楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき | My Favorites

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき

これって

今現在役者を続けている者、もしくは

役者をあきらめきれていない者、が観るお芝居なんじゃないだろうかと思います

舞台に立ったことのない者、もしくは

客席にいることを甘受できる者

そんな幸運な者達には、この作品の本質って半分くらいしかわからないんじゃないかな、なんて

それでも充分良質なお芝居だとは思いましたけれど


さて、わたくしが観て参りしましたのはプレビュー公演

やっぱ日向さんの存在感は半端なかったです

大女優ってのは

小娘の思い上がりも、挫折も、時代も、全部乗り越えてこそそう呼ばれるんだなって思うわけです

そんなもんに負けてちゃ…運さえにも負けてちゃ「大女優」にはなれないわけです

「大女優」と呼ばれる人の人生、Wikipediaなんかを読むにつけ(←せめて自伝と言いなはれ)

「ふつーでいい、ふつーの人生プリーズ、あれ無理、絶対無理」とか思うじゃないですか

でもそんなものも全部乗り越えて今ここにいるんだなぁって
ラスト近くの日向さんのおだやかなニーナを観ながら思ったりするのです


しかし

日向さん、非常に「男前」でしたねっ!!!

途中舞台上でメイクを落としたり、着替えたり…なんですが
セクシーというよりは「男前」だった

男っぽいっていうんではなくて…うまく言えないんですけれども「男前」だった

なんとはなしに、前に聞いた

「女優」ってのは男であり、「男優」ってのは女の部分をどこかに共存させている者であるっての

わかる気がする…そんな感じです




わたくし、Axle以外の公演はなるったけ予習をしていきます

なので今回ネットでざくっと検索かけて行ったわけなんですが

これ、わたなべえりさん、こいずみきょうこさん、あおいゆうさんとかで舞台になってるんですよね
(↑無意味にひらがな)

でもまあこれ、役名が女優ABCDなんで、誰が誰ってわからずにいたわけなんですが
(記号だとおぼえられないわたくし)

今回の舞台を観て、ああ、この人はAだな…とか
いやそのつまり、ああ、このひとはわたなべさんがやったんだな…とか
こいずみさんだな、あおいさんだな…とわかったんですよね
年齢とかに起因するのではなく

これはその…この脚本をやるとプロトタイプとして、このタイプの女優さんが割り振られるのか
それとも「元」になる舞台があるのか、非常に悩める所です

大女優役の人は残念ながら存じ上げない方なんで比較のしようがないんですけれども

昨年舞台中継されたようで見逃したのが返す返すも残念です


でも

前説の石川さんは凛としていた

女優Aの松村さんはかっこよかった

女優Bの関口さんは「とりあえずボレロ」の吉行さんを思い出した

女優Dの田上さんは怖かった (^^ゞ
次回はモモですね、楽しみです


ところで

副題の「流れ去るものはやがてなつかしき」

これってどの辺を表していたんでしょうね、とかも思ったり




「本日はご来場いただきまして…」より非常にクリアな発声で…な芝居を久しぶりに見ましたとさ(←おい!)

それが全てではないけどね、芝居って

うん、むしろ「パッション!」な芝居が好みであったりもするんですが

でもそれも大事でしょ?なんてことも思ってみたりする