自分らしさを大切に
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吉浜産干し鮑の煮込み

 

知り合いの料理長が企画された美食会のお誘いをいただいた。

 

急な話ではあったが、吉浜産干し鮑が供されると聞いたので、

状況を把握しないまま、のこのこ妻と出かけたのである。

 

こういう催しへの参加は、私も妻も決断が早い(笑)。

 

岩手県大船渡市吉浜の干し鮑は、中国でも地名がそのまま
高級ブランド名として通用するほど評価が高いらしい。

 

お腹を減らして、いざ出陣!

 

噂に違わず、鮑の旨味と風味が凝縮された贅沢な味わいだった。

 

もう二度と食することはないだろう。

 

そう思うと、咀嚼する回数が自然と多くなる。

 

スルメじゃないんだからと、自分にツッコミを入れながら、

おいしくいただいたのである。

張本勲さんの粋な仕草

 

東映(現日本ハム)、巨人、ロッテで活躍した張本勲さんが逝去された。


プロ野球史に残る大打者であり、引退後は解説者としても存在感が際立った。

 

私は一度だけ張本さんを間近で見たことがある。

 

1975年に中日球場で行われたオールスターゲーム第2戦の入場式である。

 

当時、私は小学5年生の11歳。

 

近所に暮らす友だちのお父さんが私の分までチケットを手配してくれた。

 

この日、私はレフト側の外野席にいて、ライト方向から歩いてくる選手たちを見ていた。

 

私の目の前に張本選手がさしかかったとき、

ファンとおぼしき中年男性の一人が張本選手に向かって声を張り上げた。

 

「張本よぉ、打ちまくって、うまい酒飲もうや!」

 

すると、張本選手はその言葉に反応して、指でお猪口をつくり、呑み干す仕草をしたのだ。

 

爽やかな満面の笑顔でー。

 

子ども心に、そのサービス精神が粋でカッコよく見えた。

 

試合のことは何も憶えていないのに、このシーンだけは今も鮮明だ。

 

それほど、私の胸を打つできごとだったんだね。

 

ちなみに、あとで調べてわかったことであるが、

この日の張本選手は代打で出場し、併殺打に倒れチームも負けている。

 

「うまい酒」どころか「にがい酒」になってしまったんだね。

 

天国では、良きライバルとしてしのぎを削ったノムさんや長嶋さんたちと、

うまい酒を、心おきなくゆっくり呑み交わしてください。

 

心よりご冥福をお祈りします。

 

 

写真はドラゴンズの帽子を被って中日球場で試合を観戦する私(左側)と友だち。

オールスターゲームのときのものかどうかは定かでない。

 

東海豪雨以来の大雨

 

昨日は愛知県と岐阜県に線状降水帯が発生し、記録的な大雨となった。

 

私が通勤で利用すしている名鉄犬山線が止まったのは想定内だが、

まさか地下鉄まで全線不通になるとは!

 

危うく帰宅難民になるところだった。

 

夜10時近くになり、名鉄が動き出したとの報を受けて最寄りの駅に向かう。

 

タクシーはまったくつかまらないので約30分の道のりをひたすら歩く。

 

駅の構内はすごい混雑ぶりだったが、電車にはすぐに乗れて事なきを得た。

 

名古屋が大雨に見舞われると、反射的に2000年の東海豪雨を思い出す。

 

このときは、水没した名鉄犬山線の復旧が遅れ、3日間帰宅できなかった。

 

長期戦になる予感がしたので、疲れを翌日に残さないために

夜はサウナに泊まり、朝サウナから会社に出社した。

 

3日目の夜、サウナに設置されたトランクスの自動販売機で、

新品のパンツを買おうか買うまいか、いたく悩んだことをよく憶えている。

 

災害の余波が続いていたというのに、なんと牧歌的なことよ。

 

若かった当時は、自分のことしか考えられなかったんだね。

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