【発達障害】サインで意思を伝えるマカトン法 | オーストラリア・発達障害児を育てるケアラー目線の【ケアワーカーのチカラ✨】

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【発達障害は何かを諦める理由にはならない】をモットーにユニークな息子とマイペースな娘を育てています。

子育て記事の他、週末はゆるく美容やコスメネタ、たまにオーストラリア情報などを書いています。TAFEで学生をしながら仕事はケアワーカーをしています。


​手話よりシンプルなマカトンサインで
コミュニケーション



言葉を話し始めるのが遅かった娘を連れて、障害児のプレイグループに通っていた頃の話。


当時、ダウンシンドロームの子がいてお母さんがマカトンサインを使い、コミュニケーションを取っていました。


マカトン法とは言葉やコミュニケーションに困難のある人々のためにイギリスで開発された言語指導法で言葉と同時にサインやシンボルを提示します。






重度言語遅延で2歳の頃からスピーチセラピーをしていた娘。息子もお世話になっていた長く娘のことを知るスピーチパソロジストに娘が4歳を過ぎた頃に聞きました。



「マカトンサインを使った方がいいでしょうか?」



息子も同じく言語遅延があったものの、セラピーでどんどん言葉が出ていたので私からこんな質問をされるとは思っていなかったスピーチパソロジストが少し考えて、



「娘さんにはマカトンは使わない方がいい」



と言いました。



彼女はスピーチパソロジストになる前は学校の先生でたくさんの子ども達を見てきました。


セラピー中にメモもたくさん取っていてとても真面目な人。娘のノートを見返し、セラピーの内容や娘の過去からそれまでを考えて、



「娘さんはExpressive (喋る)に困難があるだけでReceptive(理解力)は悪くありません。辛抱強くコミュニケーションを取れば言葉は出てきます。」


と断言。




結局、私はマカトンサインはなしで言葉でコミュニケーションを取って来たのですがおかげで手振りと表情などは大袈裟になり、質問されたことをわかりやすくシンプルに説明する癖が付きました。


発達障害児の子育てで一番大変だったのはこれかも。


普段そこまで感情を露わにしない日本人ママがジェスチャーを入れて喋ってますからね。笑



付き合いの長いスピーチパソロジストも


「昔は大人しかったのにね。すっかりネイティブだわね。」


と笑うくぐらいだから相当の欧米化っ!





Pick Item



口が発達すれば
発音できる音も増えますよ。