オディロン・ルドンの展示会
備忘録。
「オディロン・ルドン 夢の交叉 ―画家として、批評家として―」
ヤマザキマザック美術館で開催された展覧会の感想を記しておきたい。
フランス近代絵画の巨匠、オディロン・ルドンの作品は何度も目にしている。
それでも、この展示会には、足を運びたくなる理由があった。
ルドンが論評した芸術家たちの作品をルドンの言葉を引用しながら展示しているのだ。
俎上に載せられた画家は、ドラクロワ、クールベ、ロダン、ボナール、ピサロなど。
忖度いっさいなしの鋭い批評が、絵画鑑賞の味わいを深めていた。
こんな展示会の手法があったとは!
論評に好き嫌いがはっきりしているルドンの人間らしさが滲み出ていて、
全部読まずにはいられなかった。
絵を観る時間より、文章を読んでいる時間の方が長かったかも。
ルドンの作品は幻想的なのに、物言いは極めて明快。
そのギャップがおもしろかった。



