優しさは罪ですか?
そこに生れるのは淋しさだけなので
昨日観てきたもの
Axle山本健史さんご出演の「真ん中で、ずれてる心臓」でございます
ものごっついスピード感で進んでいったんですけれども
失礼承知で書かせていただくと
山本健史さん格違い!!!
だと思ったんですけれども…ファンの欲目ですか、そこのお嬢さん?
うん、これまためっちゃ嫌われるかもなこと覚悟で書かせていただくと
詰めの期間に日本を空けてた男に負けちゃいかんのだ、全出演者諸君
改めて
Axleの面子は「訓練受けた人達だ」というのを再認識したりしました
「山本さん噛んだ、さすがだと思う」ってわたくし書いたりしているんだけれども
それは舞台挨拶においてなんですよ
本番で噛むことはない…とは言わないけんども (^^ゞ
あくまで「流れ」を壊さない「程度」までは訓練なり練習なりをしているわけで
そのことにつっこめるのは、たぶん
同じ程の訓練つんでる仲間か、愛情溢れるS気質なファンだけってレベルです
あのスピード感は「概ね噛まない」って人達が練習に練習を重ねて繰り出すもんだと思います
そしてえっと…演劇においては「旧」種族に属する者といたしましては
まあつまりはその…スピード感には乗り遅れがちな種族…といいますかね
スピード感の中にもやっぱり伝わるメッセージが欲しかったり
いや、私が拾い損ねてるんだろうとは思います
なので「複数回観ると楽しい」のかもしれない
それが良いかは置いておいて
まあラストの山本健史さんを見るにつけ思ったことなど
いつもの通り妄想劇場だろうと思われます、お許しあれ
えっとね、綺麗だったんですよ、山本健史さん (爆)(←いや、笑うとこじゃないから!)
なんつーか、儚かったんですよ、山本健史さんが (爆)
いや、笑い事じゃなく、はい
ネタばらしをしてしまいますと
ラストのラスト、1人をいざないますけれども
壮絶に色っぽかったんですの、山本健史さんが!!!
ええ、これは(私が感じる所の)いつもの通り
淋しいんです
ものすごくぽつんと
なので
一緒にいこう?って言われたら
波長弱ってる時なら間違いなく、うん…って答えちゃいそうな
正直本編中ほぼ…またネタばらしですが…「バイ」には見えなかったわけなんですが
ラストのラストに異様に説得力200%にしてやってきました
「彼女」にしても「彼氏」にしても
どちらも「ケンジ」に誘われてますわ(大爆)
牛松要員と見せかけてシゲル要員であったか、山本健史さん
「儚さ」取得しかかってますぜ、その地位は安泰じゃありませんよ、儚さマスター・加藤巨樹さん
てなもんです
(↑いや、誰もやりたがってませんって「ロマンス」)
…話が脱線しまくりで申し訳ありませんね
つまりは途中どんなにスラップスティックでもいいんです
ラストのラストに次元の違う死神になれ、地獄の住人になれ
そして、いざなえ
それさえできりゃ姉さんはついていけます
たぶん「彼女」と「彼氏」も淋しかったんだと思うんだ
死ぬほど愛しても、殺すほど憎んでもくれない「あの人」を本当に好きなんだと思うんだ
「あの人」を傷つけるのも嫌、残していくのも嫌
だからあの人殺すこともできない、自分を殺すこともできない
でも…すごく「痛い」から、ヒリヒリとジリジリと身体の奥底から、魂の奥底から「痛い」から
「あの人」の「大事なもの」を傷つけあうことしかできなかった
それはお互いだった
みたいな所に落ち着くと…姉さんわかるんですけれども
たぶん意図する所は違うんだろうと思います
でも好きな題材ではあるので
スピード感が大事なのはわかった上で
このままの台本でいいから1時間10分くらいのスピードで丁寧に一度やってみてもらえないだろうか
それじゃ意味がないのかな
あと3人の結びつきとか
「寝たことがある」とは見えにくい
あといけない葉っぱを育ててるって危うさも見えない
あとあと…実はロビーで見るにつけ「なんて綺麗な人なんだ」と非常に憧れてた女優さんがご出演なので
普通のスピードのお芝居で出会いたかったという…そういう個人的な願望も混じっている事を今ここに告白
そして
もっと「若いわぁぁぁぁ」を感じた「しっぺ返しライオット」
たぶん
音楽やってた子が普通に就職して…まあ当然おもしろい人生ではなくて
そんな時友達に出会って「自分の中の“もしかしたらこうなっていたかも”な自分」を目視できるようにしてもらって
色々あって「そんなもの」がいなくてもしっかりやっていけるようになるんだけど…大どんでん返し…って話…なの?(←疑問系?)
