる。


この会長と会長に登山を指南した秘書、主人公の言葉がとても深い。



「希望は向こうからやってくるとは限らない。迎えに行くのを待ってる希望もある。前へ進めば、必ず開ける未来がある。」


「人間は夢を食って生きる動物だ。夢を見る力を失った人生は地獄だ。夢はこの世界の不条理を忘れさせてくれる。夢はこの世界が生きるに値するものだと信じさせてくれる。」


「どんな目標への挑戦でも、いや人生そのものに対しても、絶望というピリオドを打つのは簡単なことだ。しかしそれは戦い抜いての敗北とは意味が違う。絶望は戦いからの逃避だよ。あるいは魂の自殺行為だ。」


本当に深い言葉だ。本書の中でこの言葉を読むと本当に胸が熱くなる。


また、非常に近い存在だった人を「自殺」という失い方をした私にとって、その人が夢を失っていたのか、絶望していたのかと思い起こしてしまった。


1年に一度は手にとって読みたくなる名作。


笹本稜平氏、さらに著作をまた買ってしまった...


9月26日読了

実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO/佐藤 守
¥1,785

新聞、日曜日の書評欄で紹介されていたのを見て面白そうだったので読むことに。

著者 佐藤守氏は元航空自衛隊 空将、現役時代は戦闘機のパイロットで南西航空団司令を務めた方だ。


新聞書評でも書かれていたことだが、パイロットという仕事柄「UFO:未確認飛行物体」に遭遇する機会は私たちより多いわけだが、いわゆる宇宙人との接触の可能性について言及すると「そんな非科学的なものを見たということは精神的におかしい」と判断されかねなく、報告もあがらないということらしい。


著者は元パイロットということもあり、匿名を条件で目撃談を語ってくれた。


読んでみた感想といえば、はっきり言って期待はずれであった。

自衛隊パイロットの目撃談で1冊の本を作るのは難しいかもしれないが、肝心の目撃談が私の期待値に届かず今までの世界の目撃談やUFOの歴史、各施設との因果関係など本のタイトル以外の部分が多く少し残念な印象を持った。


気合を入れてハードカバーで装丁するのではなく、新書サイズあたりのもう少し軽めであれば印象は違うかもしれないな

出張人の日記-100929_0816~0001.jpg

くだらないオヤジギャグですみません。

今朝、風が強がったので下向いて歩いてました。

ふと顔を上げてみると見事な虹がかかってました。

周りには下向いて歩いてるので気づいてない人もいましたね。

やっぱりツラくてもキチンと前向いて歩けばいいことありますね!

えっ?今、ツラいのかって?

えぇ…今朝は少し二日酔いで…

9時のニュースを見てびっくりした。


「那覇地検、国民への影響や今後の日中関係を考慮し容疑者拘留を続けることは得策ではないとして釈放を決定。」


心の底では「やはりか...」と思ったが、愕然とした...


中国は今後、ますます図に乗って尖閣を「自国の領土」と国際社会で大声でいうに違いない。


観光客が減る、関係が悪くなる、だから領土を侵犯されても文句を言わない...


自分の家に、少しだけ常識の無い隣人が入ってきて暴力を振るおうとしても、ご近所の関係が悪くなると気まずいので警察に届けるのをやめるのか?


そんなバカなことはありえないだろう。


フジタの社員が今朝中国当局に拘束されたというニュースがあり、これも少なからず影響していると思わざる得ないが、中国のために働いている人をこのような形で拘束するのであれば、即刻全員引き上げるべきだ。


まったく、人を馬鹿にするのもいい加減にしてほしい。


元々、中国は南沙諸島でも同じ手法で実効支配を続け、自国の領土としつつあることを考えると、今回の事案は腰抜け日本政府に失望せざる終えない。


もう、十分失望していたが、菅政権になり前原大臣が結構強硬な姿勢であったので、中国の恫喝に屈しないのでは!?と期待していたがまったくもって裏切られた...


この国の舵を取っている人々は何が一番大切なことなのかわかってはいない。


このままでは日本は中国になってしまう...