今年の花の咲き方は、いつもの年に比べて、かなり変わっています。蕾が出来たなあと思っていると次見たときには満開になっています。

右近桜です。色が目立たないので地味な感じですが、満開になった後は花の芯が赤くなってとてもきれいです。

菊桃です。あまり見ない花なので、境内を散策される人が、この花は何?と不思議な顔をされています。

ボタン桜です。ソメイヨシノが終わったころに咲きます。ふわふわっとした花弁は綿菓子みたいでおいしそうです。この花は塩漬けにするとお菓子などに使われるそうです。

 

先日、境内の端っこの崖の際に2本ある「クロガネモチ」という木の一本が、枝が枯れていると言われ、森林組合さんに頼んで伐採してもらいました。住職が子供のころからある木だそうで、樹齢もかなりなものでしょう。

高所作業車が来て、枝を作業員が切り落とします。

大きな木は、台風などの時に危険があるので、こうして手入れをしていくのです。何かとお金がかかりますが仕方ありません。

こんな景色を見ていると、木は変わらずにずっと同じようにそこに立っていると思いがちですが、いえいえ成長しているんですね。

 

今日か明日には本堂の裏に一人ばえで生えた杉の木がやたらに大きくなっていて、危ないので、これも伐採します。数年前の大きな台風の時に、松阪市にある神社の御神木の杉が風で倒れ、社務所を直撃して壊したという話を聞きました。

 

一般家庭ではこんなに大きくなる木はそうそうあるものではないですが、寺や神社は大変です。

 

今年のソメイヨシノは長く咲いてくれてうれしいです。満開を過ぎて葉っぱが出てきましたが、花弁が風に乗って大空に舞い上がる景色は本当に素敵です。見られるのは一年の中でほんの数日。季節限定の目の保養です。

 

花粉も飛んでいるのか、皆さんマスクが離せないような春ですね。体調管理にお気をつけてお過ごしください。

今日4月8日は、お釈迦様がお生まれになった日、降誕会(ごうたんえ)とも言いますが、花祭りの日です。

 

お釈迦様は、出産が近いお母さん、マーヤさまが実家にお帰りになる途中で、ルンビニ園というお花畑で産気づかれ、そこでお生まれになったと言われています。今から考えると、何とも危機的な状況ですが、無事に生まれたということは、安産だったのでしょう。しかしお母さんは、その後まもなくお亡くなりになっています。昔は珍しいことではない産後の肥立ちが悪いケースです。

 

そのこともあってお誕生をお祝いするのに、花御堂を作り、お花で飾ります。

天から甘露の雨が降ったという言い伝えに従い、甘茶を沸かし注ぎます。「天上天下唯我独尊」という言葉は、大変誤解されて使われますが、命あるものすべてが尊いという意味で、お釈迦様のその後の生き方を見ればよく分かることです。

 

今日の午前中は、梅花講さんと一緒に花祭りのお勤めをしました。

 

実は昨日と一昨日、私は東京にいる娘の長女が小学校に入学するのでお祝いに行ってきました。本当は入学式を見に行きたかったのだけど、8日の入学式は、寺で花祭りをしないといけないので、前もってお祝いに行ったのです。

 

6日は涼しい日でしたが7日(日)は、日差しもあって暖かく、あちらの桜もこちらの桜も、桜という桜が示し合わせたように満開で、本当にきれいでした。帰りの近鉄特急の窓から見ていると堤防の桜並木の下で、公園の桜の下で、家族連れがお弁当を食べてる景色をいくつも見ました。こんなのどかなお花見はいいもんだなあと思いました。東京の上野公園は大騒ぎだそうですが。

 

温暖化の影響で、年々桜が早くなってしまいました。3月に咲くのが当たり前でしたが、こうしてゆったりと4月の入学式や入社式に合わせて咲くのはいいなあと思いました。孫の入学式も桜がお祝いしてくれたようです。

 

今日はシトシトと雨が降っていますが、桜はこの雨には負けないと思います。水曜日以後の好天にも楽しめるかなと期待しています。

 

 

今年の3月の気温はやっぱり低かったので、8分咲きかと思われた枝垂桜は、その後の寒い雨にも、花弁を散らすことなく耐えてくれて、昨日は8分咲きの状態で、青空の元、美しい姿を見せてくれました。

 

花見客は千客万来状態で、キッチンカーのお団子屋さんは、2回も完売して、3回目の仕込みに行かれました。普段甘いものはほとんど食べない私も、檀家さんの作るこの桜餅は大好きで、ご飯の部分が大きくて、一つ食べるとお昼ご飯には十分の量です。

東京では、まだ開花宣言ができないとやあやあ言ってますが,お蔭さんで枝垂桜は無事に満開に近くなりました。それにしても開花宣言が出るの出ないのと騒いでいる日本は、平和な国ですね。

 

吉野つつじが咲いてきました。早咲きのつつじです。

 

今年の境内は、花の咲き方が順調ではありません。枝垂れと同じころに咲く雪柳がまだ少ししか咲いてきませんし、レンギョウも遅いです。

 

うぐいすは1~2回声を聴いたけど、その後鳴きません。代わりに池のほうからかえるの声が聞こえてきます。

 

桜の写真を撮りに行ったとき、近所の奥さんで、以前コーラスに入っていた人と出会いました。その人は3年ぐらい前から足の筋肉が弱って、うちの寺の本堂への石段が登れないので、この間のコンサート聴きに行けなかったと言ってました。

 

私より4つ年上ですが、このまま何もしないでいたら、どんどん弱ってくるので、私のエアロ教室に来てほしいと誘いました。実際足が弱って杖をついた76歳の人が、先月入会して、たった1っか月で杖なしで歩いてくるようになったのです。

 

もちろんみんなと一緒にエアロビックダンスはできませんが、筋トレの時間に、自分でできる範囲で、無理しない範囲でやってもらっただけです。椅子を持った状態で軽いスクワットとか、椅子に座ってのバタ足とか。

 

でもそのひとの言い分は「もう80歳だから…」です。80歳だから歩けなくても仕方ないというのは、今の時代情報が遅れすぎです。

こういう考え方に、カチンとくる私は、一緒に車に乗せていくから、ぜひ運動しに来てと、しつこく誘いました。「考えておきます」と言ってましたが、この人は来ないだろうと思います。

 

ちょっと勇気を出せば、明るい老後が来るかもしれないのに、努力を投げ出してしまう人はたくさんいるんでしょうね。年の割に元気な人はそれなりに運動しているでしょうし、何もしないで弱っていく人と、日本人の老後は大きく二手に分かれるような気がします。

 

寒い3月も終わり、もうすぐ4月です。テアトロ合唱団の練習に月2回名古屋に通っている私としては、寒さが無くなるのはうれしいことです。