夏の鶯

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外に出ると頭がくらくらするような酷暑が続いています。皆様お元気ですか?暑中見舞いどころの暑さではないですね。

 

7月5日~7日の西日本豪雨で、被災された方の様子をテレビで見るたびに、つらくて仕方ありません。ボランティアで汗を流す人々の姿は、偉いなあの一言です。毎年、何人かの人が亡くならないと梅雨が明けません。今年は200人以上もの方が犠牲になりました。日本の自然か厳しすぎます。その厳しさも年々酷くなる一方のような気がします。

 

境内の花も、異常気象の影響でこの春から調子が狂いっぱなしです。春の花は全部咲き急ぎました。夏の花はそうでもないのですが、うちの寺の一番の売りである「百日紅」が、昔ほどきちんと咲きません。以前はこの頃にはこの色のサルスベリと、順番が決まっていてお盆を過ぎても何種類かの花が咲いていました。今は無茶苦茶です。咲かない花もあったりします。

この花が今年のトップです。まだ咲き始めです。

 

宮川エアロ教室の生徒さんに教えてもらって、苗をもらってきて育てている馬ブドウは、野生の物だけあって、ぐんぐん大きくなっています。

朝顔用に作ったネットに絡ませています。知らない人が見たら雑草と思われそうなので、名札を付けました。実はこの馬ブドウ、境内の庭木の根っこから芽を出して、あちこちに自生しています。植え替えしたいのだけど、コンクリートの隙間から出ていたりして、ほとんどが植え替え不可です。お盆過ぎぐらいに葉っぱを収穫して乾燥し、お茶にします。ノンカフェの健康茶が出来ます。

 

さて、皆さんは、うぐいすは春の鳥だと思ってみえるでしょう。俳句でも春の季語だと思います。しかしこのうぐいす、今も盛んに鳴いています。3月ごろに鳴き始めたころは、まだ遠慮がちに、鳴くパターンも、基本形の「ホーホケキョ」が多いのですが、それから4か月、毎日鳴いて、今では声のボリュームもアップ、鳴き方のバリエーションも増えて絶好調ののどを披露しています。

 

この暑いのに、大丈夫かとこちらが心配になるほど真夏も一日中どこかで鳴いています。私が庭で草取りをしていると、かなり近くまでやってきて、頭の上で鳴きます。私が鳴き声を真似すると、また返事をしてきます。何度かやり取りをすると最後には私が絶対真似できないような華麗なバリエーションを披露してどこかに飛んでいきます。あとに残った私は、毎度自分の声の響きの悪さを思い知らされます。

 

来週の日曜日は、うちのピアノ教室の発表会です。生徒は少ないので、一人当たりソロ2曲、2台のピアノ2曲合計4曲ぐらい弾いてもらうので、生徒も大変です。何とか間に合いそうで、昨日はプログラムも印刷しました。今年で34回目の発表会です。もうそんなになるのかと、感無量です。暑い毎日、皆様お身体大切にお過ごしくださいませ。

半夏生のころ

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昨日7月2日は、夏至から数えて11日目で、半夏生という日だそうです。境内にある半夏生の葉っぱも半分白くなって、正に半分お化粧した状態になっています。

 

台風も近づいてきて、蒸し暑いことこの上ないですが、境内には次々と夏の花が咲いています。

他所のあじさいはもう終わりかけていますが、うちのあじさいは今満開です。日当たりが悪い処のせいでしょうか。このあじさいも、元はもっと境内の目立つところに植えたのですが、鹿に食われてしまい、絶えてしまう一歩手前で、目立たない大木の下に植え替えました。何とか挽回してくれて、花をつけるようになりました。

桔梗も咲いています。

 

ハーブの仲間のタイムです。これは、鹿が食べません。この時期花を咲かせ、傍に行くと風に乗っていい香りがします。

 

6月に孫の顔を見に東京に行くときに何枚かベビー服を作っていきましたが、作りきれなかった分を後から作って送りました。

甚平さんを2枚、ダブルガーゼです。

 

甚平のあまり布でワンピースと手拭きタオル。

 

前に作ったワンピースの余り布で、ミニトート。

 