いや、わたくし自体、現在とっても迷っていることがあって
「やりたいこと」と「やった方が将来いいと思えること」
これが百万光年離れているんですけれども
なのでたぶんもっとガツンと来ていいんだけど
なんでニートくんは笑って出て行くことが許されちゃうんだ?音楽くんとの違いはなんだ?とか
なんで彼女が同じ物使ってたのがそこまで許せないのか?とか
そういうことの方が気になる
うん、久々に見た
なんか「大学生」みたいなお芝居
きっと何か伝えたいことはあるんだろうけど
とりあえずは「殺すくらいだったら私から逃げてくれ」って…彼女気分で思いましたとさ
さて
もう1度観るつもりです
複数回観たお友達は「観る度におもしろくなっていきます」言うてたんで
「若い感覚」を思い出しつつ、更に色っぽくなるであろう山本健史さんを楽しんできたいと思います
(↑軽くプレッシャーをかけてみる)
期待!!!!
■
ああ、そうだ、もうひとつ
アドリブというのは高度なテクニックです
投げて「誰も拾わないね、ははっ!」ってボール放りっぱなしにするなら投げちゃダメ
そういう点、Axleは外しても誰かが全速力で拾いに行くよね
最悪投げた本人がね (^^ゞ
楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき
これって
今現在役者を続けている者、もしくは
役者をあきらめきれていない者、が観るお芝居なんじゃないだろうかと思います
舞台に立ったことのない者、もしくは
客席にいることを甘受できる者
そんな幸運な者達には、この作品の本質って半分くらいしかわからないんじゃないかな、なんて
それでも充分良質なお芝居だとは思いましたけれど
さて、わたくしが観て参りしましたのはプレビュー公演
やっぱ日向さんの存在感は半端なかったです
大女優ってのは
小娘の思い上がりも、挫折も、時代も、全部乗り越えてこそそう呼ばれるんだなって思うわけです
そんなもんに負けてちゃ…運さえにも負けてちゃ「大女優」にはなれないわけです
「大女優」と呼ばれる人の人生、Wikipediaなんかを読むにつけ(←せめて自伝と言いなはれ)
「ふつーでいい、ふつーの人生プリーズ、あれ無理、絶対無理」とか思うじゃないですか
でもそんなものも全部乗り越えて今ここにいるんだなぁって
ラスト近くの日向さんのおだやかなニーナを観ながら思ったりするのです
しかし
日向さん、非常に「男前」でしたねっ!!!
途中舞台上でメイクを落としたり、着替えたり…なんですが
セクシーというよりは「男前」だった
男っぽいっていうんではなくて…うまく言えないんですけれども「男前」だった
なんとはなしに、前に聞いた
「女優」ってのは男であり、「男優」ってのは女の部分をどこかに共存させている者であるっての
わかる気がする…そんな感じです
で
わたくし、Axle以外の公演はなるったけ予習をしていきます
なので今回ネットでざくっと検索かけて行ったわけなんですが
これ、わたなべえりさん、こいずみきょうこさん、あおいゆうさんとかで舞台になってるんですよね
(↑無意味にひらがな)
でもまあこれ、役名が女優ABCDなんで、誰が誰ってわからずにいたわけなんですが
(記号だとおぼえられないわたくし)
今回の舞台を観て、ああ、この人はAだな…とか
いやそのつまり、ああ、このひとはわたなべさんがやったんだな…とか
こいずみさんだな、あおいさんだな…とわかったんですよね
年齢とかに起因するのではなく
これはその…この脚本をやるとプロトタイプとして、このタイプの女優さんが割り振られるのか
それとも「元」になる舞台があるのか、非常に悩める所です
大女優役の人は残念ながら存じ上げない方なんで比較のしようがないんですけれども
昨年舞台中継されたようで見逃したのが返す返すも残念です
でも
前説の石川さんは凛としていた
女優Aの松村さんはかっこよかった
女優Bの関口さんは「とりあえずボレロ」の吉行さんを思い出した
女優Dの田上さんは怖かった (^^ゞ
次回はモモですね、楽しみです
ところで
副題の「流れ去るものはやがてなつかしき」
これってどの辺を表していたんでしょうね、とかも思ったり
で
「本日はご来場いただきまして…」より非常にクリアな発声で…な芝居を久しぶりに見ましたとさ(←おい!)
それが全てではないけどね、芝居って
うん、むしろ「パッション!」な芝居が好みであったりもするんですが
でもそれも大事でしょ?なんてことも思ってみたりする