なるほど。
心を高めること、魂を磨くこと
これを目標にしていると、
過酷な環境は、ちょっと意地悪な悪戯で
神様からのテストなんだということが理解できる。
こんな環境だったら、あなたは大変な思いをするよ。
けど、そんな中でも、どうやったら心を清く持ち続けられる?
それを考えてやるんだよ。
それがあなたに課されたちょっとした悪戯なんだから。

周りの環境が過酷であればあるほど、
その試験は難しいっていうこと。
東大にも合格できるんだから、
絶対に今回の試験にも合格できる。

やるべきことは決まっている。
それは、心を高めること、魂を磨くこと。
とてもシンプルで、とても分かりやすい。
肝に銘じておきたいと思った。
・・・

15 私達人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。もっとも根源的ともいえるその問いかけに、私はやはり真正面から、それは心を高めること、魂を磨くことにあると答えたいのです。

「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は迷いもてらいもなく、生まれたときより少しでもましな人間になる、すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだと答えます。

その苦は魂を磨くための試練だと考える必要があるのです。苦労とは、おのれの人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。

試練を「機会」としてとらえることができる人ーそういう人こそ、限られた人生を本当に自分のものとして生きていけるのです。

現世とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場である。人間の生きる意味や人生の価値は心を高め、魂を練磨することにある。

18 人間が生まれながらにもっている性格と、その後の人生を歩む過程で学び身につけていく哲学の両方から人格というものは成り立っている。

人間として正しいかどうか
・ 嘘をついてはいけない
・ 人に迷惑をかけてはいけない
・ 正直であれ
・ 欲張ってはならない
・ 自分のことばかりを考えてはならない
   など

人間として正しいことを追求するという単純な、しかし力強い指針があった。
人間として間違っていないか、根本の倫理や道徳に反していないかー私はこのことを生きるうえでもっとも大切なことだと肝に銘じ、人生を通じて必死にまmろうと努めてきたのです。

日々の仕事を精魂込めて一生懸命に行なっていくことがもっとも大切で、それこそが、魂を磨き、心を高めるための尊い「修行」となるのです。

仕事を心から好きになり、一生懸命精魂込めて働く、それだけでいいのです。

『生き方ー人間として一番大切なこと』稲盛和夫