主人が関西に引っ越してきた。
両親が今まで住んでいた家に引っ越してくれて、
これまで両親と住まわせてもらっていた家に彼が住む形になった。

とにかく、粗相のないように、
朝6時におきてお弁当をつくり、
夜が遅いときには駅まで車で迎えに行き、
夜ご飯のいるときは、あつあつの身体の健康に気を使った
料理を準備しておく。
引越しの荷物も片付け、
30着以上ある背広を整理し、
掃除洗濯と、彼がすごしやすいように気を使っている。
それだけならいい。
後、もうひとつ気を使うのが、とてもストレスになっている。
それは、いつ、切れるか分からないから、
心を強く持とうとし続けること。

何を言われても、いつものようにのほほんと聞くのではなく、
常に心にバリアを張っておいて、
言葉に惑わされないように自分を強く持ち続けること。
帰宅後は疲れているから、仕事の悪口やおなかがすいているだけでも
すごく不機嫌な雰囲気で帰ってくるから、
その雰囲気に飲まれないように、
自分の心の中だけでも明るく、楽しくいようと勤めること。

それがとても疲れる。
彼のマイナスのエネルギーに飲まれないようにしようとするだけで
とても疲れる。

今日は土曜日だけれども、
彼は朝からカフェで勉強に行った。
その勉強も手伝うようにと言われている。
私はカフェでなんて勉強なんてできるはずもなく、
一日の家事育児をこなし、娘を寝かしつけた上での作業になる。

そういう思いが拭い去れなかったから、
彼が帰宅して、一生懸命作ったご飯も、
考え事をしながらとてもまずそうに食べられているのをみていると、
腹がたってきた。
つくりながらぽろっと「私だけ時間外労働だ」と言ってしまい、
彼は私のところにきて、「何かやるわ」と言ってくれたけれども、
どうせできないのに、何を八方美人なと思った私は、
「いいよ!」とその好意を払いのけてしまった。
そのことにも彼は傷ついて不機嫌になっていたのかもしれない。

あまりにもまずそうに食べる姿に、
私が腹が立っているのを見せると、
彼は何とかしようとして、更に私は腹がたち、
何もできない彼はまた不機嫌になり、
どうしようもない状態になるのは目に見えている。

だから、私も自分で食事を楽しめるように、
ラジオを着け、あまりにもつらかったので、新聞を読みながら
食べた。

食卓を囲み、
二人で、
別世界。

最悪の夫婦だ。
こんな夫婦、夢にも思っていなかった。

彼は無言で食べ終えると、
自分の食器だけ洗って「おやすみ」と一言吐き捨てて
二階へとあがって行った。

その後、涙が止まらない。
腹がたって、彼が飲み残して食卓に残っていたお茶を
彼の本の上にかけてやろうかと思ったくらいだ。
その辺にある食器を全部割ってストレス発散しようかと思ったくらいだ。
外に散歩に行きたいけれども、
たけのこがくるのを待っているからそれはできない。

とにかく腹が立って仕方ない。
何をしても彼は不機嫌になる。
私がバリアを作っていると不機嫌になる。
けど、バリアを撮ると自分自身に危害が来る。
けど、バリアを張っているだけで見えない危害に
今のように苦しめられるのなら、
いっそうのこと、思いっきりぶつかったほうがいいのかもしれない。

こんな夫婦、最悪や。
こんな家庭で自分は育ちたくない。
涙が止まらないや。

こういうとき、どうしたらいいんだろう。

・・

と、まじめな私はやっぱり、勉強が大好きなので、
彼に頼まれたことに目を通し始めてしまっている。

肩こりは継続しているが、少し落ち着いてきた今気づいたのは、
彼がまずそうに食べているのをみて、
「このたまねぎおいしいね」と話しかけてもはっきりした返事もくれず
私が腹がたって、彼が食べている前で新聞を読みはじめたことが
彼を不機嫌にさせたのではないかと
また自分を責めている思考回路である。

そう、彼のかばんからペンを探していると、
私の苦手な化学物質のにおいがした。
彼は今日、この化学物質の中で勉強していた。
だから、とってもしんどくなっていただけだと思う。
つまり、私には責任がない。
新聞読んで、けろっとしていたらいい。
新聞読まずに、話しかけても彼はきっと不機嫌になっているだろうし、
新聞読んで自分だけでも心の平和を保とうと努力し
結果、罪悪感にさいなまれてしまったけれども、
それでも彼は不機嫌になるから。