昨日、娘がこの服を着た孫の写真を送ってきました。疲れたときに写真を見ると、ほっと心がなごみます。

 

体調管理の難しい時期ですが、皆様お身体大切にお過ごしください。

 

 

 

梅雨の最中ながら、雨はそれほど降らないけれど蒸し暑い3日間でしたが、6月26日~28日と2泊3日の四国旅行に行ってきました。

 

これは平成30年度の曹洞宗三重県第1宗務所護持会(総代さんたちを中心とした組織)と宗務所の人権研修会の合同の旅行でした。

私は四国はほとんど初めてなので(かなり前に、徳島の大塚美術館を見に行ったことがあるけど、そこは四国の淡路島からの玄関口だけでした)思い切って参加しました。総勢100人近い参加者で、バスは3台です。

 

宗務所主催の人権研修は、何度も参加しています。大阪の在日朝鮮人に対する差別や、広島の呉で、戦艦大和のことも勉強させてもらいました。なかなか個人では行く機会のないところで、いい勉強になり、とてもありがたいと思っています。

 

朝8時に関ドライブインをバスで出発、新名神をひたすら走って明石海峡から淡路島を経由、夕方、琴平温泉に着きました。そこのホテルの大広間で、阿波木偶「箱回し」見せてもらいました。文楽の源流となったものです。

 

徳島や香川県では昔からお正月には各家家を回って福を呼ぶと言われる箱回しという人形遣いの芸人さんたちがたくさんいたそうです。木箱に人形を何体か詰めて運び、門先で取り出して人形劇のように演じるものです。三重県でも、笛と太鼓の音に合わせて舞う「おしっさん」と呼ばれる獅子舞が来ることがあります。それと同じようなものでしょう。

 

しかし、第2次世界大戦後、この芸人さんたちが激減します。芸人さんたちの多くが被差別部落の人達であったために、さらなる差別を嫌って、やめてしまう人が続出したのです。

 

日本の芸能の中でもとくに有名な歌舞伎も、そういった形で始まったのだということですが、歌舞伎は今では日本を代表する文化になっているのに、こちらは絶滅しそうになるなど明暗を分けたのです。

 

これではいけないという人たちが立ち上がり、保存会を作り、再興させたのが、今日見せてもらったものです。

 

人形はどれも立派なもので、その造りも精巧を極め、使い手が操るとまるで生きているかのようです。木製の顔の中には目や眉毛、口などを動かす細かい仕掛けがあり、クジラの骨が使われているそうです。

 

今では、徳島県指定無形民俗文化財になり、海外公演もこなすほどに復活したそうですが、ここまで来る道のりはどんなに大変だったことでしょう。約2時間の講演でしたが、旅の疲れも吹っ飛ぶくらいの見事なものでした。いつの時代も、世界中どこにも差別の種は転がっています。でもそれに立ち向かう人達もたくさんいるのも事実です。人間の弱さと強さを思いました。

 

翌日は愛媛県にある、四国一おおきい曹洞宗の寺であり、修行道場でもある瑞応寺に行きました。ここには15人の修行僧と、それ以外の人を含めて30人くらいいるそうです。修行僧たちも加わって、本堂で法要をしてもらい、其の後、伽藍を案内してもらいました。

 

法要の中で、一人づつの名前も読みこんでいただき、焼香をしました。この日は、蒸し暑い日で、座っているだけで汗がたらたら流れました。

 

この後は松山城を見学して、道後温泉に泊まりました。3日目は、瀬戸大橋を渡って倉敷市内を少し散策して帰りました。倉敷はかつて行ったことがあるのですが、数えてみるとなんと50年前でした。大学生になった時、高校時代の合唱クラブの先輩が、当時倉敷にいて、友人と一緒に訪ねたのです。その時は、景色は同じながら、今ほどカフェや土産物店はなかったように思います。

 

梅雨末期ながら、一度も雨に降られることもなく帰れたのは、晴れ女の私のせいもかなりあるでしょうか。一緒に行った寺族さんたちとも楽しい時間を過ごせて、いい旅でした。お世話になった、宗務所の皆さん、ありがとうございました。