今年の3月の気温はやっぱり低かったので、8分咲きかと思われた枝垂桜は、その後の寒い雨にも、花弁を散らすことなく耐えてくれて、昨日は8分咲きの状態で、青空の元、美しい姿を見せてくれました。

 

花見客は千客万来状態で、キッチンカーのお団子屋さんは、2回も完売して、3回目の仕込みに行かれました。普段甘いものはほとんど食べない私も、檀家さんの作るこの桜餅は大好きで、ご飯の部分が大きくて、一つ食べるとお昼ご飯には十分の量です。

東京では、まだ開花宣言ができないとやあやあ言ってますが,お蔭さんで枝垂桜は無事に満開に近くなりました。それにしても開花宣言が出るの出ないのと騒いでいる日本は、平和な国ですね。

 

吉野つつじが咲いてきました。早咲きのつつじです。

 

今年の境内は、花の咲き方が順調ではありません。枝垂れと同じころに咲く雪柳がまだ少ししか咲いてきませんし、レンギョウも遅いです。

 

うぐいすは1~2回声を聴いたけど、その後鳴きません。代わりに池のほうからかえるの声が聞こえてきます。

 

桜の写真を撮りに行ったとき、近所の奥さんで、以前コーラスに入っていた人と出会いました。その人は3年ぐらい前から足の筋肉が弱って、うちの寺の本堂への石段が登れないので、この間のコンサート聴きに行けなかったと言ってました。

 

私より4つ年上ですが、このまま何もしないでいたら、どんどん弱ってくるので、私のエアロ教室に来てほしいと誘いました。実際足が弱って杖をついた76歳の人が、先月入会して、たった1っか月で杖なしで歩いてくるようになったのです。

 

もちろんみんなと一緒にエアロビックダンスはできませんが、筋トレの時間に、自分でできる範囲で、無理しない範囲でやってもらっただけです。椅子を持った状態で軽いスクワットとか、椅子に座ってのバタ足とか。

 

でもそのひとの言い分は「もう80歳だから…」です。80歳だから歩けなくても仕方ないというのは、今の時代情報が遅れすぎです。

こういう考え方に、カチンとくる私は、一緒に車に乗せていくから、ぜひ運動しに来てと、しつこく誘いました。「考えておきます」と言ってましたが、この人は来ないだろうと思います。

 

ちょっと勇気を出せば、明るい老後が来るかもしれないのに、努力を投げ出してしまう人はたくさんいるんでしょうね。年の割に元気な人はそれなりに運動しているでしょうし、何もしないで弱っていく人と、日本人の老後は大きく二手に分かれるような気がします。

 

寒い3月も終わり、もうすぐ4月です。テアトロ合唱団の練習に月2回名古屋に通っている私としては、寒さが無くなるのはうれしいことです。