だから、自分の精神だけは進入されないように
頑張るしかない
けど、これがとてもしんどい。

はー、疲れる。
ほんと、ストレスになっている。
急に肩もこるし、頭もとても痛い。
けど、やってしまうのはなぜか。
やっぱり、英語がすきだから。
やっぱり、誰かが一生懸命精神と頭を使って書いた文章を読むのがすきだから。
そして、研究者が書いた文を、多くの人に還元できる人間になりたいと思っているからだと思う。


そう、私がこんな態度だから彼が怒っていると考えるのはやめよう。
だって、私がこんな態度を取らなくても彼はいずれ怒るのだから。
どっちにしてもしんどいなら、どっちがいいんだろう。
カップルカウンセリングに言ってみるとなにか変わるかな。

とにかく今の自分の状態はしんどい。
そして、彼も私のこの状態に反応して、彼自身も私と同じような姿勢で私を見ようとしているのが分かり、先が不安になる。




















なるほど。
心を高めること、魂を磨くこと
これを目標にしていると、
過酷な環境は、ちょっと意地悪な悪戯で
神様からのテストなんだということが理解できる。
こんな環境だったら、あなたは大変な思いをするよ。
けど、そんな中でも、どうやったら心を清く持ち続けられる?
それを考えてやるんだよ。
それがあなたに課されたちょっとした悪戯なんだから。

周りの環境が過酷であればあるほど、
その試験は難しいっていうこと。
東大にも合格できるんだから、
絶対に今回の試験にも合格できる。

やるべきことは決まっている。
それは、心を高めること、魂を磨くこと。
とてもシンプルで、とても分かりやすい。
肝に銘じておきたいと思った。
・・・

15 私達人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。もっとも根源的ともいえるその問いかけに、私はやはり真正面から、それは心を高めること、魂を磨くことにあると答えたいのです。

「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は迷いもてらいもなく、生まれたときより少しでもましな人間になる、すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだと答えます。

その苦は魂を磨くための試練だと考える必要があるのです。苦労とは、おのれの人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。

試練を「機会」としてとらえることができる人ーそういう人こそ、限られた人生を本当に自分のものとして生きていけるのです。

現世とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場である。人間の生きる意味や人生の価値は心を高め、魂を練磨することにある。

18 人間が生まれながらにもっている性格と、その後の人生を歩む過程で学び身につけていく哲学の両方から人格というものは成り立っている。

人間として正しいかどうか
・ 嘘をついてはいけない
・ 人に迷惑をかけてはいけない
・ 正直であれ
・ 欲張ってはならない
・ 自分のことばかりを考えてはならない
   など

人間として正しいことを追求するという単純な、しかし力強い指針があった。
人間として間違っていないか、根本の倫理や道徳に反していないかー私はこのことを生きるうえでもっとも大切なことだと肝に銘じ、人生を通じて必死にまmろうと努めてきたのです。

日々の仕事を精魂込めて一生懸命に行なっていくことがもっとも大切で、それこそが、魂を磨き、心を高めるための尊い「修行」となるのです。

仕事を心から好きになり、一生懸命精魂込めて働く、それだけでいいのです。

『生き方ー人間として一番大切なこと』稲盛和夫

なるほどなと思わされた。
さやか先生のブログを拝読していて、先生もまた昔、暴力の中を生きてきたことを知った。
「貝」になりかけていたと。

けど、アンネの日記に出会い、すごい環境の中でも小さな喜びを見いだせたアンネに深く感銘し、
その後は平和と暴力に関する研究や様々な活動をする中で、
先生が辿り着かれた点は、

「精神的には支配されない」という決意。
精神の自由までは支配されないこと
小さな喜びを見出すことに力を注ぐこと。
自分への愛
周囲の人達への愛
自分だけが自由にできる空間である精神の自由を捨てないこと。

本当に精神とは、自分だけが自由にできる空間なのかということが疑問に思えるけれども、
確かに、自分も働きかけて変えていける領域の一つであることには間違いない。

一つのヒントとして。
「精神的には支配されない」という決意
それを肝に銘じて
小さな喜びを見つけ続け、愛を、自分にも人にも、与え続けたいと思う。

乗り越えられた先生はすごい。
精神の自由かぁ。アフリカの人たちの強さ。私のフィールドでは、タイやラオスの人たちの強さとしなやかさ。
確かに、彼らをコントロールしたい人たちからするととても扱いにくいと言われる。けれども彼らは精神まではコントロールされていない。それが素晴らしい。

なるほどな。