11月4日読了


平成海防論 国難は海からやってくる/富坂 聰


読もうと思う本探しによく使うのが「紀伊国屋Book Web」

ジャンルを選択し、新着順、店舗販売順、Web販売順で選択して本を見ていく。

私が好きなのはWeb販売順。店舗は平積み、ポップ、帯などで衝動買いする場合があるがWebは内容で買う人が多いのではないか?という推論だ。


この本も「社会」-「軍事・防衛」ジャンルで見つけた本。

昨今の尖閣諸島などの事案で話題がホットだったので手にとってみた。


本の内容は最近TVでホットな東シナ海の問題からソマリア沖の海賊船、南氷洋での環境テロリストと調査捕鯨船の戦いなど多岐にわたっている。


そこで意外であり再認識させられたのが下記の数字。


日韓の比較

■海上保安官(日本)、海洋警察庁の人員数

双方約18,000人


■上記人員一人あたりが守るEEZ(領海・排他的経済水域)の面積

韓国:約41.6平方キロメートル

日本:約363平方キロメートル(約9倍)


韓国は「海」に対して日本以上に力を入れている。


日本は実は「海洋大国」であること

■領土面積

380,000平方キロメートル(世界61位)


■EEZ(領海・排他的経済水域)の面積

4,470,000平方キロメートル(世界6位)


■EEZ(領海・排他的経済水域)の体積

15,800,000立方キロメートル(世界4位)


■海岸線の長さ

世界6位


■海岸線・面積比

世界1位


■海岸線・人口比

世界1位


つまり日本は海と接する海岸線がとにかく長く「水際」といった上陸地点が非常に広いことがわかる。


また、数字で現れる広さや長さだけではなく、日本は海にかなりのものを頼っている。

飛行機の輸送が発達したとはいえ、資源の輸入ルートはほぼ100%が海からだ。石油、鉄鉱石などの原材料、食料など日本は海なしでは存在し得ない国家となっている。


本書でも著者が提言しているが、政治において「外交・防衛」というのはその大変さと比較すると、有権者(国民)に評価されづらく、目先の選挙対策ではなおざりにされやすい。「外交・防衛は票にならない」


しかし、消費税、少子化対策、政治と金も結構だが日本という国が将来もあり続けるためにはこのような問題をしっかりとやってもらわなければならない。


最近本当に「憂国」という言葉が身にしみる。