ノンバーバルとの
コミュニケーション
実習先で一番ベテランのサポートワーカーがバディになった。
サポートをするクライアントはノンバーバルのレベル3の自閉症で
ほとんど言葉を発しないがサポートワーカーがマカトンサインを使いながら
コミュニケーションを取っていた。
「マカトンサインを使えばいいんですね?」
と確認すると
「え?君もマカトン使えるの?!」
とサポートワーカーに聞かれた。
雨続きだったシドニーでちょっと晴れ間に
クライアントとバディと散歩
子ども達が小さい頃に少し使っていたのと友達の子どもが
マカトンを使っていたので必要最低限だけ覚えたと答えると
「君、学生っぽくないね。
もうここに仕事のアプライをして給料をもらって仕事ができるレベルだし、
君ぐらいできるならいい職場を紹介するよ。」
と言われ、
「いやいや、私は障害の方は経験がないので。」
と言うと
「自閉症児を育てて、ずっとこの業界に関わって来ているじゃないか。
君の方が僕よりも経験豊富だよ。」
とありがたい言葉。
思わず目元が潤いそうになるのを堪えて
ありがとうございます、嬉しいです。
と答えた。
言葉と同時にサインやシンボルを提示する方法
サポートワーカーは誉めるのがうまい。
普段の職務からもクライアントへの働きかけが重要となるから
私と話す時もそうなるのだろう。
俄然やる気にさせる。
マカトンサインのおさらいをしとこうっと。