いつも読んで下さってありがとうございます。


ホントに起こったウソのような出来事。前回までのお話。下矢印





今日はその続きです。

2人だけの家族会議の翌日から、新しいお家探しが始まった。3つのインターネットサイトに申し込み、条件に合う物件が出たら携帯にピピッとお知らせがくるように設定した。


それ以来、家事をしていてもピピッルンルン!練習をしててもピピッルンルン!!

全く集中できない。でもいい物件は秒殺でなくなるから仕方ない。

主人に「最近練習中いつも携帯見てるけど大丈夫?」って言われてしまった。


お母さん

他人事みたいに言うなよおムキー

そういうあなたは何をしたん?


お父さん

友達数人に「情報があったら教えて」って電話した。


お母さん

そんなんで見つかったらそれこそ奇跡だよチュー


まあ、主人の言うのももっともで、夏まではコンサート予定がびっしりだし、今年は夏は日本でコンサートもある。長い闘いになりそうだから、普段通りの生活も大切にしなきゃ。

そう思っていた矢先、内見のお電話が。


2日前に内見を申し込んだ物件。人気の地域でお値段もソコソコ。(といっても今の家賃よりは高くなっちゃうけれど、それは今時仕方ない)どうせ予選落ちだよね、とハナから期待していなかった。因みにこの段階では私達が音楽家であることは伝えていない。だってそうしないと内見すらさせてもらえないもの。


どうせダメだと思うけど、練習のつもりで見に行こう、と内見の予約を入れて見に行った。


イイ!スゴくイイラブ!!


主人も私もメチャクチャ気に入ってしまった。まず場所がいい。静かで家の裏は緑の多い公園。でも交通のアクセスは良く、生徒さんも通いやすい場所。建物はスゴくモダンではないけれど、清潔感があって、設備もちゃんとしてる。


でもちゃんと言わないと。


「私達音楽家です。グランドピアノ持ち込みます。毎日練習にハゲミマス• • •。そうとううるさいです。」


「規則を守ってくれれば問題ないよ。子供の声がうるさいと感じるのか、音楽がうるさいと感じるのか、それは人それぞれだから。」


えっびっくり、想定外のお返事に目が点。これ、今まで経験してないパターンで頭がついていかない。


「気に入ったら申込書書いて送ってね。」

と申し込みの紙を渡されてしまった。


でもその段階で希望者は10数人とのこと。まあヤッパリダメでしょタラー帰宅してすぐに申込書を送ったもののそう思っていた。


主人と

「良かったねえ、あの物件。ラブ

とか、

「あそこに住んだら毎日お散歩楽しいねえルンルンキラキラ


とか、会話しては、

「期待すると後でガッカリショボーンするから、もうやめよ」


って2人で笑ってた爆笑


だって私達が選ばれる理由がない。もう忘れて次の物件探しをしよう。なんたってまだ始まったばかりだし、時間はまだまだ充分にある。解約期限は11月だし、それすらサインしていないんだから効力はない。


それから3日後。携帯が鳴った。


あなたたちに決めました


ハッ?? 今ナンテ??


いつでも都合のいい時に契約に来てくださいねラブラブ


ハッ?? 今ナンテ??


バカみたいに状況の理解できない私。電話を切って5分ほど固まってしまった。世の中こんなウマイ話があるわけがない。


主人に


決まっちゃった!!


と話すと


ハッ?? 今ナンテ??


全く同じ反応で笑ったよ爆笑


決まっちゃった。しかも1件目で。これは奇跡だ!!


でも、ここで大変なことに気づいた笑い。どこに引っ越しする時間があるのよ❗

夏まではコンサート予定びっしりだよダッシュ。夏休みはフルに日本でコンサートツアーだし。


早く決まり過ぎた。どうしよう笑い泣き

悩んだ末出した結論は• • • 


続きは次回に。


美しい夕焼け。平穏な一日の終わり。それだけで幸せです。